急遽出演する事になった「夏・南方のローマンス」九州旅公演の全日程が終了して無事東京に帰ってきました。
ずっと天候に恵まれていましたが、最後に九州に大雨警報。早朝にスマホの警報で目が覚めました。
2月、4月そして今回の公演と休みなく九州に来たせいか最初の頃は身体の色んなところが痛かったりしたけど、各地でマッサージや温泉に入り調整して無事最後にはどこも痛む箇所がなく終わる事が出来ました。
それも今回のテーマでした「美味しいものをケチらずに食べる!」を実践したからもあるのかな。
そんな各地の出来事をツイッターなどにアップしていましたが、ここにドドンと一挙公開。
飯塚で食べた鹿肉のユッケとお好み焼き。
田川でいただいた民藝クッキー。
別府乗り日で行った別府温泉保養ランド。
今回も素晴らしい泥湯でした。
温泉の後に行った焼肉屋一力。
ここは三平さんが好きだったお店。カウンターで食べていたら続々と劇団関係者がやってきたけど注文する声は「並ロース」。
独りで好きなものを食べている僕は「特上ロース」。やっぱり「孤独のグルメ」に限る。
別府駅前にある手湯。
大分で地元の方のお呼ばれをして行ったお店。ここは三平さんも好きだったお寿司屋さん。この中にトマトのお寿司があります。
聞くと江戸時代からあったらしい。
関門海峡。たしか右が本州。
後輩本廣君の牧場をやっているご実家から頂いた牛乳。美味しかったです。
長府にて。
下関のスタバにて。ガイジンさんに「着物、カッコイイね!」と言われた後の写真。まだこの時は長袖を着ていたらしい。ちなみにこれは作務衣。(手作り)
下関駅前でやっていたアイドルの対バンライブ。アイドルブームは色んな人を幸せにしているらしい。
下関で入った鯨居酒屋。
ここで「売れないダメな俳優」扱いを店員とカウンターの客にされる。テレビで植えつけられた固定観念は恐ろしい。
一つ前のブログで書いた小倉のストリップ劇場。詳しくは遡ってお読みください。
半袖はユニクロのポロシャツでいいやと思っていたけど、我慢出来なくなってSOU•SOU購入。ネットショップで買って小倉のホテルに配送したのでした。
いきなりステーキ初体験。
がっつり肉を頂きました!
小倉のラーメン屋で担々麺。
色んな豚骨ラーメンのお店があって、どこに行っていいか分からなくなってこうなりました。
餃子を食べながらG1競馬予想。
競馬大好きの後輩がいて、自分もやったら楽屋が面白くなるだろうと思ったし、ギャンブルにハマる人の心理も知りたかった。
当たらず。
人吉の川。
温泉に行く前に入ったラーメン屋さんのランチ。大盛りで大変でした。ラーメンだけを考えるとコスパが高く美味しかった。
人吉の温泉巡り、一軒目。
久々に間近で見た田んぼ。
温泉巡り 二軒目。
翌朝の朝風呂。
人吉はどこも番台は無人で300円でした。
熊本ラーメンの人気店。後輩が「三本の指に入る」と豪語するから行ってみた。美味しかったけど、以前と麺と味が変わったという噂が…。
子役の凌君と一緒に撮ったチェキ。
最新のチェキは進化していて画面で確認できる。スゴイ。
熊本と言えば馬刺し!って事で馬刺し。
焼肉でも食べました。どちらも美味しかったけど、馬刺しの方が脂を感じられたかな?
熊本駅で買ったくまモンペットボトル。これから水筒として使う予定です。
熊本は蛇口をひねるとミネラルウォーターが出る羨ましい場所。多分、地元の人は買わないんだろうなぁ。
福岡、博多の劇場近くでいつもみんなで行く「ぎょうざ一番」。
今回も博多の一口餃子、とっても美味しかったです。
5、6年前にも行ったフォーク酒場金太郎に入店。
陽水フリークで歌い方も陽水の方がいたり、島のお医者さんで「初期の長渕しか弾かない!」と言う方がいたり、久々に単身赴任が終わって常連さんが来たり。僕もギターを弾いて歌ったけど、お医者さんと「夏祭り」をセッションしたのがとっても楽しかった。その後はみんなベースやドラムをやってくれて即席バンドで「乾杯」をやったのもとっても楽しかった。やっぱり音楽は楽しい。
ホテル近くで食べたハンバーグ。
後輩女優にばったり会ってご馳走した牛カツ。さっぱりとした味わい。
もう一人来ている同期の女優にもご馳走しないと不公平だと思って「ご馳走するよ」と言ったけど、後日返答ありませんでした・・・。
ビートルズバンドをやっている哲也さんにお話したところ、「行きたいから連れてって」となり、女優陣数名と行った博多メモリーズ。(旧ケントス)
シャドーズという専属バンドが多彩なレパートリーをやってくれました。
2ステージ以降は全て来場者のリクエスト。僕のリクエストもやってくれたり、みんなで踊りまくりました。
ロック最高。
夜公演前を利用して太宰府天満宮に行ってきました!
令和由来の土地。スタバもお洒落でした。
太宰府名物の梅ヶ枝餅。参道には沢山、いたるところにあって何処にしようか迷った挙句、最後に入ったお店でミラクルがあった。
お店の中で食べさせてもらったら見覚えのある柄。で、見るところ手作り。
帰り際、思い切って聞いてみるとやっぱりSOU・SOU。僕の全身SOU装も気に入ってくれました。
今回の目的は令和所縁の地であったり、姪っ子に学業のお守りを買ってあげたり出来たらと思って西鉄に乗ったけど、ホームページを色々見てたら、自分が本厄である事が判明。(数えなんですねぇ。)
で、こんな機会滅多にないんで、お祓いしてもらいました。
(去年、伊勢神宮に行った時もいい機会だったんでしょうが・・・。)
ここは全国的にも珍しく本殿が菅原氏のお墓の上に立っているそうです。
役者は「役が無くなる」と厄払いをしない人も多いけど、上半期色々あったし・・・。
これでもっと賢く頭が良くなり芸道も良い道になるだろうと思います。
(長い紙に願い事を書いて左のひょうたんに入れます)
ここもやっぱり外国人ばかりでした・・・。
ご利益がある御神牛。例えばこういう写真もアジア系の人はずっと陣取って記念撮影をしている。
その図太さは僕にはなく、こうじゃないと世界ではやっていけないのかな、と思ってみたりした。
駅前にあった石の郵便ポストと昼食のとんこつラーメン。
博多のB級グルメ、鶏皮ぐるぐる。
鶏皮をギューと串に刺したもの。
博多の人気店テムジン。劇団の呑兵衛が集う店。
どんな店か気になったので、初入店。一口餃子と酢モツ。
みんなが食べに行った話を聞いて評判が高かった呼子のイカ。
これが水揚げがないと食べられないから二日空振りしたけど、なんとか食べることに成功。
最初は姿作りでピクピクしてるなか食べて、そのあと残ったゲソなどを天ぷらにしてくれました。
この日はイカからのハシゴで二軒目は水炊き。もつ鍋は東京で食べた事があってもこれは本場の方がいいだろうと思った。だけど有名店や他も「2人前からです」と何軒も断られ、電話しないで「あ うん」に行ってみたら快く入店出来ました。このお店は高額な水炊きに異論を唱えているお店だそうで一人でリーズナブルに食べることが出来ました。
博多のお店でしか呑めない焼酎も美味しかったし、水炊きも最初に塩だけで飲むスープが絶品。
ポン酢で食べる地鶏も美味しかったし、〆の揚げうどんも美味しかったです。
中洲では何艘も船が浮かんでいて小さくて見えないかもしれないけど、船上でギターの弾き語りをやってました。
佐世保は乗り日で上陸。雨だったけど、駅の裏手にある港に行ってみた。
せっかくだから海を眺めながらランチをしたいなぁと巡ったところ、割高だけどステーキ屋さんに。
そして佐世保名物レモンステーキにした。
昔、奈良岡さんの鞄持ちをやっていた時にお弁当でレモンステーキを食べて以来。
さっぱりとした味わいでした。
駅で記念スタンプをした後、(僕の民藝仲間の会員さんを中心に旅先からお葉書をお出ししました。)港を眺めながらのスタバ。
最近ご飯が豪華すぎるからセーブしようとデパ地下に行ったけど、安く高価な物を手にいれる事が出来ました。
小さく見えるのは博多あ うんで貰ったニラ醤油。お店でも美味しかったけど、お刺身、豆腐にもバッチリでした。
島原の劇場は素敵なところにある。左が劇場だけど、存続が難しいらしい。
僕らが旅公演で芝居をやる劇場の殆どは普段市民が使うホール。部活の発表会だったり、演奏会だったり、催しだったり、コンサートだったり。僕らがやる場所が無くなるのは勿論残念だけど、そこに住む人の発表する場所が無くなるのは空を無くした鳥のようで胸が痛い。
長崎はいつ来ても素敵な街並み。右が劇場。昔はこの向かいにあった公会堂でやっていましたが、取り壊されて今は空き地。ここは搬入が大変な劇場で僕は初体験でした。
眼鏡橋と趣のある交番。
長崎にはカステラ屋さんが沢山ある。まずは会館前にあるいつもみんなが行く松翁軒。
試食を頂けたので「これは他もあるかな?」と悪知恵が働き、他も行ってみると匠寛堂の試食は高級な五三焼きでした。
購入するとお土産も頂けました。他も巡ったけど良いところがなく、もう一度ここで購入するとまたお土産を戴いちゃいました。
大皿の皿うどんを毎回届けて下さる三吉さんで初めてちゃんぽんを頂きました。
東京でもチェーン店でちゃんぽんを食べる僕。素朴な味を堪能しました。
ここで最後だった子役の原君。最後に素敵な手紙をもらいました。そのなかには
「稔さんはみんなの気持ちをよくしてくれています。自分では気付いていないと思うけれど。
稔さん、あなたは民藝の救世主になると思います。」と書いてありました。
あまり会話しなかったのに、子供は大人を見ているんですね。
でも、僕はなれるかなぁ。
佐賀では鰻が食べたくなって検索したらうな玉丼550円のお店を発見!
ここは熱気球の街。バルーンミュージアムに行ってきました。
いつか大空に沢山浮かんでる気球を見たいなぁ。
佐賀は次の日も休みだったので旅館で自転車を借りてバイパス沿いへ。
昼はスシロー(お初)でお寿司を家族連れで賑わうなか食べて、日中は温泉、岩盤浴に入って、夜は餃子の王将という僕の最高休日プランが出来ました!
佐賀では毎回、書道で立派な看板を作って下さります。次の子役の黎也君と。
鹿児島もラーメンが有名。今回は豚とろラーメンへ。
他のお店はしょっぱくてご飯と食べて丁度いいお店があるなかで、ここは僕にはラーメンだけで丁度いい味付けでランキング1位になりました。気に入りすぎて1200円のTシャツも購入。作業着も穴が空いてきたので丁度良かった。
鹿児島は桜島とフェリーの景色が素敵なとこ。次は晴天の時に眺めたいですね。
つげ櫛も有名なところで自分用と家族用を奮発して購入。昔は嫁入り道具だったそうです。
温泉は至る所にあって銭湯感覚で行くそうで、温泉の為に遠出しないそうです。
僕は今回かごっま温泉へ。内風呂が3つあって、塩湯という塩を身体につけた後、流して入る湯船や薬湯、サウナもあって390円!ずっとここにいたい。
あがった後に飲んだオロナミンCがすっごく美味しくて、風呂上がりの定番になりました。
楽屋で「安くて美味しいラーメンがある」と話題になって行ったお店。先輩は醤油ラーメンと言っていたけど、塩ラーメンでした。
宮崎の夜、美味しい焼き鳥を食べられるお店を知って、順番を待っていたら大きい男達がゾロゾロ出てきた。
なんか見たことある感じ。
店主が記念撮影をし始めた。どうやらラグビー日本代表らしい。
マイケル選手とかすっごくおっきかった。こんな大きな人が走りまくってタックルしに来るんだから、大変なスポーツだ。ラグビーやらなくて良かった。
入店してもも焼きとタタキを注文。歯ごたえがあって、とっても美味しかった。
(ちなみにお店に来る前に極楽湯でサウナ三昧でした。)
ラグビーをやっていた後輩にさっき遭遇した写真を送ったら、宮崎牛特上の焼肉の写真が送られてきた。
この旅中、「役者は美味しいものを食べて、上を知らないといけない」と楽屋で僕が言っていたのを聞いてくれたのか旅の最後に奮発したらしい。その写真に対抗したくなって二軒目は宮崎牛が食べられる焼肉にした。
僕はお店選びで高級店は尻込みしてしまいましたが、特選を注文。岩塩を炭の上に乗せて、その上で焼くスタイル。ワサビと塩で美味しく頂きました。そのあとは〆に辛麺。あとで知ったけど宮崎のご当地ラーメンらしい。
これがインスタントラーメンみたいな良い具合のチープさがあり、だけど味は美味しくてハーフを注文したけどニンニクが丸ごと5、6個入っていてとっても美味しかった。これが今回のクリーンヒットでした。
最終公演地、都城上陸。
この写真は以前の劇場の搬入口。今は広くてなんの不便もない搬入口だけど、昔はこれで上げるしかなかったから大変でした。これから劇場を作る公共事業に関わる皆様、劇場を作る際は使い勝手が良いようにお考えください。
最後のお通しではお抹茶をいただくことに。日常に取り入れたい日本の文化ですね。
最後の九州グルメは鹿児島空港の黒豚入りちゃんぽん。
この日は悪天候。(この二日後には九州豪雨でした。)
飛行機の到着が遅れて出発が15分遅れに。お昼は東京に着いてからにしようと思っていたけど、東京到着も遅れるかもしれないし、あまり時間がないけど食べることに。
最後の最後まで九州グルメを楽しみました。
まさに棚から牡丹餅で九州に行くことになり、沢山美味しいものを食べ、沢山温泉に浸かったひと月半でした。
もちろん公演の合間にお勉強もして演劇書を2冊読んだり、浪曲の外題付(最初に唸るやつ)をやったり、低音が出るようじっくりと取り組むことも出来た。
演技に関しても後輩とも先輩とも色々話すことも出来たし、舞台の仕込みに関しては根気よく「どうやったらうまくやれるか」を説明した。他の後輩には「梶野さんは甘すぎる」と言われたりしたけど、入団当初頭ごなしに怒られて嫌な思いをしたし、いじめる、いびるという行為はしたくなかった。
これは後輩にもお願いしたいところ。だけど、人付き合いが苦手な人が多いように感じる。
僕も若い頃、社会の難しさを痛感したけれども・・・。
役者は舞台上だけで出来るほど優しいものではなく、普段からのコミュニケーションが大切なように感じる。
普段うまく会話が出来ないのに、舞台で出来るわけがない。
一人一人が救世主であればいいと最後に思った九州路でした。
完