国家の不祥事

2022年7月29日
愛知県警中村署刑事課に所属する56歳の男性警部補が、高速道路の自動料金収受システムETC専用レーンを通行料金を支払わずにバイクですり抜けたとして書類送検されました

愛知県警中村署刑事課の警部補は、高速道路を走行する際にはETCカードを機器にセットせずに大型バイクを運転していたというです。
2020年2月から2022年4月までの事件が発覚するまでの間に、合計88回にわたり、名古屋第2環状自動車道などの料金所で、専用レーンのバーの隙間をすり抜けたり、通過車両の直後に続いて走行したりしするなどして、料金合計約10万円の支払いを免れた疑いがもたれています。

警部補が運転するバイクは、ナンバープレートが料金所の係員にチェックされないように、器具を付けて水平に立ち上げていました。

高速道路を管理する名古屋市の中日本高速道路から、「2年前から繰り返し料金を支払わずに通過するバイクがいる」と2022年3月に警察に対して通報があったということです。

愛知県警は2022年7月29日付で、道路整備特別措置法違反容疑などの容疑で、中村署刑事課の男性警部補を書類送検し、停職6カ月の懲戒処分としました。
その後、この警部補は依願退職したということです。


愛知県警中村署刑事課の警部補コメント
「1人でツーリングやキャンプに行くのに料金を浮かせたかった」


林昌彦首席監察官のコメント
「警察官としてあるまじき行為で、深くおわびする。」
「再発防止と信頼回復に努める。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
また「再発防止に努める」の定型文だけで処理されました
いずれまた、同様の事案が再発する事でしょう