2019年11月05日
ライフジャケットは命綱
秋は台風の影響で高い海水温を維持したまま海中全体が高活性化するので小魚から大魚まで様々な魚種を狙える季節ですが、絶好の釣り日和に見えても台風の発生や接近や上陸の影響で海上は時化て波浪注意報や高潮注意報が発令されていることが多いので要注意です
【波浪注意報】
波浪注意報は高波による遭難や沿岸施設の被害など災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します
【高潮注意報】
高潮注意報は台風や低気圧等による異常な潮位上昇により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します
釣りを楽しみたい気持ちを抑えられない人も多いと思いますが、気象庁から注意報や警報が発令されたら釣りを中止する英断が必要です
【ライフジャケットは命綱】
ライフジャケットは万が一のときに釣り人の命を守ります!義務化されている船釣りはもちろん、磯釣り、防波堤釣り、投げ釣りでも必ず着用しよう
【海の『もしも』は118番】
海上でのSOS、事件、事故などの緊急通報用電話番号です
海で釣りをしていて落水してしまったり落水した人がいた場合は118番へ、海上保安庁へつながります
◆油の排出等を発見した
◆不審船を発見した
◆密航・密輸事犯等の情報を得た
◆海難人身事故に遭遇した、または目撃した
『いつ』『どこで』『なにがあった』などを簡潔に落ち着いて通報してください
【離岸流を知ろう】
毎年夏になると離岸流による事故が起こり犠牲者が絶えません
海岸に向かって強風が吹くと海水は波となって沖から海岸へ打ち寄せられ岸にたまった水は沖に戻ろうと離岸流が発生します
白波が立っている間の一部ほとんど波が立っていない箇所、周囲よりも波の砕けかたが小さい、海水の色が濁っている、ゴミが集まり沖に流れている、海面が穏やかな時に波紋が現れる
防波堤や防潮堤など打ち寄せる波の力を弱めるために沖合に造られた人工構造物『離岸堤』がある離岸流付近は微生物が多く集まりやすいので魚も多く生息する釣りポイントです
離岸流の強い流れによって海底が削られる為『カケアガリ』や『ヨブ』と呼ばれる深くなった場所は魚にとって絶好の隠れ家です
離岸流に流されたら、パニックにならない、岸と平行に泳ぐ、無駄に体力を浪費するより、冷静に流されるほうが安全のようです
予備知識、ライフジャケットを持って離岸流の事故を未然に防ごう
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