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自閉症障害者の親の悲しみと心の闇。

最近の新聞屋さんは勧誘に熱心な人が多いですね。

私の家に用事がある人は必ず数日前に
約束をしてから会うようにしています。

私は突然、人と会うという事は絶対にしません。

障害をもつ息子の送迎や身辺の世話があるので
自由な時間はあまりとれないのが現実です。


新聞屋の勧誘には ここ何年も
ドアを開けた事はありませんでした。

今日は久々にドアを開けてしまいました。
インターホンで男性が私にこう言いました。

「引っ越しの御挨拶に伺いました。」

私の住んでる住宅は新築ですので
その周辺一帯は新築ばかりで

まだ決まっていない家も何軒かあります。
新しい人が引っ越してきたかと勘違いして

ドアを開けてしまいました。
言い方がうまいですね。やられました(笑)

とても丁寧な営業マンのかたでした。
新聞屋さんの勧誘にしては珍しいタイプの男性でした。

私はドアを開けて、その男性と少し話をしただけですが

トイレットペーパーや新品ゴミ袋も何セットか
新聞契約もしないのに色々と物を戴きました。

受け取るのを何度も断りましたが
彼は私にプレゼントし、そのまま帰りました。

「いつか御縁があるかもしれないから。」

彼の最後の言葉はこんな素敵な言葉で終わりました。


なぜ彼が私に、新聞契約もしていないのに
色々と物をくれたのかは分かりません。


今の新聞屋の勧誘は昔と違って質が良くなりましたね。

昔はドアを足で蹴飛ばされたり
酷い人になると喧嘩にもなりました。

新聞屋の勧誘のイメージは私はとても悪かったのですが
あれから20年以上も経つと時代は変わるのですね。

今はネットの時代ですし新聞より速報でニュースも
閲覧できますし、スーパーの広告もネットで見れますから

新聞は私には不用ですね。

新聞のメリットも新聞屋の勧誘の男性から聞きましたが
うちの子供は残念ながら健常児ではありません。

私はその営業マンの男性に聞かれましたが
「子供はいない」と嘘を言いました。

意外と一般のかたは気が付かないと思いますが

障害者をもつ親は、健常者のお子さんの話をされると
実は深く傷ついてる事が多いって事を・・・・


普通は気が付きませんよね。
普通の話をしてるだけですからね。

誰も普通の話の内容で人が傷つくとは思いませんからね。


でも、障害者をもつ親はその普通の話で
意外にも多く傷つく事が多いんです。


「どうして、うちの子だけ病気なの?」 と。。。。

やはり、どうしても健常児の話をされると
親というものは、いけない事だと
分かっていながらも、比べてしまうものなのです。


意外に見た目は、普通を装っていますが
心の中は悲しみと涙で常にいっぱいなんです。

普通を装って笑って普通の会話をする
こんな当たり前で簡単な事が辛いと感じてしまうのです。


これは経験した者にしか分からない心の闇です。







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Natari
★ブログをいくつか分けて更新していましたが、こちらのブログはヤプログへ半分移転しました→ http://yaplog.jiheisyo.com/ 過去記事はここへ、このまま残しておき更新は不定期です。◆自閉症・パニック障害・多動症・自傷行為・睡眠障害・ミオクロヌス癲癇(てんかん)・両膝離断性骨軟骨炎・など複数の病気をもつ息子と私の生活日記です。日々の変化はあまり見られませんが少しでも世間の皆様にこういった病気があるという事を知って頂きたいです。◆息子の話題がない時は、『 独り言ブログ&私の体験談 』 に変更し書き綴らせて頂きます。※ブログ内容には著作権がありますが、リンクフリー(アダルトサイト不可)です。
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