2019年05月10日
映画「クワイエット・プレイス」の感想…「音を立ててはいけない世界で出産」とか考えたやつは変態だよね(褒め言葉)!
今日は映画「クワイエット・プレイス」の感想です。
DMMの月額レンタルのリストに入れてたら届きました。
令和で最初に観た映画になります。
という事でDMMのレンタルDVDでの鑑賞…日本語吹き替えで観ました。
映画「クワイエット・プレイス」は2018年公開のジョン・クラシンスキー監督作品。
今作品は俳優でもあるジョン・クラシンスキー監督がほぼ主演をしています。
と、言ってみたもののジョン・クラシンスキー作品は全然観てないや…。
タイトルは知ってるけど観れてない作品が多い。
後ほども書きますが、この映画を作った監督だったら、
もっと他の作品も観てみたいなと思いました。
物語のあらすじですが、
突如現れた謎の生物に人間が襲われ、殺されていた。
そいつらは目が見えず、音に反応して人々が襲われていると分かったのだが、
ほとんどの人間はすでに殺されていたのであった。
そんな中、音を立てずにひっそりと暮らす家族がいた…みたいな感じかな。
キャストですが、
主演のイヴリン・アボットを演じるのはエミリー・ブラント。
このブログで感想を書いた映画では映画「ボーダーライン」と映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に出ています。
どちらもタフな役でしたが、今回もそれらとはちょっと違ったタフさがありました。
イブリンの夫リー・アボットを演じるのはジョン・クラシンスキー。
この映画の監督でもあるジョン・クラシンスキーですが、
実はエミリー・ブラントの旦那でもあるので、
夫婦で主演、みたいな感じでもあるのですが、
それがまた演技にも良い影響を与えているのかもしれません。
その他、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ、ケイド・ウッドワード、
レオン・ラッサムが出演。
ほぼ人間が絶滅状態だし1つの家族に焦点を当てているので登場人物は少ない映画です。
さて、映画「クワイエット・プレイス」の感想ですが、凄い良い映画でした。
面白いって言うとちょっと違うのですが、
ドキドキもするしちょっと感動もするし、
よくこんな物語を考えれるよなって関心する。
基本的にどんな話か知らずに、
DMMのランキングに入っていたのをたまたま見つけて、
ポチッとリストに入れた感じなので、
ホラーって事ぐらいしか知らずにこの映画を観たのですが、
ホラーでは全然なかった。
まあモンスターものではあるのですが、描いているのは家族。
不器用な父と娘の描き方なんて「北の国から」みたいな感じでした。
…それは嘘ですが。
ちょっと今回は詳しくは書かないのですが、
どうしてもネタバレしてしまう部分が出てきますので、
まだ映画を観てなくて何も知りたくないって人は、
ここから先は読まないようにしてください。
まず映画の冒頭。
「Day 89」とテロップが出る。
89日目ってこうやって表記するんだと勉強にもなりますが、
一体何の89日目なのか。
はだしの人達がこそこそと寂れた店を捜索するところから始まります。
最初から「音に反応する怪物」と予告や告知で知っている人は、
何も不思議では無いのですが、
全くこの映画がどんなものか知らない人にとっては、
この人達は何をやっているんだろうと不思議に思うはず。
声も出さず、足音も立てず…そして、あの展開。
なるほど、ふざけるなガキ!とも思うのだが、
やっぱり子供に音を立てるな、なんて無理ですよね。
しかもロケット(スペースシャトルですが)ってのが、
余計に子供の気持ちが伝わってきて悲しいし苦しい。
善意とは言え、「その事」が父と娘に微妙な空気を作り、
後の展開に繋がっていくと考えると、
この冒頭シーンで映画の「状況を手際よく説明」し、
さらにこの映画の大事な「家族」という要素を深めるイベントにする構成、
素晴らしい冒頭シーンだったと思います。
ただ、映画内でかすかに聞こえる音以外は、
ほぼ無音だった時に自分の家の外で鳥がチュンチュン鳴いていて、
めちゃめちゃ気がそらされた。
そしてあの鳥は怪物に殺されないだろうかと思っていた。
やっぱり映画を観るのは映画館が良いですよね。
で、この映画の一番の盛り上がりだと思うのは、
イブリンの出産だと思います。
この「音を出してはいけない世界」でまさかの出産。
…絶望ですよね。
赤ちゃんなんて泣くに決まってるじゃないですか。
どうなっちゃうんだろうってドキドキしますよね。
あと、自分は男なので出産の痛みが分からないのですが、
音を出さずに出来るものなのかとかね。
産みたいけど不安。
しかし実際の出産はあんな感じでね。
本当にあのシーンはドキドキしたし、
こんな状況を考える人はヤバいやつだと思う(褒め言葉)。
映画の尺も90分と見やすい時間なのは嬉しい。
ほとんど音楽も言葉も無いのに、
90分間興味を持続させるって凄いですよね。
あとずっと手話で話をしているのは、
音を立てないためだと思っていたのだけど、
もちろんそれもあるのだけど、
娘が耳を聞こえないんだって設定に気が付いたのが結構後の方だった。
自分の理解力の無さに驚愕。
補聴器の仕組みが分からないんだけど、
音を増幅させるものなんだとは思うけど、
耳にはめていて、怪物にそれが聞こえるぐらい音が出るものなの?
まあ自作な機械なのでそうかも知れないけど、
それだったら耳にはめてなくても良いよねとは思う。
まあ最後は違ったのだけど。
とりあえずのツッコミどころとしては、
銃で撃ったらその音で他の怪物を引き寄せてしまうから撃たなかったのは分かるが、
どうしてもダメだって時は「銃で殺せるなら」撃つべきじゃないのだろうか?
ずっと物理的には殺せない存在なのだと思っていたら、
案外ヘッドショットで倒れるらしい。
だったら警察とか軍とか、負けない様な気がするんだけどなあ。
大量に来たらそれでも負けちゃうもんかな。
滝のシーンで大きな音が出ているところでは話いていても大丈夫というのが、
後の赤ちゃんの時に活きてくるのは上手いと思うんだけど、
そもそもあの怪物はどうやって地下に入って来たんだろう。
水が流れる音で寄ってきたんだろうけど、
だったら滝みたいなところには怪物ってずっといると思うよね。
あと、はだしでも音はすると思う…確かに砂をひいていたけど。
そして、怪物は目が見えないはずなのに、
正確に階段下りてきたり、車を掴んだりしてて、
見えないのか見えてるのかどっちやねん!
って、ツッコミどころはなくもない。
コーンに埋まるのも、若干の違和感が…。
そして銃1発であんなに来るなら、
花火はもっとくるだろ…とかね。
ただ、まあ「そういう設定」を楽しむ映画でもあるので、
「本当だったら」とかそんな事を言うのは野暮ですよね。
袋に釘がひっかかって、いや〜な気がするのが、
後にやっぱり!ってなるんだけど、
どんな映画でも何か刺さる時は痛って思っちゃいますよね。
今回も自分は全然痛くないのに「イタッ」て声が出た。
そんな感じかな。
でも本当に、良い映画だったと思います。
やっぱり「音を立ててはいけない世界で出産」とか考えた変態が最高。
ちなみに原題というか洋題は「A Quiet Place」で、
ほぼ邦題もそのままなのですが、
この「A」というのは日本語にはなかなか訳しづらいですが、
この映画を観ていると途中で「ああ…Aなんだ」ってのは分かる。
DMMの月額レンタルのリストに入れてたら届きました。
令和で最初に観た映画になります。
という事でDMMのレンタルDVDでの鑑賞…日本語吹き替えで観ました。
映画「クワイエット・プレイス」は2018年公開のジョン・クラシンスキー監督作品。
今作品は俳優でもあるジョン・クラシンスキー監督がほぼ主演をしています。
と、言ってみたもののジョン・クラシンスキー作品は全然観てないや…。
タイトルは知ってるけど観れてない作品が多い。
後ほども書きますが、この映画を作った監督だったら、
もっと他の作品も観てみたいなと思いました。
物語のあらすじですが、
突如現れた謎の生物に人間が襲われ、殺されていた。
そいつらは目が見えず、音に反応して人々が襲われていると分かったのだが、
ほとんどの人間はすでに殺されていたのであった。
そんな中、音を立てずにひっそりと暮らす家族がいた…みたいな感じかな。
キャストですが、
主演のイヴリン・アボットを演じるのはエミリー・ブラント。
このブログで感想を書いた映画では映画「ボーダーライン」と映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に出ています。
どちらもタフな役でしたが、今回もそれらとはちょっと違ったタフさがありました。
イブリンの夫リー・アボットを演じるのはジョン・クラシンスキー。
この映画の監督でもあるジョン・クラシンスキーですが、
実はエミリー・ブラントの旦那でもあるので、
夫婦で主演、みたいな感じでもあるのですが、
それがまた演技にも良い影響を与えているのかもしれません。
その他、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ、ケイド・ウッドワード、
レオン・ラッサムが出演。
ほぼ人間が絶滅状態だし1つの家族に焦点を当てているので登場人物は少ない映画です。
さて、映画「クワイエット・プレイス」の感想ですが、凄い良い映画でした。
面白いって言うとちょっと違うのですが、
ドキドキもするしちょっと感動もするし、
よくこんな物語を考えれるよなって関心する。
基本的にどんな話か知らずに、
DMMのランキングに入っていたのをたまたま見つけて、
ポチッとリストに入れた感じなので、
ホラーって事ぐらいしか知らずにこの映画を観たのですが、
ホラーでは全然なかった。
まあモンスターものではあるのですが、描いているのは家族。
不器用な父と娘の描き方なんて「北の国から」みたいな感じでした。
…それは嘘ですが。
ちょっと今回は詳しくは書かないのですが、
どうしてもネタバレしてしまう部分が出てきますので、
まだ映画を観てなくて何も知りたくないって人は、
ここから先は読まないようにしてください。
まず映画の冒頭。
「Day 89」とテロップが出る。
89日目ってこうやって表記するんだと勉強にもなりますが、
一体何の89日目なのか。
はだしの人達がこそこそと寂れた店を捜索するところから始まります。
最初から「音に反応する怪物」と予告や告知で知っている人は、
何も不思議では無いのですが、
全くこの映画がどんなものか知らない人にとっては、
この人達は何をやっているんだろうと不思議に思うはず。
声も出さず、足音も立てず…そして、あの展開。
なるほど、ふざけるなガキ!とも思うのだが、
やっぱり子供に音を立てるな、なんて無理ですよね。
しかもロケット(スペースシャトルですが)ってのが、
余計に子供の気持ちが伝わってきて悲しいし苦しい。
善意とは言え、「その事」が父と娘に微妙な空気を作り、
後の展開に繋がっていくと考えると、
この冒頭シーンで映画の「状況を手際よく説明」し、
さらにこの映画の大事な「家族」という要素を深めるイベントにする構成、
素晴らしい冒頭シーンだったと思います。
ただ、映画内でかすかに聞こえる音以外は、
ほぼ無音だった時に自分の家の外で鳥がチュンチュン鳴いていて、
めちゃめちゃ気がそらされた。
そしてあの鳥は怪物に殺されないだろうかと思っていた。
やっぱり映画を観るのは映画館が良いですよね。
で、この映画の一番の盛り上がりだと思うのは、
イブリンの出産だと思います。
この「音を出してはいけない世界」でまさかの出産。
…絶望ですよね。
赤ちゃんなんて泣くに決まってるじゃないですか。
どうなっちゃうんだろうってドキドキしますよね。
あと、自分は男なので出産の痛みが分からないのですが、
音を出さずに出来るものなのかとかね。
産みたいけど不安。
しかし実際の出産はあんな感じでね。
本当にあのシーンはドキドキしたし、
こんな状況を考える人はヤバいやつだと思う(褒め言葉)。
映画の尺も90分と見やすい時間なのは嬉しい。
ほとんど音楽も言葉も無いのに、
90分間興味を持続させるって凄いですよね。
あとずっと手話で話をしているのは、
音を立てないためだと思っていたのだけど、
もちろんそれもあるのだけど、
娘が耳を聞こえないんだって設定に気が付いたのが結構後の方だった。
自分の理解力の無さに驚愕。
補聴器の仕組みが分からないんだけど、
音を増幅させるものなんだとは思うけど、
耳にはめていて、怪物にそれが聞こえるぐらい音が出るものなの?
まあ自作な機械なのでそうかも知れないけど、
それだったら耳にはめてなくても良いよねとは思う。
まあ最後は違ったのだけど。
とりあえずのツッコミどころとしては、
銃で撃ったらその音で他の怪物を引き寄せてしまうから撃たなかったのは分かるが、
どうしてもダメだって時は「銃で殺せるなら」撃つべきじゃないのだろうか?
ずっと物理的には殺せない存在なのだと思っていたら、
案外ヘッドショットで倒れるらしい。
だったら警察とか軍とか、負けない様な気がするんだけどなあ。
大量に来たらそれでも負けちゃうもんかな。
滝のシーンで大きな音が出ているところでは話いていても大丈夫というのが、
後の赤ちゃんの時に活きてくるのは上手いと思うんだけど、
そもそもあの怪物はどうやって地下に入って来たんだろう。
水が流れる音で寄ってきたんだろうけど、
だったら滝みたいなところには怪物ってずっといると思うよね。
あと、はだしでも音はすると思う…確かに砂をひいていたけど。
そして、怪物は目が見えないはずなのに、
正確に階段下りてきたり、車を掴んだりしてて、
見えないのか見えてるのかどっちやねん!
って、ツッコミどころはなくもない。
コーンに埋まるのも、若干の違和感が…。
そして銃1発であんなに来るなら、
花火はもっとくるだろ…とかね。
ただ、まあ「そういう設定」を楽しむ映画でもあるので、
「本当だったら」とかそんな事を言うのは野暮ですよね。
袋に釘がひっかかって、いや〜な気がするのが、
後にやっぱり!ってなるんだけど、
どんな映画でも何か刺さる時は痛って思っちゃいますよね。
今回も自分は全然痛くないのに「イタッ」て声が出た。
そんな感じかな。
でも本当に、良い映画だったと思います。
やっぱり「音を立ててはいけない世界で出産」とか考えた変態が最高。
ちなみに原題というか洋題は「A Quiet Place」で、
ほぼ邦題もそのままなのですが、
この「A」というのは日本語にはなかなか訳しづらいですが、
この映画を観ていると途中で「ああ…Aなんだ」ってのは分かる。
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