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2016年09月06日

脳の重要な栄養素を作って海馬の体積を増やすのは有酸素運動

 脳の研究者達は、有酸素運動が脳を活性化させる最も良い方法だと言っています。その理由は、激しい運動では継続的に酸素を取り込むことはできませんが、有酸素運動は、運動をしながら継続的に酸素を体に取り込むからです。

愛知県の国立長寿医療研究センターで、軽度の認知障害がある、65歳以上の方(308名)を対象にして、週1回の頻度でウオーキングやステップの昇り降りなどの有酸素運動を行うグループと、まったく行わないグループに分けて認知機能テスト(10ヶ月間)を行いました。

その結果は、運動をしなかったグループでは認知機能には変化がありませんでしたが、脳の萎縮が進行した人が多くみられました。

しかし有酸素運動をしたグループでは、脳の萎縮がストップしていました。もちろん認知機能が向上している人もいて「記憶力」のテストで良い結果が出たそうです。

フィンランドでは「高齢者と運動」の関係を、65歳から79歳までの1500名で実施しています。この調査では週に2回以上運動をすると、まったく運動をしない場合に比べて、認知症の発症リスクは半分になることが判りました。

米国の大学の調査で、有酸素運動と有酸素運動以外の運動をしたグループで1年間調査した結果、有酸素運動以外の運動をしたグループでは海馬は委縮していましたが、有酸素運動を行ったグループでは、海馬が委縮しないどころか、海馬の体積が増えた人がいました。

以上は代表例ですが、世界中から有酸素運動は脳を活性化して、認知症の改善や予防まで大きな効果を上げているというデータが届くそうです。

その原因は次のように考えられています。

「有酸素運動をすることで、脳細胞のエネルギー源とも言われている重要な栄養素「BDNF(脳由来神経栄養因子)」が体内に作られるためです。」

この「BDNF」は誰でも加齢とともに減ってしまいますが、認知症になるとさらに激しい勢いで減少するため、脳の萎縮は著しく進行してしまいます。

しかし有酸素運動は、脳の重要な栄養素の「BDNF」を作ります。そしてその働きで、海馬の体積を増大させることができたのです。

尚、有酸素運動は認知症を引き起こす原因とされる「アミロイドベータを壊す酵素を発生」させます。さらに、「脳への血流を増加」、「感情を制御する物質を増加」、さらに「動脈硬化の原因物質や遺伝子を傷つける物質を追い出す」など、脳にとって良いことばかりをしてくれます。


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