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posted by fanblog

2018年04月15日

FX「ロスカット」とは?

みなさんこんにちは。

前回は「証拠金維持率」についてお話しました。

FXとは、「外国為替証拠金取引」のことで、ドルやユーロなどの外国通貨(為替)を交換・売買し、
その差益を得る金融商品取引です。


2国間の為替の動きを見るだけなのでシンプル。

株式の様に、何千種類から銘柄を選ぶ必要もありません。
そして、小額資金からスタートでき、大きな運用をすることができます。


FXでは、実際の取引に対して取引証拠金が占めている割合を「証拠金維持率」といいます。



証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100(%)


取引業者は、一定の証拠金維持率を割り込んだ時点で、それ以上の損失を出さないように、
あるいは、取引継続をするためには追加の証拠金が必要であるという主旨のメッセージを出します。


これを「マージンコール」と呼んでいます。


マージンコールを受けた投資家は、追加の証拠金(追証)を差し入れるか、
またはそれが出来ない場合、取引業者は強制的に決済します。


これを「ロスカット」といいます。



今日このロスカットについてお話させていただきます。


FXは、あらかじめ利息や配当が決まっている預金商品とは違い、証拠金(保証金)を積んで
それを元手に利ざやを狙える投資商品です。

小さな資金にレバレッジを効かせて、大きな利益を得ることができる。
その反面、運用方法によっては大きなリスクを抱えることにもなります。


ということは、ある程度の損失で止めておかないと、巨額の損失を抱えてしまうことになり、
投資家が破綻してしまうおそれがあります。

その為、マージンコールを出した後、投資家が決済しない場合、FX業者側で強制的に決済
する様になっています。

これを、


「ロスカット・ルール」



といいます。


取引業者によっては、含み損が発生しているポジションが全て反対売買によって決済されます。
ポジションが閉じられれば取引がいったん終了しますから、決済されたポジションに関しては、
それ以上に損失が膨らむことはありません。


ロスカットされると、損した気分になりますが、預け入れた証拠金以上の損失は
防ぐことができる、つまりリスク管理という観点からは大切なルールと言えます。


ロスカットされる基準は、業者によって様々です。
投資家自身で設定できるところもあります。

ロスカットの具体的な計算については次回お話させていただきます。




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