2017年04月11日
皐月賞、データ分析
日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」
中山競馬場で行われる皐月賞。JRAのデータ分析も見ながら有力馬をピックアップしていきたいと思います。※枠順やオッズなどレース当日に発表されるのデータがある場合、発表前なので割愛します。
参照・JRA皐月賞、データ分析
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2017/0416_1/index.html
1800m以上の重賞で連対経験のある馬が優勢
過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、「JRAの1800m以上の重賞」において連対経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率6.3%と苦戦している。重賞で優勝争いに絡んだことがない馬や、1800m未満の重賞でしか連対経験のない馬は割り引きが必要だ。
なお、「JRAの1800m以上の重賞」で連対経験がなかった馬のうち、若葉Sで「3着以下」だった馬と若葉S「不出走」の馬を合わせた3着内率は3.1%にとどまっている。3着以内に入ったのは2008年1着のキャプテントゥーレと2009年3着のセイウンワンダーだけで、2010年以降の該当馬46頭はいずれも4着以下に敗れている。「JRAの1800m以上の重賞」で連対経験がない馬の中で、「若葉Sで2着以内に入っていた馬」以外はさらに評価を下げるべきだろう。
1800m以上重賞連対馬と若葉S1、2着馬を選びます。
該当馬
アウトライアーズ
アダムバローズ
アメリカズカップ
アルアイン
ウインブライト
カデナ
コマノインパルス
スワーヴリチャード
トラスト
ファンディーナ
マイスタイル
レイデオロ
前走好走馬が中心
過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、前走の着順が「2着以内」だった。一方、「3着以下」だった馬は3着内率8.9%と苦戦している。前走の成績を比較する際は、着順が良かった馬を素直に重視したい。
なお、前走の着順が「3着以下」だった馬のうち、そのレースが「弥生賞」以外のレースだった馬の優勝例はなく、3着内率も3.7%にとどまっている。前走で「弥生賞」以外のレースに出走して3着以下に敗れていた馬は、苦戦する可能性が高いと判断したいところだ。
前走連対馬と弥生賞3着馬を選びます。
該当馬
アウトライアーズ2
アダムバローズ2
アメリカズカップ2
アルアイン2
ウインブライト2
カデナ2
クリンチャー
スワーヴリチャード2
ダンビュライト
ファンディーナ2
ペルシアンナイト
マイスタイル2
レイデオロ2
前走で単勝1番人気だった馬に注目
過去10年の3着以内馬30頭中19頭は、前走の単勝人気が「1番人気」だった。該当馬は3着内率46.3%と好走率も非常に高い。直近のレースで「1番人気」に支持されていた馬は、レースの内容にかかわらずマークしておくべきだろう。
該当馬
カデナ3
サトノアレス
ファンディーナ3
ペルシアンナイト2
レイデオロ3
キャリア6戦以上の馬は不振
過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、通算出走数が「5戦以内」だった。一方、「6戦以上」だった馬は3着内率9.9%と苦戦している。キャリアが豊富な馬は評価を下げたい。
該当馬
アウトライアーズ3
アメリカズカップ3
アルアイン3
カデナ4
キングズラッシュ
クリンチャー2
コマノインパルス2
スズカメジャー
スワーヴリチャード3
ダンビュライト2
ファンディーナ4
ペルシアンナイト3
マイスタイル3
レイデオロ4
ジョッキーとの相性も重要
過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、「今回と同じ騎手が騎乗したJRAのレースで優勝経験がある」馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率6.8%と苦戦している。各馬の戦績をチェックする際は、今回と同じ騎手で臨んだレースでの成績も確認しておきたいところだ。
出馬表発表前なので、ここでは某紙想定騎手を参考にします。
該当馬
アウトライアーズ4
アダムバローズ3
アメリカズカップ4
ウインブライト3
カデナ5
クリンチャー3
スワーヴリチャード4
トラスト2
ファンディーナ5
プラチナヴォイス
ペルシアンナイト4
レイデオロ5
近年は共同通信杯組とスプリングS組が強い
過去6年の優勝馬6頭は、いずれも前走で「共同通信杯」か「スプリングS」に出走して2着以内に入っていた。ちなみに、前走が弥生賞だった馬は2010年のヴィクトワールピサを最後に、前走が若葉Sだった馬は2007年のヴィクトリーを最後に、前走の着順が3着以下だった馬は2008年のキャプテントゥーレを最後にそれぞれ優勝が途絶えている。上記で挙げた傾向からもわかる通り、中距離の重賞で連対経験がある馬や前走で2着以内に入っていた馬を重視したいレースだが、近年の傾向を考慮するならば、「共同通信杯」や「スプリングS」の好走馬を特に高く評価すべきだろう。
該当馬
アウトライアーズ5
ウインブライト4
スワーヴリチャード5
以上をふまえてピックアップした有力馬はこちら
アウトライアーズ
カデナ
スワーヴリチャード
ファンディーナ
レイデオロ
アウトライアーズは5戦2勝で内中山コースは2勝2着1回とすべて連対。前走スプリングSも出遅れましたが直線鋭い伸びを見せ2着。時計勝負も問題なく終いの脚もしっかりしており混戦メンバーの中では地味ですが、鞍上も中山得意な田辺騎手と上位争いできる下地はあります。
カデナは本番と同条件の弥生賞1着。3走前の百日草特別ではアウトライアーズに先着しておりこちらの方が人気になると思いますが、近年本番で勝馬を配していない弥生賞組というのとスローペースの瞬発力勝負で勝ちあがったのが不安。ペースが上がったときに対応できるかがカギです。
スワーヴリチャードは前走共同通信杯1着。近年トライアル競走を使わずここから直行する馬が活躍しており人気を集めそうです。この馬は東京スポーツ杯2歳S、共同通信杯で平均ペースを勝ってきているのは強みですが、出遅れぐせがあるので、本番で後方に置かれてしまう危険性もあります。
ファンディーナは牝馬ながら参戦。69年ぶりの偉業に挑みますが、性別を別にしてもスローペースの経験しかなく、斤量も未経験の55kgとなるいので、個人的には厳しい一戦と見ます。前走の勝ちっぷりから人気となりそうですが、見送りが妥当だと思います。
レイデオロは2歳のホープフルS以来の競馬。3戦3勝で中山の同条件を2勝していますが、葉牡丹賞で負かしたコマノインパルスが弥生賞で馬券外となったのでレースレベルに疑問を感じます。またホープフルSで馬券内だった馬は、重賞昇格後はおろか過去10年でマイネルチャールズ(皐月賞3着)1頭しか馬券内にきていません。マイネルチャールズにしても弥生賞1着からと前哨戦を使っており、ぶっつけ本番ではなおさら手が出せないところです。
5頭データに該当しましたが、ペースなどに不安な点があるので、一押しがアウトライアーズで道中の位置取りに不安はありますがスワーヴリチャードも注目しておきたいです。
【出走馬を6頭に絞る★KLANプレミアム
中山競馬場で行われる皐月賞。JRAのデータ分析も見ながら有力馬をピックアップしていきたいと思います。※枠順やオッズなどレース当日に発表されるのデータがある場合、発表前なので割愛します。
参照・JRA皐月賞、データ分析
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2017/0416_1/index.html
1800m以上の重賞で連対経験のある馬が優勢
過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、「JRAの1800m以上の重賞」において連対経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率6.3%と苦戦している。重賞で優勝争いに絡んだことがない馬や、1800m未満の重賞でしか連対経験のない馬は割り引きが必要だ。
なお、「JRAの1800m以上の重賞」で連対経験がなかった馬のうち、若葉Sで「3着以下」だった馬と若葉S「不出走」の馬を合わせた3着内率は3.1%にとどまっている。3着以内に入ったのは2008年1着のキャプテントゥーレと2009年3着のセイウンワンダーだけで、2010年以降の該当馬46頭はいずれも4着以下に敗れている。「JRAの1800m以上の重賞」で連対経験がない馬の中で、「若葉Sで2着以内に入っていた馬」以外はさらに評価を下げるべきだろう。
1800m以上重賞連対馬と若葉S1、2着馬を選びます。
該当馬
アウトライアーズ
アダムバローズ
アメリカズカップ
アルアイン
ウインブライト
カデナ
コマノインパルス
スワーヴリチャード
トラスト
ファンディーナ
マイスタイル
レイデオロ
前走好走馬が中心
過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、前走の着順が「2着以内」だった。一方、「3着以下」だった馬は3着内率8.9%と苦戦している。前走の成績を比較する際は、着順が良かった馬を素直に重視したい。
なお、前走の着順が「3着以下」だった馬のうち、そのレースが「弥生賞」以外のレースだった馬の優勝例はなく、3着内率も3.7%にとどまっている。前走で「弥生賞」以外のレースに出走して3着以下に敗れていた馬は、苦戦する可能性が高いと判断したいところだ。
前走連対馬と弥生賞3着馬を選びます。
該当馬
アウトライアーズ2
アダムバローズ2
アメリカズカップ2
アルアイン2
ウインブライト2
カデナ2
クリンチャー
スワーヴリチャード2
ダンビュライト
ファンディーナ2
ペルシアンナイト
マイスタイル2
レイデオロ2
前走で単勝1番人気だった馬に注目
過去10年の3着以内馬30頭中19頭は、前走の単勝人気が「1番人気」だった。該当馬は3着内率46.3%と好走率も非常に高い。直近のレースで「1番人気」に支持されていた馬は、レースの内容にかかわらずマークしておくべきだろう。
該当馬
カデナ3
サトノアレス
ファンディーナ3
ペルシアンナイト2
レイデオロ3
キャリア6戦以上の馬は不振
過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、通算出走数が「5戦以内」だった。一方、「6戦以上」だった馬は3着内率9.9%と苦戦している。キャリアが豊富な馬は評価を下げたい。
該当馬
アウトライアーズ3
アメリカズカップ3
アルアイン3
カデナ4
キングズラッシュ
クリンチャー2
コマノインパルス2
スズカメジャー
スワーヴリチャード3
ダンビュライト2
ファンディーナ4
ペルシアンナイト3
マイスタイル3
レイデオロ4
ジョッキーとの相性も重要
過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、「今回と同じ騎手が騎乗したJRAのレースで優勝経験がある」馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率6.8%と苦戦している。各馬の戦績をチェックする際は、今回と同じ騎手で臨んだレースでの成績も確認しておきたいところだ。
出馬表発表前なので、ここでは某紙想定騎手を参考にします。
該当馬
アウトライアーズ4
アダムバローズ3
アメリカズカップ4
ウインブライト3
カデナ5
クリンチャー3
スワーヴリチャード4
トラスト2
ファンディーナ5
プラチナヴォイス
ペルシアンナイト4
レイデオロ5
近年は共同通信杯組とスプリングS組が強い
過去6年の優勝馬6頭は、いずれも前走で「共同通信杯」か「スプリングS」に出走して2着以内に入っていた。ちなみに、前走が弥生賞だった馬は2010年のヴィクトワールピサを最後に、前走が若葉Sだった馬は2007年のヴィクトリーを最後に、前走の着順が3着以下だった馬は2008年のキャプテントゥーレを最後にそれぞれ優勝が途絶えている。上記で挙げた傾向からもわかる通り、中距離の重賞で連対経験がある馬や前走で2着以内に入っていた馬を重視したいレースだが、近年の傾向を考慮するならば、「共同通信杯」や「スプリングS」の好走馬を特に高く評価すべきだろう。
該当馬
アウトライアーズ5
ウインブライト4
スワーヴリチャード5
以上をふまえてピックアップした有力馬はこちら
アウトライアーズ
カデナ
スワーヴリチャード
ファンディーナ
レイデオロ
アウトライアーズは5戦2勝で内中山コースは2勝2着1回とすべて連対。前走スプリングSも出遅れましたが直線鋭い伸びを見せ2着。時計勝負も問題なく終いの脚もしっかりしており混戦メンバーの中では地味ですが、鞍上も中山得意な田辺騎手と上位争いできる下地はあります。
カデナは本番と同条件の弥生賞1着。3走前の百日草特別ではアウトライアーズに先着しておりこちらの方が人気になると思いますが、近年本番で勝馬を配していない弥生賞組というのとスローペースの瞬発力勝負で勝ちあがったのが不安。ペースが上がったときに対応できるかがカギです。
スワーヴリチャードは前走共同通信杯1着。近年トライアル競走を使わずここから直行する馬が活躍しており人気を集めそうです。この馬は東京スポーツ杯2歳S、共同通信杯で平均ペースを勝ってきているのは強みですが、出遅れぐせがあるので、本番で後方に置かれてしまう危険性もあります。
ファンディーナは牝馬ながら参戦。69年ぶりの偉業に挑みますが、性別を別にしてもスローペースの経験しかなく、斤量も未経験の55kgとなるいので、個人的には厳しい一戦と見ます。前走の勝ちっぷりから人気となりそうですが、見送りが妥当だと思います。
レイデオロは2歳のホープフルS以来の競馬。3戦3勝で中山の同条件を2勝していますが、葉牡丹賞で負かしたコマノインパルスが弥生賞で馬券外となったのでレースレベルに疑問を感じます。またホープフルSで馬券内だった馬は、重賞昇格後はおろか過去10年でマイネルチャールズ(皐月賞3着)1頭しか馬券内にきていません。マイネルチャールズにしても弥生賞1着からと前哨戦を使っており、ぶっつけ本番ではなおさら手が出せないところです。
5頭データに該当しましたが、ペースなどに不安な点があるので、一押しがアウトライアーズで道中の位置取りに不安はありますがスワーヴリチャードも注目しておきたいです。
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