心を超えるともっと自由に生きられる【電子書籍】[ 相川 圭子 ] 価格:1,430円 |
■心は、アイデア、想像力など、クリエイティブな力を持っていて、すばらしいものを作り出します。しかし、心は変化するものであり、永遠のものではありません。
変わらない存在は「本当の自分」です。それは、自分の魂でもあります。その「本当の自分」が人生の主人公であり、心はそれに従うものです。心がまるでマスターであるかのようですが、本来は「本当の自分」の役に立つ道具の一つなのです。
「本当の自分」が、心や欲望、執着や見栄などに覆われて見えなくなったときに、取って代わったのが心です。「本当の自分」は、心に主人(マスター)の座、主人公の座を奪われてしまったかのようになっています。心とともに住んでいる時間が長いからです。
これからの時代、すばらしいリーダーになっていくためには、真理に出会うことが必須でしょう。瞑想によって真理がもたらされます。その瞑想という営みを日々の生活の中に少しずつ取り入れることです。
そうしてはじめて、あなたは心から開放され、「本当の自分」に還り、高い意識を持つ人となれるのです。そのような高い意識を持つ人々をリーダーにしない限り、人類は進化できないどころか、生きのびていくことさえできなくなるでしょう。
「心を超える生き方」は、存在の源から、「愛とパワーと知恵」をいただく生き方です。私が何度も繰り返しておすすめしているヒマラヤの恩恵の神髄です。才能をよりいっそう大きく開花させ、その美しさによって皆様の心を癒すことができる真のリーダーになっていただけるよう、私は存在の源から祈り続けています。(P238)
■多くの人の心は、過去の後悔と未来の不安に占有されています。そのため、「いま、ここ」にはないのです。「いま、ここ」にいるんですが、心は「いま、ここ」にはありません。そのために、人生の本当の幸せ、本当の豊かさ、自己変容の鍵を取り逃がしてしまっているのです。
ほとんどの人は、自分の心にもてあそばれています。自覚することはありませんが、心に翻弄され続けているのです。それをストップさせる方法は心を浄化するのです。心を浄化することにより、心のよくない作用を弱めることができます。心を浄化することで、過去や未来に強く引っ張られなくなり、「いま、ここに」いられるようになります。(P119)
■この宇宙には作用反作用の法則があります。人生においても、同じ法則が働いています。
相手に感じるものは、実は鏡に写し出された自分の姿なのです。自分の心であるのに相手の姿だと勘違いして、悪く思ったり、いったりすると、それは自分に返ってきます。人に対して怒ったときに、いやな気分になることは、皆様も体験したことがあるでしょう。
そうした体験は記憶となって残ります。同じような状況になると、つい怒ってしまうことになります。嫌な気分になるわけですから、怒らないようにすればいいわけですが、刺激を受けて過去にやったことがよみがえり、つい同じように怒ってしまうのです。それが、「カルマの法則」です。だかた厄介なのです。(P52)
■「カルマの原理」をトラウマという言葉で表したのが、フロイトです。過去の強い心理的な傷が精神的障害をもたらし、未来に強い影響を与えるということを「精神分析入門」において発表しました。(P121)
■他人がいることで、自分の中のカルマが引き出され、浄化する機会を頂くことがあります。相手をチェックするつもりでいてもチェックしているのは、実は自分自身なのです。だから、あなたは相手に感謝を送らなければなりません。気づかせていただいてありがとうございます、と。(P200)
■心には幸せになるため、欲望が湧き上がります。欲望の対象は、物ばかりでなく、知識、名誉、人からの親切や尊敬なども求めたりします。欲望が満たされないと、社会のシステムが悪い等と「外」の世界のせいにしたり、あるいは、自分に能力がないと自分を責めたりします。
また、上手く手に入れられる場合もあります。しかし、一度手に入れたものは、使わなくても、手放したくない自分のものにしたいと思います。つまり、執着です。その強いものは固着であり、愛するがゆえに手放せないのは愛着です。(P21)