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2021年11月04日

【SDGsとは?】子どもとSDGsの関係とは? 親子で学べるように分かりやすく紹介













最近よく聞く「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞くと思います。



今回は、SDGsが子どもとどのような関わりがあるのか分かりやすく紹介します。



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【目次】

1,SDGsの概要
2,SDGsと子どもの関係
3,SDGsの17項目
4,最後に









【SDGsの概要】


SDGsとは、未来をしょって立つ子どもたちに大きく関わる、世界規模の課題のことです。



誰もが幸せに暮らし続けられるよう、みんなで協力して取り組むべき目標です。


2020年度にスタートした小学校の新学習指導要領にも、子どもが「持続可能な社会の創り手となることができるようにする」と明記され、学校でもSDGsの教育が進められています。


ご家庭でも、お子さんから「エスディージーズってなに?」と質問される機会が多くなるかもしれません。









【SDGsと子どもの関係】



SDGsとは何か、子どもの教育にどう関係しているのかを紹介します。



SDGsとは「Sustainable Development Goals(サステイナブル・ディベロップメント・ゴールズ)」の略で、「持続可能な開発目標」という意味です。



2015年9月に国際連合サミットで採択されました。2030年までに達成するべき17個の目標と、「いつまでに、何を、誰が、どのようにして取り組むか」を表した、169のターゲットから成り立っています。


SDGsの背景にあるのは、地球環境が悪化し、貧困や差別に苦しむ人々がいる状態だと、地球と人類は存続できないという危機感です。


将来の社会を実際につくっていくのはいまの子どもたちなので、SDGsの教育が大切だと考えられるようになりました。


持続可能な社会の創り手を育む教育は、「ESD(Education for Sustainable Development)」と呼ばれています。


学校でも行なわれていますが、家庭でもSDGsを子どもと学び、考えることが必要なのです。









【SDGsの17項目】



SDGsにおける17個の目標を簡単に解説していきます。



《1,貧困をなくそう》


『あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ』



貧困による不平等が広がれば、経済成長が悪化し、紛争の原因になりかねません。


そのため、誰もが健康な生活を送り、必要な教育が受けられる環境を整えるべきなのです。


どうして世界や日本に貧困があるのか、親子で調べてみましょう。


貧困とはどんな状態なのでしょう? 

助けになれることはないでしょうか? 


たとえば、服やランドセルを普段から大切に扱えば、使わなくなったときに寄付することができます。



《2,飢餓をゼロに》


『飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する』



空腹や栄養不足の状態で、人間は元気に活動できません。


そうなれば、国を発展させられず、SDGsのほかの目標を達成することも不可能です。


みんなが十分な食料と栄養を確保でき、心身ともに健康な社会生活を営めるよう、農業を続けられるようにしなければなりません。


家庭では、食べ物を残さないようにし、ゴミになってしまう食料を減らしましょう。


肉を少なく、野菜を多く食べるようにすれば、食肉用家畜のエサになる穀物が減るため、人間が食べるものを増やすことができます。



《3,すべての人に健康と福祉を》



『あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する』



豊かな社会を実現するには、健康に生きるためのサービスを、みんなが受けられるようにすることが必要です。



そうすれば、命を落とすリスクを減らせ、医療費のせいで貧しくなることを避けられます。


自分自身や周囲の人の健康を守るには、予防接種を受けたり、病気になったら早く治療したりすることが有効です。


また、生活習慣病を予防するため、家族一緒に規則正しく食事をしましょう。



《4, 質の高い教育をみんなに》



『すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する』



世界中の人が学べるようになれば、貧困のサイクルを断ちきれます。


誰もが健康的な生活を続け、より平和な社会を実現するためにも、教育により不平等を正す必要があるのです。


読み書きができることにどんなメリットがあるのか、親子で話し合ってみましょう。


学校に通えない、貧しい国や地域の子どもたちの生活についても調べてみてください。



《5,ジェンダー平等を実現しよう》



『ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る』



貧困のない健全な社会を実現するには、性による役割の違いをなくし、すべての女性が男性と同じように役割を果たせるようにする必要があります。



性別にかかわらず、みんなが平等に生きられるようにし、それぞれの能力を発揮できる環境を整えることが欠かせません。



「女の子だから」「男の子だから」と決めつけたり、決めつけられたりしたことはありませんか? 


おうちでの家事分担など、身のまわりでジェンダーの不平等がないか、親子で探してみましょう。




《6,安全な水とトイレを世界中に》



『すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する』


世界中で安全な水が安く飲め、きれいなトイレが使えるようになれば、人々が健康に暮らせるため、経済も成長していきます。


水資源を適切に管理することで、気候変動への対策も立てることも可能になるのです。



きれいな飲み水や清潔なトイレが使えなくなったらどうなるか、親子で考えてみましょう。



3月22日の「世界水の日」や11月19日の「世界トイレの日」のイベントに参加し、水について学んでみるのもいいですね。



《7,エネルギーをみんなに そしてクリーンに》



『すべての人に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する』



安全で手ごろな価格の、自然に優しいエネルギーをみんなが利用できるようになれば、世界全体の経済成長につながります。


地球を守るためにも、健康や環境に悪影響のある化石エネルギーではなく、クリーンな再生可能エネルギーを使えるようにしていく必要があるのです。


使っていない電気は消し、自家用車よりも徒歩・自転車・公共交通機関で移動しましょう。


資源エネルギー庁の公式サイトなら、再生可能エネルギーについて親子で学ぶことができます。



《8, 働きがいも経済成長も》



『すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する』



劣悪な労働環境や失業で苦しむ人を放置すれば、社会不安が増大し、平和が乱れる恐れがあります。



賃金が高く、働きがいもある安定した仕事にみんなが就けるようになれば、生産性が上がり、経済成長が続けられますね。


買い物のとき、「この商品をつくる人は、どれだけお金がもらえるのだろう?」と想像してみましょう。



「フェアトレード」など、人権や環境に配慮された商品を探してみるのもいいですね。



《9,産業と技術革新の基盤をつくろう》



『強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る』



新しい技術をみんなが使えるようになれば、気候変動への対策を地球全体で推進でき、異常気象の被害軽減につながります。


そのためには、インターネット通信などのインフラを整備して、産業の基盤を整える必要があるのです。


エアコンや掃除機など、自宅にある家電にどのような新技術が使われているか、親子で調べてみましょう。


新しい技術で貧しい国に何ができるか、アイデアを家族で出し合ってみてもいいですね。




《10,人や国の不平等をなくそう》



『国内および国家間の格差を是正する』


不平等があるままだと、社会と経済が発展し続けることはできません。


貧困もなくならず、すべての人にとって地球をよりよい場所にすることはできないでしょう。


身のまわりにある「差別」や「不平等」を探してみてください。


モノ・サービスを買うたびに支払う消費税など、身近な税金の仕組みにも不平等な点がないか、考えてみましょう。



《11,住み続けられるまちづくりを》


『都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする』


都市には、世界のおよそ半分の人が密集して暮らしています。


そのため、貧困・気候変動・医療・教育など、人類が直面している課題も都市に集中しているのです。


持続可能な開発を達成するには、都市の問題を解決し、みんなが安心して住み続けられるようにする必要があります。


自分が「よい」と思う都市の姿をイメージし、絵に描いてみましょう。


親子で散歩をしつつ「学校までの道は安全かな?」などと考え、住みやすい街になっているか確認することもできますよ。



《12,つくる責任つかう責任》



『持続可能な消費と生産のパターンを確保する』



余分なモノをつくり続け、捨て続ける生活を改めないかぎり、食品ロスや資源の無駄使いは止まりません。


環境は破壊され、人類は地球に住み続けられなくなるでしょう。


家庭でも、食べ物を残さず、エコバッグを活用し、必要なぶんだけ買うようにしましょう。


ゴミを減らし、環境汚染を防ぐことができます。



《13,気候変動に具体的な対策を》



『気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策をとる』



台風や大雨といった自然災害による被害の悪化には、地球温暖化が関係していると考えられています。


温暖化の悪影響を最小限に留めるには、世界中の人々が協力し、二酸化炭素など温室効果ガスの排出を抑えていく必要があるのです。


移動はなるべく、自転車や徒歩、公共交通機関で行ないましょう。



窓全体をアサガオなどツル性の植物でおおい、日差しを和らげる「グリーンカーテン」もおすすめです。


エアコンの使用を抑え、二酸化炭素の排出を減らすことができますよ。



《14, 海の豊かさを守ろう》



『海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能なかたちで利用する』



魚をとりすぎると、食べられる魚がいなくなってしまいます。


また、ゴミや排水で海を汚し続けると、魚の体内にプラスチックゴミが入り、その魚を食べることで人間にも悪影響が及ぶかもしれません。


海を守るため、買い物ではマイバッグを使用し、プラスチック容器の商品はなるべく買わないようにしましょう。


おもちゃや家具を大切に扱い、リサイクルに出すことでも、ゴミを減らせます。



《15,陸の豊かさを守ろう》


『陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る』



森を守り、陸の生物の多様性を保たなければ、地球温暖化がさらに進んでしまいます。



すると生態系が崩れ、水や食料もなくなり、人間の暮らしに深刻な悪影響があるでしょう。


森の木を守るには、ティッシュペーパーやさまざまな紙を無駄に使わないようにします。


「RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)」認証マークがついているものなど、森林環境に配慮した製品を買うのもいいですね。



《16,平和と公正をすべての人に》



『持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する』



SDGsを達成するには、平和で公正な社会が必要です。


民族・信条・性的指向に関係なく安心して暮らせる、暴力のない社会をつくることが求められます。


世界にはどのような紛争があり、自分たちとどうつながっているか調べてみましょう。


たとえば、使い終わったスマートフォンのリサイクルは、武装勢力の資金源であるレアメタルの需要が減り、武装勢力の活動が弱まることにつながります。



《17,パートナーシップで目標を達成しよう》



『持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する』



SDGsの1〜16を達成するには、大規模な投資や支援が必要です。


気候変動やエネルギーに関する問題は、先進国と発展途上国が協力し、世界全体で取り組まないと解決が難しいでしょう。


私たちが消費者としてできることは、環境や社会に配慮して買い物することです。


安さばかりを求めず、なるべくフェアトレードの製品を買うことで、環境に優しくて高品質な商品をつくる事業者をサポートできます。









【最後に】



SDGsは、義務教育でも教えられる世界共通の未来の子ども達のための取り組みです。


全国・地方、ほぼ全てのテレビ局も、SDGsについての取り組みを行っています。



今後は、SDGsは、いろんな場所で当たり前のように使われる言葉ですので、今回のブログをきっかけに知って頂ければと思います。



今回のブログは、以上です。