るぴ船長のログブック

甲板ｵﾜﾘ〜( ゜o゜)

機関ｵﾜﾘ〜(；´_ゝ`)

あとは…コックさん！Σ(゜Д゜)

コックさんはごはん作る人でーす！
仕事は
�@朝昼晩の食事の支度
�A食材の管理(冷蔵、冷凍、乾物)の注文、買い出し
�Bギャレー(キッチン)、食堂の備品点検(調理器具とか食器とか)お掃除
�C甲板部手伝い(会社による)

�D食料金の管理

大体各船に０〜１人乗船してます。

人数多い船のコックさんは忙しいですよ〜

確か法律というか難しい規定では、コックさん１人に付き、船員さん10〜14人くらい賄える。
それ以上船員さんが多い場合、アシスタントを1名、14人超える度に+1名…付けなければいけない。
じゃなかったかな( ´△｀)

でもほとんどの船は０〜１人ですね。

んで乗組員さんに、料理のサポートをさせてもいいですよという許可書みたいなのを取らせて、手伝いさせる会社もあります。

１食ごはん、汁物抜いて2〜3皿出すとして朝昼晩ですからね×人数分…
ほぼ毎日100皿分くらいの料理を考えて作ってます(；´_ゝ`)
それにお店と違ってメニューの決定権が食べる人側にないから、ヘタなもの作ると残飯の山です( ´△｀)

それを処理するのもコックさんの仕事だから結構気ぃ使うと思います…

下手すぎて乗組員さんに見切られたコックさんは…
例えばお昼にうどんを出したとしましょう。

コックさんの見ている前で、どん兵衛作って食われるとか

もぅ手をつけずに残飯いれに全て捨てられてお茶漬けを食われるとか…

ｵｨｵｨ(；´_ゝ`)ﾋﾃﾞｪｮ…と思うようなことをされます。

船乗りさんは乗船中は生活リズムがほぼ決まってきます。

一番の楽しみ、単調な毎日のアクセント、ストレス解消として食事は非常に大事なウエイトを占めます。

そこで変なもの出されると食事がただの職務遂行上の業務。

分かりやすく言えば、ぶっ倒れて仕事できなくなり船の運行に支障をきたすことにならないように無理やり胃に詰め込む作業にかわるわけです(T-T)

最初のウチはみんな我慢して食べてますが、どんどんストレスがたまり、最終的にコックさんの顔も見たくもなくなります( ；∀；)

ストレスがたまり、毎日気を張って職務を遂行して、ストレスの捌け口を失うと人はだんだん判断力、注意力、自制心、体の回復力、等がだんだん鈍ってきて

船員さんどうしでケンカが起きたり、夜更かし、深酒、不眠で当直時間に遅れたり、大事な修理箇所を見逃していたり、居眠り、勘違い…船乗りさんのパフォーマンス能力がガクッと落ちます。

大変ねコックさん

まぁでも調理場、食堂を綺麗にして、朝昼晩ちゃんと料理を出し、不味くなければ(時々不味いはOK)誰からも文句言われません。

寄港して朝のうちに3食作り終えてパチンコに朝イチから行く強者もいます

司厨長=チーフコック=しちゅうちょう=しちょうじ=オヤジ





昔ひどいのがいたな〜

10人乗ってるのに卵焼きを6等分で出してみたり(みんな遠慮して取れない)

ステーキ肉をお肉横に対して縦に切って出してみたり(肉の部分と脂身だけの人)

炭水化物って何ですか？と聞いてきたり

料理人30年やってきたと豪語しながら僕の嫁の方が上手かったり

僕、トマトが苦手でみんなミートスパゲティの時に特別に僕用に「イタリアンを作りました！」と言って出してきたのが油ｷﾞﾄｷﾞﾄの塩パスタ(T-T)
食べてみるとこれがしょっぺぇしょっぺぇ
(；´_ゝ`)

すかさず水を飲むとあら不思議！
ただの水がとてもあま〜い( ´,_ゝ`)そのくらい塩味！！

しょっぱい！あま〜い( ´△｀)
しょっぱい！あま〜い( ；∀；)
あま〜い( ´△｀)あま〜い( ´△｀)
しょっ…


捨てました(；´_ゝ`)ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ

そして胃がキリキリしてきたので胃薬飲みました。
にがかったです( ´,_ゝ`)

長く船乗ってると、しちょうじさんも超絶上手い人から下手クソまでいろいろ遭遇しましたよ
(´・ω・`)