2016年02月17日
超初心者向け知的財産のお話 知財検定過去問題 その28
かえるくんです
引き続き、2級過去問題(2015/3学科)です
Q15、特許権の行使についての問題です。
ア 警告相手の侵害を客観的に立証するための証拠,
警告相手の製品の販売量,販売価格,販売ルートなど
についてできる限りの情報を入手する。
適切な行為です。
イ 警告をしなければ特許権を行使することができない
ので,警告書の作成を社外の専門家に依頼する。
警告は必要条件ではありません。
ウ 警告相手の製品が自社の特許権を確かに侵害して
いるか,自社の特許権の権利範囲を過大に評価してい
ないかを確認するために社外の専門家にも意見を聞く。
適切な行為です。
エ 特許の有効性について確認し,また,特許権の存続
について特許庁の特許原簿にて確認する。
適切な行為です。
Q16、著作権についての問題です。
過去ブログを参照ください。
ア レコードの保護期間は,そのレコードの販売を開始
した時に始まり,そのレコードの販売が開始された日の
属する年の翌年から起算して50年を経過するまでであ
る。
レコードの保護期間は音源がレコードに固定されてから
50年経過した日の末日までです。
イ 放送の保護期間は,その放送を行った時に始まり,
その放送が行われた日の属する年の翌年から起算して
50年を経過するまでである。
その通りです。
ウ 有線放送の保護期間は,その有線放送を行った時
に始まり,その有線放送が行われた日の属する年の
翌年から起算して50年を経過するまでである。
その通りです。
エ 実演の保護期間は,その実演を行った時に始まり,
その実演が行われた日の属する年の翌年から起算
して50年を経過するまでである。
その通りです。
Q17、特許戦略についての問題です。
ア 特許権を取得した場合に,他社からライセンス契約の
申出があれば特段の事情がない限り必ず許諾しなけれ
ばならない。
いいえ、当然、拒否もできます。
イ 特許権を取得するまでに特許出願に係る発明を業と
して実施する者に対しては,何ら措置をとることはできない。
先方には通常実施権が発生しますがそれ以上の権利行使
をした場合は、措置をとることが可能です。
ウ 特許出願人は,早期に特許出願を権利化するために,
早期審査制度や優先審査制度を利用することができる。
その通りです。
エ 発明を完成させた場合には,特許権を取得する以外に
発明を保護する方法がないため必ず特許出願を行うべき
である。
いいえ、営業秘密として秘匿する選択もあります。
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