「漢字の日」は、毎年12月12日に日本で祝われる記念日です。これは、漢字の重要性を再認識し、日常生活や文化の中での漢字の役割を考える機会として制定されています。1995年に日本漢字能力検定協会が制定しました。
日付の由来
12月12日を「漢字の日」とした理由は、「いい字、一字(12月12日)」という語呂合わせに基づいています。1年間を振り返り、特に印象深い漢字を選び、その年を象徴する「今年の漢字」が発表されることが最も注目されるイベントです。
主なイベント
「漢字の日」の最大の目玉は、**「今年の漢字」**の発表です。この行事では、全国から応募された漢字の中から、その年の世相や出来事を象徴する漢字が選ばれます。そして、京都・清水寺で、僧侶がその年の漢字を大きな和紙に筆で揮毫(きごう)する儀式が行われます。このイベントは日本国内だけでなく、海外でも注目を集めています。
過去の「今年の漢字」
例えば:
2020年:「密」− 新型コロナウイルス感染拡大に関連して「密閉」「密集」「密接」の「三密」が注目されました。
2011年:「絆」− 東日本大震災後、人々が絆を大切にした1年を象徴しました。
漢字の日の意義
「漢字の日」を通じて、漢字文化の豊かさを知り、日常生活や学びの中で漢字への理解を深めることが目的とされています。また、漢字は日本語の重要な一部であり、伝統文化や言葉の力を再認識する良い機会です。