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2016年05月26日

ウグイスは自慢の歌声で生存競争

我が家の周辺では、春先から、夏にかけて、ウグイスの鳴き声が響き渡ります。今年は、あまり聞いていませんが数年前の今頃は、まだ上手く鳴けないウグイスがひっきりなしに練習をしているのも聞こえました。

鳴き声はしても、なかなか姿を見ることはできませんが、体長はスズメと同じぐらいです。体の色は、私がイメージしていたウグイス色が違っているのかもしれませんが、ウグイス色というよりも、茶色が多くて少し汚れた緑色をしています。腹部は白色です。

今頃(5月下旬)になると、「ホーホケキョ」、「ホーホケキョ」と高くて響き渡るきれいな声で鳴いていますが、春先は上手く鳴けないウグイスが目立ちます。

ウグイスが練習をしている時の鳴き方は色々あります。

「ホーケキョ」「ホーケキョケ」「ケキョ・ケキョ・ケキョ」等を何度も繰り返しています。練習中は、上手く鳴けるウグイスのように、こちらに迫(せま)ってくるような高いトーンを長く響き渡らせることはしません。

短い響きで遠慮がちに回数を多くして、特訓しているようにも聞こえます。

あの心地よく響き渡る声は、人に聞かせるためではないかと勘違(かんちが)いしてしまいそうですが、実は、雄のウグイスが縄張りを主張しているのだそうです。もちろん、雌(めす)のウグイスへの自己主張でもあります。

ハワイには日本から持ち込まれたウグイスがいますが、そこでの生存競争(縄張り争い)は、比較的緩いために、長くて高いトーンでは鳴かないそうです。

雄のウグイスは、鳴き声で縄張りの主張や、つがいになった雌のウグイスに危険を知らせています「ケキョ・ケキョ・ケキョ」と短く鋭い声で鳴く時は、練習ではなくて危険を知らせる合図だったようです。

このため、鳴き声をよく聞くと個体ごとに、鳴き方に特徴があって、人が聞いても、どのウグイスが鳴いているのか判別できるそうです。

ウグイスも生き残りをかけて競争をしていると思うと、生き物の世界ってどこも大変だと感じてしまいます。

私は音痴(おんち)なので、ウグイスになったら真っ先に淘汰(とうた)されてしまうだろうと思いますが、美しく響き渡る声で生存競争をしているなんて平和でいいですね。

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