2021年9月29日の自民党総裁選で、勝利した、岸田新総裁が、9月30日、自民党役員人事に着手しはじめ、一部、固まった人事が報道されています。
今回は、9月30日時点で、報道されている人事と、その中で、『左遷人事』や『降格人事』といわれている河野太郎氏の就任が濃厚な『広報本部長』という役職の仕事と歴代の担当者などについて紹介します。
【目次】
1,岸田総裁の人事判明分（9月30日時点）
2,自民党役員の序列
3,広報本部長の歴代担当者
4,広報本部長のお仕事は？
5,最後に
【岸田総裁の人事判明分（9月30日時点）】
幹事長:甘利明（麻生派）
官房長官:松野博一（細田派）
副総裁:麻生太郎（麻生派）
総務会長:福田達夫（細田派）
政調会長:高市早苗前総務相（無派閥）
広報本部長:河野太郎（麻生派）
選対委員長:遠藤利明（谷垣グループ）
国対委員長:高木毅（細田派）
組織運動本部長:小渕優子（旧竹下派）
幹事長代行:梶山弘志（無派閥）
参議院幹事長:世耕弘成
【自民党役員の序列】
1,総裁
2,幹事長
3,総務会長
4,政務調査会長
5,選挙対策委員長
6,組織運動本部長
7,広報本部長
8,国会対策委員長
9,幹事長代行
10,参議院議員会長
11,参議院幹事長
12,参議院政策審議会長
＊2〜4が、いわゆる『自民党3役』といわれる重要ポストです。
【広報本部長の歴代担当者】
2010年9月:茂木敏充
2011年10月:甘利明
2012年:小池百合子
2014年9月:馳浩
2015年:木村太郎
2016年:平沢勝栄
2017年:平井卓也
2019:平沢勝栄
2020:丸川珠代
2021:有村 治子
【広報本部長のお仕事は？】
1,メディア対応
2,内閣で決定事項の広報計画の策定
など。
【最後に】
岸田総裁の人事が報道されていますが、論功行賞が見え隠れしながらの、若手、女性起用を織り交ぜた感じの内容で報道されていますね。
一番注目されている、河野太郎氏の『広報本部長』は、たしかに、SNSの活用などを得意としているので、適任ではありそうですが、上で紹介した役員の序列を考えると、外務大臣や防衛大臣などを歴任した方としては、格下げは否めませんね。
皆さんは、岸田総裁の人事について、どのように感じていますか？
今回のブログは、以上です。
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