2018年02月14日
歌舞伎「勧進帳」
歌舞伎は、出雲の阿国(おくに)が江戸時代のはじめたかぶき踊りから始まったとされています。江戸時代のあいだに今の様式になってきました。音楽、舞踊、劇、舞台芸術などをあわせもつ総合芸術です。
演奏は、和楽器を中心に、唄(うた)、太鼓(たいこ)、小鼓(こづつみ)、笛(能管、のうかん)、三味線(しゃみせん)からなります。
長唄は担当によって次のように3つに分けられます。そのうち唄の担当は、唄方(うたかた)といいます。それに対して、楽器の担当は、囃子方(はやしかた)と三味線方といいます。唄方と三味線方で演奏を統括していきます。
長唄の担当
唄 方:唄をうたう。
三味線方:三味線の演奏。
囃 子 方:鳴物(なりもの)の太鼓、小鼓、笛の演奏
歌舞伎の音楽には伴奏音楽のひとつである長唄、義太夫節(ぎだゆうぶし)などがあります。おもに舞踊を伴奏したり、物語の語りをする役割があります。
それに対して下座(げざ)音楽は、劇中の効果音を出したり、進行を補助する役割があります。
こうした音楽の伴奏で舞が劇中で舞われたり、劇の幕間をつないだり、物語の内容を歌とともに説明したりします。
勧進帳は、源氏の兄弟(源頼朝と源義経)の間の悲劇です。兄の命を受けて源平の合戦に出陣、活躍した弟の義経は、いつしか兄頼朝から疎まれる存在となり、囚われようとされます。
それを察知した義経は弁慶の助けをもらいながら、奥州(東北地方)の藤原氏のもとへ身を寄せようと逃亡の旅をします。その途中の安宅(あたか)の関で、関所の役人の富樫(とがし)に、義経であることを見破られまいとする弁慶の演技(白紙の勧進帳を読み上げるシーン(読み上げ)、怪しまれた義経を杖でうつシーン(折檻)が人の心を打つ有名な場面です。この歌舞伎はこうした場面から構成されています。
「勧進帳」は、江戸時代のうちから人気の演目のひとつで、歌舞伎十八番のうちのひとつにあげられていました。能の演目の「安宅」からつくられたものです。
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演奏は、和楽器を中心に、唄(うた)、太鼓(たいこ)、小鼓(こづつみ)、笛(能管、のうかん)、三味線(しゃみせん)からなります。
長唄は担当によって次のように3つに分けられます。そのうち唄の担当は、唄方(うたかた)といいます。それに対して、楽器の担当は、囃子方(はやしかた)と三味線方といいます。唄方と三味線方で演奏を統括していきます。
長唄の担当
唄 方:唄をうたう。
三味線方:三味線の演奏。
囃 子 方:鳴物(なりもの)の太鼓、小鼓、笛の演奏
歌舞伎の音楽には伴奏音楽のひとつである長唄、義太夫節(ぎだゆうぶし)などがあります。おもに舞踊を伴奏したり、物語の語りをする役割があります。
それに対して下座(げざ)音楽は、劇中の効果音を出したり、進行を補助する役割があります。
こうした音楽の伴奏で舞が劇中で舞われたり、劇の幕間をつないだり、物語の内容を歌とともに説明したりします。
勧進帳は、源氏の兄弟(源頼朝と源義経)の間の悲劇です。兄の命を受けて源平の合戦に出陣、活躍した弟の義経は、いつしか兄頼朝から疎まれる存在となり、囚われようとされます。
それを察知した義経は弁慶の助けをもらいながら、奥州(東北地方)の藤原氏のもとへ身を寄せようと逃亡の旅をします。その途中の安宅(あたか)の関で、関所の役人の富樫(とがし)に、義経であることを見破られまいとする弁慶の演技(白紙の勧進帳を読み上げるシーン(読み上げ)、怪しまれた義経を杖でうつシーン(折檻)が人の心を打つ有名な場面です。この歌舞伎はこうした場面から構成されています。
「勧進帳」は、江戸時代のうちから人気の演目のひとつで、歌舞伎十八番のうちのひとつにあげられていました。能の演目の「安宅」からつくられたものです。
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