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■タンパク質をたくさん摂取することをよいとする食事方はたくさんありますが、その人のタンパク質の分解能力を考慮していません。私たちの体には何を食べたかよりも、何をどれだけ分解して、どれだけ吸収できたかの方が重要です。(P39)
年齢を重ねるにつれて大量のタンパク質を分解することが難しくなっていきます。(P36)
■体内の最大のデトックス器官は肝臓です。では、体のどこから毒素が最も流入するのか? それは腸です。
腸からは添加物や保存料、そして酸化した脂質など食品由来の炎症誘発物質や未消化の食事成分、腸内の細菌も腸から体内に侵入します、そして、吸収された毒素は腸の血流に乘ってすべて肝臓に流れ込むようになっています。
肝臓はいわばフィルターのようなものです。体にとって有害な物質をいったんすべて濾しとります。細菌などは肝臓内に存在するナチュラルキラー細胞やマクロファージなどの貪食細胞が有害物質を処理します。
毒素は一般に脂溶性のため、そのままでは排出することが困難です。そのため肝臓では毒素を脂溶性から水溶性に変換します。その際に抱合(ホウゴウ)という毒性がない形に変換します。水溶性で無毒となった代謝産物は血液の中に入って腎臓から尿として排出されるか、肝臓から胆汁という形で直接、腸の中に捨てられます。
また、汗として皮膚から出ることもありますし、気体になって吸気から捨てられることもあります。
肝臓は全身の臓器のボディガードのようなもので、最初に毒素を処理することで、脳や心臓などの他の臓器に到達する毒素の数を大幅に減らすことができるのです。(P59)
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