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2016年06月20日

最新のストレス研究(ストレスは脳を破壊する)

 昨晩のTV番組で、ストレスが体に与える影響と、ストレス解消のための最新研究を知りました。

《ストレスが脳を壊すメカニズム》

 不安や恐怖等のストレスを受けると脳にある偏桃体(へんとうたい)が反応して、お腹にある副腎(ふくじん)からストレスホルモンが分泌(ぶんぴつ)されます。

このストレスホルモンはコルチゾールと呼ばれるもので、心臓の血圧を上げ、鼓動(こどう)を活発にして、体が危機に反応対処しやすくしています。

このコルチゾールは、脳にたどりついて吸収されますが、一定の量を越えて増え続けると、脳を破壊してしまうことが判ったのです。

脳には、記憶や感情を司る重要な「海馬(かいば)」がありますが、ネズミにストレスを与え続けると、海馬が委縮してしまい、隙間ができていました。これは、うつ病を引き起こしている原因の一つかもしれません。

人に備わっているストレスホルモンは、本来は、例えば肉食獣に遭遇(そうぐう)した時に、体が最大の活動をする臨戦態勢(りんせんたいせい)状態にするためにあります。そのため、心臓をフルに動かすように作用します。そのため、危機が去ればストレスホルモンは止まります

現代人には天敵がいなくなりましたが、記憶力や想像力が災いして「コルチゾール」が長い時間にわたって出続けてしまうそうです。

それは、例えば職場でのいやな出来事」を家に帰ってからも、くよくよ考えてしまうとか、明日も、いやな職場に行かなければならない等を想像してしまうためです。

このようにいやなことを思い起こしてしまうことをマインドワンダリング(心のめい想)と呼びます。

アメリカの大学で2250人の行動調査を行った結果、マインドワンダリングによって、生活の47%もの間、ストレス反応が続いていることが確認されました。(著名な科学誌に発表されています)

尚、ストレスに強い人、弱い人は、一般的な病気と同様に、遺伝によるものもありますが、幼児期に強いストレスを受けた場合にはストレスに反応しやすくなるということも判ってきました。

子供の頃に、強いストレスを受けた人は、大人になると偏桃体が通常よりも大きくなる傾向があります。そのためにストレスホルモンを分泌しやすくなるのです。

このように、現代人は、いやなことを思い起こす能力や将来起こるであろうことを想像する能力が災いして、慢性的にストレスホルモンのコルチゾールが分泌され続けるため、脳が壊れることが判りました。

今回は、ストレスが脳に与える影響を紹介しました。脳が破壊されると聞いて驚いた方もいると思いますが、実は、破壊された脳を回復させる最新の研究もあって、既に著名な企業などでは、対策を実践しているようです。

次回は、最新のストレス解消法について紹介します。

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