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2015年12月22日

ありえない暴力

近所に住む2年生女子のお母さんから、電話がありました。

「〇〇君(我が家の6才長男)に、△△(2年生女子)がランドセルを蹴られて、号泣して帰って来たの。ランドセルも大切にしているもので、凄くショックだったみたい。〇〇君に事情を確認してみてもらえるかな?」
と。

うちの息子(6歳・小学1年生)が、2年生女子のランドセルを蹴り、泣かせてしまったそうです。

長男に事実確認をすると、その通りだと認めました。

ただ、蹴ったのは一緒にいた小学1年生男子の友達が「蹴ろ」と言ったからだと言いました。




実行犯の方が罪が重い。

と思いました。

お詫びの品を持って、蹴ってしまった女の子の家に長男と共に出向き、謝罪しました。

「ランドセル蹴ってごめんなさい」と謝った長男に、女の子は「いいよ」と言ってくれました。














ショックでした。

加害者になってしまったことが。















話を詳しく聞くと、行き過ぎた悪ふざけの様なのですが、女の子からしたらそれは「ありえない暴力」だったんだと思います。

怖くて悲しい思いをさせてしまったことに、胸が痛みます。

この痛みを、どう伝えたら長男の心に響くのか。

・相手の嫌がる事はしてはいけない。嫌がる事というのは、自分がされて嫌なことだ。

と、長男に言いました。

彼は反省した様子でしたが、親よりも心は痛めていないと思います。

まだ、彼の「責任」という概念が薄いからでしょうか。

親として、相手の親御さんから被害届を出されるという経験は、とてもショックの大きいものです。

子どもの責任を担う親として、申し訳なくて恥ずかしくて悔しくて情けない気持ちでした。



交通事故の時のような、ネガティブな興奮状態がおさまりません。


「親」としての「責任」というものの重さを、リアルに感じた経験でした。












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