2021年07月01日
森元首相の発言から感じたことB
こんにちは。
Instagramをメインに、日々の中で覚えた違和感やジェンダー等に関するトピックについて
発信しています、「女子校育ちの会社員」です。
今回は、2021年2月28日の投稿を掲載しますので、興味のある方はリンクをクリックして、
各サイトをご覧ください。
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当時東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長で元総理大臣の森喜朗氏の不適切発言。
「女性が入っている会議は時間がかかる」
「女性は競争意識が高い」
今日までに色々と動きはありましたが、ご本人への批判というよりも、これらの発言から
私の感じた4つのことを順番に投稿します。
B海外を巻き込むムーブメントの影響力の大きさ
2月4日、記者会見にて発言を撤回・謝罪した一方、辞任は否定していた森氏。
しかし、僅か約1週間後に一転して辞任を表明。
辞任を決断するに至った大きな要因は何だったのでしょうか。
記者会見を以て事態は収束するかのように思われた、翌2月5日、ドイツ大使館公式アカウントを
皮切りに、「#DontBeSilent」「#GenderEquality」「#男女平等」とハッシュタグを付けたツイートが
各国の大使館・公的機関のアカウントに広がります。
そして、収まらない世界的な批判の中、2月10日、東京五輪・パラリンピックの最高位スポンサーの
一つであるトヨタがついに「誠に遺憾」との見解を示しました。
これは、〈森氏が会長職を辞任する意向を固めた〉とNHKが関係者の話として伝える前日のことでした。
辞任会見の中で、「五輪を開催するための諸準備に、私がいることが妨げになってはならない」等と
辞任理由を語った森氏。
開催準備に支障が出かねない程の大きさに世間の批判が膨れ上がった背景には、海外からの影響が
あったことは間違いありません。
逆を言えば、国内世論のみからの反発では、何も動かないまま収束していたのではないかと、
悲しいことながら考えてしまいます。
世界経済フォーラム(World Economic Forum)が毎年公表する「Global Gender Gap Report」では、
2020年は、153ヶ国中121位(前回は149ヶ国中110位)だった日本。
一連の騒動における海外からの“介入“を不満に思い、2022年の北京五輪・パラリンピックを槍玉に
あげる人たちがいますが、このジェンダーギャップ指数でのみ比較すれば、中国は106位と日本より
上位です。
特に「政治」のスコアが144位とかなり低い日本。世界の力を借り、今回森氏の辞任・女性会長の就任
という大きなムーブメントとなったことを契機に、勢いに乗って、ジェンダー平等な社会を実現して
いきましょう。
内閣府男女共同参画局HP、「トピックス4 世界経済フォーラムが「ジェンダー・ギャップ指数2020」
を公表」、『共同参画 2020年3・4月号』、https://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2019/2020
03/202003_07.html。
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