2018年02月10日
日常のあるある現象7つの名称
〜あの現象の名前、何て言うの?〜
ケータイが鳴っていないのに鳴った気がする。
寝ているときにビクッとする。
(∵)が人の顔に見える。
同じ字を見ていると「こんな字だっけ?」と思ってしまう。
頭の中で何度も同じメロディが繰り返される。
おしっこをするとブルっとする。
やるなと言われるとやりたくなる。
こんな現象、日常にありませんか?
それぞれの現象にはきちんとした名称があるんです。
日常のあるある現象7つの名称です。
1 ケータイが鳴った気がする
ポケットにケータイを入れているときに着信の振動を感じてケータイを見てみるが実際は着信が無かった、そんな経験ありませんか。
ケータイのバイブレーション機能による着信通知を日頃から気にかけている人に起きる現象です。
着信が無いにもかかわらず振動があったと錯覚するこの現象の名前は「ファントム・バイブレーション・シンドローム」と言います。
新藤に対して脳が過敏に反応することで発生する現象です。
ケータイへの依存度が高い人、ケータイの着信に神経質になっている人ほど起こりやすく、心的ストレスがその原因になっているという説もあります。
2 寝ているときにビクッとする
寝ているときに体がビクッと瞬間的に痙攣すること、ありませんか。
授業中や会議中、電車で座っているときなどの居眠りのときや、眠り始めたときに、高いところから落ちたような感覚になって体がビクッと痙攣します。
この現象を「ジャーキング」と言います。
眠りの浅いレム睡眠の時に起こることが多く、犬や猫でも起きる現象です。
入眠時などまだ眠りが浅いときに、まだ起きている脳が、体の筋肉が弛緩していくことを高いところから落下していると勘違いし、無意識に筋肉が収縮する防御本能です。
体が疲れているとき、精神的なストレスがあるとき、寝る姿勢が快適でないとき、寝入りばなに話しかけられたときによく起こる現象です。
3 (∵)が顔に見える
3つの点が逆三角形に並んでいると人の顔に見えること、ありませんか。
この現象を「シュミラクラ現象」と言います。
人間の目には3つの点が集まった図形を人の顔として認識するようにプログラムされている脳の働きがあるのです。
人は誰かに出会ったときに瞬時に敵か味方か、相手が何を考えているかを予想します。
このときにまず相手の目を見るという習性があるのですが、目と口が逆三角形に配置されているため、点や線が逆三角形に配置されている図形を見ると、脳は顔と判断してしまうのです。
心霊写真などはこのシュミラクラ現象によるものが多いともされています。
4 同じ字を見ていると「あれ、こんな字だっけ?」
同じ字を何度も書き続けていると、「あれ、こんな字だったっけ?」と思うこと、ありませんか。
これは「ゲシュタルト崩壊」という知覚における現象の1つです。
全体性を持ったまとまりのある構造から全体性が失われ、個々の構成部分にばらばらに切り離して認識し直されてしまうという現象です。
文字や図形をチラッと見ると、それが何の文字であるか、どんな図形であるかは瞬時に判断できます。
しかしずーっと注視し続けることで全体を認識する能力が低下してしまうのです。
はじめは、「あれ、こんな字だっけ?」と思い、そのうち、正確な字が分からなくなり、こんがらがってしまいます。
ゲシュタルト崩壊を起こしやすい文字には、「借」「若」「粉」「傷」「貯」「た」などがあります。
試しにこれらの文字をたくさん書いて、30秒ほど見つめてみてください。
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5 同じメロディが繰り返される
CMの曲などの音楽が頭にこびりついて離れず、頭の中でいつまでもループしてずっと連続再生されてしまう、そんなことありませんか。
この現象を「イヤーワーム」と言います。
イヤーワームの経験者は実に98%。
男女の別なく、同等の頻度でこの現象を経験します。
何故この現象が起こるのかはまだはっきりと解明されていませんが、男性よりも女性の方が長時間イヤーワームが継続し、不快感も大きくなる傾向があります。
症状がひどくなると寝付けなくなる、集中力が低下するなど、日常生活に支障をきたすことも。
イヤーワームが起こる原因の1つには多くの音楽に触れていることが考えられます。
また、同じ行為を繰り返し何度も確認してしまうタイプの人は、イヤーワームを頻繁に経験する傾向にあります。
ガムを噛む、他の曲を聴く、誰かと話す、など別のことに集中できる状況を作ることがイヤーワームを止める方法として挙げられます。
6 おしっこをするとブルっとする
おしっこをした後、体がブルっと震えることありませんか。
暖かいときよりも、寒いときに起きるこの現象、「シバリング」と言います。
体内に蓄積されている尿の温度は37度くらいあります。
排尿により一時的に体内の温度が低下しするため、体を震わせて筋肉を動かすことによって温度を上げようとします。
寒いときに口がガタガタ震えるのもこの現象です。
風邪などで高温が出る直前に感じる悪寒もシバリングの一種です。
7 やるなと言われるとやりたくなる
「押すなよ、絶対押すなよ!」と言われたら押したくなりますよね。
この現象を「カリギュラ効果」と言います。
見るなと言われれば見たくなり、触るなと言われれば触りたくなる、誰もにある現象だと思います。
ローマ帝国第3代皇帝カリグラをモデルにした映画『カリギュラ』が、そのあまりに過激な内容のため公開禁止になったのですが、却って世間の話題を惹いてしまったことがその語源です。
パンドラの箱や鶴の恩返し、浦島太郎やロミオとジュリエットなどもこのカリギュラ効果が表れたものです。
このカリギュラ効果はCMやテレビなどで活用されています。
「心臓の悪い方は決して観ないでください」というホラー映画の広告、テレビのピー音やモザイク、雑誌の袋とじなど、禁止や制限をすることで興味を掻き立てるという方法です。
恋愛テクニックの1つとしても活用することができるのがこのカリギュラ効果です。
意中の人にあえて興味が無いふりをする、意中の人をあえて褒めない、あえて誘いを1回断る、2人だけの秘密を共有する、恋愛上手はこのようなテクニックで意中の人との距離を縮めているのです。
まとめ
日常のあるある現象7つの名称
1 ケータイが鳴った気がする「ファントムバイブレーションシンドローム」
2 寝ているときにビクッとする「ジャーキング」
3 3つの点の逆三角形が顔に見える「シュミラクラ現象」
4 同じ字を見続けていると起こる「ゲシュタルト崩壊」
5 同じメロディが繰り返される「イヤーワーム」
6 おしっこしたらブルっとくる「シバリング」
7 押すなと言われたら押したくなる「カリギュラ効果」
ケータイが鳴っていないのに鳴った気がする。
寝ているときにビクッとする。
(∵)が人の顔に見える。
同じ字を見ていると「こんな字だっけ?」と思ってしまう。
頭の中で何度も同じメロディが繰り返される。
おしっこをするとブルっとする。
やるなと言われるとやりたくなる。
こんな現象、日常にありませんか?
それぞれの現象にはきちんとした名称があるんです。
日常のあるある現象7つの名称です。
1 ケータイが鳴った気がする
ポケットにケータイを入れているときに着信の振動を感じてケータイを見てみるが実際は着信が無かった、そんな経験ありませんか。
ケータイのバイブレーション機能による着信通知を日頃から気にかけている人に起きる現象です。
着信が無いにもかかわらず振動があったと錯覚するこの現象の名前は「ファントム・バイブレーション・シンドローム」と言います。
新藤に対して脳が過敏に反応することで発生する現象です。
ケータイへの依存度が高い人、ケータイの着信に神経質になっている人ほど起こりやすく、心的ストレスがその原因になっているという説もあります。
2 寝ているときにビクッとする
寝ているときに体がビクッと瞬間的に痙攣すること、ありませんか。
授業中や会議中、電車で座っているときなどの居眠りのときや、眠り始めたときに、高いところから落ちたような感覚になって体がビクッと痙攣します。
この現象を「ジャーキング」と言います。
眠りの浅いレム睡眠の時に起こることが多く、犬や猫でも起きる現象です。
入眠時などまだ眠りが浅いときに、まだ起きている脳が、体の筋肉が弛緩していくことを高いところから落下していると勘違いし、無意識に筋肉が収縮する防御本能です。
体が疲れているとき、精神的なストレスがあるとき、寝る姿勢が快適でないとき、寝入りばなに話しかけられたときによく起こる現象です。
3 (∵)が顔に見える
3つの点が逆三角形に並んでいると人の顔に見えること、ありませんか。
この現象を「シュミラクラ現象」と言います。
人間の目には3つの点が集まった図形を人の顔として認識するようにプログラムされている脳の働きがあるのです。
人は誰かに出会ったときに瞬時に敵か味方か、相手が何を考えているかを予想します。
このときにまず相手の目を見るという習性があるのですが、目と口が逆三角形に配置されているため、点や線が逆三角形に配置されている図形を見ると、脳は顔と判断してしまうのです。
心霊写真などはこのシュミラクラ現象によるものが多いともされています。
4 同じ字を見ていると「あれ、こんな字だっけ?」
同じ字を何度も書き続けていると、「あれ、こんな字だったっけ?」と思うこと、ありませんか。
これは「ゲシュタルト崩壊」という知覚における現象の1つです。
全体性を持ったまとまりのある構造から全体性が失われ、個々の構成部分にばらばらに切り離して認識し直されてしまうという現象です。
文字や図形をチラッと見ると、それが何の文字であるか、どんな図形であるかは瞬時に判断できます。
しかしずーっと注視し続けることで全体を認識する能力が低下してしまうのです。
はじめは、「あれ、こんな字だっけ?」と思い、そのうち、正確な字が分からなくなり、こんがらがってしまいます。
ゲシュタルト崩壊を起こしやすい文字には、「借」「若」「粉」「傷」「貯」「た」などがあります。
試しにこれらの文字をたくさん書いて、30秒ほど見つめてみてください。
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CMの曲などの音楽が頭にこびりついて離れず、頭の中でいつまでもループしてずっと連続再生されてしまう、そんなことありませんか。
この現象を「イヤーワーム」と言います。
イヤーワームの経験者は実に98%。
男女の別なく、同等の頻度でこの現象を経験します。
何故この現象が起こるのかはまだはっきりと解明されていませんが、男性よりも女性の方が長時間イヤーワームが継続し、不快感も大きくなる傾向があります。
症状がひどくなると寝付けなくなる、集中力が低下するなど、日常生活に支障をきたすことも。
イヤーワームが起こる原因の1つには多くの音楽に触れていることが考えられます。
また、同じ行為を繰り返し何度も確認してしまうタイプの人は、イヤーワームを頻繁に経験する傾向にあります。
ガムを噛む、他の曲を聴く、誰かと話す、など別のことに集中できる状況を作ることがイヤーワームを止める方法として挙げられます。
6 おしっこをするとブルっとする
おしっこをした後、体がブルっと震えることありませんか。
暖かいときよりも、寒いときに起きるこの現象、「シバリング」と言います。
体内に蓄積されている尿の温度は37度くらいあります。
排尿により一時的に体内の温度が低下しするため、体を震わせて筋肉を動かすことによって温度を上げようとします。
寒いときに口がガタガタ震えるのもこの現象です。
風邪などで高温が出る直前に感じる悪寒もシバリングの一種です。
7 やるなと言われるとやりたくなる
「押すなよ、絶対押すなよ!」と言われたら押したくなりますよね。
この現象を「カリギュラ効果」と言います。
見るなと言われれば見たくなり、触るなと言われれば触りたくなる、誰もにある現象だと思います。
ローマ帝国第3代皇帝カリグラをモデルにした映画『カリギュラ』が、そのあまりに過激な内容のため公開禁止になったのですが、却って世間の話題を惹いてしまったことがその語源です。
パンドラの箱や鶴の恩返し、浦島太郎やロミオとジュリエットなどもこのカリギュラ効果が表れたものです。
このカリギュラ効果はCMやテレビなどで活用されています。
「心臓の悪い方は決して観ないでください」というホラー映画の広告、テレビのピー音やモザイク、雑誌の袋とじなど、禁止や制限をすることで興味を掻き立てるという方法です。
恋愛テクニックの1つとしても活用することができるのがこのカリギュラ効果です。
意中の人にあえて興味が無いふりをする、意中の人をあえて褒めない、あえて誘いを1回断る、2人だけの秘密を共有する、恋愛上手はこのようなテクニックで意中の人との距離を縮めているのです。
まとめ
日常のあるある現象7つの名称
1 ケータイが鳴った気がする「ファントムバイブレーションシンドローム」
2 寝ているときにビクッとする「ジャーキング」
3 3つの点の逆三角形が顔に見える「シュミラクラ現象」
4 同じ字を見続けていると起こる「ゲシュタルト崩壊」
5 同じメロディが繰り返される「イヤーワーム」
6 おしっこしたらブルっとくる「シバリング」
7 押すなと言われたら押したくなる「カリギュラ効果」
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