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マフィン
活字中毒。 ホラー、ミステリー、サスペンスの傑作小説や映画、テレビドラマをご紹介します。好きな作家はスティーヴン・キング、クライヴ・バーカー、トマス・ハリスなど。ご紹介するのは同性愛を扱ったものが多いです。腐女子。
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2020年06月23日

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のアン・ライスのお耽美映画の感想レビュー




1994年ニール・ジョーダン監督の映画

「インタビュー・ウィズ・バンパイア」をご紹介します。


アン・ライスの吸血鬼レスタト・シリーズの『夜明けのヴァンパイア』が原作です。

第67回アカデミー賞では2部門にノミネート。

主演のトム・クルーズとブラッド・ピットは第15回ゴールデンラズベリー賞で

ワーストスクリーンカップル賞を受賞しました。





■ 目 次 ■




あらすじ

現代のサンフランシスコのある夜。

ダニエル・マロイは、物静かで美しい青年ルイにインタビューを始める。

部屋には二人きり。ルイは、長年の秘密と自分のこれまでの半生を語り始める。

時は18世紀。ルイはニューオーリンズで農園を経営していた。

しかし、妻と子供を同時に亡くし、その悲しみから酒に溺れる日々。

吸血鬼レスタトは、ルイに興味を持ち、彼を襲い、

「人間として死ぬか吸血鬼として生きるか」の選択を迫る。

生きることを選んだルイだったが、

人としての優しさと倫理観を捨てられない彼は

人間の血を吸うことができず、ずっと苦しみ続けることになる。

ルイを失う可能性に気づいたレスタトは、

小さな少女を吸血鬼に変え、

少女に罪悪感と思いやりを感じているルイを引き留めることに成功する。

3人は家族のように暮らすが‥‥。

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」あらすじ感想レビュー
まりをさんによる写真ACからの写真




映画のメインキャスト

レスタト・デ・リオンコート:トム・クルーズ

ルイ・ド・ポワント・デュ・ラック:ブラッド・ピット

ダニエル・マロイ(インタビュアー):クリスチャン・スレーター


クローディア:キルスティン・ダンスト

アーマンド:アントニオ・バンデラス

サンティアゴ:スティーヴン・レイ

イヴェット:タンディ・ニュートン

マドレーヌ:ドミツィアーナ・ジョルダーノ


トム・クルーズ × ブラピという超豪華なキャスティング!

初めてこの映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を見たとき

「いつものトムじゃない!」(クレヨンしんちゃんのねねちゃん風)

とビックリしました!映画の中のトム・クルーズは

金髪で色っぽくて、奔放で気性の激しいレスタトにぴったりです!

ブラピも繊細で優しいルイを好演してます。

それから、

子役のキルスティン・ダンストも素晴らしいです!

気が強くて残酷で、でも胸に悲しみを抱えているクローディアを

完璧に演じています。




イケメンにゴージャスな衣装を着せたら、あら綺麗!

1994年当時、若くてノリにのっていたイケメン俳優を集めて、

吸血鬼メイクを施し、お貴族風のお洋服を着せて撮影したこの映画

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」。

美しい映像にならないはずがありません!!!

個人的には、ルイが吸血鬼として最初の呼吸をして

目の色が変わる瞬間にしびれました!

フリルが一杯の、おフランスのロココ調お衣装も素敵!


18世紀のニューオーリンズの猥雑さ、気温も湿度も高いじめっとした気候、

アメリカの中でもフランスの影響が濃い独特の文化と風俗。

まがまがしさを含んだ美しさが魅力です。

31186_s.jpg
acworksさんによる写真ACからの写真



ネタバレ(↓↓↓)

以下ネタバレですので、ネタバレ大丈夫な方のみ

文字の色を反転させてお読みくださいね。


レスタトとルイ、クローディアの3人の暮らしは長続きしません。

やがて、クローディアがレスタトを殺す計画を立て、ルイも協力。

クローディアとルイはレスタトと決別することになります。

レスタトと分かれた後、ヨーロッパをさ迷うクローディアとルイ。

パリで偶然ヴァンパイアのグループと出会います。

グループのトップ、アーマンドはルイを独占するため、

クローディアからルイを引き離そうとして

クローディアを殺してしまいます。

傷心のルイはグループに復習し、旅に出ます。

やがて時代が移り変わり、アメリカに戻ったルイは

変わり果てた姿のレスタトと再会。

しかし、二人の仲はもう元には戻りませんでした。


そして、冒頭のシーンに戻ります。

インタビューで自分の半生を語り終えたルイは姿を消します。

インタビュアー、ダニエルは録音テープを止め、車に乗り込みます。

しかし、そこで彼を待っていたのはレスタトでした。

レスタトはダニエルの血を飲んで復活します。



最初から最後まで、ルイがモテモテ(笑)。

ヴァンパイアのように長い間生きてると、

色々なことがどうでもよくなりそうだし、感情も枯渇しそうだけど

いつまでも繊細さを失わないルイの瑞々しさが魅力なんだろうなあ。

もちろんイケメンだしね。

ルイをまるっと受け止めてくれるようなダーリンは

どこかにいないかな♪

ラストでレスタトが復活して、続編を期待させるような終わりかただったけど

レスタトかルイが登場する続編映画があるといいなあ♪





アン・ライス女史とヴァンパイア・クロニクルの映像化

レスタトはアン・ライスにとって、非常に大切なキャラクターのようです。

アン・ライス女史は昔から「二次創作は許すまじ」っていう立場だし、

近年、大枚払って、レスタトシリーズの映像化の権利を

全部買い戻したそうです。


その後2018年、ブライアン・フラー

(テレビドラマ「ハンニバル」の脚本家兼プロデューサー)と組んで、

ヴァンパイア・クロニクル(アン・ライスのヴァンパイア・シリーズ)の

テレビドラマを作るというニュースが流れました。

マジか! ブライアン・フラーがプロデュースするなら絶対に見なければ!

と意気込んでいたけど、その話はキャンセルになったそうで残念です。

今後映像化することはあるのかな?

もし映像化するとしたら、アン・ライス女史の厳密な監修で

彼女のイメージのヴァンパイア・シリーズになるでしょうね。

アン・ライスの作品はお耽美色がかなりこってりと濃厚なので、

お耽美好きの方は期待できるかもです。




ま と め

トム・クルーズ × ブラピという超豪華なキャスティングで

背景や衣装もゴージャスです!


まだご覧になっていない腐女子は

目の保養のためにも是非一度履修をオススメします。



※最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


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posted by マフィン at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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