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2014年11月17日

60mmキャスター交換用固定脚(つづき)

11/12のDIYカテゴリー記事の続編です。

スティールケースのシンクチェアに付いている65mmキャスターを固定脚に交換するという一連のスッタモンダの完結編です。汎用タイプの固定脚が60mmキャスター交換用だったため、椅子のガスシリンダーが床と干渉してしまうという事態になったまま前回終了していましたよね。前回は、3-Dプリント出力サービスに底上げスペーサーをデザインして見積もり依頼したところ、5個交換するのに1万7千円程かかってしまうことが判明したため、この案をボツにし途方に暮れていたわけですが、結局、汎用品でなんとかしました。

採用したのはコイツ ⇓ ⇓ ⇓
fixed_landinggear_04.JPG
ノブボルトです。手で回せるボルトっていえばお分かりかと思います。こういった工業用資材探すのによく”モノタロウ”利用するんですが、汎用品でジャストサイズのものが見つからず少々改造して取り付けました。購入したのは、TRUSCOのファイブロブノブボルトM10×30(トラスコ品番430-9227)で、樹脂部分がナイロンではなくABSなんですよね。結合させる相手側の穴の径の関係でボルトサイズはM10なのですが、長さも丁度良いものがなく、ボルト長30mmを購入し、これをカットすることになりました。
写真はカットする前です。5mm程度長く隙間相空いてますよね。



写真では見えませんが、穴の奥で金属芯と当たって止まっています。この状態で試しに椅子にセットしましたが普通に座れます。しかし、椅子の位置を座りながら動かしたりする際にM10ボルトに応力集中するので、カットして樹脂同士を密着させて応力分散させるようにします。



fixed_landinggear_05.JPG

また、ノブボルトの方の樹脂部も中抜きされているため、圧力分散させるため大型ワッシャーを入れるようにします。

fixed_landinggear_06.PNG










律儀に各部計測して圧力計算しました。静止状態であれば問題ありませんが、動かす事を考慮してここは安全率を高めにしましょう。




先ず、M10(ピッチ0.15mm)のボルトを収めるためにタップを用意します。今回、このサイズのタップは持っていなかったのでこれもモノタロウで購入しました(ここ税抜¥3,000以上じゃないと送料かかるんでついつい追加で買っちゃうんですよね)。写真のスパイラルタップは止穴用で、通穴用はジェットタイプっていうのを使うのが推奨されていますが、管理人の場合全部スパイラルタップでやってますが特に問題はありません。思うに、それよりメーカー選択の方がよっぽど大事で、管理人推奨はイシハシ精工です。他メーカーよりほんの少し高かったりしますが、しょぼいメーカーのだと数回使用しただけでメゲてしまったりしてイシハシ製に落ち着いております。
また、今回相手がナイロンなので直にボルト回しこんでも入るように思いますが、ミスって斜めとかになると手遅れなので念のためにタップを使用しております。
fixed_landinggear_07.JPG
fixed_landinggear_08.JPG

fixed_landinggear_09.JPG
相手がナイロンなので今回は簡単ですが、金属にタップ入れる際、切始めの数回転で勝負が決まります。慎重に真っ直ぐに掘れているか確認しながら始めましょう。
fixed_landinggear_10.JPG

出来ました。
fixed_landinggear_11.JPG
お次は、この余分なボルト長を調整します。
fixed_landinggear_12.JPG

fixed_landinggear_14.JPG

余分な長さ分だけ顔を出すような治具を即席でこしらえ・・・。

チップソーでカット(金鋸でも簡単に切れると思います)。

fixed_landinggear_15.JPG


ボルトカットなので、通常、先端部分の処理(30°くらいに面取りしてバリがピッチに埋まらないようにする。結構面倒臭い)をしなければボルトがスムーズに通らなかったりするのですが、今回は相手がナイロンなのでこのまま強引に挿入しました。
fixed_landinggear_16.JPG
fixed_landinggear_17.JPG

fixed_landinggear_18.JPG
最後に底面処理。
購入したノブボルトの形状が中心部少し低くなっておりABSのため割れを心配してこの凹部分にフェルトをセットしました。中心部分で床から0.35mm程度(シクネスゲージ測定)浮いているので、この部分をカバーするために2mm厚の床キズ防止用の家具用フェルトをカットして貼り付け完成となりました。少し厚いんですが、体重載せずに椅子を少し動かしたいときはフェルト主導でスルッと動き、座ると重みで動きにくくなるという設定です。もちろん床のキズ対策も兼ねて。
fixed_landinggear_19.JPG

んでもってこんな感じに。
(背景がゴチャゴチャしてますね。すいません、疲れて片付ける気力が無いもので。)
fixed-landinggear_20.JPG





これでやっとガスシリンダーと床との間で安全なマージンがとれました。キャスター付けていたときよりも約10mm高くなっております。




65mmキャスター交換用の固定脚が販売されていればこんな苦労いらないんですが、しょうがありません。無いものは泣き言いってないで造るしかありません。
(追記)椅子の改造している間に・・・
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