アマゾンプライムビデオで見つけたヘンな映画その8:忍者大戦(原題:NINJA THE FINAL DUEL)
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/271/0
前回はこれです。
アマゾンプライムビデオで見つけたヘンな映画
このタグで、このシリーズが一覧できるようになっています。
6年くらいやってなかったんだなこのヘンな映画系列・・・
映画ジャンル自体の直接の前回は、
アマゾンプライムビデオで見つけた名作映画群その19:サタデー・ナイト・フィーバー(よく考えたらアマプラではなくWOWOWだった)
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/803/0
となります。
書いてて思い出したのですが、これアマプラじゃなくてWOWOWで録画したやつでした・・・
まあアマプラでも現在無料で見られるようなのでOKとします。
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・極道大戦争 2015
予告編はこれです。
全く何の前情報もなく、誰が監督やってるかとかも知らないままに見始めました。
一応見終わっていろいろ調べた後なので書いていきますが・・・
監督は三池崇史で、個人的には2000年のオーディションが印象に残っています。
ビデオ会社の社長が、自分の嫁候補を、劇のオーディションするテイで募集したら、とんでもないサディスト女性が来てえらい目に遭う、というホラーだったな。
イーライ・ロスのホステル(2005年)にも本人役で出てたりもしました。女の子を嬲り殺しにするような場所の客役でしたが・・・
バイオレンスモノからホラー・ヤクザ、さらに普通の映画まで幅広くやる人、という印象です。
脚本は三池組の別の人がやっているようです。
主役は市原隼人です。
しばらく存在を忘れていましたが・・・
何で見たのかもう思い出せませんが、坊主頭が異常に似合ういい男やなというイメージで、この時も変わらずいい男でした。
池内博之も同系統だと思いますが、こちらはちょっとプリズンをブレイクしそうな雰囲気があるかな。
他に高島礼子とか成海璃子とか出てます。
割とお金がかかってそうな感じかな。
あと、以前書いた、
アマゾンプライムビデオで見つけた名作映画群その2:殺人の追憶、ザ・レイド
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/169/0
のザ・レイドに出てたマッドドッグさんがそのままマッドドッグさん役で出てます。
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敵のボスの手下の、頭脳派ではないほうの強い奴だった人です。
ザ・レイドが2011年、これが2015年なので、ザ・レイド公開の衝撃がまだ強い頃なんでしょうね。
ヤヤン・ルヒアンという人のようです。
ーーーーーーーーーーここからネタバレあるかも線ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この映画のストーリーはといいますと・・・
ヤクザ・ヴァンパイアに血を吸われるとヤクザ・ヴァンパイアになり、ヤクザ・ヴァンパイアはカタギの血はおいしく、ヤクザの血はマズく感じるので、なるべくカタギの血を吸いたいヤクザ・ヴァンパイアと、カタギを食い物にしてシノギをしたいヤクザとの間で戦争が起こるというものです。
ヤクザに雇われた殺し屋集団に自分のヤクザ・ヴァンパイアのオヤジ(リリー・フランキー)を殺され、死に際に噛まれた市原隼人がヤクザ・ヴァンパイアになって、殺し屋集団に復讐するという話でもあるかな。
吸血鬼ものとヤクザものを混ぜた感じと言いますか・・・
まああんまり真剣になったら負けという感じの、ナンセンス(死語?)モノなのかな。
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この映画の悪いところは・・・
・面白いでしょ?という感じの要素をただ並べてるだけで、特に面白くなっていない
高島礼子の女組長役とか、ただひたすら奇人なだけで笑いまで持っていけてない
今までの高島礼子のイメージを壊しまくるのみで、やらされてる感が強い
手本引きやってるとこにヤクザが来た場面で、不動産屋やってますけどね、こういう女子高生が好きなんですよ、のあとに天丼で、こういう看護婦さんが好きなんですよ、にはゲラな方なので笑ってしまったんですが。
こういう天丼の前の前フリ、下準備みたいなのが無さ過ぎるのかなと感じました。
・リリーフランキー・ピエール瀧の悪役はもう飽きた
最初の2,3作は良かった気がしますが、もう賞味期限切れなのでは。
リリーフランキーに人の格みたいなものを全く感じないので、ヤクザの親分役は全く入って来ないものがありました。
ピエール瀧は最初のシーンだけだったような気がしますので、あまり印象にも残ってないな・・・
・着ぐるみ戦士を倒すとさらにデカい怪獣級のサイズの着ぐるみ戦士が出てくるのは、キョーダインとかの特撮ものを想起させるが、ただそれだけ
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宇宙鉄人キョーダインって、確か普通サイズの怪人がやられそうになると、地中に眠ってた巨大なサイズの怪人が、「弟よ」とか言いながら起き上がってくる、みたいな(怪人も兄弟、ヒーローも兄弟)話だったような・・・(うろ覚え)
まあアレをやってるんですが、ただ思い出すだけで、現代でやるならなにか少しひねったりがあってもいいんじゃないかと・・・
ああキョーダインとかの昔の特撮ヒーローものっぽいですね、以上の感想がありません。
・殺し屋軍団が微妙
ネタ元不明ですが、ネットミームっぽいこの画像に負けています。
棺桶背負ってる奴はベタ過ぎてちょっと好きかも。
・でんでんがところどころで無関係に出てきて、これからどうなるんだ、的なことを大声で言うやつ必要?
でんでんはヤクザ・ヴァンパイア・マスターみたいな感じで主人公にヤクザ・ヴァンパイアはこうだ、みたいなことを教えますが・・・
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なんか観客に説明している感じがあって、ついてこれない危機感はあるのかなという感じです。
昔のアニメで、話の切り替わりで、毛虫が出てきて、それからどうした?的なことを言う、みたいなやつを思い出したかな。
何のアニメでしたっけ・・・
△ タツノコ フィギュア キーホルダー 完璧版 それからどうした おじさん ハクション大魔王 未使用 タグ付き 1998年 当時物 新品価格 |
ハクション大魔王だったようです。
毛虫じゃなくておじさんだったとは・・・
この映画には良いところもあって・・・
・市原隼人がかっこよく撮れている
以上です。
なんでもありな映画を撮って、面白ければそれでいいんですけど・・・
すべってる要素が多すぎて、けっこう辛い映画になってしまっています。
アマゾンプライムビデオで見つけたヘンな映画その1:KAMIKAZE(リュック・ベッソン制作)
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/135/0
アマゾンプライムビデオで見つけたヘンな映画の一発目のKAMIKAZE的な要素もあるような・・・
自分とこの若いのに脚本やらせてみたら、ダメなとこ指摘しきれなくてこんなのになってしまった、みたいな要素も感じます。
まあアマプラで無料で見られるようなので、見てみては。
アマゾンプライムビデオにないor有料な映画 その18 未来世紀ブラジル に続きます。
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