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2018年02月13日

三井記念美術館 三井家のおひなさまにいってきました

毎年同じ時期にやっている展覧会ですね。

三井記念美術館の入口の動画は毎回同じものが流されているのですが、たまに展覧会にかかわるものに変わっています、で今回の入口の動画は…また同じものでした。
休日ではありましたが、混雑はそうでもない感じですね。三井記念美術館は規模は中規模ですが立地はもろ東京のど真ん中+駅前なのでそこそこ人はいるのですが、今回はそこまでって感じです。

入るとひな人形…ではなく茶器でした。なんか楽家とかの茶器が各種展示されています。そして3室は茶器関係、そこからやっとひな人形へ。

ひな人形の様式は江戸時代と明治以降で少し変わっている感じ、で説明を見るとどうも江戸時代の形式のうちの一つが明治以降に主流になったせいで他の形式が廃れていったからだそうです。
五人囃子も公家式のものと武家式のものがあり、そのうちどっちかが普通は採用されるみたいです、が展示されていたひな人形のうちの一つは両セット採用という珍しいものだったとか。他貝とそれを入れる巨大桶…でかい。

本編部分ともいえる雛関係は全体の半分程度で、残りはその他という感じの扱い。
最後のほうは雛無関係に三井家と能というテーマでした。ということでひな人形ではなく能面が飾れているというもの。

2018年02月10日

ふらっと両毛 東武フリーパスで再び両毛へ4(西小泉)

ブラジリアンタウンがあるという西小泉へ最後に行ってきました。

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駅、ポルトガル語でも書かれています。

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まずはブラジル料理でも食べようと街をうろつき回りますが、インドカレーなどの店は見かけるもののブラジル料理はさほど。見つけた店は店休でした。ピンチ。

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やってる可能性のあるロディオグリルのあるタカラヤスーパーへ向かいます。ブラジル人向けの店らしく異国情緒はばっちり。

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ここだけ別世界ですね。売ってるものがブラジルっぽい商品ばっかり。

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ロディオグリルですが、閉店時間が近いということですが、一応サンド類なら可能ということで、シェラスコサンドを注文しました。ポテトドリンクセットで1000円くらいです、結構ボリュームあり。ピンチだったので助かった。

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その後行く当てもない(そもそも西小泉は名所とかない)のでグーグルマップで出てきた止まれが多すぎる道へ行ってみました。確かに高密度で止まれが続いてます。止まれ止まれ止まれ止まれ。どうしてこうなった。

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その後は小泉町駅へ向かいがてら小泉城を見てきました。戦国期の城で、最終的に秀吉に攻められ落城、そのまま廃城だったそうです。今は堀と一部が残っているくらいで公園になっており、地元民の散歩道になってます。古墳も公園の敷地内に数基が復元されているようです。

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ついでに佐野へ行って佐野ラーメンを食べてきました。

ふらっと両毛 東武フリーパスで再び両毛へ3(藪塚)

太田駅から数駅ほど乗ると温泉がある藪塚駅へ。
電車は1時間に1本しか出てないので注意。

まずは藪塚温泉へ。とりあえずホテルふせじまの日帰り入浴を使います。最後に入りたかったのですが、トイレが近かったのでトイレ使用もかねて先に入っちゃいました。
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そこそこの規模のホテルです、温泉は一番上の階にあります。時間が微妙なので人は少な目でした。はす向かいの郷土資料館は休館日なのでそのままジャパンスネークセンターへ。

ジャパンスネークセンターは藪塚の観光地の一つで、蛇の研究や飼育を行っている蛇専門の動物園みたいなところ。血清もここにあり、マイナーな毒蛇の血清も保管しているそうです。
園内はやや広い公園くらいの広さ。外で飼育できるコンクリートの囲いもありますが、冬なので当然蛇はいません。

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蛇とのふれあい。蛇自体は人になつくことはなく、この蛇もどこか行きたそうにくねくねしてるだけ。

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カリフォルニアキングスネークというそうです。まだ子供。

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熱帯蛇温室らしいです。

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キングコブラ、わかりやすくコブラです。

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インドニシキヘビ、ヤバい、太い。

意外と楽しいB級スポットという感じでしたね。


その次は隣接する三日月村へ。しかしジャパンスネークセンターの裏口が閉鎖されている日だったので表門から回り道して三日月村へ。車で来ること前提の構造なのか結構上がります。というか徒歩で入りたい場合藪塚温泉から道があるみたいです、ただし私は気が付かないで駐車場方面から入りました。
三日月村は100円で1文銭を購入してそれで園内の買い物をするスタイル。他3つの有料施設はセット券で購入可能。

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木枯し紋次郎の生家、時代小説木枯し紋次郎の生家ということで、資料館的な施設。

怪異幻洞、なんというかアドベンチャーものっぽいノリの洞窟風施設。意外と楽しい。絡繰屋敷、からくり屋敷です、からくり扉の謎を解いていくスタイル。不可思議土蔵、斜めの建物です、科学館にあるタイプの。

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宿場町です、団子やなどがあるくらいでしょうか。


三日月村を出るとそこは藪塚温泉のふせじま前へ。その後は周辺を回ります。

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北山古墳、かつては古墳が点在していたそうです。

その後は採石場跡地…立ち入り禁止になってますね。その後は勝負沼…何もなかったです。そして藪塚駅へ戻ります。

ふらっと両毛 東武フリーパスで再び両毛へ2(太田ナウリゾートホテル)

太田駅徒歩3分のところにあるナウリゾートホテルへ宿泊しました。

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ホテル外観、割と立派です。結構式場や宴会場があるそうでそれで建物は大きめ。

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ロビー、いたって普通ですが少し広め。ウェルカムコーヒーがあります。

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部屋、普通のホテルという感じです。冷蔵庫は完全な冷蔵庫で、冷凍庫はついてないタイプです。

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デスク、小さいですが後ろにある小さな湯沸かし器がチャームポイント?あの湯沸かし器でお湯が沸かせます。なかなかいい感じ。

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ナウリゾートホテル会員案内とミネラルウォーター。

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ユニットバス、いたって普通のユニットバスです。

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素泊まりで食事はないのでおおぎやラーメン太田店にて。徒歩3分くらいのところにあります。
他駅前にはそこそこ規模のあるドンキや付近にはコンビニもあり、また駅前にもそこそこ程度には飲食店があり、最低限の店には困らない感じ。

安く泊まれたのでそこそこよかった感じです。

ふらっと両毛 東武フリーパスで再び両毛へ1(館林)

東武を使って再び両毛へ、浅草からフリーパスを購入し、とりあえず両毛エリアの入口館林まで3時間くらいかけて到達します。りょうもう号なんて気の利いたものは使わず在来線。一応特急券買えばりょうもう号には乗れるきっぷですが。

まず館林におりますが、駅周辺に殆ど飲食店がありません、コンビニも確認できる限り1つ。昼食取ろうと思ったのに、大きそうな駅だから何かあるかと思ったのに。一応数店舗ありますがやってるかやってないかという感じ。

なのでしばらく城のほうへ歩いてみました、そして発見、舘林うどん、うどん本丸。

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ということでてんぷらうどんを食べます。休日ということもあり混雑気味。

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次は舘林城へ、一時期徳川綱吉がいたこともある城だそうです。すでにあんまり残ってませんが、遺構や地名を見る限り結構な規模だったのはなんとなくわかります。

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城跡内にある第一資料館、入場無料。基本的に郷土資料館です。これは舘林城の復元模型。もうほとんど何も残ってないのがわかります。

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さらに城沼のほうに歩いていくと見えてくる向井千秋記念子ども科学館。ここも城の跡地にたっており、周辺は広大な広場になっており、かつての本丸跡とか。城の規模が大きかったことがうかがえます。今はただの公園で言われてみれば城っぽい地形くらい。
科学館自体はいたって普通の内容ですが、規模自体はそこそこあります。


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科学館の目の前にある田山花袋記念文学館。田山花袋ゆかりの地ということでここに建っています。文学館なので関連資料や作品展示が主、テーマの宿命上文字がメイン。建物の中央には池があり氷が薄く張ってました。

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第二資料館、上毛モスリン事務所および田山花袋邸が保存されています。入場無料。


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そして最後は城沼、名前の通りかつては天然の堀として城の守りに使われていた沼。現在はおおむね豪華な公園といった趣。釣り人がいたり近くにプールがあったり菖蒲園があったり。

そして今度は宿泊予定の太田へ向かいます。実はそのあと県立舘林美術館へ向かったのですが、いやな予感がしてスマホをいじったらその日は臨時休館でした。いつものパターンです。北関東へ行くと大体これ。電車おりる前に気が付いたのが幸いでした。

2018年02月09日

ヨコハマウォーカー購入

所謂ヨコハマウォーカー、季刊になった模様。
またもあのスーパー銭湯クーポン券付きです。内容は前回と同じで神奈川県内全域の温泉施設で使用可能な半額クーポンが付いています。
かなりの充実度。

そごう美術館 今右衛門の色鍋島 人間国宝の技と美へ

そごう美術館の今右衛門展へ行ってきました。

鍋島藩で作られていた色鍋島という焼き物。その色鍋島を代々作ってきたのがの今右衛門家で、現在14代目だそうです。
13代目と14代目は人間国宝に認定されており、現在も14代目が活動を続けています。
10代目からは写真が残っているようで、10代目から14代目までの写真と年表が飾られています、11代目くらいには結構重要なポジションだったようで、海外向けに大口の仕事をいくつも引き受けていたようです。

作品は和風のものも多いですが、明治以降の作品が多いので洋風や和洋折衷なものも多いです。14代目は大学で金属について学んでおりその方面では詳しく、銀ではなくプラチナを使う製法で色の劣化を防いでいるとかなんとか。

うーむ、なかなかの銘品(知ったかぶり)。

後半は14代目の10分ほどのインタビュー映像と、色鍋島によるテーブルセット。こういったテーブルセットが数点あります。(一部撮影か)
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そごう美術館としては普通の人数だった感じです。展示密度も標準的でした。

その後
横浜ウォーカーを購入しその半額クーポンを使って横浜駅付近のスパイアスへ。
スパですが、温泉はすげー塩分濃度濃いです、体が浮きます。傷口にしみます。温泉以外は炭酸泉、サウナ、あとは水風呂ジェットスパと基本的なものくらいです。
他は岩盤浴などがあるくらい、コミックルームもありますが、前来た時あったっけ?。

基本料金が3000弱とかなり高い施設なのでお客は少な目で館内は静かです。値段が難いだけに設備は他のスパ系の施設と比べて高級感あり。高額施設のためドリンクも高め、ペットボトル190円。
一応館内Wi-Fiありなもののリクライニングルームでは微妙な通じにくさですね。

深夜3時までいると深夜割増料金が取られるそうですが、その前に当然去ります。

2018年01月29日

東京国立博物館「仁和寺と御室派のみほとけ&サウジアラビア王国の至宝」へ

仁和寺と御室派のみほとけ
平成館にてやってます。
最初はガイダンスルームにて動画が、仁和寺の歴史を6分ほどで紹介。

仁和寺は真言宗の寺であり、宇多天皇が仁和4年に完成させたようです。かなり古い。そのためか当時のものはそんなに残っておらず、後世に作られたものが飾られています。
見どころとして空海が持ち帰ったという経典が並んでいます、空海の時代のもののためかなり古めかしいもの。
他は経典や巻物など、どちらかといえば紙類が中心になっており、その間に仏像などが混じっていく構成です。中盤は最大の見どこ仁和寺の観音堂を本気で再現、観音堂を経年劣化とかそういった部分まで本気で再現したエリア、仏像も33体も持ってきたそうです。現在仁和寺は工事中なので実現した模様。
仁和寺は一度破壊されていたのを再建したものなので、現在は再建後の姿だそうです。
後半は仁和寺に関しては使い切ってしまったのか御室派の秘仏がひたすら並んでいく状態、掛け軸とか経典はなくひたすら仏像が並んでます。日本各地の御室派の寺から集められた秘仏だそうです。


ぶっちゃけ結構混んでます。平成館ですし。そのせいでしっかり見れたかというと微妙な状態。

アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝

同時期にやっている特別展、ですが常設展のチケットのみで入れます。表慶館で行われています、なので2つの施設で同時に展覧会をやっている状態。

内容はサウジアラビアの考古学展っぽい感じ、比重としては割と結構古い時代、イスラム教が広まる以前の分量が多めでした。最初はまだオアシス都市もなかった時代の考古遺物、今は砂漠のアラビア半島も湿潤だった時期があり、草原が広がっていた時期もあったようで、様々な動物がすんでいた時代もあったみたいです。

その後はアラビア半島のオアシス諸都市は、東アフリカからもたらされる香料(東アフリカ→今のオマーンとかイエメン辺り→今のサウジアラビア当たり→三日月地帯など)の交易中継地として栄えていき、古い時代にはいかにもオリエント的というか、エジプトやメソポタミア的な腕を組んで立っているような巨大像などが並んでいます。またオアシス都市は城壁を持った正方形の要塞都市だったそうです。
ところが前3世紀とかになると雰囲気が変わり、ギリシャ風のデザインが増えていき、所謂ヘレニズムっぽくなっていき、ギリシャ神話関係の像とかも展示されています。
その後は当時使われていた南アラビア文字やダーダーン文字という文字の墓碑たち、今のアラビア文字とはまた違った形をしてます。
その後はイスラム教の時代、イスラム教は神像などはないため、杯や椀、瓶や壺などの生活用品がメインになっていきます。その後はまた墓碑、時代が下りアラビア文字が広まった後の墓碑なのでアラビア文字になってます。最後のほうはサウジアラビアという国の建国以降、すでに日本だと明治とかの時代になっているので、もう割と現代的。

物販ルームまで展示室になって居るのですが、どうも建物外にテントが張ってありそっちが物販ルームになってました。

2018年01月27日

百段階段百段ひな祭り+東京都写真美術館(ユージンスミス展ほか2つ)

毎年やっている百段ひな祭りへ。
いつもより心なしか人が多い感じでした。人が多くて狭い百段階段は渋滞。今年のテーマは近江、美濃、飛騨。彦根藩主井伊家の雛とかそんな感じ。展示品には土雛が多かった感じがします、他は中規模のひな人形が多め。今年のひな祭りは比較的おとなしかった感じで、去年ほど巨大な人形などはなかったです。
撮影は入口付近の記念撮影エリアなど一部のみ可というところ。


近くにある東京都写真美術館へも。

ユージンスミス展
これが一番人気でした、東京都写真美術館+閉館寸前というあまり混まない条件でなお結構な人がいます。
元々雑誌記者として活動しており、米の従軍記者として沖縄戦とかの撮影を行うなど、いろいろやってたみたいです。そして砲弾で負傷し療養したのち活動を再開、戦後は日本にて水俣病とかの取材もやっており、その時の痛々しい絵なども飾られています。

無垢と経験の写真 日本の新進作家
東京都写真美術館ではよくやっているタイプの展覧会。芸術系の写真が多め。

アジェのインスピレーション
フランスの写真家アジェの作品と、アジェに影響を受けた写真家たちの展覧会、アジェ自体はなんとも独特の淡々とした写真が特徴、それ以外の写真家はアジェに対する写真家の、どう思うかとかどこに影響があるかみたいなコメントなんかとともに写真が飾られています。

2018年01月22日

パナソニック汐留ミュージアム ヘレンド展へ行ってきました

ヘレンドはハンガリーにあるヘレンド村に存在する磁器の企業であり、

最初はヘレンド製陶所という名前で、クリームウェアという陶器を製造する工房だったようですが、クリームウェアは傷みやすいのであまり長持ちせず、初期のヘレンド作品はほぼ現存しない模様、展覧会ではわずか一点のみが描かれています。
その後はモール・フィシェル時代、この時代が全盛期扱いっぽく、点数多めで目玉っぽい扱いです。モール・フィシェルがヘレンドを買い取ったらしく、東洋系の磁器を模した器を制作するようになった模様。色使いやヨーロッパっぽいものの、割とテンプレっぽい中国人の小人形が付けられているなどなんとなくそれっぽい感じに、中にはいかにもな中華風の花瓶のようなものも制作しており、外見がヨーロッパっぽくないので確かにそれっぽい感じ。それ以外にも伊万里焼風の器も作っており、それも飾られています。またこのころ万博にも出展され高評価でまさに全盛期だったようです。

その後モール・フィシェルの息子たちがヘレンドを継ぐのですが、その時代はオーストリア・ハンガリー二重帝国で株価が大暴落、ヘレンドも大打撃を受けてしまったそうです。作風は父親のものを受け継ぎ発展させたもので、エナメル絵付けなども行いより豪華な感じの作品もあります、父親のものに近いものの違うものもあるといった感じでしょうか。
そして孫のイエネー・ファルカシュハージ・フィシェルの代、このころも万博に出品されるなど相変わらず高評価なれど、経営は相変わらず不安定、この時代もまだ東洋風磁器がメインだったようで、すやすや眠る日本の子供という作品も作ったようで、3点展示されてます。
最終的に株式会社化されイジュラ・グルデンという人が経営参加し、それ以降は像の制作を行うなど方向転換したようで、少なくとも展示品には東洋風は薄まっていき普通のヨーロッパ風ぽくなります。キャプションには古典的なモデルも制作して稼ぎつつ新しい作風をアーティストによって作り出すとか書いてますが、古い作風がどうなったか展示品だけでは不明。
その後共産化→国有化されたため、低コストの作品が主流になったようです、展示品は色が少なく、フィシェル時代のクラシカルな華やかさはなくシンプルなもの。のちに民営化された後の作品が最後に展示されていますが、白を使った現代アート+カジュアルといった感じの製品ですかね?見た感じ。


入口にはヘレンドのPVが流れています、もともと工場見学用のPVだったようで、この展覧会のために作られた映像ではなく古い映像であり、少々荒いです。ヘレンドではいまだ全部手作業で磁器を作っていること、また絵付け職人が600人以上いることなどをヘレンドの工場長(だった気がする)老人が孫に話すという形式。
PVだとまだ古いタイプの磁器も作ってるみたいですね。

休日とは言えまあ混雑はなかったかなという感じ。
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