2017年06月06日
超初心者向け知的財産のお話し その77
かえるくんです
意匠法の下で登録された意匠に対して著作権は
付与されません(著作権法15条)。
意匠は”工業製品のデザイン”であり、著作権は”一品もの”
という考えからも当然なことに思えます。
ただ、著作物でも意匠でも、誕生した時はデザインとしての
創造性を持ち合わせているので、著作物が大量生産されると
意匠という扱いになり、されなければ著作物のままという
考えもできます。
インドの法律(著作権法)では
意匠法のもとで登録されうるがされていない意匠に対する
著作権はその意匠が適用される物品が50個以上製造されたときに
消滅する事になっています。
さらに50個以上製造されると著作権が消滅すると同時に意匠権も
失いますので大量生産が明らかな場合は事前に意匠権を取得する
必要があります。
ただ、その意匠が権利化できるものではない場合は、50個以上
製造されても著作権で守られるものであり、第三者が無断で製造
すれば著作権法違反になります。
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