2018年03月11日
言語に関する症状について・・・13
平成29年11月17日のことでした。
この日、私はある食品メーカーの
新商品開発のための座談会に、
商品モニターとして参加するため、
都内にある本社を訪れました。
少し前に、自宅で試作品を試食し、
アンケートに答えたところ、
直接、意見を聞かせて欲しいと、
約2週間前にメーカーから
依頼を受けたのです。
話し方がたどたどしい状態で、
果たしてメーカー側の質問に
きちんと答えることができるのか、
不安を感じました。
しかし、日常では得られない
経験であり、
脳に刺激を与える良い機会になると
思い、思い切って参加してみることに
しました。
待ち合わせ場所は、本社の正門前でした。
一番乗りで待っていると、後から
座談会の他の参加者が5名、
やって来ました。
担当者が来るのを待つ間、
みんなで雑談をしている最中、私は
話しながら「あれ?」と思いました。
言葉が不自然に途切れずに、
すらすらと話すことができたからです。
その前日、友人と電話で話をした時は、
たどたどしい話し方で、
思うように頭の中で言いたい言葉を
組み立てられず、話しながら
文章がぐちゃぐちゃになったことが
何度もありました。
そのため、たまたま滑らかに話せたのだろうと、
このときは思いました。
ところが、そうではありませんでした。
座談会が始まり、
約2時間にわたって、
司会者から10数個の質問を
受けたのですが、最初から最後まで
自然なイントネーションで、滑らかに
ごく普通に話すことができたのです。
話している間、思考が混乱したり、
文章がぐちゃぐちゃになることは
1度もなく、文法的に正しい文章で、
自分の意見を司会者や他の参加者に
伝えることができました。
ただし、速度は遅いままで、
「〜ですが」とか「〜でしたので」など、
文節的に言葉が切れる箇所では、
次の言葉を言うまでに、
少し長めの間が空いてしまいました。
しかし、話しながら気になったのは
それくらいでした。
座談会の最中は、司会の女性から、
新商品に関する意見やアイディアなどを
求められることが多く、つねに聞かれた
内容について、考えながら話していました。
また、「これは仕事であるから、
きちんと話をしなくてはいけない」と
いう意識で、緊張感を持って
臨んでいました。
こうしたことも、脳を強く刺激し、
回復を一気に推し進める一因に
なったのだろうと思います。
色々な段階をすっ飛ばして、
一気に良くなったと感じました。
こうして約3年ぶりに、
私は普通に話すことができるようになりました。
。
しかし、不思議とうわあっという気持ちの
盛り上がりや、興奮を感じることは
ありませんでした。
また、上手く話せなかった前日までと、
話せるようになったこの日とを比べ、
脳の中で何か大きな変化が起こった
という実感もありませんでした。
私にとって、とても大きな出来事が
起こったというのに、いつもと
同じように時間が流れているという感じで、
ずっとこの日を待ちわびていただけに、
意外に思いました。
ブログ記事の無断転載を禁じます。
このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。
これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0
この日、私はある食品メーカーの
新商品開発のための座談会に、
商品モニターとして参加するため、
都内にある本社を訪れました。
少し前に、自宅で試作品を試食し、
アンケートに答えたところ、
直接、意見を聞かせて欲しいと、
約2週間前にメーカーから
依頼を受けたのです。
話し方がたどたどしい状態で、
果たしてメーカー側の質問に
きちんと答えることができるのか、
不安を感じました。
しかし、日常では得られない
経験であり、
脳に刺激を与える良い機会になると
思い、思い切って参加してみることに
しました。
待ち合わせ場所は、本社の正門前でした。
一番乗りで待っていると、後から
座談会の他の参加者が5名、
やって来ました。
担当者が来るのを待つ間、
みんなで雑談をしている最中、私は
話しながら「あれ?」と思いました。
言葉が不自然に途切れずに、
すらすらと話すことができたからです。
その前日、友人と電話で話をした時は、
たどたどしい話し方で、
思うように頭の中で言いたい言葉を
組み立てられず、話しながら
文章がぐちゃぐちゃになったことが
何度もありました。
そのため、たまたま滑らかに話せたのだろうと、
このときは思いました。
ところが、そうではありませんでした。
座談会が始まり、
約2時間にわたって、
司会者から10数個の質問を
受けたのですが、最初から最後まで
自然なイントネーションで、滑らかに
ごく普通に話すことができたのです。
話している間、思考が混乱したり、
文章がぐちゃぐちゃになることは
1度もなく、文法的に正しい文章で、
自分の意見を司会者や他の参加者に
伝えることができました。
ただし、速度は遅いままで、
「〜ですが」とか「〜でしたので」など、
文節的に言葉が切れる箇所では、
次の言葉を言うまでに、
少し長めの間が空いてしまいました。
しかし、話しながら気になったのは
それくらいでした。
座談会の最中は、司会の女性から、
新商品に関する意見やアイディアなどを
求められることが多く、つねに聞かれた
内容について、考えながら話していました。
また、「これは仕事であるから、
きちんと話をしなくてはいけない」と
いう意識で、緊張感を持って
臨んでいました。
こうしたことも、脳を強く刺激し、
回復を一気に推し進める一因に
なったのだろうと思います。
色々な段階をすっ飛ばして、
一気に良くなったと感じました。
こうして約3年ぶりに、
私は普通に話すことができるようになりました。
。
しかし、不思議とうわあっという気持ちの
盛り上がりや、興奮を感じることは
ありませんでした。
また、上手く話せなかった前日までと、
話せるようになったこの日とを比べ、
脳の中で何か大きな変化が起こった
という実感もありませんでした。
私にとって、とても大きな出来事が
起こったというのに、いつもと
同じように時間が流れているという感じで、
ずっとこの日を待ちわびていただけに、
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