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2017年06月24日

記憶力に関する症状

前回は、栄養療法開始から15ヶ月後の
平成28年(2016年)7月から8月にかけての
症状について、お伝えしました。

今回は、その続きとして、
当時の私が悩んでいた、記憶力に関する
症状についてお伝えしようと思います。


平成28年(2016年)8月下旬のことでした。

理由はわかりませんでしたが、
何となくテンションが落ち気味の日が続いていました。

それまでは、テンションが落ちると、
バラエティ番組を見たり、好きなことをしたりして、
テンションを無理に上げようとしていました。

しかしこの時は、そうしたことはせず、
あえて自然なまま、テンションが低い状態のまま、
回復するまでの約1週間を過ごしました。

そうした中、我が家でいくつかの事件が起こりました。

8月も終わりに近づいたある日、
スーパーでたくさんの買い物をした私は、
両手に袋を提げた状態で帰宅しました。

玄関のドアが閉まった後、両手がふさがっていたので、
買い物袋を居間に置いてから
ドアのカギを閉めようと思い、家の中に入りました。


その数時間後。
仕事から帰宅した夫から、
「家のカギが閉まっていなかったよ。
泥棒が入ってきたら危ないじゃない。
どうして閉めなかったの?」
と言われました。

そうです。
居間に買い物袋を置きに行った私は、
カギのことをすっかり忘れてしまい、
閉め忘れてしまったのです。

以前にも何度か、同じことがあったため、
この日、夫からは厳しく叱られてしまいました。


その数日後の夜のことでした。

夫から、ある大事な書類について、
「見当たらないけれど、
どこにあるか知らない?」
と聞かれました。

その書類のことは知っていましたが、
ありかは分かりませんでしたので、
「ううん、知らないよ」と普通に答えました。

私の答えを聞いた夫は、
「どうしよう。どこに行っちゃったんだろう」
と言いながら、あわてた様子で家中を探し始めました。

私も一緒に探しましたが、
焦っている夫に対して、私はどこか人ごとで、
事の重大さを理解できていないと自分で思いました。


探し始めてから2時間近くが経った頃、
夫が戸棚から書類が入った封筒を発見しました。
その封筒を見た瞬間、10日ほど前に、
重要な書類だからと私が封筒に入れ、
戸棚にしまった記憶がよみがえりました。


その後、夫からは叱られてしまいましたが、
見つかるまでの間、自分がしまったことを
全く思い出すことができませんでした。

夫から書類について聞かれたときは、
本当に「知らなかった」のです。

9月中にも、同じことが2回ありました。

1度目は夫は私を叱りましたが、
2度目は「再発防止に、何か対策を考えないとな。
大事な物を入れる箱を居間に置こうか」と私に提案し、
3度目は「何も覚えていないんだから、
仕方がないよね」と、
あきらめた様子でつぶやきました。


夫に対する申し訳なさと、
まだ私は30代なのに、こんな状態では
この先、どうなってしまうのだろうという不安、
精神的なショックで気分が落ち込みました。

夫は、「もうすぐ40歳だから、
年のせいなのかなぁ」と言いましたが、
私は内心、そうではなく、貧血が原因だろうと
思っていました。

しかし、このときはまだ、
貧血によって記憶力が低下してしまう原因が、
よくわかっていませんでした。

これらの出来事に限らず、他の場面においても、
これと似たようなことが時々ありました。

数分前の出来事も、
数日から10日くらい前の出来事も、
すっかり忘れて頭から抜け落ちてしまう。

記憶力を回復させるには、
いったいどうすれば良いのだろう。
なかなか良い方法が見つからず、
私は本当に悩んでいました。


栄養療法を開始以来、
1年以上にわたってお世話になってきた
主治医の退職が決まり、
お別れしたのはちょうどこの時期、
9月15日のことでした。

最後の診察の日、先生からは
「継続は力なりと言いますので、
脳トレを続けていたら、
もっと記録が伸びると思いますよ。

それから、症状に関しては、
今まで通りのサプリメントを飲んでいたら、
大丈夫だと思います」
と言われました。

年齢が割と近く、同性で話しやすくて
相性もとても良い先生でしたので、
お別れをしたときは寂しさを感じました。

診て頂いた1年5ヶ月間。
先生が、私の症状に良い変化が表れるたびに、
一緒に喜んで下さったことや、
新しいことを私がはじめるたびに、
優しく背中を押して下さったことが、
症状の改善に大きな弾みを
つけてくれていたと思います。

一方で、当時の私はこうも思いました。

「全快までをフルマラソンに例えると、
今、私は25キロから30キロくらいの
地点を走っている。

この先、ゴールに向けて
ラストスパートを掛けるためには、
聞き上手な受け身の先生ではなく、
積極的に『こうした方が良いですよ』と、
引っ張ってくれる先生が必要だと思う」
と。

新しい主治医の先生は、
今残っている私の症状に対して、
どのような対処をされるのだろう。
相性は合うだろうか。

初診までの約1ヶ月間、
私は期待感と不安感が入り交じった
感情を抱きながら、
日々を過ごしていました。




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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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