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posted by fanblog

2018年10月25日

回復の兆し・・・3

今回も、4月中旬以降に見られ始めた、
脳機能に関する症状の改善について、
お伝えしようと思います。



以前、「集中力の低下・・・3」と
「集中力の低下・・・4」の記事の中で、
1つのことを長く続けられずに、
つぎつぎと別のことに手を出してしまい、
収拾がつかなくなってしまったこと。


また、同時に複数のことを行っている最中に、
1つめのことをすっかり忘れてしまい、
2つめのことに没頭してしまうという、
困った症状が表れたことをお伝えしました。

https://fanblogs.jp/hinketu/archive/240/0
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/241/0




これは、脳が1度に処理できる情報量が、
正常なときに比べて減ってしまったために、
容量を超えた分の情報をきちんと処理できない
という「容量性注意障害」と、
集中力の低下が原因であるとご説明しました。



その後、主治医から指示されたとおり、
集中力を鍛えるため、1つのことだけに
きちんと取り組む生活を送っていました。


それから約1ヶ月が経った頃のことでした。

料理をする際、それまでは1品目を作り終えたら
2品目に取りかかり、2品目が完成したら
3品目を作り始めるという具合に、
1品ずつ作っていました。


ところが、この1ヶ月の間に、
脳の中で何か大きな変化が
起こったのでしょうか。


特に意識したわけではなく、ごく自然に、
鍋に味噌汁の材料を入れて煮ている間に、
次の料理の材料を切り始める。
並行してお魚を焼き始めるなど、
頭の中で作業の順番やタイミングを考えながら、
同時進行で2品、3品、作れるようになりました。


まだこれができるのは、作り慣れていて、
調理が単純な料理のみではありましたが、
効率的に計算して動けるように
なってきたということは、
脳がかつての複雑な働きを
取り戻しつつあることを意味していました。


回復の段階が一歩進んだのかもしれない。
私の中で、期待感が大きくふくらみました。



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2018年10月24日

回復の兆し・・・2

前回、判断力に関して、
トレーニングの成果が表れ、
症状に改善が見られるようになった
という話をお伝えしました。


判断力以外にも、この頃、他の症状にも
良い変化が表れていました。


2つめに感じたのは、注意力低下の
症状の改善と、意欲の向上でした。



元気だった頃の私は、
平日は家の中の掃除を毎日欠かさず行い、
週に2回は床のモップがけもして、
家の中をきれいに保つ努力をしていました。


ところが、ここ3年ほどは家事が
面倒になってしまい、週に3日くらい、
全体に掃除機を掛けるだけで精一杯で、
細かな部分の汚れにまでは
手が回らなくなりました。


しかし、4月中旬頃からは、
掃除をしている最中に、
本棚や押し入れ、すき間の部分など、
細かいところにも注意が向くように
なってきました。



しばらく掃除をしていなかった箇所には、
自分らしさを失っていた
時間の長さを象徴するかのように、
ほこりや汚れが溜まっており、
時間を掛けてきれいに掃除をしました。



また、前は気を抜くと、1日だらだらと
過ごしてしまっていましたが、
何もせずにぼんやりと過ごす時間が減ってきて、
それまでよりも多くの仕事を
1日にこなせるようになってきました。



元気だった頃の生活の中にあった、
自分なりの「秩序」というものが、
少しずつ戻りつつあると感じ、
うれしさがこみ上げました。





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2018年10月18日

回復の兆し・・・1

前回、記憶に関係する脳の部位である
海馬を刺激するため、クロスワードパズルを
1ヶ月で100問解いたことを書きました。


解いている最中、脳の使いすぎが原因なのか、
よく頭痛がしていましたが、
痛みを我慢しながら解き続けました。


そうして頑張って努力をした結果、
効果がどれほどあったのかと言いますと、
残念ながら直後はほとんど変化が
見られず、その後も困った症状は続きました。


それでも、しいて効果を挙げるとするならば、
人と話をしているときに、以前よりも、
人や物などの名前を思い出す速度が
若干、上がったかなと感じました。


このように、記憶に関する症状については、
回復への道のりは遠く厳しいものでしたが、
その代わり、平成30年4月中旬頃から、
他の複数の症状に回復の兆しが表れ始めました。


1つめは、「判断力」の回復でした。
以前、クリニックで3月14日に診察を受けた際に、
主治医から、ドラマを使った判断力を鍛える
トレーニングを勧められた話をお伝えしました。


その後、前述の通り、ドラマやバラエティ番組を
見ている最中に、セリフを自分で考えて口にするという
トレーニングを行っていたところ、
早くも1ヶ月ほどで効果が表れました。


突発的なトラブルが起きたときに、
その場の状況を落ち着いて見たうえで、
どうしたら良いかを考え、
冷静に動けるようになったのです。



初めは、自分のした行動が正しかったのか、
よくわかりませんでしたが、
周りの人の自分に対する反応を見て、
適切に動けたのだということが分かり、
しだいに自信を取り戻すことができました。


それだけでなく、日常生活において、
行動している最中に戸惑いを感じたり、
右往左往することも減りました。


毎日、ただドラマを見ながら、
思いついたセリフを言っていただけなのに、
こんなに短期間で良くなるなんて、
いったい脳の中で何が起こったんだろう。


驚くと同時に、主治医に対する信頼感が
さらに増しました。


ちなみに今も、時々ですが、
脳力を維持させるために、
このトレーニングを行っています。


やろうと思ったら、いつでも気軽にできるのが、
このトレーニングの良い点だと思っています。



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2018年10月13日

海馬を刺激する

以前、ふつうの速度で話せるようになった後も、
おもに人や物の名前を思い出せない症状に
悩んでいるという話を書きました。

「名前をスムーズに思い出せない・・・1」
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/206/0

「名前をスムーズに思い出せない・・・2」
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/207/0




記憶に関する症状では、
名詞の他に出来事や人が言った言葉に関しても、
不意に夫や知人などから、
少し前のことについて言われたときに、
瞬時に思い出せずに言葉を返せないことが
時々ありました。


たとえば、4月17日に仲の良い友人に会い、
おしゃべりをしたときのことです。

会話の最中、共通の知人Aさんの話になりました。
数ヶ月前、Aさんから友人への言付けを頼まれ、
伝えたことがありました。

この日、友人がそのときの話をしたので、
「あのときAさんは、『○○○○って言ったのよね』」
と言いたかったのですが、
肝心の言葉が記憶から消えていて、
言うことができませんでした。


また、人と約束をして出かけるときに、
待ち合わせの時間や場所を正確に思い出せず、
時間を間違えて遅刻してしまったり、
場所を間違えて別のところに行ってしまう
ことがありました。


時には、人と約束をした後に、それを忘れて
別の人と同じ日に約束をしてしまう、
いわゆるダブルブッキングをしたことも、
何度もありました。


これに関しては、約束をしたらすぐに、
スマホのスケジュール帳と居間のカレンダーに
書き込むようにしているのですが、
たまにやり忘れてしまい、失敗してしまうのです。


幸い、事前に気がついて予定を調整し直すので、
大きな問題になったことはありませんが、
信用問題に関わるので、
記憶力を早く回復させなければと、
焦りを感じていました。


そこで、海馬を刺激するために、
本屋でクロスワードパズルの雑誌を買いました。

問題数は、大小合わせて100問。
子どものころからクロスワードパズルは大好きで、
時々雑誌も買って解いていましたので、
抵抗はありませんでした。


全問制覇を目標に、5月にかけて約1ヶ月間、
毎日夢中で解きました。





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2018年10月03日

判断力を鍛えるトレーニング・・・4

前回、主治医から教わった、
「判断力を鍛えるトレーニング」に
始めて挑戦した日のことを書きました。


今回は、その続きです。

「BG 身辺警護人」のドラマを見ながら、
木村拓哉さん演じる主人公になりきり、
相手役の言葉を聞いて、思い切って
思い浮かんだ言葉を口にしました。


すると、不思議なことが起こりました。
テレビ画面の向こう側にいる役者たちの中に、
自分も仲間入りしたかのような錯覚を覚えたのです。


この感覚は、以前、テレビで聴いた音声を、
聴いたとおりにワンテンポ遅れて口にする、
シャドーイングのトレーニングを
行っていたときには、
味わったことがなかった新鮮な感覚でした。


しかも、ただマネをすれば良かった
シャドーイングとは違って、
音声を聴きながら、即座に返す言葉を
考えなければいけません。


脳がものすごく刺激されているのを
感じました。



そのまま続けていると、
私が先にセリフを言った後で、
役者さんが全く同じセリフを言うという
偶然まで起こりました。


「おお! すごいじゃん、私。
これ、面白いかも!」


ただし1時間にわたって、ずっとやり続けるのは
大変ですので、合間に休憩を挟みながら
何場面か行い、そうこうしているうちに
番組が終わりました。


この日以降、毎日ではありませんでしたが、
ドラマを見ているときに、
トレーニングを続けました。



続けているうちに、だんだん慣れてきました。


中には言うセリフ、言うセリフ、
つぎつぎと役者さんと同じ、
というドラマもあったりして、
「この脚本家と私、感性が似ているのかも」と、
うれしくなったこともありました。


反対に、役者さんが言うセリフと、
私が考えて口にするセリフが全然違っていて、
「ええっ、なんでそんなことを言っちゃうの?」
と、共感できない気持ちでトレーニングを
行ったこともありました。


そのうちに、トーク番組などの
バラエティ番組にも幅を広げ、
トレーニングを行いました。


トレーニングの効果については、
また改めて記事にしたいと思います。



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2018年09月28日

判断力を鍛えるトレーニング・・・3

前回、主治医から、判断力を鍛える
トレーニングの仕方を教わった話を書きました。


診察を受けた日の晩、さっそく私は
テレビドラマを見ながら、
主治医から勧められたトレーニングを
してみることにしました。


この日の晩にテレビで見たドラマは、
木村拓哉さん主演の
「BG 身辺警護人」でした。
民間の警備会社に勤めるボディーガードたちの
活躍を描いた作品でした。


ドラマの冒頭、5人のメインの出演者たちが、
会社で会話をしている場面を見ながら、
セリフを口にしようとしました。


ところが、いざ実践しようとすると、
誰になりきったら良いのだろうか、
いつ言葉を発したら良いのだろうかなど、
色々と考えてしまい、何も言えません。


そうこうしているうちに、
場面が切り替わってしまいました。


私は焦りました。


とりあえず、主人公になりきって
みることにしましたが、
すぐに別の壁にぶち当たりました。


ドラマは、リアルタイムで放送されているため、
出演者たちが話すセリフを聞くのも初めてなら、
この先、どのような流れでストーリーが
展開していくのかも分からない。
 

相手役が主人公に言う言葉に対して、
何と言葉を返すのがこの場面にとっても、
ドラマの展開にとっても適切なのだろうかと
考えてしまい、やはり何も言えませんでした。


しかし、このままひと言も発しなければ、
ただドラマを見ていただけで終わってしまいます。


えい。こうなったら、
何でもいいから思ったことを
言ってみよう。


開き直ると、私は相手役のセリフを聞いて、
素直に思い浮かんだセリフを口に出してみました。



 
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2018年09月21日

判断力を鍛えるトレーニング・・・2

前回の記事では、
その場の状況を見て判断する能力が、
低下してしまっていることに
自分で気がついたこと。

そして、そんな私に対して主治医が、
トレーニングの仕方を考えてくれると、
約束してくれた話を書きました。


今回は、その話の続きです。


3月14日の診察の日。
私は主治医に、判断力を鍛える
トレーニングについて尋ねました。

すると主治医は、私の顔をきちんと見ながら、
このようにお話して下さいました。


「テレビドラマを見ているときや、
ラジオドラマを聞いているときに、
セリフを聞きながら、
自分ならどう答えるかを頭の中で考え、
口に出して言ってみる。
このようなトレーニングをするといいですよ」


これは私にとって、思いがけない方法でした。
主治医の回答を待っている間、おそらく
外で行動しているときに行うトレーニングを
提案されるに違いないと、予想していたからでした。


話を聞き終えた後、私は主治医とこのような
やり取りをしました。

「どんな場面で行ったらいいですか?」

「ドラマを見ながら、1シーンごとに行ってみて下さい」

「ということは、(言う言葉に)
正解はないということですね?」

「そうです。正解というのはなくて、
自分だったらどう言うだろうかと考えて、
口に出して言ってみることが
トレーニングになりますので、
ぜひやってみてください」


主治医のこの言葉を聞いた私は、
「はい! やってみます」
と、笑顔で元気よく答えました。


難しそうだけど、何だか面白そう。
そう思ったのです。


さっそく今日からやってみようと
思いながら、家に帰りました。






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2018年09月18日

判断力を鍛えるトレーニング・・・1

前に、「神経回路の混線・・・1」の記事の中で、
平成30年1月10日の診察の際に、主治医に
「会話や行動の面で、
急に予想外のことが起きたときに、
戸惑いを感じてしまい、
臨機応変に行動できないことが多い」
と伝えたことを書きました。

この日、主治医からは、
「臨機応変に行動できないのは、 
判断力ではなく、記憶力の低下が
原因である」という説明を受けました。

https://fanblogs.jp/hinketu/archive/218/0?1537278378



その後、「急に予想外のことが起きたとき」
以外にも、その場の状況を見たり、
人から何か指示をされたときに、
瞬時に自分が何をすべきかを判断し、
動くことができないという経験を何度かしました。


2月2日に、夫とディズニーシーに
遊びに行ったときにも、下記のような場面において、
判断力の低下を痛感しました。


1.アトラクションの場所に行ったときに、
行列をパッと見て最後尾の位置がどこかを判断し、
その後ろに並ぶ。
  
2.アトラクションの前に、
係員から指示を受けたときに、
その内容を理解して指示通りに迅速に動く。

3.フードコートの入り口で、
自分が食べたい食べ物を買うには、
どこの行列に並んだら良いのかを判断し、
そこに並んで食べ物を買う、など。


どれも健康な人であれば、
ほとんど意識しないで瞬時に判断し、
行動できることばかりだと思います。


しかし、この日の私は違っていました。
自分がどこに行ったら良いのかが分からず、
夫や他の人から教えてもらったり、
フォローしてもらってばかりいたのです。


少なからずショックを受けた私は、
2月7日の診察のときに、主治医に
「状況を判断するのが苦手で、
主人や知らない人が教えてくれたり、
フォローしてくれたりするんです。
自分1人でも行動できるようになるには、
日常生活の中でどのように
生活をしていたら良いですか?」
と、質問をしました。


すると主治医は、
今すぐには思いつかないので、
調べてからアドバイスすると、
約束してくれました。





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こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 




2018年08月31日

集中力の低下・・・4

前回の続きです。


前回、鍋を火に掛けた状態で、
別の場所で家事をしていたら、
火に掛けたことを忘れてしまった
というお話をしました。


危ないところだったと反省した私は、
それからは同じ空間の中で、
2つのことを行うようになりました。


つまりは、台所でやかんの水を沸かしながら、
夕食の下ごしらえやゴミの分別作業などの
軽い作業を行うなど、両方に注意が向く範囲で、
同時進行で家事を行うようにしたのです。


すると今度は、問題なく終わらせることができました。


平成30年3月14日の診察の日に、
私は主治医にここまでの話を伝えました。


すると主治医からは、
2つのことをしていると、
1つめのことを忘れてしまうのは、
集中力と注意力が低下しているからであること。

それから作業記憶の低下も、
関係しているかもしれないと説明を受けました。


後でネットの情報で知ったのですが、
一口に注意力の低下と言っても、
症状は多岐に亘っています。


1つのことに集中して取り組めない症状は、
「持続性注意障害」によるもので、
今回のように2つ以上のことをこなせない症状は、
「容量性注意障害」によるものだそうです。


「容量性注意障害」というのは、
脳が1度に処理できる情報量が、
正常なときに比べて減ってしまったために、
容量を超えた分の情報をきちんと処理できず、
同時に複数のことをこなすのが
苦手になってしまった状態を言うそうです。


この日、主治医からは、
「1度に2つのことをするのはやめて、
1つのことだけをして下さい。
その方が、集中力を高める訓練になります」
と、指示を受けました。


この主治医の言葉は、私にとっては
少し意外なものでした。


というのも、同じ空間の中であれば、
2つのことを問題なく
こなせることが分かったので、
このまま続けてみたいと思っていたからです。


しかし、認知機能の専門医である
主治医が「2つのことをするのはやめて、
1つのことだけして下さい」と
言うのであれば、
素直にそれに従った方が良いはず。


そう考えた私は、
マルチタスクの訓練を中止して、
それまで以上に1つの物事に、
時間を掛けて取り組むようにしました。


この後、どうなったかについては、
この先の記事の中でお伝えしたいと思います。





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集中力の低下・・・3

前に、記事の中で、集中力が途切れやすく、
1つのことを持続できずに、
つぎつぎと色々なことに手をつけてしまい、
生活のリズムがすっかり崩れた話をお伝えしました。


「集中力が途切れやすい・・・1」
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/228/0


その後、我慢をして1つのことに
取り組むように努力したところ、
少しずつ忍耐力がついて、
好きなことや向いていることに関しては、
じっくりと取り組めるようになってきた
というお話をしました。

「集中力が途切れやすい・・・2」
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/229/0



今回は、その後のお話です。


2月下旬のことでした。

この頃、私は家事を行う際、
1つのことをしているときに、
あえて別のことを同時進行で
行うようにしていました。

一般的に「マルチタスク」と呼ばれる行為です。


それには、理由がありました。


脳の機能が著しく低下してからというもの、
私は料理を作るときに、同時に2品、3品の
おかずを作ることができなくなり、
1品ずつ作るようになりました。


頭の中で、複数の調理の流れや時間を計算して、
同時進行でこなすというのは、脳にとって
とても高度な働きであり、注意力や記憶力などが
低下した状態では、行うことができないからです。


今や、1品ずつ完成させていく調理の仕方に、
すっかり慣れてしまっていましたが、
「今のままではいけない。元の通り、
マルチタスクをこなせるようにならなければ」
と、思い始めました。


というのも、日常生活においては、
家事や仕事をする際には
「マルチタスク」が基本であり、
1つずつ順番に物事に取り組んでいたのでは、
効率よく仕事をこなすことができないからです。


1日も早く、脳の機能を回復させて、
普通の生活を送れるようになりたい。
そのためには、トレーニングをしなければ。


そう思った私は、おかずの入った鍋を火に掛け、
沸騰するまでの間、洗面所の掃除をする。
または、やかんでお湯を沸かしながら、
その間に居間で片付けを行うなど、
短時間で行える作業を2つ組み合わせて
取り組んでみました。


これくらいなら、問題なくできるだろう。
試す前はそう思っていました。


ところが予想に反し、
順調に物事は運びませんでした。


洗面所の掃除や居間の片付けに
没頭してしまい、鍋を火に掛けたことを
忘れてしまったのです。


幸い、部屋に立ちこめたおかずのニオイや、
やかんのお湯が噴きこぼれた音で
ハッと思い出し、大事には至りませんでした。


しかし、そうした状態になるまで
思い出せなかったことに、
私は大きなショックを受けました。
本当に、すっかり忘れていたからです。





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2018年08月17日

感情のコントロールを取り戻す方法・・・2

今回は、前回の続きです。

前回、思春期と前頭葉の関係について
お話ししました。

記事の最後に、前頭葉が再発達して
感情のコントロールができるようになるまでには、
当分、時間が掛かるだろうと思ったことを
書きました。


ところが、その後、思いがけないことが
起こりました。
夫が、私の症状を早く回復させるために、
解決策を提案してくれたのです。


それは、お互いの考えが合わずに
口論になったら、夫が部屋を出て、
私が落ち着くまで1人にさせる
というものでした。


これは、脳機能の低下によって、
感情のコントロールができなくなった
人に対し、専門家が取る対処法だそうで、
夫はネットでこの方法を知ったそうです。


試してみると、即効性があり、
とても効果がありました。


興奮状態がピークに達している状態で、
急に1人にされると、しばらくは
怒りの感情が続くのですが、
しだいに治まってきて、
冷静さを取り戻すことができたのです。


それだけではありませんでした。


気分が落ち着くと、
「さっきは言い過ぎたな」とか、
「私が言ったこと(したこと)は、
問題があったかもしれない」と反省し、
自分から謝ることができるように
なりました。


車の中など、夫が出て行くという対処を
取れない状況の時には、
「もう、これで終わりにしよう」と、
夫が毅然とした態度でストップを掛けたり、
話題をさっと変えてくれたりもしました。


これらの方法も、感情が興奮状態に陥るのを
食い止める上で、効果がありました。


一方で、夫もストレスが溜まるらしく、
時々、健康な人と私を比較して、
「まだまだだね。ふつうの40代前半の人たちは、
みんなばりばり仕事をしていて、
そんな風に抜けていたりしないよ」
などと、私が傷つくようなことを口にしたり、
「なんでそんなことも分からないの?」
「なに訳の分からないことを言ってるの?」
などと、キツい言い方をすることもありました。


そんなときは、感情を抑えるための
トレーニングを行う良い機会だと思い、
可能な限り、怒りたい気持ちを
ぐっとこらえて我慢しました。


こうして、夫婦で忍耐の日々を過ごすうち、
怒ったり興奮してしまう回数が、
徐々に減っていきました。





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2018年08月13日

感情のコントロールを取り戻す方法・・・1

以前、「感情のコントロールができない」という
症状に、悩まされていたことをお伝えしました。


感情がコントロールできない・・・1
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/223/0?1534150265

感情がコントロールできない・・・2
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/224/0

感情がコントロールできない・・・3
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/225/0


一番症状がひどかった頃は、
夫にひどく怒ってしまったり、
時には手を上げたり、
物を投げたりしてしまった時期もあったと、
記事の中で書きました。


原因の1つには、当時、
夫が私の症状を理解できておらず、
他の人と比較して、私の心を傷つけるような
発言をしたり、失敗したときに、
厳しく叱るなどの行動を取っていたため、
私の中でストレスが溜まり、
爆発しやすかったというのもありました。


だからといって、人を叩いたり、
感情的に激しく怒っても良い
わけではありませんし、
家庭内の平和のためにも、私自身の脳の
回復のためにも、感情をコントロール
できるようにするというのは、
必須だと思いました。


まず、以前もお伝えしたように、
夫や主治医のアドバイスに従って、
平成30年2月上旬から、
脳トレの回数を週7回から3回に
減らしました。


実は、これだけでも効果が表れました。
脳が興奮した状態になる回数が、
明らかに減ったのです。


間もなく、手を上げたり、
物を投げる行為はぴたっと治まりました。


脳トレが良くなかったのではなく、
脳を使いすぎて、負荷が掛かりすぎていた
のかもしれません。


しかし、まだ、感情的に口で怒ってしまう
ことはよくありました。


この頃、感情の働きについて
ネットで調べてみたところ、
赤ちゃんからの脳の発達過程の中で、
一番発達の速度が遅いのが、
感情や衝動を抑制する働きを持つ
前頭葉だということが分かりました。


思春期の若者が、反抗的な態度を取ったり、
時には周囲を驚かせるような
破天荒なことをしてしまうのは、
前頭葉が未発達だからであり、
25歳くらいでようやく成熟するそうです。


この話を読んだとき、私は
過去の思春期の頃を思い出し、
納得すると同時に、
おそらく現在の私の脳のレベルは、
思春期の頃と同程度なのだろうと理解しました。


もし、その通りであるなら、
今まで通り、脳トレや日常生活の
トレーニングを地道に行い、
脳を刺激し続けていけば、
自然と前頭葉が再発達し、
いつかはふたたび感情のコントロールが
できるようになるだろうと思いました。


夫には申し訳ないけれど、
そうなるのはまだ先のことだろうと
考えていました。





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2018年08月03日

ウォーキングと記憶力の関係

前に交通事故で痛めた両足が、
すっかり良くなった平成30年1月から、
私は週に1〜2日、1日に2〜3時間くらい、
散歩を兼ねて外を歩くようになりました。

記憶力を回復させるためです。


2年くらい前、
NHKのドキュメンタリー番組で、
ウォーキングなどの有酸素運動を行うことで、
脳の血流が良くなって酸素が行き渡り、
それによって海馬の神経細胞が増えて、
記憶力が向上すると言っていたからです。


これは、カナダのブリティッシュコロンビア大学の
研究などによって明らかになったもので、
ウォーキングによって海馬だけでなく、
前頭葉や側頭葉も刺激されるなど、
脳全般が活性化されるそうです。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20091105-OYTEW55494/
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2017/026745.php



すぐには効果が表れませんでしたが、
ひと月あまりが経った2月中旬頃、
症状にある変化が表れました。

テレビなどを見た後、
目にした映像の記憶が徐々に
残るようになってきたのです。

もともと私は、視覚記憶が得意な方で、
子どものころから、テレビ番組の映像が
記憶に鮮明に残ってしまうことが
よくありました。

特に、サスペンスドラマの残酷な殺人場面や
恐怖を感じた場面などは、
何年経っても忘れられず、
たまにふいに思い出しては
恐怖を感じていました。


視覚記憶が残ってしまうことには、
悪い面だけでなく、良い面もありました。


自分が体験した出来事や、目にした物なども、
映像やイメージ画像で記憶に残るので、
頭の中でその映像を再生しながら
正確な描写でエッセイを書いたり、
記憶の中の「イメージ」を元に、
詳細を思い出すことができたからです。


ところがここ数年は、
その瞬間、瞬間が過ぎると、
見た物、聞いたことに関する記憶が
消えてしまうことが多く、
蓄積しにくい状態がずっと続いていました。


そうした中、2月20日の夜遅く、
たまたまついていたテレビで、
苦手な虫の映像を見てしまったのですが、
数日が経った後も、その映像が
消えずに脳裏に残っていることに
気がつきました。


苦手な虫の映像だというのに、
じわじわとした感動がこみ上げ、
1人、静かに喜びを味わいました。


また、この頃から時々、
過去のことを思い出すときや、
何かの言葉を聞いたときに、
それに関連する映像やイメージ画像が、
頭に浮かぶようになってきました。


これまでには見られなかった変化でした。


ウォーキングを行うようになったことで、
脳の記憶に関する部分に、
何らかの良い変化が起こっていると、
実感することができました。



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2018年07月28日

言語に関する症状について・・・24

最後、3つめは、数字を聴き取るのが
苦手だという症状です。


この症状については、
今までお伝えしたことはありませんでしたが、
以前からお店で会計をするときに、
レジの人が言った合計金額を出した
つもりなのに、なぜか金額が違うと
指摘されてしまうことが時々ありました。


えっと思いながら、レジの機械を確認すると、
店員さんが言うとおり、
耳に聞こえた金額とは違う金額が
表示されているのです。


実際にあった例では、正しくは524円
だったのですが、私の耳には562円と
聞こえてしまい、店員さんから
「2円足りません」
と言われてしまいました。


以前までは、他にも数多くの症状があったため、
さほど気にしていなかったのですが、
だいぶ症状が少なくなった今は、
気になるようになりました。


平成30年3月頃、私は、
言語に関する症状をネットで調べていて、
これまでに経験してきた症状、
そして、今も苦しんでいる症状が、
高次脳機能障害の1つ、
「失語症」によるものであることを知りました。
すべての症状が、一致していたからです。
https://h-navi.jp/column/article/35026047


この中に、「数字を言い間違える・
聞き間違える」というのもあり、
そうだったのか、と納得しました。


数字に関しては、ふつうの言葉とは違い、
テレビを使った聞き取りの練習というのは
なかなかできません。


そこで、日常生活の中で出てくる数字を、
なるべく意識して聴き取る努力を始めました。


また、レジでの払い間違えに関しては、
対処法として、毎回、
店員さんが言った金額を聴き取った後に、
レジに表示された金額を見て、
目でも確認してからお金を出すようになりました。


これにより、お金の出し間違えを
かなり防ぐことができるようになりました。



このように、言語に関する症状は
非常に多岐に亘っているため、
1つ、1つの症状に対応しながら、
すべての症状の回復に努める
毎日を送っています。



ひと月単位で見てみれば、毎月、
前月よりはどの症状も良くなっており、
それがずっと続いているので、
完治は難しいとしても、
最終的にはほぼ元に戻れるのではないかと、
期待しているところです。


回復を信じ、あきらめなければ、
「奇跡」は起こせるはず。
そう思っています。



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2018年07月27日

言語に関する症状について・・・23

前回は、人の話を聞くときに、
集中力が続かないという
症状についてつづりました。

今回は、前回のつづきです。


2つめは、人の話を聞き取りにくい
という症状です。


今の主治医に出会った平成28年10月から、
「ブレインHQ」の脳トレに取り組んだり、
テレビの音声を集中して聞いたりと、
聞き取りに関するさまざまなトレーニングを
行ってきました。


日々、トレーニングを積み重ねたおかげで、
以前に比べればだいぶ聴き取りやすくなり、
人とスムーズに話しができるようになりました。


しかし、今もまだ、ところどころ相手の言葉が
もやっとした状態で聞こえてしまったり、
単語の聞き間違いをしてしまうことがあり、
回復はしていない状態です。



主治医からは、聞き取り脳力を回復させるためには、
脳トレ以外にも、毎日、テレビやラジオの音声を
集中的に聴き取る時間を設けたり、
生活の中で、人と話す機会を持つことが
大事だと言われました。


きちんと言葉を聞き取れるようになるまでは、
地道にトレーニングを続けながら、
回復を待つしかないのだろうと思っています。



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2018年07月21日

言語に関する症状について・・・22

言語に関する症状といえば、
話したり書いたりするときだけでなく、
話を聞く時にも、まだ症状が残っていました。


1つめは、人の話を聞くときや、
テレビやラジオの音を聞いているときに、
集中力が途切れやすいという症状でした。


話を聞き始めて間もなく、
まるで電源がショートしまうみたいに、
集中力が途切れて、
話が耳に入らなくなってしまうのです。


ちゃんと話を聞かなくちゃと思い、
また聞き始めても、少し経つと集中力が
途切れてしまう。


そのため、ところどころ抜けが生じてしまい、
相手に分からないことを質問すると、
「今、言ったじゃないの」
と言われて、気まずい雰囲気に
なることがよくありました。


複数の人と話をしているときも同様でした。


対策として、仕事に関する話など、
大事な話をしているときには、
話を聞きながら、相手が言った言葉を
そのままノートに書き取るようにしていました。


こうすると、ただ話を聞いているときに比べて、
手を動かすことで脳が刺激されるのか、
不思議と集中力が持続し、
かなりきちんと話を聞くことができました。


ただし、日常生活の会話すべてを
ノートに書くことはできないのと、
症状の改善には繋がらなかったため、
ふだんの状態は変わりませんでした。




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2018年07月14日

言語に関する症状について・・・21


今回は、前回の記事の続きです。

平成30年2月頃から、
話す時だけでなく書くときにも、
言い間違いと同じ種類の「書き間違い」
が時々起こるようになりました。


文章を書いているときに、
たとえば、文中で「笑い」と書くつもりが、
書き終えてみてみると、なぜか「悪い」
になってしまったり、「推理」と書くつもりが
「水路」になってしまうような
間違いが起こりました。


パソコンで打ち込んでいるときも、
手書きをしているときも、
両方の場合で起こりました。


頭には、正しい漢字も音も浮かんでいるのに、
器用に一文字だけ別の音にすり替えて、
おまけに別の漢字に変換までして
出力をしてしまう。


言い間違いをするよりも、
この書き間違いの方が複雑で、
高度な作業のように思えて、
何でわざわざそんな間違えをするの、と
脳に問うてみたい気持ちになりました。


3月14日に診察を受けた際に、
主治医にこうした症状について
再度伝えました。

すると、
「言い間違えや書き間違えに関しては、
シナプスがまだうまく
繋がっていないからだと思います。

これは難しいんですよねぇ。
症状が取れるまでには、
長く時間が掛かると思います」
という説明を受けました。


少々、ショックを受けていると、
主治医は続けて
「ブレインHQで、音を聞き分ける
トレーニングを行ってみてください」
と、アドバイスしてくれました。


出力の間違いと、
聞き取りのトレーニングとの
繋がりが分からず、
「音の聞き取りが、
言い間違えに効果があるのですか?」
と尋ねると、主治医は
「はい。あると思いますよ」
と即答しました。

内心、へぇと驚きながら、
私はメモを取りました。





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言語に関する症状について・・・20

少し前に、「言語に関する症状について・・・18」の
中で、普通に話せるようになった後、
なぜか言語に関するさまざまな症状が
ぶり返してしまったことをお伝えしました。

具体的には、下記のような症状に悩まされました。

1.特に話し始めに、言葉がつっかえたり
 どもったりしてしまう。


2.単語や動詞の音の一部を
 言い間違えてしまう。


3.言おうとしていた言葉とは、
 全く違う言葉が出てきてしまう。
 ※リンゴと言うつもりがみかんになったり、
 らっきょうと言うつもりがカレーライスに
 なったりするような言い間違いです。


4.助詞を間違えてしまう。

5.テレビの字幕など、目に入った文字を
言おうとすると、正しく言葉を認識しているのに、
なぜか全く違う言葉が口から出てきてしまう。

https://fanblogs.jp/hinketu/archive/209/0



こうした症状について、平成30年1月10日の
診察の日に、医師に伝えたところ、
以前もお伝えしたように「神経回路の混線が原因」
だと言われました。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/218/0


不思議なことに、主治医に話をした直後から、
症状に徐々に改善が見られるようになり、
「りんご」を「みかん」と言ってしまうような、
全く違う言い間違いをすることは、
割と早い時期にほとんどなくなりました。


ただ、何かを言おうとしているときに、
言葉がもつれたり、自分でも
訳が分からない文章になってしまったり、
名前がごちゃごちゃになってしまうことは
まだよくありました。


また、この頃、今、言ったばかりの言葉を、
もう1度繰り返して言ってしまうという
症状も出ていました。


2度目に言い始めた途中で、
「あ、これは今言ったばかりだった」と
気がつくのですが、しばらくすると、
1度言った言葉をまた繰り返してしまうのです。


タレントの鈴木奈々さんが、同じ言葉を
2度、3度、繰り返しているのを
テレビでよく見ますが、この頃の私も
似たような状態でした。


人に理路整然と説明をするのも、
まだうまくできず、話にまとまりが
なかったり、言葉足らずで相手から
質問をされてしまったり。


色んな意味で、全体的にまだまだ
話し方が幼いと感じていました。






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2018年07月09日

肝臓の検査結果

平成30年2月21日。
2週間前に受けた血液検査の結果を聞くため、
私はクリニックを受診しました。


今回の血液検査は、肝臓の数値がどれくらい
回復しているかを調べるために行われたものでした。


診察室に入ると、開口一番、先生から
「肝臓の数値は正常に戻っていましたよ」
と言われました。


数値を見ると、
GOTは前回の100から25に、
GPTは前回の106から27に
下がっていました。


わずか1ヶ月間で、順調に回復したことに、
驚きとうれしさを感じました。


加えて先生からは、
「他の数値もすべて、とても良かったですよ」
と言って頂きました。


自宅に帰ってから改めて見てみたら、
ヘモグロビンの数値は、前回の14.0から
13.8に下がっていたものの、
鉄のサプリを飲んでいなかったのに、
正常値を維持していました。


また、タンパク質の摂取量を表す
総タンパク質は6.9から7.0に、
尿素窒素も16.4から20.2に、
それぞれ増えていました。


先生が処方して下さった、
肝機能を良くするためのサプリメントは
もちろんのこと、食事や生活習慣に
気をつけながら生活してきた努力が
実ったのだと思いました。



肝臓の数値が正常値に回復したため、
前々回の血液検査で処方された
サプリメントを、
再び服用することになりました。


こうして、1ヶ月半という短い期間を経て、
早くも元の生活に戻れることになりました。




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2018年07月03日

広がり始めた行動範囲

2月中旬、私にとって2つの
大きな出来事がありました。

1つは2月14日、銀座にある歌舞伎座に、
「高麗屋三代襲名披露公演」
を見に行ったことでした。


松本幸四郎、市川染五郎、松本金太郎の
高麗屋の親子三代が、それぞれ
松本白鴎、松本幸四郎、市川染五郎を
同時に襲名したことを受けて開催された、
特別公演でした。


数年前から私は、
いつか歌舞伎座で歌舞伎の公演を
見てみたいと思っていました。


親子三代が同時に襲名するのは
37年ぶりであるとニュースで知って、
この機会に出かけることにしました。


これまで、旅行の予約もコンサートなどの
チケットも、すべて夫が手配してくれており、
私はただ後をついていくだけでした。


しかし、今回は夫に頼らずに、
全部自分で手続きやチケットの購入などを
行おうと決めました。


判断力が落ちていたこの頃の私にとっては、
少しハードルが高い挑戦でしたが、
主治医が勧めてくれた
「日常生活におけるトレーニング」を行ううえで、
またとない機会だと思ったのです。


まず、東宝WEBチケットのホームページ上で
会員登録をしました。

続いて、歌舞伎座のサイトで
襲名公演の日程を確認してから、
予約がまだ空いている日を探し、
席を選んで予約をしました。


その後、チケット代の支払い方法や
受け取り方法を選び、決済しました。


初めてで勝手が分からないので、
チケットは事前にコンビニで受け取り、
忘れないようにすぐにカバンに入れました。

ここまで全部、自分でできたことに
感動を覚えました。


当日は、初めての場所であるうえに、
慣れない格式の高い雰囲気に
戸惑いを感じました。


しかし、分からないことは
スタッフの人たちに教えてもらいながら、
音声案内のイヤホンガイドを借り、
売店でパンフレットを買ってから、
無事に会場の席に着くことができました。


観劇中は、歌舞伎を毎月見に来るという
隣の席の女性が、色々と親切に教えて下さったので、
安心して楽しく観ることができました。


3人の襲名の口上も生で聞くことができて、
感動の1日でした。


2つめは、続く2月23日に、
赤坂にある迎賓館に1人で出かけたことでした。

その数日前、テレビの散歩番組で
迎賓館が取り上げられており、
興味を惹かれ、ぜひ行ってみたいと思ったのです。


こちらも自分で色々と調べた後、
事前にホームページで見学の予約を取りました。


当日は、迎賓館の中を1人で回りながら、
各部屋の中にいた案内人の方たちに、
装飾品や天井に描かれている絵などについて、
知りたいと思ったことを色々と質問し、
教えてもらいました。


話を聞きながら、以前のような好奇心や
探究心が少しずつ戻りつつあると感じました。


このように、やりたいと思ったことを、
自分1人で実行できたことは、
私にとって大きな自信になりました。


3月14日の診察の時に主治医にも伝えると、
驚いた後にとても喜んでくれました。


まだ色々と問題が残ってはいますが、
数ヶ月前と比べても、
明らかに良くなっていると思いました。
 



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プロフィール
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神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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