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2021年08月19日

【防災基礎知識】台風でも起きる断水被害──そんなときどうする?

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2019年9月8日深夜、本州の太平洋岸を襲った台風15号。東京電力の調べでは、神奈川県や千葉県を中心に最大93万軒以上が停電に見舞われたといわれます。千葉県での停電や断水は続き、深刻な状況が続きました。ライフラインの途絶は、生活に支障を来すばかりか、被災者の心理面にも大きな影を落とすことになります。来月の9月は防災月間です。今一度、水についての備えを考えてみよう。








【台風で水道が使えなくなる理由】


水道水は、周知のとおり地下を走る水道管を通って浄水場から各家庭に届けられます。地震の際は、地面の変形や陥没などがあれば管が割れたり外れたりして、断水が起こります。雨風が脅威となる台風では、あまり影響を受けないのではないかと思いがちですが、実は豪雨災害による断水はかなり多くあります。



 厚生労働省の医薬・生活衛生局水道課が、そうした状況について調べています。例えば、同課の「平成30年度の災害対応および水道における緊急点検の結果等について」という報告書から見てみましょう。


 2016年8月に北海道や岩手県を襲った台風10号による豪雨では、1万7000戸が断水し、その日数は39日間に及びました。


2018年7月の中国地方の豪雨では、26万3000戸が38日間の断水、同年9月の台風21号では、大阪府、京都府、和歌山県などの1万6000戸の水道が12日間途絶えました。









 大雨が降ると地盤が緩み、山や道路が崩れることがあります。当然、地中に埋まっている水道管もいっしょに破壊されてしまいます。さらに、水源が被害に遭う場合もあります。


2018年7月の豪雨では土砂災害により、愛媛県で浄水場が壊れてしまいました。岡山県や広島県や高知県では、洪水によって水源が水没し、そこの水が水道水として使えなくなってしまったのです。被災直後の浄水場の写真を見ると、建物の周囲には流木やゴミが積み重なり、ポンプなどの機器が泥水に埋もれてしまっています。


また断水は、水道インフラのみならず、停電でも発生します。水をくみ上げたり流したりといった、水の管理システムがストップしてしまうからです。


 浄水場ではふだん、汚れた水に沈殿やろ過・消毒などの工程を施し安全な水を生成していますが、洪水でいろいろな不純物が入り込みすぎると、処理できなくなってしまいます。水道水は飲料水としてだけでなく、私たちの生活の多くの面で使われます。手を洗う、入浴する、トイレを流す…など、衛生面でも大切な役割を果たしているのです。



キレイな水がないと、健康への二次被害が起こりうる可能性が大きくなります。そこで自治体や国が、断水した地域に給水車を配備し、一時的に水を供給することになります。ただ、道路が寸断されていたり大型車が通れなくなっていたりすると、それにも時間がかかります。



災害に見舞われてしまったあとでは、コップの水一杯ですら手に入りづらくなることもあるということです。










そこで、日ごろの備えが大切になります。いわゆる「非常用品」の一つとして、ある程度まとまった分量のキレイな水を用意しておく必要があります。



その分量とは、「成人1人あたり1日3リットル」が常識とされています。さらに国では、3日分を備蓄しておくことが望ましいとしています。4人家族だと単純に計算して3リットル×4人×3日で36リットルということになります。非常持ち出しリュックに、2リットルのペットボトルを2〜3本入れた程度では、まるで足りません。



 浴槽に水を溜めておくとか、トイレのタンクの水を利用するといった方法もありますが、備蓄水をキープしておく方法の一つとして、ウォーターサーバーを利用することも考えられます。









【「ローリングストック法」を活用】


ウォーターサーバーの水のボトルはメーカーにもよりますが、だいたい1本あたり8〜12リットルの容量です。数本あれば災害時に推奨されている量に届きます。


とはいえ、空になってから注文していては、水を常にストックしていることにならなりません。そこで、「ローリングストック法」が推奨されています。



 これは「備蓄しているものを古いものから消費して、新しく補充しておく」という考え方です。水や食料などは、保管しているうちに消費期限が訪れます。その前に飲んだり食べたりしてしまい、新鮮なものを買い足しておけば無駄になりません。


ウォーターサーバーの水ボトルも同様で、例えば「いつも必ず4本は家にあるようにしよう」と決めて、日付の古いものから使い、1本空になったら1本補充というサイクルを繰り返します。これにより、常に一定量の備蓄水をストックしておくことが可能となるわけです。


【災害時の事例】


では、災害時にウォーターサーバーを使用していた場合の事例をみてみましょう。



実際の事例です。


《事例1》



2016年4月14日21時26分にM6.5の地震が発生した熊本地震では、その28時間後の16日1時25分にはM7.3の地震が起きて、後に前者が前震、後者が本震と発表されました。




この時、アクアクララでは、利用者に電話をしたところ、停電や転倒によりウォーターサーバーが正常に使えなくなった家庭も多かったため、話ができた利用者には、ボトルから直接水を注ぐ方法(緊急時の方法であり、通常の使用方法ではありません)を案内し水の確保が行えたとのことです。



アクアクララの詳細はこちら右矢印1アクアクララ公式ホームページ







《事例2》


同じ熊本地震の際、クリクラでは、水不足になった既存の利用者に、福岡と鹿児島の支店から応援を頼み、急増した水の発注に対応し、既存利用者の元に水を届けたとのことです。


クリクラの詳細は、こちら右矢印1クリクラ公式ホームページ








アクアクララクリクラが、全国の病院の多くで採用されているのは、全国各地に支店を持ち、災害時でも安定した水の供給が受けられ、また、万が一の備蓄水として利用できるからです。



【最後に】


ウォーターサーバーの水の消費期限は、3〜6か月です。ローリングストック法を用いなくても、少し多めにオーダーすることを心がけていれば問題ありません。



「その日」はいつ来るかも被害の大きさもわからないです。ライフスタイルに合った防災術を考えておきたいものです。