「人生は何事も思い通りにはならない」という言葉の力: ひと時のブログ

2016年06月04日

「人生は何事も思い通りにはならない」という言葉の力

　宗教には興味ありませんが、仏教には「人生は何事も思い通りにはならないようにできている」という教えがあって

そして「そのことを理解して受け入れることが悟（さと）りを開くこと」というようなことを聞いたことがあります。

普通の人なら、色々と上手（うま）くいかないことがあっても「運が悪いな」程度に思って、やり過ごす人が多いと思います。そして「人生は何事も思い通りにはならないようにできている」などとは考えないでしょう。

物事を深く考えると、このような考えに思い至るのでしょうか。ともかく、これを考えた人はすごいと思います。

私は、運命論者ではありません。運命は、自分で切り開くものだと考えているタイプです。しかし、生きていると色々と失敗もするし、思いもよらないことも待っています。

そのような時に「人生は何事も思い通りにはならないようにできている」ということを念頭に置いておくと、対処が楽になります。そう簡単にはいかないのだと思い返して、再度チャレンジできます。

仏教の教えの「人生は何事も思い通りにはならないようにできている」の本当の意味は、私がやっていることとは意味合いが違うかもしれません。

多分、「誕生」や「死」等のような、もっと根本的・本質的・究極的なもので、自分ではコントロールできないことを指しているのだと思いますが、私は、この言葉がすごく好きになり、自己解釈で使わせて頂いています。

この言葉に出会ってからは、上手くいかない時でも直ぐにあきらめることは無くなりました。少し気長に取り組めるようになりました。また、難しいことに直面して大変な努力をして、失敗しても、気分的な落ち込みは少なくなりました。

そして「一生は一度」という言葉も最近気になりだした言葉です。

「一生は一度」なのですから、人生は大いに楽しいものにしたいと思います。「一生は一度」と「人生は何事も思い通りにはならないようにできている」という言葉を抱き合わせで使えば世界の見え方は違ってきます。

たとえ努力が報われなくても「人生は何事も思い通りにはならないようにできている」のですから当然なのです。ひたすら努力を続けていけば良いのです。

そして「思い通りにならない」、「一生は一度」しかないのが人生と考えれば、どんな困難に際しても、思いきって立ち向かっていけそうです。

辛いことや、難しい事、新しいことをやらなければならない時には、それを経験した時こそ、チャンスだと思えば良いのです。

「一生は一度」です。
考え方を少しだけ変えて人生を楽しんでしまいましょう。

【このカテゴリーの最新記事】