2009年11月27日
マンションの共用施設等について
最近の新築マンションは昔からすると、総戸数が多い物件が増えてきました。
昔は大型物件といえば、複数棟に分割されて1棟あたりが100戸程度で10棟で1000戸というようなものでした。最近では超高層マンションでしたら、例えば50階建て1棟で1000戸規模のものも中にはあります。
ここでは、大型のマンションの共用施設とフロントサービス等について考えたいと思います。
1.よくある共用施設
・集会室 → 管理組合の理事会などの会合で利用したりする為、必要不可欠です
・パーティルーム → 子供の誕生会や、ホームパーティでは狭い場合などの利用
・エントランスラウンジ → 知り合いや訪問者との待ち合わせなどの利用
・ゲストルーム → 家族の気分転換や遠方の親戚などの宿泊などの利用
・キッズルーム → 小さい子供を遊ばせる為のスペース(雨の日などはよく利用されます)
2.稼働率の低い共用施設
・シアタールーム → 最近は大画面TVが普及し、利用頻度は低い
・ライブラリー → あまり利用頻度は高くない
・入居者専用プール → 一部の方のみ頻繁に利用しているケースが多い
・ホビールーム → 一部の方のみ頻繁に利用しているケースが多い
・ジャグジー(温浴施設・温泉)→ 有償であるケースが多く、最初の頃は利用されるが継続しない
マンションデベロッパーはその時代に応じて、消費者に魅力のある商品を常日頃考えていますので、「こんなものがマンション内にあったらいいな?」とか「あのようなサービスがマンション内で受けられたらいいな」という要望・要求に応えようと商品開発をしています。
但し、時代の流行に流され本当に消費者が欲しているものを見誤り、余計なもの(最近無駄の象徴とよくいわれる「ハコモノ」)を造ってしまうこともままあります。このようなケースでは、顧客が入居後に不要だなと感じる施設は後になってから分かります。
→ 私自身管理会社から入居後の稼働率の状況を報告してもらい、あまりの稼働率の低さに愕然としたこともありました。
また、管理会社というものは、基本的には建物の維持・管理や、共用部分等の清掃を日常業務としており、所謂クリーニングの取り次ぎや宅配便の取り次ぎ、コピーやFAXなどのサービスを行うことは、本来の業務ではありません。しかしながら、最近の大型のマンションでは、エントランス付近にホテルのフロントのような窓口を設け、入居者の様々な要望に対応できるような態勢を整えているものも徐々に増えています。
→ フロントでサービスを提供している人件費は当然かかりますので、入居者全員で管理費の一部とて負担しているのです。
不動産業界に限らず時代のニーズの変化に対応していくことが、企業の存続には必須条件であると思われますので、消費者が欲するものやサービスを先取りしていくことは重要です。
これからは環境対策が重要で、太陽光発電システムなどを利用して共用部分の電気代を賄うといったマンションも増えてくるかもしれませんね。(管理費の中に含まれる共用部の電気使用料が減るので、安くなるメリットがあります。)
※電気自動車のマンション向けの充電装置が開発されたというようなことも最近新聞で知りました。
→ 日本宅配システム(名古屋市)
デベロッパーの一方的な思い込みで、余計な施設(将来、足かせになるような施設)を造ってしまったマンションが最近では増えてきてますので、ご自身のお住まいになる専有部分だけでなく、共用施設等にもよく注意いただきご検討される事をお勧めします。
以上
新築マンション
昔は大型物件といえば、複数棟に分割されて1棟あたりが100戸程度で10棟で1000戸というようなものでした。最近では超高層マンションでしたら、例えば50階建て1棟で1000戸規模のものも中にはあります。
ここでは、大型のマンションの共用施設とフロントサービス等について考えたいと思います。
1.よくある共用施設
・集会室 → 管理組合の理事会などの会合で利用したりする為、必要不可欠です
・パーティルーム → 子供の誕生会や、ホームパーティでは狭い場合などの利用
・エントランスラウンジ → 知り合いや訪問者との待ち合わせなどの利用
・ゲストルーム → 家族の気分転換や遠方の親戚などの宿泊などの利用
・キッズルーム → 小さい子供を遊ばせる為のスペース(雨の日などはよく利用されます)
2.稼働率の低い共用施設
・シアタールーム → 最近は大画面TVが普及し、利用頻度は低い
・ライブラリー → あまり利用頻度は高くない
・入居者専用プール → 一部の方のみ頻繁に利用しているケースが多い
・ホビールーム → 一部の方のみ頻繁に利用しているケースが多い
・ジャグジー(温浴施設・温泉)→ 有償であるケースが多く、最初の頃は利用されるが継続しない
マンションデベロッパーはその時代に応じて、消費者に魅力のある商品を常日頃考えていますので、「こんなものがマンション内にあったらいいな?」とか「あのようなサービスがマンション内で受けられたらいいな」という要望・要求に応えようと商品開発をしています。
但し、時代の流行に流され本当に消費者が欲しているものを見誤り、余計なもの(最近無駄の象徴とよくいわれる「ハコモノ」)を造ってしまうこともままあります。このようなケースでは、顧客が入居後に不要だなと感じる施設は後になってから分かります。
→ 私自身管理会社から入居後の稼働率の状況を報告してもらい、あまりの稼働率の低さに愕然としたこともありました。
また、管理会社というものは、基本的には建物の維持・管理や、共用部分等の清掃を日常業務としており、所謂クリーニングの取り次ぎや宅配便の取り次ぎ、コピーやFAXなどのサービスを行うことは、本来の業務ではありません。しかしながら、最近の大型のマンションでは、エントランス付近にホテルのフロントのような窓口を設け、入居者の様々な要望に対応できるような態勢を整えているものも徐々に増えています。
→ フロントでサービスを提供している人件費は当然かかりますので、入居者全員で管理費の一部とて負担しているのです。
不動産業界に限らず時代のニーズの変化に対応していくことが、企業の存続には必須条件であると思われますので、消費者が欲するものやサービスを先取りしていくことは重要です。
これからは環境対策が重要で、太陽光発電システムなどを利用して共用部分の電気代を賄うといったマンションも増えてくるかもしれませんね。(管理費の中に含まれる共用部の電気使用料が減るので、安くなるメリットがあります。)
※電気自動車のマンション向けの充電装置が開発されたというようなことも最近新聞で知りました。
→ 日本宅配システム(名古屋市)
デベロッパーの一方的な思い込みで、余計な施設(将来、足かせになるような施設)を造ってしまったマンションが最近では増えてきてますので、ご自身のお住まいになる専有部分だけでなく、共用施設等にもよく注意いただきご検討される事をお勧めします。
以上
新築マンション
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