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2017年03月15日

記憶障害の悪化

栄養療法を始めて以来、順調に回復し続けていた、
平成27年(2015年)8月のことでした。

この月の3日、結婚以来、仲良く交流していた
夫の祖母が亡くなりました。
96歳でした。

栄養療法を始める前とは違い、
葬儀に参列中、泣きすぎてしまったり、
涙が止まらなくなる状態に陥ることはなく、
精神状態は比較的落ち着いていました。


それどころか、葬儀や告別式で、
夫と受付の仕事を行ったり、
親族を代表して弔辞を読むなど、
嫁として精一杯の手伝いを行うことができました。



ところが、式が終わって日常に戻った後、
抑えていた悲しみや精神的なショックが、
一気に押し寄せてきました。

テンションが再びガクッと落ちてしまい、
その後、約3週間にわたり、
心身の不調が続きました。

家にこもりがちになるなど、
気分の落ち込みが続く中、意外にも、
脳トレの方は順調に進んでいました。

8月下旬頃には、初回は564点だった
ルモシティの総合得点が、
1100点を超えました。
記憶力のスコアは844点と最下位でしたが、
それ以外の項目は、
1100から1400の範囲でスコアを記録し、
好調な状態が続いていました。

また、脳年齢60代からスタートした
「きょうの脳トレ」も、時々、脳年齢が
30代を記録するようになっていました。

おかげで、気分の落ち込みに反比例して、
家事の作業効率が上がり、
より短時間で家事をこなせるようになったり、
集中力や理解力が上がるなど、
日常生活にも良い影響が出ていました。


ところが、生理直前だった8月27日、
脳の海馬にとつぜん異変が起こりました。

この日は朝から、頭がぼうっとしており、
脳トレの成績はさんざんな結果に終わりました。

数年前から、生理の直前になると、
頭がうまく働かず、仕事でミスをしたり、
忘れっぽい状態になることが多く、
それと同じ状態だろうと思っていました。

ところが、この時は違っていました。

その翌日、仲が良い友人たちと、
バーベキューとスイカ割りを行いました。
祖母のことで落ち込んでいた私を
励まそうと、友人たちが企画してくれたのです。

この前日、材料の買い出しを行った際、
私が代金を全額払いましたので、
お開きの前に、私以外の4人の参加者から、
1人千円ずつを受け取り、
おつりをそれぞれに返しました。

その後、スイカ割りで使用したスイカを
買ってきてくれた友人に、1人千円ずつ払いました。

事件はその直後に起こりました。
財布を見てお金を確認したところ、
Tさん、Yさん、Hさん、Kさんの順に、
4人から千円ずつもらったのに、
手元には3千円しかありませんでした。

Hさんまでは、お金をもらったことを覚えていました。
そこでKさんに、
「まだお金をもらっていないのですが」
と言ってしまったのです。

「私、さっき払ったわよ。おつりもくれたじゃない」
とKさん。
再び財布を見ながら、千円はどこに行ったのだろうと
考えていると、Tさんが、
「Kさんにもらったお金で、スイカ代を払ったんじゃないかな」
と推理してくれました。

その時点では、Kさんから千円を渡されたことも、
そのお金をそのままKさんに渡したことも、
まったく思い出すことができませんでした。
しかし、Tさんが言うとおりだろうと思い、
Kさんに謝罪をして許してもらいました。

消えていた空白の記憶が戻ったのは、
自宅に戻ってから数時間が経った後のことでした。


前にも記事に書きましたが、
鉄欠乏性貧血を発症して以来、
過去の記憶がすっぽり抜け落ちてしまったり、
会話の最中に言葉を思い出しにくいなど、
記憶力の低下の症状は表れていました。

しかし、直前の記憶が抜け落ちてしまったのは、
この時が初めてでした。

この日以来、日常生活の中で、
記憶力の低下が原因による、下記のような
困ったことが続くようになりました。

○ご飯の支度をする際、
冷凍庫からご飯を取り出してレンジで温めたのに、
それをすっかり忘れて、再び冷凍庫からご飯を出し、
レンジに入れようとして、
「あ、すでに温めていたんだっけ」と気づく。

○煮物を作ろうとして、火が通りにくい人参などを、
下ごしらえのためにレンジで調理した後、
取り出すのを忘れてしまい、
その次にレンジを使う時まで放置してしまう。

○目玉焼きに、ソースをかけたことを忘れてしまい、
その直後にまたソースをかけようとしてしまう。

○食後に歯を磨いたかどうかを思い出せない。

○複数の用事で外出した際に、
後半にこなす予定だった用事を忘れて、
家に帰ってきてしまう。

○他人との会話中、
「この間の○○はどうだった?」などと、
急に少し前の出来事について尋ねられた時に、
とっさに思い出せずに「何だっけ?」と
頭が混乱してしまい、
曖昧な言葉しか返すことができない、
などなど。


また、会話の最中に、
物の名前を思い出せないことも大幅に増えました。

話している最中に、「ええと、何だっけ・・・?」と
言葉に詰まってしまったり、
「○○じゃなくて、△△でもなくて、
ええと、何だっけ」が口癖のようになりました。
夫が困惑しながら代わりに思い出してくれて、
会話が何とか成立していました。

症状の中で特徴的だったのは、
なぜか直前の記憶を忘れてしまうことが多く、
だいぶ前の出来事に関しては、
割合すんなりと思い出せるということでした。

また、消えてしまった「直前」の記憶も、
すべてではありませんでしたが、
少し時間が経つと戻ってくることもあり、
脳の中がどのような状態になっているのか、
自分でも不思議に思いました。

もう1つ、「新しい情報を上書きすることが難しい」
という特徴もありました。

具体例を挙げますと、9月始めの日曜日。
こんなことがありました。

この日の午前中、夫は私に、
「友達と約束したから、12時半に出かけるよ」
と伝えたのですが、なぜか私は、
「12時に出かける」と覚えてしまいました。

正午が近づき、時計を見ながら私は夫に、
「そろそろ12時だよ。出かける用意をしないと」
と声を掛けました。

すると夫は、「出かけるのは12時半だよ」と言い、
私も「そうなんだ。12時ではなくて、
12時半なのね」と答えました。

ところが、その約5分後、再び夫に
「12時に行くんでしょ。
早く出かける用意をしなくちゃ」
と言いました。
先ほどの会話の内容を忘れてしまったのです。

その後、最初と同じ会話を3度くらい繰り返しました。
最後、さすがにうんざりした夫から、
「さっきから何度も、
12時半だって言っているじゃない」
と、若干強い口調で言われ、
ようやく覚えたところで12時半になり、
夫は出かけて行きました。

このように、急激に起こった
記憶障害の悪化に対して、
当時、どのような対策を私が取ったのか。

次回は、このことについてお伝えしようと思います。





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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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