今回は、レンタルサーバや国産クラウドで有名な
さくらのVPSとレンタルサーバとクラウドの違いをご紹介したいと思います。
ホームページやプログラムを公開したい。自分専用のLinux練習サーバが欲しい。
などの目的があるけれど、実際レンタルサーバとかVPSとかクラウドとか、いろいろあるけど
何が違うの?どれがいいの?といった点について説明していきます。
まず、この記事では、さくらインターネットの「VPSとレンタルサーバの違い」、「VPSとクラウドの違い」をご説明します。
1.VPSとレンタルサーバの違い
レンタルサーバ…プランごとに制限があり、その制限の中で主にホームページを公開する目的で使用。
ウェブ上からのファイルのアップロードや、WORDPRESS、DBのプリインストールサービスなど、
サーバ知識がないユーザでも扱えるようにカスタマイズされているというメリットもある。
VPS…仮想上のサーバー。あらかじめ定められたOS(主にLinux)に自分でサービスをインストールして使用する。
ホームページの公開に限らず、サーバの用途も自分で決め、構築できるのがメリット。
デメリットとしては、サーバ知識があまりない状態だと、何からしていいのかわからない。
セキュリティの脆弱性を自分で管理しないといけない。
自分が何をしたいかでどちらかを選択をするとよい。
料金的な違いとしては、
レンタルサーバ …
安い ひと月100円位から
VPS …
高い ひと月1,000円前後から
金額的にも大きく差があるので、自分の用途によって選択するのがよい。
例えば、静的なページを10ページほどのウェブページを公開するのなら、
100円のレンタルサーバで充分。
VPSでそれをやろうとすると、
料金が高いうえに、ウェブサーバーを自分で構築し、通信の制限なども行う必要がある。
逆にJavaのサーブレットを使った動的なウェブアプリケーションを公開したい!
というのであれば、レンタルサーバーにJava環境を構築するのは環境的に難しいですし、
VPSでも沢山のユーザーのアクセス数を捌くには、1000円のVPSを4000円のVPSにして、
さらに2台構成にしてロードバランスし、データベースも別サーバに構築。
そして、データベースもレプリケーションする。といった仕組みが必要になり、
毎月運用にサーバー費用だけで10000円を超える仕様になったりもします。
なので、自分が何をしたいのか、どのていどの
どんなプランなら実現できるのかを考える必要があるのです。
2.VPSとクラウドの違いVPSは仮想サーバそのものであるという風に記載しました。
VPSのサーバー自身も、ローカルネットワーク内で、他のVPSと通信する事ができます。
つまり複数台構成に対応したシステム構成を実現可能です。
え?それってクラウドじゃ・・・ということで、さくらのVPSとクラウドの違いを
調べてみたところ、基本的には変わらないそうです。
VPSはサーバ1台ごとの契約、クラウドは1契約の中で複数台サーバの申し込みと
ネットワーク設定ができるそうです。
大きく違うのは、その費用ですね。
さくらのクラウドは、メモリ1Gだと月額1900円。
同じ1Gでも980円のVPSの方がお得じゃん!!と思いますが、
クラウドは1時間9円、1日95円から利用できて、自動的に一番安い料金が適用されるそうです。
どれだけ使っても上限1900円で、
極端な話1日しか使わなければ、95円しか請求されない。ということですね。
例えば、日中は3台で動かすけれど、夜間の2時間だけ処理でサーバを使いたい。といった時は、
まるまる1台を借りるよりも、2時間×30日=60時間分の料金を払うだけで済むようになります。
具体的な金額を明記すると、
10時間以内なら 1時間9円 最大90円
11時間を超えると、99円になってしまうので、日割り計算が適用されて95円。
20日を超えると95円×20=1900円としてそれ以上は、あがりません。
今回は料金だけのメリットを書いていますが、複数台構成で使う場合の構成管理や、
ネットワークの設計などもクラウドのサービスを使ったほうが勿論作成しやすいはずです。
私自身、さくらインターネットでクラウドの利用経験はないので、ここではご紹介は致しません。
えー、なんか、VPS,クラウド難しそうだな。。。と思った方のために、レンタルサーバでできることを次回ご紹介します。