2023年08月16日
1-1-2 経営と戦略の全体像 補足
• 経営資源と競争優位性
VRIO分析(バーニー)
持続的な競争優位を築くための経営資源の要件
・Value(経済的価値):経営資源が経済的価値を生み出すか
・Rarity(希少性):経営資源は希少性があるか
・Inimitabity(模倣困難性):経営資源は真似されにくいか
・Organizathion(組織能力):経営資源を生かすための組織・体制があるか
経路依存性/因果曖昧性
競争優位につながりやすい経営資源の性質
●経路依存性:経験の積み重ねが無いと蓄積できないか
:同様の経験(経路)を経ないとつく席できない場合は模倣困難
例)企業のノウハウ・ブランド
●因果曖昧性:競合から見て、模倣対象の企業の経営資源と競争優位の因果関係が分かりにくいか?
• 多数の要因が複雑に絡み合うことで競争優位につながっている場合、模倣困難。
例)トヨタの生産方式(現場での改善や企業文化など)
• 情報的経営資源
【経営資源の累計】
有形:人・物・金
無形:企業内部(ノウハウ・技術・熟練・顧客情報)
企業外部(信用・イメージ・ブランド)
情報的経営資源
特異性・競争優位性の源
【情報的経営資源の特徴】
・金銭で買えない:信用、イメージ、ブランドなどは自社で構築する事が基本。
(VRIO分析の希少性、模倣困難性)
・作るのに時間がかかる:ノウハウ、ブランドなど
(VRIO分析の模倣困難性)
・複数の製品や分野で同時に利用可能:有形資源と違い、同時多重利用が可能
例)中核技術を複数の製品で利用・ ブランドイメージを商品群で活用
・他社が真似しにくい:経験の積み重ね(経路依存性)
模倣しやすい経営資源(設計図、マニュアル)
⇒対策:特許・商標
タグ:企業経営理論
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