2021年09月28日
料理することの及第点
こんにちは。
Instagramをメインに、日々の中で覚えた違和感やジェンダー等に関するトピックについて
発信しています、「女子校育ちの会社員」です。
今回は、2021年7月18日の投稿を掲載しますので、参考リンクはないのですが、
興味のある方は見ていってください。
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今回は、料理をすることの及第点についてです。
1年前、「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」という発言が話題になりましたが、
それ以外でも、かなり手間をかけないと、料理を評価されることは少ないのではないかと私は感じています。
自炊をする男性たちのお決まりの謙遜に、「所詮男飯だから」というものがあります。
遭遇したことはありませんが、同じ理由で他者から見下されることがあるのかもしれません。
定義は曖昧ですが、「男飯」とは、調理がそれほど難しくなく、短時間で大量に作るような豪快な料理
といったところでしょうか。
チャーハンや丼等に代表され、メイン一品をイメージします。
今回は余談ですが、この「男飯」という名称には、”男性は面倒な調理はしない”とか”男性は豪快だ”
というステレオタイプが隠れているのかもしれません。
そして、「手間暇かけてしてこそ料理」、「食事は何品もないとダメ」という考えが根本にあるように思います。
コンビニ飯や冷凍食品、カップ麺などで済ませる人たちもいる中、確実に料理をしているのにもかかわらず、
です。
私自身、一人暮らしをしていて自炊生活ですが、正直、「男飯」のような食事のことが多いです。
メインの簡単なおかずと白米、余裕があれば汁物が並びます。
一回の食事を凝った料理で充実させるよりも、簡単なものを一度に大量に作って作り置きしたいですし、
まだ食洗機を導入していないので、何品も用意したら皿洗いが面倒です。笑
この食事が理想だとは思っていませんが、料理をしていることに間違いはないのに、
〈ああ、そんな料理か〉と及第点さえもらえないようなら、厳しい社会だなあと思います。
料理に限らずですが、手作りは既製品を買ってくるよりも目に見えて大変で、愛情が分かりやすいです。
私も、特別な日以外は外食に行くことなく、毎日栄養満点の食事を用意してくれていた母に、
感謝しています。
しかし同時に、大切なのは、手作りかどうかとか手間暇かけた量だけではないと思います。
日中一生懸命働いて仕事帰りに惣菜を買った親からも、家族の栄養バランスを気遣う愛が感じられますし、
作り置きの食材を温めて食卓に出したり簡単なメニューが並ぶ日が続いたりしても、時間が少ないなりに
最大限注ぎ込んだ「料理」ではないでしょうか。
最近では、管理栄養士監修の宅配弁当のサービスも広がり始めました。
家庭と仕事との両立にあくせくしているとき、いや、ただ家事に疲れたときでも、
適度に手を抜くことに寛大な世の中であってほしいと切に思います。
私たちは何かを食べないと生きていけないので、食べる物が用意されているだけでありがとうと、
用意した自分にお疲れ様と言いたいです。
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