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2019年03月21日

“逆転の紀平”再び SP痛恨7位…首位ザギトワと11・18点差も諦めない!(^-^;

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紀平梨花カワ(・∀・)イイ!!頑張れ




「フィギュアスケート・世界選手権」(20日、さいたまスーパーアリーナ)

 今季の国際大会6戦全勝で初出場優勝を目指す紀平梨花(16)=関大KFSC=はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を失敗し、70・90点で7位と出遅れた。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)が82・08点で首位発進した。女子フリーは22日に行われる。

 空中で回転がほどけたその瞬間、ため息が大きな会場にこだました。冒頭のトリプルアクセルはまさかの1回転に。その後は全てのジャンプを着氷して演技をまとめたが、曲が終わると紀平は顔をしかめつぶやいた。「もう、また…」。痛恨のミスで首位ザギトワとは11・18点差。7位発進で最終組に残ることすらできなかった。

 現行ルールとなった04−05年以降、女子で10点以上を巻き返した例はない。最大逆転は昨年大会、首位と7・54点差の4位から巻き返したオズモンド(カナダ)。8位から2位まで巻き返した例こそあるが、優勝は誰も成し遂げていない。

 単純比較はできないが、男子で見れば、17年に羽生がSP5位から10・66点差を逆転。16年にフェルナンデス(スペイン)が12・04点を逆転した例もある。一見、無謀な得点差にも思えるが「とにかく今はやるしかないという気持ち。できる、できないというよりも、もうやるしかない」と紀平。「もっと氷と自分の感覚とを合わせなければいけない」と反省し「今まで逆転できたのはいろんな事を修正できたから。悪かったことを全部克服すればできると思う」と懸命に顔を上げた。

 今大会へ向け、母・実香さんとは「五輪には魔物がいる。(22年北京五輪までに)世界選手権で五輪の練習が3回できる」と話し合ってきたという。過度に気負うことはしないが、目の前にあるのはこの世界選手権。数々の逆転劇を生んできた紀平は、奇跡を諦めない。




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