2023年08月03日
「米国債格下げショック!」世界株安に発展?
8月2日(水)日経平均が大幅に下落しました。
急落の引き金は、米欧の大手格付け会社フィッチ・レーティングスによる、突然の米国債の格下げです。
フィッチ・レーティングスは1日、米国債の格下げを発表した。長期信用格付けを最上位の「トリプルA」(AAA)から「ダブルAプラス」(AA+)に1段階引き下げた。
これを受け東京市場は株・為替・債券の「トリプル安」に見舞われた。
米国債の格下げは2011年8月、債務上限でオバマ政権と共和党がギリギリで合意した際、財政再建策が不十分だとして、格付大手のS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が引き下げて以来、12年ぶり2度目だ。
当時は金融市場が動揺し、世界的な株安となった。
「世界で最も規模が大きく流動性が高い安全資産であり、世界の金利のベースともなる米国債の格付けが引き下げられたことの意味は大きく、米国資産全体の信頼性低下につながるリスクがある。仮にこれをきっかけに、ドル安が進めば、日本市場では円高・株安傾向が強まり、経済への悪影響も生じ得るだろう」
世界の金利ベースで最も規模の大きい米国債の格付け引き下げは、日本市場の円高・株安へつながる可能性がある。
「米国では、2020年のコロナショック以降に実施された財政拡張策が、昨年来の歴史的物価高騰につながった、との指摘がある。しかし、中国への対抗や気候変動への対抗、低所得者支援などを強く意識するバイデン政権は、十分な財政健全化策を講じてこなかった。
そのもとで、連邦財政赤字のGDP比率は、2022年の3.7%から2025年には6.9%まで増加する、とフィッチは見込んでいるのだ。
こうしたもと、物価高対策は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに強く依存する形となった。しかしそれは、金融市場そして経済にも過大なストレスをかけることになる。この点から、バイデン政権は経済、金融の安定の観点からも、より財政緊縮策を進めることが求められるところだ」
バイデン政権は財政健全化を講じてこなかった。
結果物価高が進み利上げを招き金融市場・経済に過大なストレスを掛けた。
今後、経済・金融の安定の為に財政の緊縮策を進める事が求められる。
他の要因としては、日米金融政策のイベントが通過し、安心感からの買いが一巡した事による利益確定売り。
国内外の金利上から、割高感の出る半導体関連銘柄の下落、保険株の下落などが影響した。
投稿を作成しているのが2日23時なのでまだ分かりませんが、今後朝方にかけアメリカ市場が下げ続けると、3日の日本市場も続落しそうですね。
しばらく上昇が続いた分、場合によっては下落が続く可能性もあるかなと考えています。
ちなみに、日本の10年債も着実に上がってますね・・・・
今後は住宅ローンの上昇、不動産関連株の下落なんかも続くんでしょうかね??
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