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2018年12月19日

脳のキャパシティ・・・2

今回は、前回の続きです。
私は、主治医の答えを聞いて、
もう1つ例を挙げて伝えてみました。


「他にも、元気だった頃は、
洋服をよく作っていたんですけれど、
3年前と2年前に洋服を1着ずつ作ったら、
反対に気分が落ち込んでしまいました。


それで、当時の主治医の先生に止められて、
洋服作りをやめたんですけど、
時々、作りたいと思うことはあるんです。
でも、行動に移すことができなくて・・・」


今から11年前、30歳から33歳に掛けて
洋裁教室で洋裁を学んだ私は、
勉強と技術の向上のため、
貧血で体調を崩すまでの6年間に、
40着以上の洋服を作りました。

ところが、それ以降の5年間で作った
洋服の数は、主治医に話した2着のみでした。
作りたいと思ってはいるのに、製図をしたり
生地を買いに行くなど、行動に移すことが
できなくなってしまったのです。


私の話を聞くと、主治医は少し考えた後で、
「キャパシティがいっぱいで、
情報をこれ以上入れたくないと、
脳が止めているのかもしれませんね」
と答えました。

「脳が拒否しているということですか?」

驚いて、私が質問をすると、
主治医はこのように答えました。

「そうですね。元気になってから、
やりたいことを増やしたらいいと思いますよ」


これまで、脳の機能をいかに上げるか
ということばかり考え続けてきたため、
脳のキャパシティ(容量)という概念を
意識したことはありませんでした。


「今、普通にできることを
無理しないでやって、元気になったら
少しずつ広げていくということですね?」


「そうです。1年前に比べると、
症状は改善傾向にありますので、
今は脳を休める方向で頑張りすぎずに
いた方がいいと思います」


主治医はそう言った後で、
「焦らずに。脳のリハビリは、
時間が掛かりますので」
と、付け加えました。


これまで、自分では原因がまったく
掴めませんでしたので、
主治医の言葉を聞いて、
ストンと腑に落ちました。


この日の私は、
好きなことが急にできなくなった原因が
分かったことにうれしさを感じ、
質問をしてみて良かったと
喜んでいました。


キャパシティの問題が、自分の中で
大きくなっていったのは、この後、
しばらく経ってからのことでした。





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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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