Matzocoatl「毒蛇だって知ってただろ？」

子供の頃…小学校の低学年ぐらいだったかな。

家の近くのパチンコ屋の駐車場辺りに「何かの部品」が落ちていた。

文字では上手く説明が出来ないのですが、

差し込む感じの部品で、全体的には3センチぐらいの長さで、

鉄の部分とプラスチック部分がある様なもの。


あれは何の部品だったのか、今でも分らないのですが、

それがいっぱい落ちていて、何故か家に何個か持って帰ってきてしまった。


で、何を思ったのか、当時の自分は、

その部品が立てれる事に気が付いて、

床にトラップとして仕掛けていた。


もちろん、家には家族ぐらいしか基本的に出入りしない。

トラップをしかける意味とか、

多分なにも考えず、なんか立てれるかたやったってだけなのだが、

そのトラップに気がついたオカンにメチャメチャ怒られたのだった。


なんでこんなことしたの！

…たぶん、そんな事を聞かれた気がするのだが、

なんでそんな事をしたのか自分でも分からない。

何か思いついたからやってみた、みたいな。


こういう人間が多くの人に迷惑をかけるんだろうなあ。

自分ながらダメな奴だなあと思う。


そんな過去があったからか、

プレイステーションで「刻命館」ってゲームが出た時は、

なんかアツいものを感じた。



人間はトラップしかけたい欲求があるんだよなあ…って。

気がついたらあのシリーズも路線が変わっていってしまったのだが、

今の三角木馬みたいなトラップは嫌いじゃない。

自分ではやってないんだけどね。

刻命館