アマゾンプライムビデオにないor有料な映画 その18 未来世紀ブラジル
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/803/0
前回はこれです。
アマゾンプライムビデオにないor有料な映画
このタグで、このシリーズが一覧できるようになっています。
WOWOWの契約があった頃に撮りだめてたやつです。
・ザ・ウォーカー(原題:The Book of Eli) 2010
原題はイーライの本となっています。
予告編はこれです。
全く何の前情報もなく、誰が監督やってるかとかも知らないままに見始めました。
一応見終わっていろいろ調べた後なので書いていきますが・・・
監督はヒューズ兄弟とのことですが、他の作品は見たことがなく・・・
コーエン兄弟といい、兄弟で映画監督やるのってアリなんですかね。たまに見かけますけど。
主役のイーライはデンゼル・ワシントンで、黒人で主役級は数えるくらいしかいないうちの一人ですかね。
個人的にはトレーニング・デイとインサイド・マンで見たかな。
中古価格 |
アマゾンプライムビデオで見た映画群 その35 イコライザー
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/544/0
書いた中では、ホームセンター活用マクガイバーみたいなヒーローのイコライザーもこの人が主役でした。
悪役のボスはゲイリー・オールドマンなんですが、世間的には大俳優的な扱いのようですが、個人的にはシド&ナンシーでシド役やってたな程度の認識です。
1997年映画パンフレット シド・アンド・ナンシー アレックス・コックス監督 ゲーリー・オールドマン 中古価格 |
この映画、背景の色調がいじってあって、押井さんのアヴァロンとか思い出したかな。
中古価格 |
話としては、核戦争後しばらくして、地下に潜った人たちが地上に出てきた世界で(北斗の拳っぽい)、啓示を受け、最後の一つの書物(たぶん聖書)を持ってひたすら西に向かっている男がいる、という感じです。
北斗神拳は使えないものの、イーライさんは戦闘能力がメチャメチャ高く・・・
あとで発覚しますが、イーライさんは盲目ということで・・・
北斗の拳のシュウ的なキャラクターなのかな・・・
新品価格 |
あとこの話、基本聖書ネタっぽいので、キリスト教徒以外にはなんだかよくわからない話なのでは。
かくいう私もイマイチよくわからない部分があります。
まず聖書の過大評価といいますか・・・
ゲイリー・オールドマンがやってる悪のボスのカーネギーが、民衆を支配するために、イーライさんが持ってる聖書を欲しがるのですが・・・
聖書 新改訳2017 中型スタンダード版 引照・注付 NBI-20 (いのちのことば社) 中古価格 |
正直そんな効果あるんですか?と思ってしまいました。
奴隷国家に対する宣教師ムーヴかますとかですかね?
まあそういう使い方もあるのかもしれませんが、それが効果的と思うのは、キリスト教圏だけなんじゃないかな・・・
なんだかこう、聖書に対する過大評価みたいなものを感じてしまいました。
もうひとつ、別に実話でも実話ベースでもない話にどうこう言うのは野暮かもしれませんが・・・
盲目の人が、西に向かって歩き続けるって不可能なのでは?というのがあります。
陽の出や沈む方角とかで方角がわかるんじゃないかと思うんですが・・・
見えてないとどうなんでしょうか。
人に聞くとかもアリだとは思いますが、人に関わるな、を信条にしてるっぽいんですよね・・・
なんかヘンだな、と思う要素が多くなってくると、話に入って行けなくなる感覚があります。
あともう一つ、人気のない場所に、銃器弾薬ため込んだ物騒な老夫婦が住んでる、という設定ですが・・・
いかにもアメリカ人の創作の典型という気がして、ちょっとオエッとなる瞬間がありました。
都合よすぎません?というのと、ありがちすぎません?という感情が同時にやってきて、ちょっと引いてしまいました。
この老夫婦の旦那のほうを、マイケル・ガンボンというアイルランドの役者さんがやってますが・・・
BBCの番組のトップギアで、スティグさんが走るテストコースのコーナーで、ガンボン・コーナーと名付けられたカーブがありましたが、たぶんこのマイケル・ガンボンさんがら取ってると思います。
イーライさんも不死かと思ったらそうでもないし、このさいもう不死でも驚かないくらいの作為感じまくりで、作為感が飽和している気もしました。
書き忘れてましたが、聖書的な”約束の地”が、刑務所のあるアルカトラズ島なのかよ!!!!!!!!!!!!!!というのもありました。
ALCATRAZ/アルカトラズ(1~13話収録・2枚組) [DVD] 中古価格 |
おすすめ度(10点中):5
単純に、話としてもそこまで面白くはないし、アクションも言及するほどのものもなかったし、笑わされるような会話もなかったし、意外な展開もないし(本が点字というのは多少意外ではありましたが)で、凡庸な印象を受けました。
あと、クリスチャンの自己評価の高さとか、アメリカ人の宣教師的な傲慢さが見えたような気がします。
聖書は悪用もできるんですよ、とか言われても、ハア?という感想しかないかな・・・
校長のお話
2011/09/14
「ザ・ウォーカー」(ルカによる福音書10章33~37節)
https://www.keiwa-h.jp/?p=13606
キリスト教系の校長先生が見ると、こういう感想になるようです。
アマゾンプライムビデオで見た映画群 その48 マザーレス・ブルックリン に続きます。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
人気ブログランキングへ