2021年10月21日
【摂り過ぎに要注意!】バターやマーガリンに含まれる『トランス脂肪酸』の健康への影響について
バターやマーガリンなど、私たちが良く食べている食品ですが、農林水産省より、食べ過ぎると健康に影響があるとの報告がありました。
今回は、農林水産省のホームページより、バターやマーガリンに含まれる健康への影響について紹介します。
【目次】
1,脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響
2,脂質の必要性
3,脂質のとりすぎによる健康への影響
4,脂質のとりすぎに注意
5,トランス脂肪酸のとりすぎによる健康への影響
6,最後に
【脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響】
油脂などの脂質は、私たちの身体を構成する細胞膜の主要な成分であり、主要なエネルギー源でもあります。
脂質は、炭水化物やたんぱく質よりも大きいエネルギーを持っています。
そのため、人間はエネルギー源として脂肪を優先的に蓄積しやすいと考えられます。
脂質をとりすぎると、肥満、心筋梗塞をはじめとする循環器疾患のリスクを高める可能性があります。
また、脂質が多い食品を中心とする食生活は、結果として飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取量を増やすこととなります。
これらは血液中のLDLコレステロールを増加させ、このことも循環器疾患のリスクを高めます。
一方で、脂質が少なく、炭水化物が中心の食生活では、食後の血糖値及び血液中の中性脂肪値が上昇し、血液中のHDLコレステロールは減少します。
このような状態が長く続いた場合にも、冠動脈性心疾患のリスクが高まります。
また、摂取する脂質が極端に少ないと、脂溶性ビタミンの吸収が悪くなったり、エネルギー不足に陥ったりする可能性もあります。
ここでは、脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響や注意点をあらためて解説します。
【脂質の必要性】
ヒトはエネルギー源として、また細胞膜を構成する成分として、食品から脂質を摂取しています。
脂溶性ビタミン(A、D、E、K)、カロテノイドなどの油脂に溶けやすい栄養成分は、油脂と一緒に摂取することで、体内に吸収されやすくなります。
油脂を構成する成分のうち、リノール酸、α−リノレン酸などの必須脂肪酸は、生命の維持に不可欠ですが、体内で作ることができないため、食事からとることが必要です。
【脂質のとりすぎによる健康への影響】
一般に、脂質のとりすぎは、肥満や生活習慣病につながります。
特に動物性脂肪やパーム油などに多く含まれている飽和脂肪酸をとりすぎると、血液中のLDLコレステロールが増加し、その結果、循環器疾患のリスクを増加させることが示されています。
【脂質のとりすぎに注意】
平成30年度の国民健康・栄養調査によると、日本人の男性の約35、女性の約43%が脂質をとりすぎています。
また、脂質の種類にも気をつける必要があります。
【トランス脂肪酸のとりすぎによる健康への影響】
トランス脂肪酸を多くとると、血液中のLDLコレステロールが増加し、HDLコレステロールが減少することが示されています。
トランス脂肪酸を多くとりつづけると、冠動脈性心疾患のリスクを高めることも示されています。
【最後に】
簡単にまとめると、マーガリンやバターなどのトランス脂肪酸を含む油脂は、適度な量は良いですが、あまり摂り過ぎると、悪玉(LDL)コレステロールが増えて、動脈硬化を引き起こし、高血圧や心筋梗塞、脳卒中などになる可能性がたかくなりますよ!と農林水産省が呼びかけています。
この内容は、2020年4月27日に農林水産省のホームページで公開されたものです。
何回かこのブログで、紹介しましたが、悪玉コレステロールが増えるのは、動脈硬化に直結しますので、若い方でも十分に気をつけられた方か良いです。
逆に、野菜ジュースや青汁、ヨーグルトなどを毎日摂取して、腸内環境を整え、コレステロールを正常値に保てれば、動脈硬化のリスクは減りますので、しっかり対策を立てていきましょう。
今回のブログは、以上です。
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