アフィリエイト広告を利用しています
RSSリーダーで購読する

広告

posted by fanblog

2017年02月05日

ビタミンB群の欠乏による症状

以前、鉄と亜鉛の欠乏症状について、
お伝えしました。

亜鉛欠乏の症状https://fanblogs.jp/hinketu/archive/53/0
鉄欠乏の症状https://fanblogs.jp/hinketu/archive/58/0

今回からは2回にわたって、
ビタミンB群の不足によって引き起こされる、
欠乏症状についてお伝えします。

ビタミンB群とは、「群」とついているように、
1つではなく、8つのビタミンBの総称です。

具体的な名称を挙げますと、
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3(ナイアシン)、
ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミン6、ビタミンB12、
葉酸、ビオチンです。

これらはそれぞれ、体内で働く場所が違うため、
欠乏症状も異なっています。

各ビタミンB群の働きと欠乏症状について、
1つずつ、お伝えしていきますね。

参考資料(これらの資料から、抜粋させて頂きました)
http://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/200907/vitamin.html
http://www.orthomolecular.jp/nutrition/vitamin_b/

新版 薬剤師がすすめるビタミン・ミネラルのとり方
             福井 透著   



ビタミンB1

働き

    糖質を体内でエネルギーに変換する
    アルコールの代謝に関係する
    脳や神経の正常な働きに関与する
    食欲を正常に保ち、胃酸の分泌を高め、消化吸収を助ける
    など

欠乏症状

身体的症状

   脚気、だるい、疲れやすい、動悸、息切れ
   食欲不振、便秘、手足の先のしびれ
   脚が重い、むくむ、スタミナ低下、免疫力低下
   頭痛、肩こり、難聴、腰痛、胸痛、腎臓の機能低下
   目が充血し、涙が出る など

精神的症状

   気分がふさぐ、うつ状態、心配性、無気力、無関心
   不安感や漠然とした恐怖感、
   音に過敏で、騒音に耐えられない
   情緒不安定、いらいら、興奮しやすい など

脳に関する症状

   頭の回転が悪くなる、判断力の低下、集中力がなくなる
   記憶障害、言語障害 など
       

ビタミンB2
   
働き
  
    脂質の代謝に関わる
    脂質をエネルギーに変える
    脳と肝臓の働きに関与する
    皮膚や粘膜の代謝に関与する
    脂肪酸の合成分解、タンパク質の合成
    目の健康、エネルギーの供給に関与 など

欠乏症状

身体的症状

    肝機能の低下、 弱い光でもまぶしく感じる
    眼精疲労、目のかすみ、涙が出る
    皮膚が日光に過敏になる、耳たぶの周りがかゆく、赤くなる
    顔にしみ、しわができる、爪がもろくなる
    皮膚病が治りにくい、唇の荒れ
    舌が腫れる、舌の先に歯形がつく
    口角がただれ、切れ、痛む 口内炎
    のどがただれ、腫れ、痛む
    体がだるい、疲れやすい など   

精神的症状
    
    いらいら、神経質、うつ状態、無気力、無力感

脳に関する症状

    記憶力の低下


ビタミンB3(ナイアシン)

働き 

    脳神経系の正常な働きに関与する
   血液循環を良くする、血管拡張作用を持つ
   薬物の代謝に関与
    皮膚や粘膜の炎症を防ぐ
    神経症状を防ぐ  など 

欠乏症状

身体的症状

    だるい、疲れやすい、痩せる    
    元気がない、低血糖、免疫力低下、解毒力低下
    足の痛み、手足のまひ
    下痢、肝臓の不調、血液循環が悪くなる
    視力障害、血圧の上昇、頭痛、貧血
    など

精神的症状

    いらいら、興奮しやすい、うつ状態
    陰気なふさぎや無関心、やる気が出ない
    うれしい、楽しいという感情を味わいにくくなる
    決断力がない、異常な恐怖心
    情緒不安定、不安感、神経過敏、不眠

脳に関する症状

    思考の障害、知能の低下
    物忘れ、記憶を喪失、思考の障害、知能の低下
    時間や場所の観念を失う
    など

ビタミンB5(パントテン酸)

働き
 
     糖質、タンパク質、脂質代謝に関与し、 
     血糖値の調整に関与
    DNAの複写に働く、神経組織、筋肉組織の生成に働く
     肝臓における薬や毒素の解毒に働く
     神経、副腎皮質の機能を正常に保つ
     皮膚や毛根に栄養を与える など

欠乏症状

身体的症状

    だるい、疲れやすい、免疫力低下、風邪にかかりやすい
    自律神経失調症になりやすい、起立性の低血圧
    頻脈、貧血、視力の低下、緑内障になりやすい
    傷の治りが遅い、排尿困難
    手足のしびれ、手足がよくちくちく痛む、足のほてり
    筋力低下、食欲不振、便秘
    など

精神的症状

    いらいら、神経質、興奮しやすい、短気、怒りっぽい
    喧嘩早い、緊張しやすい、無気力、孤独を好む
    うつ状態

脳に関する症状

    なし


今回は、半分の4つのビタミンB群について、
列記してみました。

それぞれのビタミンBごとに、多くの役割や働きがあり、
不足すると、心身や脳にさまざまな影響が表れてしまうことに、
驚きを感じた方が多かったのではないかと思います。

私が体験した鉄欠乏性貧血の症状の中で、
日常生活にもっとも大きな影響を及ぼした症状の1つが、
言語機能の低下でした。


なぜ自分は、言語機能が低下してしまったのだろうかと、
ずっと疑問に思い、理由を知りたいと思っていました。

そうした中、平成27年12月に、
「新版 薬剤師がすすめるビタミン・ミネラルのとり方」
という本に出会い、ビタミンB1の欠乏症状の中に、
「記憶や言語が障害される」という一文を見つけました。


これを読んだとき、私は「ようやく原因が見つかった」
と思い、そうだったのかと納得しました。


他にも、以前お伝えしたように、私は一時期、
テレビの物音やお店のBGMがうるさく
感じられることに悩まされていました。


やはり、ビタミンB1の欠乏症状の中に、
「音に過敏で、騒音に耐えられない」というものがあり、
ビタミンB1の不足が原因だったと分かりました。


それ以外にも、「いらいら」「うつ症状」
「記憶力や思考力の低下」など、
亜鉛や鉄の欠乏症状に共通している症状が、
ビタミンB群の欠乏によっても
引き起こされることを知りました。


ちなみに、同じく欠乏していたビタミンD3も、
欠乏すると「うつ症状」が出てしまうそうです。

このように、いくつもの栄養素の欠乏症状が、
集中して重なってしまっていたのですから、
約1年にわたり、心身に大きな打撃を受けていたのも、
無理はないと納得しました。

ビタミンB群は、水溶性ビタミンといって、
多めに摂取してしまっても、
尿中に溶けやすいので、
過剰症になりにくいのが特徴です。

その点は良いのですが、
つまりは体内に蓄積することが難しい栄養素
でもあるのです。

そのため私は、サプリメント以外にも日常の食事や、
風邪を引いたときには栄養補助食品からも、
ビタミンB群を意識して摂取するようにしています。


各ビタミンB群が、どの食材に多く含まれているかについても、
この先の記事でお伝えしますので、
皆さんにも、ぜひビタミンB群をふだんの食事から、
気をつけて摂取して頂きたいと思っています。

残りのビタミンB群については、
次回の記事でお伝えしますね。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0

ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。

   

この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5907382
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
プロフィール
のりさんの画像
のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
プロフィール
お問い合わせはこちらから https://form.os7.biz/f/192cd280/ こちらからもどうぞ QR.jpg
ファン
検索
<< 2023年03月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
最新コメント
毎日違うことをする by のり (04/01)
毎日違うことをする by 通りすがり (03/23)
鍼灸治療・・・3 by のり (03/16)
鍼灸治療・・・3 by ゆみ (03/14)
栄養の吸収と体重の関係 by のり (12/20)
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
日別アーカイブ
RSS取得
QRコード
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。