前回の201の受験から投稿してませんでした。
(厳密に言うと、書いたけど登録されてなかった。。)
言い訳すると、ブログを書く時間を学習に当てていたので、なかなか更新できませんでした。
まず、ご報告!昨日
LPIC202を受験しまして、無事
合格しました!
LPICレベル2 …
アドバンストレベルLinux専門家になりました。
受験料15,000円の重みと捧げた勉強時間、
この日を迎えるまでに築きあげてきたモチベーション…。不合格による再受験は嫌だ!!
しかし、今回最終確認ボタンを押すときのプレッシャーは、レベル1の101,102、レベル2の201
を含めたすべての中で一番プレッシャーが低かったのです。
なぜなら、試験範囲をしっかり押さえて勉強ができたのです。
恥ずかしい話、あれ?800点取れちゃうかも?と思ったくらいです。(結果は伴ってませんがw)
それでも初めての700点越え。見直しいらないかなとか、40問といたくらいで、もう最終確認ボタン押しちゃおうか。
と思ったくらい余裕があり、見直し時間入れても40分。(今までは60〜70分はとってた。)
今回の成果。
得点:710 合格点:500
Webサービス 83%
ファイル共有 100%
ネットワーククライアントの管理 100%
電子メールサービス 85%
システムのセキュリティ 92%
トラブルシューティング 73%
正直、ファイル共有は設定の名称が覚えきれなくて、
「捨て」「他でカバー」と自分で言い訳してたので、結構取れて嬉しいです。
その分、勉強した範囲外からたくさん出た、トラブルシューティングが足を引っ張りました。
おそらく、どれだけ問題をこなしても見たことのないコマンドは出てくるもの。
出題数は多いので、取れるところを取りこぼさないというのが大事。
今回も皆さんにできるだけ多くの情報をお伝えできればと思います。
【個人的な学習方法】この2週間は平均で一日5時間は勉強していたと思います。
学習教材は、ping-tと問題集。
10日間くらいはping-tにてどんな問題が出るのか、必要なキーワードは何か?
を把握するために、ping-tのWeb問題集を全部やります。
もちろん、何もわかってないわけですから、これだ!とか、これかな?と勘で
答えていきます。そして、その場で答えを見る。
1.正解した。自分の理解通りだったので、そのまま次へ。
2.正解した。けど、次も正解するかはわからないレベル。チェックを入れて次へ。
3.不正解だった。解説を読む。理解したので正解を選び直し次へ。
4.不正解だった。解説を読む。わからない。不正解のまま次へ。この4択を繰り返し。一度も解いたことのない問題、選択4番を無くす。
そして一通り解き終わったら、(ping-t的に言えば銅を銀)
またもう一周して苦手問題にはチェックを入れていく。チェックの入っている問題で
理解したものに関しては、チェックを外していく。(銀を金)
ここまでだいたい4〜5日位かかる。
覚えるべきキーワードは、かなり把握できているが、あくまで選択肢の中から
正解を選び出せる力がついたレベルである。
そしてping-tの模擬試験で自分の実力を確認。だいたい80%前後である。
間違えた問題は、金から銅に戻るので、再学習。また同だけで絞った時に間違った問題が
問題一覧に再マッピングされるので、自分の苦手分野を把握する。
模擬試験で85〜90%前後をとれるくらいになったら、すべてを記述回答する
ping-tのコマ問へ突入。
ここで毎度ながら、こてんぱんにされる。
今回の202の自分含め、みなさんが苦労するのはコマンドやセクションの名前が似ていて
かつ、大文字だ小文字の区別、最後にsがつくのかつかないのか、単語と単語のあいだは
スペースなのか、ハイフンなのか、アンダーバーなのか頭文字を大文字にするのかと
いったことだと思う。
これもアプリケーションごとのルールがあるので、覚えなくてはいけない。
Web問題集では、この違いを意識することがないので、問題に答えられない。
正解率10%とか、ふつうにありえる。全部不正解でもいいから、まぐれで正解でも
いいので、ひたすら書く。書けない自分と向き合うことで自分の実力を知る。
これが、他の問題集と違ういいところ。他の問題集は、選択問題の中、
ちょこちょこ記述問題が出てくるので、そこだけ抑えてしまうのが欠点。
どんな問題が出ても対応できるようにするための、良い訓練だと思う。
今まではコマ問でも90%以上はキープできたが、個人的にsambaがどうしてもダメでした。
試験を終えてみて、202に関しては、コマ問に必死になる必要はないかと思います。設定名をしっかり丸暗記することより、
どういう時にどの設定を使うかを覚える方が重要。
設定のオプションが多すぎる割に、それ単体を聞かれる問題は少なかったりします。
なのでコマ問に固執することなく、Web問題集で総範囲をしっかり頭に詰め込む。
そして、ping-t慣れしすぎると、問題と答えの丸暗記が試験の実問題を解けない
かたい頭を作るのも事実。市販の書籍の問題集も解いて、自分の理解力を高めるのが大事。
【出題範囲把握してますか?】
主題だけ抑えて問題集始めてませんか?
試験内容は以下のとおりですが、詳細をホームページで確認して、
自分が学習したことのないキーワードはしっかり押さえておくのがポイントです。
http://www.lpi.or.jp/exam/200808-202.shtml
細かくどんなキーワードを使った問題が出るよと書いてあります。
主題208:Webサービス
208.1 Webサーバの実装
208.2 Webサーバの保守
208.3 プロキシサーバの実装
主題209:ファイル共有
209.1 Sambaサーバの設定
209.2 NFSサーバの設定
主題210:ネットワーククライアントの管理
210.1 DHCPの設定
210.2 PAM認証
210.3 LDAPクライアントの利用方法
主題211:電子メールサービス
211.1 電子メールサーバの使用
211.2 ローカルの電子メール配信を管理する
211.3 リモートの電子メール配信を管理する
主題212:システムのセキュリティ
212.1 ルータを構成する
212.2 FTPサーバの保護
212.3 セキュアシェル(SSH)
212.4 TCPラッパー
212.5 セキュリティ業務
主題213:トラブルシューティング
213.1 ブート段階の識別とブートローダのトラブルシューティング
213.2 一般的な問題を解決する
213.3 システムリソースの問題を解決する
213.4 環境設定の問題を解決する
【重要度の把握 得点源を理解する】
問題の出題数は以下のとおりです。
http://www.lpi.or.jp/news/event/2013/05/event_20130518_01.shtml(講義資料より)
Webサービス 6問
ファイル共有 8問
ネットワーククライアント管理 7問
電子メールサービス 7問
システムのセキュリティ
13問
トラブルシューティング
19問
トラブルシューティングとセキュリティが問題数が格段と多いです。
なので、私はトラブルシューティングから勉強しました。
(今、考えると最後でよかったのですが・・・)
201の総復習です。ブート段階に起こるエラーに対する解決方法や、
カーネル、ハードウェア、モジュール、アカウント、ログインの設定ファイル等。
レベル1と201の総復習です。
なぜ、勉強するのが最後が良かったかというと、実機操作の経験の長い人でもない限り、
トラブルシューティングで点数をとるのは難しいと思うのです。
なので、キーワードだけ抑えて、あとは問題ごと丸暗記するしかないのです。
今まで、勉強した範囲とあって、ある程度は解けるのです。
システムのセキュリティは、102試験の延長線上の強化版です。
新しい範囲は、FTPとSSH、セキュリティのソフトウェアといったところでしょうか。
(個人的には、ネットワーククライアント管理のPAMもこっちでいいんじゃないかと
思ってますが違うんですかね・・・)
SSHの鍵について、再度復習し、inetd/xinetdとTCPWrapperの関係性を抑える。
iptablesをなんとなく読めるようにしておく(私は完全に理解できぬまま)
難しいですが、この2項目を完璧にできれば単純計算でほぼ合格ですね。
後編へ続く