2021年10月23日
【ボジョレーヌーボー間もなく解禁!】今年の解禁日と過去の『キャッチコピー』について
今年も、ボジョレーヌーボーの時期が近づいてきました。
今年の初出荷便は、4年ぶりとなるANA便で、2021年10月23日に羽田空港に到着しました。
今回は、ボジョレーヌーボーの今年の解禁日とボジョレーヌーボーにまつわるトリビア、そして、毎年、なぜか出来が高評価となっている、『キャッチコピー』を過去に遡って紹介します。
【目次】
1,2021年ボジョレーヌーボーの解禁日
2,ボジョレー・ヌーボーの名前の由来
3,各年のキャッチコピー
4,最後に
【2021年ボジョレーヌーボーの解禁日】
ボジョレー・ヌーボーの解禁日は、毎年11月の第三木曜日です。
2021年の解禁日は、11月18日の木曜日になります。
なぜ、毎年、ボジョレーヌーボーが解禁されると注目されるかというと、時差の関係で日本は世界で一番早く解禁されるためです。
世界中でも、ボジョレーヌーボーは、注目度が高く、季節の風物詩となっています。
2021年は大規模な霜害がフランスに発生しました。
そのため、ボジョレーの畑も約半分が影響を受けており、そのせいで2021年のボジョレーの生産量は例年より少ない見込みです。
今年も購入を考えている方は、早めの手配をおすすめします。
【ボジョレー・ヌーボーの名前の由来】
ボジョレーヌーボーの名前の由来についてです。
ボジョレーは、地名になります。
フランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地区で収穫したブドウを使用しており、『ボジョレー』という名前が付いています。
『ヌーボー』は、フランス語で、『新しいお酒』という意味です。
2つを合わせて、『ボジョレーヌーボー』という名前になっています。
【各年のキャッチコピー】
ボジョレーヌーボーは、その時の出来を表す、キャッチコピーにも注目が集まります。
キャッチコピーには、2種類あります。
一つ目は、現地のボジョレーワイン委員会によるブドウの評価をもとに、フランス食品振興会(SOPEXA)が発表した公式見解を和訳したものです。
二つ目は、その情報をもとに日本で作られたキャッチコピーです。ドンキホーテやメルシャンなどが日本独自のキャッチコピーを毎年発表しています。
まずは、フランスのボジョレーワイン委員会の過去20年のボジョレーヌーボーのキャッチコピーの一覧です。
2000年:出来は上々で申し分の無い仕上がり
2001年:ここ10年で最高
2002年:色付きが良く、しっかりとしたボディ
2003年:並外れて素晴らしい年
2004年:生産者の実力が表れる年
2005年:59年や64年、76年のように偉大な年の一つ
2006年:とてもうまくいった年
2007年:果実味が豊かでエレガント
2008年:フルーツ、フルーツ、フルーツ
2009年:数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年
2010年:果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた
2011年:3年連続で、偉大な品質となった
2012年:心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた
2013年:繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ
2014年:エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい
2015年:記憶に残る素晴らしい出来栄え
2016年:エレガントで、魅惑的なワイン
2017年:豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい
2018年:2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう
2019年:有望だが、生産者のテクニックが重要な年
2020年:非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がり
2021年:10月末まで発表される予定。
次に、日本で作られたキャッチコピーです。
2000年:「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
2001年:「ここ10年で最高」
2002年:「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
2003年:「100年に1度の出来、近年にない良い出来」
2004年:「香りが強く中々の出来栄え」
2005年:「ここ数年で最高」
2006年:「昨年同様良い出来栄え」
2007年:「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
2008年:「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
2009年:「50年に1度の出来栄え」
2010年:「2009年と同等の出来」「今年は天候が良かった為、昨年並みの仕上がり。爽やかでバランスが良い」
2011年:「2009年より果実味に富んだリッチなワイン」「出来が良く、豊満で絹のように滑らかな味わい」
2012年:「ボジョレー史上最悪の不作」「糖度と酸度のバランスが良く、軽やかでフルーティーな仕上がり」
2013年:「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」
2014年: 「2009年の50年に一度のできを超える味わい」「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」
2015年:「今世紀で最高の出来」
2016年:「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」
2017年:「豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい」
2018年:「2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう」「理想的な条件の下、すばらしいヴィンテージへの期待高まる」
2019年:「天候などの条件は厳しかったが、有望で生産者のテクニックが重要な年」「バランスのとれた味で、適度な量と高い品質のワイン」
2020年:「極めて早い成熟と乾燥した夏による、究極のミレジム(ヴィンテージ)」「非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がり」
2021年:10月末まで発表される予定。
【最後に】
今年も、冬の風物詩のボジョレーヌーボーが日本に来ましたね。
販売は、11月18日と少し先になります。
現地の悪天候のため、若干生産量が減っているそうなので、解禁されたら早めに1本購入されると良いと思います。
また、今年のキャッチコピーにも注目ですね。
今回のブログは、以上です。
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