栄光への軌跡

精神科でずっと生きていた人達が言う働かない権利。
これは、どん底をみたから言ってる言葉だと思う。

精神科に4回入院した。
そこにいたのはいたって普通の人がほとんどだった。
心優しい、繊細すぎる人達がいた。

精神科に入院してしまったら、もう普通の社会に戻れない。
戻ろうと努力もした。
薬を辞める努力もした。
それでも無理だった。
だからここにいる。
そんな人が長期入院患者さんだった。

全部わかっているひともいる。
おかしな社会のあり方を冷たい目でみるしかなかったんだ。

何度も何度も挑戦したよね。
そのたびに苦しい思い、悔しい思い、辛い思いをして、いろんなことをあきらめざるを得なかった。

そういう人達に鞭うつようなことは言えないし言いたくない。

この社会に思わず絶望し、その中でなんとか見つけた光が働かない権利になったんだろう。

私の断薬も3回目の挑戦。
突然悪くなる体調とどうつきあえばいいのか。

人生をあきらめたくなる自分との戦いは
今日もつづく。