アフィリエイト広告を利用しています
RSSリーダーで購読する

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2019年03月29日

言語に関する症状について・・・27


平成30(2018)年8月、言語に関して
うれしい変化が2つありました。


この頃、「書く」機能に関しては、
前にもお伝えしたように、
7月からネット販売のお客さんたちと、
毎日のようにメールのやり取りを
していました。


メールを打つ際には、まず頭の中で文章を考え、
それを口に出しながらキーボードを打ち込んで
いたのですが、なぜか口で言った言葉とは
違う言葉を打ってしまったり、見直してみると
誤字脱字や意味が通らない文章が混じっていたりと、
回復にはまだ少し遠い状態でした。


この症状を改善させるためには、
正しい言葉を脳に覚えさせるのが一番だと思い、
意識して本や新聞を音読したり、
さまざまな文章を読むようにしていました。


「話す」機能に関しても、
やはり言い間違いがまだ多くありました。

特に8月頃は、「パソコン」と
言いたかったのに、「パチンコ」と
言ってしまうなど、1文字目だけ合っていて、
音が微妙に違う別の言葉を言ってしまう
ことがよくありました。


「話す」トレーニングとしては、
頭の中で考えたことを文章にして、
人に伝える練習をしていました。
その最中にも、言い間違えをよくしましたが、
間違えは気にせずに根気強く続けていました。


一方、「聞く」機能に関しては、
8月8日、今までにない変化がありました。


テレビドラマを見ていたときに、
セリフで聴き取れない単語があったのですが、
脳が勝手に前後の言葉から判断して、
記憶の中から合う単語を探し出し、
その空白を埋めてくれたのです。


そのセリフは、次のセリフと
違和感なくつながり、
正しかったことが分かりました。


脳の働きには、このように
聴き取れなかった音を、
記憶を元に推測するという能力が
備わっているのですが、
聞き取り能力が低下して以来、
初めてこの機能が働いてくれました。



この2日後の8月10日には、 
今度は「読む」機能に
うれしい変化が感じられました。


新聞を読み初めてすぐ、
文字の見え方が変わったことに
気づいたのです。


それまではずっと、
印刷物を読んでいるときに、
行によって印字の濃さが違って見えたり、
漢字がところどころ濃く浮き上がって見えたり、
反対に平仮名はうっすらと見えるなど、
見え方が不安定で見えにくいと感じていました。
 

ところがこの日は、文字の濃さが
全体的に一定になり、急に文字が
読みやすくなりました。


ということは、これまで見えにくかったのは、
視覚に関する脳の機能が低下していたのが原因で、
その部分の回復が進んだから、
見えやすくなったのだろうと思いました。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2019年03月25日

見当識障害・・・2

以前、すでに4月に入っているのに、
1月から2月にかけて募集していた
市のパソコン教室に申し込みをしようと、
電話をかけてしまった話を書きました。

「見当識障害・・・1」
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/250/0?1553484159



このように、日付や時間、季節、
よく知っているはずの場所など、
自分が置かれている環境や状況を
うまく認識できなくなる状態を
「見当識障害」というそうです。


カレンダーを意識して見るようにしたり、
新聞を毎日読むようにするなどの
努力をしていましたが、それでも時々ふと、
日付の感覚が分からなくなることが
ありました。



平成30年(2018年)の夏のことでした。

毎年、夏休みに入ると、
朝から近所の子供たちが遊んでいて、
家の周りがにぎやかなのに、
ゴミ捨てに行くときにも
人っ子1人見当たりません。


どうして、今年はこんなに静かなのかしらと
不思議に思い、カレンダーを見ると、
まだ7月に入ったばかりでした。



この年は、7月に入った途端に気温が急激に上がり、
夏日が続いていたため、脳が「今は8月だ」と
勘違いをしてしまったのでしょう。


「そうか。まだ7月の1週目だったのね」
と、納得をしました。


ところが、少し経つと忘れてしまって、
「もうじきお盆休みに入るから、
またご近所さんは外でバーベキューパーティを
やるのかな。賑やかになるだろうな」
とか、
「来月(9月)の夏休みは、今年はどこに行くのかな」
などと、8月の気分で考え事をしてしまうのです。


そして、カレンダーを見ては
「あ、まだ7月だった」と思うのに、
また少し経つと8月中の気分に戻ってしまう。


こんな状態が2週間近く続いた後、
ようやく脳が理解したらしく、
8月のつもりで考え事をすることは
なくなりました。


その後も、頻度は少ないものの、
日付を間違えて認識してしまうことが
生活の中で起こりました。


つい先日、平成31年(2019年)3月18日にも、
「オリンピックおじさん」として
有名だった山田直稔さんが、
92歳で亡くなったという
ニュースを見ていたときに、
誤認識が起こりました。


「あと1ヶ月でオリンピックだったのに、
見られなくて残念だったね」
と、夫に言おうとしたときでした。


夫が先に、
「あと1年と少しだったのに残念だったね」と
言ったのです。


「あ、そうだった。今年は2019年で、
オリンピックは来年だ」とハッとしました。


今年が2019年であることも、
オリンピックは来年の夏であることも
分かっていたのに、
なぜ急に「1ヶ月後」だなんて
思ってしまったのだろうと、
自分でも不思議に思いました。



生活に支障があるレベルではないので、
さほど気にしていなかったのですが、
さすがにこのときは、
「人前でおかしなことを言わないように、
気をつけなければ」
と強く思いました。



ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 




2019年03月16日

新しい経験・・・2


以前、友人に勧められたのがきっかけで、
ネットを介して、自分で作った商品の
販売を始めたという話をお伝えしました。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/261/0?1552724236


試行錯誤の甲斐があって、
7月に入ると週に数回、多い時には1日2件、
安定して注文が入るようになりました。

注文を受けてから商品を作り、当日か翌日に
発送するという方法を取っており、受注時、
商品を発送する前、到着の連絡を受けた後の
最低3回は、お客様にお礼や連絡のメッセージを
送りました。


そのため、日常生活の中で、さまざまな方々と
メールのやり取りをする回数が多くなりました。


ただ、パソコンで文字を打ち込んでいるときに、
前にもお伝えしましたが、
打つつもりだった単語の音が
一音だけ別の音に変わってしまい、
違う漢字になってしまうことが、
たびたびありました。


また、伝えたい内容を文章で表すのに
苦労したり、文法的におかしな文章に
なってしまうことも、よくありました。


幸い、文章の誤りに関しては、
送信前に直していましたので、
トラブルにはなりませんでしたが、
軽い単語間違えを見落としてしまい、
後で訂正することは時々ありました。


それでも、お客様相手という
緊張感があったのと、回数を重ねたおかげで、
少しずつ間違いの回数は減っていきました。


このように、実践を兼ねて文章を書く
トレーニングができるのは、
脳の機能回復のためにも、
とても良いことだと思っていました。


単価が安いため、お小遣い程度の収入でしたが、
7月以降、生活の中でやるべき仕事ができたおかげで、
生活に張りが出て、毎日がとても楽しくなりました。


元の生活に戻るための大きな1歩だと思いました。


一方で、問題も起こりました。


注文は、家事の最中や夫との会話中、
用事をしている時なども、
時間やこちらの都合に関係なく入りました。


お客様をなるべくお待たせしないように
対応するうちに、家事ややるべきことが
後回しになり、溜まっていきました。


注文が入った日は、
時間に追われている感覚に襲われ、
晩ご飯を作るのが遅くなったり、
部屋の掃除ができなかったりと、
家事が思うように回らなくなりました。


また、このブログの更新も
滞るようになりました。


家の中がしだいに雑然とした
状態になっていき、
仕事と最低限の家事を行うので
精一杯の日々が続きました。


救いだったのは、夫が理解を示してくれて、
進んで家事を手伝ってくれたことでした。
「俺のことは気にしなくていいから、
お客様のことを一番に考えてあげなよ」
と言ってくれて、ありがたいと思いました。


こうして、夫の助けを借りながら、
新しい生活を送っていました。




ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。



これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 


2019年03月10日

鍼灸治療・・・3

前回は、鍼灸治療院の先生の助言により、
就寝中に足がほぼ毎晩つってしまうという
辛い症状が大きく改善したことをお伝えしました。


鍼灸治療院に通い始めた頃に
体に起こった変化は、他にもありました。


栄養療法を受け始めた平成27年から、
私は鼻づまりの症状にも悩まされていました。

当時の主治医の先生からは、
「ビタミンDの不足が原因かもしれませんね。
飲み続けていたら、改善するかもしれません」
と言われていました。


しかし、継続して飲み続けてみましたが、
効果は感じられませんでした。
特に、夜に症状が悪化することが多く、
布団に横になると、鼻が詰まって苦しくて
なかなか寝付けない日が続いていました。


そのため毎晩、点鼻薬を使っていたところ、
余計に症状が悪化し、昼間も鼻づまりに
悩まされるようになってしまいました。


鼻が詰まると息苦しいため、
脳が酸欠状態に陥っているのではないか。
脳の機能低下には、鼻づまりによる
酸欠も関係しているのではないかと、
密かに心の中で気になっていました。


鍼灸治療院での初診の日、
先生に鼻づまりのことと、
風邪を引くとすぐにのどが痛くなること。
それから、咳がよく出ることを伝えました。


すると、その日から毎回、
のどに鍼を打ったり、鼻の両わきに
鍼やお灸をしてくれるようになりました。


すると、その日の晩から咳がひどくなり、
汚い話で恐縮ですが、
鼻水や痰が出るようになりました。


つぎの時に先生に伝えると、
「体に溜まっていた悪い物が出ているので、
絶対に薬で止めたりせずに、
ぜんぶ出し切って下さい」
と言われました。


その後、体のどこにこんなに溜まっていたのかと
驚くくらいに、鼻水と痰の量は増え続け、
あまりの多さに外出もほとんど
できなくなりました。


3週間あまり、頑張って出し続けていたところ、
のどや鼻の通りがだんだん良くなってきました。
同時に、深い呼吸ができるようになり、
頭もすっきりした状態になりました。


その後も、状態が戻らないように、
継続して鼻とのどの治療をしてもらううちに、
もう1つの体の変化に気がつきました。


治療前は、ほぼ毎月のように風邪を1回、
多い時には2回も引いていたというのに、
治療院に通い始めてからというもの、
風邪を引かなくなったのです。


引きかけのような状態になってしまっても、
以前のように短期間で悪化せずに、
一晩寝ると治るようになりました。


こんなにも早く、体が丈夫になるとは
思っておらず、うれしい誤算でした。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。



これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2019年03月03日

鍼灸治療・・・2

前回は、鍼灸の治療を2回受けた後、
人の話を聞く時の集中力が持続するように
なった話をお伝えしました。


6月27日には、3回目の治療を受けました。
この日は、鉄欠乏性貧血になって以来、
ずっと悩まされてきた、睡眠中にほぼ毎日、
足がつってしまうという症状について、
先生に話をしました。


すると、
「水分不足と塩分不足が原因だと思いますよ」
と言われました。


水分不足に関しては、自覚がありました。
1日に水を飲む回数が少なく、
のどが渇いてから水を飲んでいたからです。


私がそう話すと、先生は
「のどが渇いてから水分を摂るのでは遅すぎます。
1度にたくさん水を飲むのではなく、
30分ごとに少量ずつ、
水を口に含むようにしてください」
と言われました。


また、塩分不足については、
寝る前にコップ1杯の水と一緒に、
梅干しを1粒食べるように
勧められました。


「 この方法を試しても、
症状が続くようなら教えて下さい。
別の原因を考えますので。でも、
おそらくこれで良くなると思いますよ」


それ以前にも、「水分不足」が原因ではと
人から言われることはありましたが、
塩分不足を指摘されたことはありませんでした。


帰り道に、さっそくスーパーで梅干しを買い、
その日の晩から試してみました。
すると、先生が言ったとおり、
すぐに効果が表れました。


足がつりにくくなり、つってしまっても、
肉離れを起こすのではないかと思うような、
激しい痛みに見舞われることは
ほとんどなくなったのです。


その後、梅干しだけでなく、
食事から摂取する塩分の量を
少し増やしたところ、
つる回数が月に1,2度くらいにまで減り、
つらかった症状から解放されました。




ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。



これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2019年02月22日

言語に関する症状について・・・26

前回、鍼灸治療院に行ったお話を書きました。
初回の治療後、状態がすぐに元に戻ってしまうのを
防ぐため、翌日の6月21日も治療を受けました。


もともと、全身の調子を整え、
免疫力と抵抗力をつけるために
通い始めたのですが、その翌日、
思いがけない効果がすぐに表れました。


この日私は、仲の良い近所の友人3人と一緒に、
ファミリーレストランでランチをしました。
会うのは久しぶりだったこともあり、
約5時間に亘りおしゃべりをしました。


その最中に、ある変化に気がつきました。
その日までは家でも外でも、
人の話を聞いている最中に集中力が途切れがちで、
内容がよく理解できないまま、
話が終わってしまうことがよくありました。


まるで、電気がついたり消えたりするように、
人の言葉が耳に入ってきたり、
遮断されたように耳に入らなく
なってしまう状態が、ずっと続いていました。


ところがこの日は、集中力が1度も途切れずに、
最初から最後までみんなの話をしっかりと
聞くことができたのです。


話の内容もきちんと理解をしたうえで、
みんなに言葉を返すこともできて、
元気だった頃のように
楽しく会話を楽しむことができました。


その2日後の24日。
今度は都内で開かれた、年に1度の仲間との
懇親会に出かけました。


この日も、1次会と2次会の合わせて約5時間、
友人たちとおしゃべりをして過ごしたのですが、
やはり1度も集中力が途切れることは
ありませんでした。


急に人から話しかけられた時には、
言葉を聞き取ることができず、
戸惑う場面もありましたが、
少なくとも集中力に関しては、
明らかに状態が良くなったと感じました。


ほんの少し前まで、
人の話をきちんと聞くことができないという
症状だけでも、早く良くなって欲しいと
願っていたところでしたので、
心の底からうれしさがこみあげました。


何がきっかけになったかと言えば、
鍼灸治療以外には考えられませんでした。


先生には、脳機能低下の症状を
抱えているという話はしませんでしたが、
先生がして下さった鍼灸治療が、
認知機能を司る脳の部位にも
良い影響を与えたのでしょう。


こんな偶然ってあるんだと、
何か運命のようなものを感じました。








ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2019年02月14日

鍼灸治療・・・1

平成30年6月15日から17日に掛けて、
夫と北海道の旭川市に旅行に出かけました。
滞在中は、以前から私が行ってみたいと希望していた
富良野に毎日出かけて、自然の中で過ごしました。


最終日のことでした。
旭川市内にある嵐山という場所で
地元の方と出会い、その方の案内で
2時間ほど森の中を散策しました。


とても楽しいひとときだったのですが、
森の中は気温が低めだったため、
薄着だった夫が途中から「寒気がする」と訴え始め、
帰る頃にはすっかり体調を崩してしまいました。


帰宅後、夫は2日間ほどで回復しましたが、
私にも風邪が移ってしまいました。
夫とは違い、私は短期間でどんどん悪化して、
のどが真っ赤に腫れてしまい、
頭痛や咳の症状も続きました。

さらには、のどの粘膜が傷ついたようで、
血が混じった痰が出続けて、
治るまで10日近く掛かってしまいました。


血液検査の結果では、ヘモグロビンは正常値で、
フェリチンの値も上がってきているのに、
未だにのどの粘膜が傷つきやすい状態で
あることに、強いショックを受けました。


そして、年中風邪を引いてばかりで、
1度引くとなかなか治らなかったり、
胃腸の調子も今ひとつで、
他にも色々気になる箇所があるなど、
体が弱いことが気になり始めました。


今からこんな体の状態では、この先、
年を重ねたときにどうなってしまうのだろうと、
強い不安にも襲われました。


この3年あまり、サプリメントで
栄養をたくさん摂取し続けてきたけれど、
栄養だけでは解決できない状態に
陥っているのかもしれない。


そう思い、ネットで色々と調べているうちに、
全身の状態を丁寧に診ながら
治療をしてくれるという、
地元の評判の良い
鍼灸治療院を見つけました。


さっそく、その治療院に電話を掛けて
予約を取り、6月21日に初診を受けました。


先生は、40代後半くらいの男の先生でした。
気になる症状を伝えたところ、
全身をじっくり診てくださいました。


その結果、
「体内のバランスが崩れていて、
下半身の血流が良くない。
冷えがさまざまな症状の原因に
なっているのだと思います。
胃腸の機能も落ちていますね」
との指摘を受けました。


この日は、冷えを改善するツボに
鍼とお灸をしてくれたほか、
「よく頭痛がする」と話したところ、
頭頂部にある「百会」というツボや、
後頭部の数カ所のツボにも
鍼とお灸をしてれました。


最後に、「体質改善のため、
しばらく通って下さい」と言われ、
定期的に通院することになりました。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。



これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2019年02月03日

言語に関する症状について・・・25

今回は、久しぶりに言語に関する症状について、
お伝えしようと思います。


平成30年6月頃も、言語に関して
相変わらずつぎのような症状が残っていました。

1.新聞や文字の細かい本をだいぶ読める
 ようにはなったが、まだ少し抵抗感が残っており、
 意識をして読まないと、つい飛ばし読みや
 斜め読みをしてしまったりする。


2.文章を書くときや、スマートフォンでメールを
 打つときなどに、時々、言葉の音の間違えによる
 誤字や誤変換をしてしまう。


3.文法的な誤りがある文章を書いてしまったり、
 文頭と文の終わりがつながっていない文章を
 書いてしまうことがある。


4.話すときに、言葉の言い間違えをしてしまったり、
  たまに、思っていた言葉とは違う言葉や、
 自分でも訳の分からない言葉が、口から出てきて
 しまうことがある。

  
5.言いたいことを頭の中で文章に変換しながら、 
 人に伝えることがうまくできない。
  順序立てて人に説明するのが苦手である。


6.人の言葉をよく聞き取れないことがある。
 特に、ふいに人が言った言葉を聴き取れないことが
 よくある。
 

7.人の話を聞いているときに、集中力が途切れやすい。


8.人の話を理解するのが苦手である。


9.数字の聞き取りが苦手で、注意してはいるが、
 レジでお金の出し間違えをしてしまうことがある。


10.人が言った言葉や自分が言った言葉を
 忘れやすく、記憶に残りにくい。



言語障害がひどかった頃に比べれば、
全体的に良くはなりましたが、
症状の数はなかなか減らず、
根強く残っていました。


ただし、1ヶ月前と比べると、
言い間違えをしてしまう回数が少し減った、
文章を書く速度が少し上がったなど、
毎月、何らかの良い変化を感じていました。


また、話している最中、
瞬時に人や物の名前を思い出せないという
症状も、ゆっくりではありましたが
回復傾向にありました。


そのため、これまで症状が回復するのを
気長に待ち続けていましたが、
一方で、日常生活で支障を感じる機会が多く、
今すぐにでも良くなって欲しいと
願っていた症状が、1つありました。


それは、7番の「人の話を聞く時に
集中力が途切れやすい」という症状でした。







ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。



これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2019年01月29日

新しい経験・・・1

話は少しさかのぼりますが、
平成30年5月12日、私は
友人に会うため横浜に出かけました。


3時間ほど一緒に過ごしたのですが、
この日、この友人に会ったことが、
私の生活に大きな変化をもたらしました。


昔から私は、小物などを作るのが好きで、
人によくあげたりしていたのですが、
その特技を生かしてネットで販売してみたらと、
友人が勧めてくれたのです。


素人の物なんて、売れるわけがないと
尻込みをする私に、友人は商品のアイデアを
いくつも提供してくれました。
話を聞いているうちに、
ダメでもともとやってみようかなという気持ちになり、
挑戦してみることにしました。


その後1ヶ月間、材料を買い揃えて
商品の見本品を作ったり、
ネーミングや値段を考えてつけたり、
見本品の写真撮影をしたりと、
忙しい毎日を送りました。


新しい経験によって、毎日、
脳が新鮮な刺激を受けているのが、
自分でよくわかりました。


寝ても覚めても商品のことばかり
考える一方で、良いのか悪いのか、
だんだんと脳トレに対する関心は
薄れていきました。


6月に入ってすぐ、商品の販売を開始しました。
ところが、最初のうちはまったく見向きもされず、
売れ行きがゼロの日がつづきました。


もともと自信があったわけでは
ありませんでしたが、
売れないとなると悔しいもので、
何がいけないんだろう、
どこをどう改良すれば良いのだろうと、
ますます考えるようになりました。


こんなに1つのことを考えつづけたのは、
脳の機能が落ちてから初めてのことでした。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。



これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2019年01月21日

一時的な聞こえの回復

平成30年6月9日のことでした。
この日、私は朝から友人たちと一緒に、
上野の鈴本演芸場で開かれた、
落語の寄席を聴きに行きました。


ここは、私が初めて生の落語に触れ、
面白さを知った思い出の場所でした。
以来、近隣で落語会が開催されると
足を運んだり、落語関連の番組をテレビで見たりと、
落語に親しむようになりました。


再びこの場所に来られた喜びと、
落語を続けて聴いているうちに、
もしかしたら笑い声が出るのではないか
という期待感との両方で、
ワクワクしながら席に着きました。


4時間に亘る寄席では、
前座から真打ちまで
6名の落語家が登壇し、
それぞれに個性のある噺を
披露してくれました。


聴いている最中、言葉をよく
聞き取れない部分があったものの、
内容はすべて理解することができ、
心から楽しんでいました。


そして最後。
いよいよ真打ちが登場しました。
数年前の時とは違い、今回の寄席では
創作落語を披露した落語家の方が
多かったのですが、真打ちもそうでした。


古典落語を聞けると思っていた私は、
少しがっかりした気持ちになりましたが、
その気持ちはすぐに消えました。

真打ちの噺が始まるやいなや、
会場は大きな笑いに包まれ、
私も真打ちが何か言うたびに、
笑い声は出ませんでしたが、
お腹を抱えて笑いました。

そうして20分が経った頃、
変化が起こりました。
それまで、ところどころ
もやっと聞こえていた真打ちの声が、
とつぜん鮮明になったのです。

音量も、5から10に上がり、
言葉の音1つ1つがはっきりと
粒で聞こえるようになりました。


これはもしかして、元気だった頃と
同じ状態に戻ったのではと、
すぐに思いました。

そして、以前はこんなにもはっきりと、
人の声が聞こえていたのかと驚きながら、
残り10分間、最後まで落語を楽しみました。


ところが終了後、数分が経つと、
ふたたびよく聞こえない状態に
戻ってしまい、今のは何だったのだろうと、
狐につままれたような気持ちになりました。


なぜ、一時的に回復したのか分かりませんでしたが、
この出来事を経験して、分かったことが3つありました。


1つは、元気だった頃と今の状態とでは、
聞こえ方に大きな差があるということ。
2つめは、長時間、人の声を聞き続けたことが、
脳に何らかの変化をもたらしたということ。
3つめは、楽しい気分でいっぱい笑ったことも、
脳にとって良い刺激になったのだろう
ということでした。


寄席が、日常とは違う場所だったことも、
おそらく良かったのだと思います。


家でテレビの音声を意識して聴き続ける
トレーニングも重要ですが、
それ以上に効果があるのは、やはり
生の人の声なのだと実感しました。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。



これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2018年12月29日

言葉をよく聴き取れない原因・・・2

今回は、前回の続きです。

不意に言われた言葉を聴き取れないという
症状に悩んでいた6月8日、
ブレインHQのウェルネス プランナーによる
コンサルティングを受けました。


プランナーの女性は、ブレインHQを
開始した時からの私の成績を把握しています。

3ヶ月に1回のコンサルティングの日には、
各問題のスコアがどれくらい、
上昇または下降したのかを数値で示してくれたり、
苦手な分野がある場合は、克服するための
アドバイスもしてくれたりします。


この日、プランナーの方からは、
開始当時から特に苦手だった
「空間認識」のスコアが、大きく
上昇したことを褒めて頂きました。


ブレインHQに関する話が終わった後、
私はプランナーの方に、
不意に人から言われた言葉を聞き取れず、
困っていることを伝えました。


すると、プランナーの方からは、
このような言葉が返ってきました。

「それは、聞き取り能力だけの
問題ではないと思います。

言葉を聴き取る際には他にも、
脳の処理速度や集中力、注意力、記憶力など、
脳機能全般の機能が関わっているんです。

ですので、聞き取りのトレーニングだけでなく、
全部のトレーニングをバランス良く行なって、
機能全般を鍛えて頂くことで、
症状は改善していくと思いますよ」


それまで、言葉を聴き取るトレーニングを
重点的に行えば、
不意に言われた言葉も
聞き取れるようになると
思い込んでいた私にとって、
プランナーの女性の言葉は
思いがけないものでした。


しかし、言われてみれば確かに、
会話をするときには下記のような
働きを脳内で無意識に行っていたのです。


まず、相手にきちんと「注意」を向けて、
相手が言う言葉を「集中」して聴き取る。
つぎに、そうして聴き取った言葉を「記憶」し、
その情報を元に相手に言葉を返す。


関係している働きは、これだけではありません。
相手の言葉を聴き取って、
自分の言葉を返すまでの速度には、
「脳の処理速度」が大きく関係していることに、
この日、初めて気がつきました。



聞き取りのトレーニングだけを続けていても、
不意に言われた言葉は聞こえるようにはならない。
このことを知ることができたのは、
大きな収穫でした。


この日以来、バランス良く脳の機能を鍛えるため、
さまざまな種類の脳トレを行ったり、
生活の中でも意識して、
いろいろなことを行うということを
気をつけるようになりました。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。



これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 


2018年12月25日

言葉をよく聴き取れない原因・・・1

以前、ふつうの速度で話せるようになった
平成29年11月以降、私の話す量が増えたために、
相手の人が話す量も多くなってしまい、
単語や文章を聴き取れない場面が、
たびたびあったと、お伝えしました。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/209/0



その後、会話中の聞き取りに関しては、
徐々に聴き取れる部分が増えていき、
ゆっくりながらも回復していると
実感することができました。


ふだんの会話では、
相手の顔を見ながら意識をして、
相手の言葉に耳を傾けているので、
聞き落としは少なかったのですが、
不意に人から何かを言われたときに、
聴き取れないことがよくありました。


場面として一番多かったのが、
スーパーや飲食店などで、
店員さんから言葉を掛けられたときでした。


たとえば、スーパーのレジ台の前で、
お財布からお金を出そうとしている最中に、
店員さんから
「袋はいりますか?」
と聞かれたとき。


または、飲食店に入って座席に案内された後、
椅子に上着を掛けたり、
カバンを置いたりしているときに、
店員さんから
「メニューをお持ちしました」
とか、
「メニューがお決まりでしたらお伺いします」
などと言われたとき。


こんな風に、
意識が他に向いている状態のときに、
人からぱっと言葉を掛けられると、
ほとんど毎回、聴き取ることができず、
「えっ?」と聴き返していました。



たまになら、健康な人でも
同様の経験をすることがあるでしょうが、
あまりに回数が多かったので、
まだ聞き取り能力が
回復していないのだろうと思い、
テレビの音声を意識して聴き取る
トレーニングをずっと続けていました。



ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2018年12月19日

脳のキャパシティ・・・2

今回は、前回の続きです。
私は、主治医の答えを聞いて、
もう1つ例を挙げて伝えてみました。


「他にも、元気だった頃は、
洋服をよく作っていたんですけれど、
3年前と2年前に洋服を1着ずつ作ったら、
反対に気分が落ち込んでしまいました。


それで、当時の主治医の先生に止められて、
洋服作りをやめたんですけど、
時々、作りたいと思うことはあるんです。
でも、行動に移すことができなくて・・・」


今から11年前、30歳から33歳に掛けて
洋裁教室で洋裁を学んだ私は、
勉強と技術の向上のため、
貧血で体調を崩すまでの6年間に、
40着以上の洋服を作りました。

ところが、それ以降の5年間で作った
洋服の数は、主治医に話した2着のみでした。
作りたいと思ってはいるのに、製図をしたり
生地を買いに行くなど、行動に移すことが
できなくなってしまったのです。


私の話を聞くと、主治医は少し考えた後で、
「キャパシティがいっぱいで、
情報をこれ以上入れたくないと、
脳が止めているのかもしれませんね」
と答えました。

「脳が拒否しているということですか?」

驚いて、私が質問をすると、
主治医はこのように答えました。

「そうですね。元気になってから、
やりたいことを増やしたらいいと思いますよ」


これまで、脳の機能をいかに上げるか
ということばかり考え続けてきたため、
脳のキャパシティ(容量)という概念を
意識したことはありませんでした。


「今、普通にできることを
無理しないでやって、元気になったら
少しずつ広げていくということですね?」


「そうです。1年前に比べると、
症状は改善傾向にありますので、
今は脳を休める方向で頑張りすぎずに
いた方がいいと思います」


主治医はそう言った後で、
「焦らずに。脳のリハビリは、
時間が掛かりますので」
と、付け加えました。


これまで、自分では原因がまったく
掴めませんでしたので、
主治医の言葉を聞いて、
ストンと腑に落ちました。


この日の私は、
好きなことが急にできなくなった原因が
分かったことにうれしさを感じ、
質問をしてみて良かったと
喜んでいました。


キャパシティの問題が、自分の中で
大きくなっていったのは、この後、
しばらく経ってからのことでした。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2018年12月15日

脳のキャパシティ・・・1

少しさかのぼりますが、
平成30年3月14日、私は診察のときに
主治医にこのような話をしました。

「前から気になっていたんですけれど、
元気だった頃は子どもがとても好きで、
自分から話しかけてすぐに仲良く
なっていたんです。

でも、こんな風になってからは、
子どもを見ても興味が湧かなくて、
子どもがそばに来ても、
上手く対応できないんです」



私は、母が学校の教員や音楽教室の先生を
していたこともあり、物心ついた頃から
日常的に、様々な年頃の子供たちと
触れあう機会が数多くありました。


結婚後も姪や甥を始め、
知人や近所の子供たちともすぐに仲良くなり、
一緒によく遊んでいました。


昔からずっと、子ども好きな性格だったのです。


ところが、貧血の症状が次々と出始めた
平成27年の夏頃から、
仲が良かった近所の子供たちに会っても、
なぜか無反応になりました。


目の前にいることは認識できているのに、
笑いかけたり遊ぶことはおろか、
それまでよく呼びかけていた名前を、
口にすることすらできなく
なってしまったのです。


街中や電車の中などで会う赤ちゃんに
対してもそうでした。
前はすぐに話しかけ、なつかれていたのに、
見かけても興味が湧かなくなりました。


はじめに主治医は、
「元気でないと、
興味や関心は湧かないですからね」
と答えました。


しかしこの頃は、気になる部分は
いくつかあるにしても、
日常生活にはさほど支障がないまでに
体調は回復していました。


そのため、私は主治医の言葉を聞いて、
違和感を覚えました。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2018年11月27日

嗅覚の低下・・・2

今回の記事は、前回の続きです。

6月6日に主治医の診察を受けた際、
この話になり、私は主治医にこのような
質問をしました。
「認知機能が落ちると、
においも分かりにくくなりますか?」


すると主治医は、あっさりと
「はい。なりますよ」
と答えました。


それを聞いて、私の中で納得したことが
ありました。
以前から、特に料理をしているときに、
においが分かりにくくなったと
感じたことが何度もあったのです。


低下したのは、嗅覚だけでは
ありませんでした。


主治医は言葉を続けました。
「何か体に良くない物を口に入れたとき、
人の体はそれを体の外に出そうと、
反応を起こすんですよ。
でも、認知機能が落ちていると、
それが上手くいかないことがあります」


確かに元気だった頃は、傷んでいる物を
うっかり口にしてしまっても、防衛反応が働き、
飲み込む前に自然と吐き出していました。


認知機能の低下によって、その防衛反応が
上手く働かない状態だとすると、
機能が戻るまでの間、
また食中毒にかかることがあるかもしれない。
私は、不安な気持ちになりました。


その不安は的中しました。
その後、自宅や旅行先で、
私1人だけが食中毒で苦しんだことが、
3回くらいあったのです。


そのときも、夫はにおいや味覚で
すぐに異変に気がつき、被害を受けずに済みました。


私が、口に入れる前に気がついてくれて、
食べる前に止めてくれたこともありました。


そもそも、以前は傷んだ食べ物を
食卓に出してしまうことなど、
滅多にありませんでした。


現在、こうも繰り返してしまうというのは、
やはり認知機能の低下によって、
食べ物の管理をきちんと行うことが、
できなくなっているからだと思いました。


ただ、これは感覚の問題ですので、
意識してどうにかできることではなく、
夫の味覚に頼るしかありませんでした。




ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2018年11月26日

嗅覚の低下・・・1

平成30年5月26日のことでした。
この日は土曜日で、夫は朝から用事で
外出していましたので、昼間、私1人で
自宅で食事を食べました。


献立は、ご飯と味噌汁と魚とサラダだったのですが、
冷蔵庫の中に、少し前にタッパーに入れた
梅ニンニクが入っていたことを思い出し、
取り出してご飯の上に乗せて食べました。


その晩のことでした。
夜、寝ようとしたとき、
急に胃がずきずきし始めました。


何とか我慢して寝ましたが、
翌日も、朝から胃の具合が悪く、
食欲がありませんでした。

夕方からは、発熱と嘔吐の症状に見舞われ、
この日の晩は、一晩中胃痛に苦しみながら、
10数回も嘔吐しました。


カゼを引いたのだろうと思い、
翌朝、かかりつけの病院を受診し、
薬を処方してもらいました。


その後、夫との会話で、
何が原因だったのだろうという
話になりました。

夫は、普段と変わらず元気でした。

そのため、私1人で食べた昼食に
原因があるのではないかという話になり、
夫が冷蔵庫のニンニクを確認したところ、
カビが生えていたことが判明しました。

食中毒だったのです。


子どものころから味覚は敏感で、
食中毒にかかったことが一度もないというのが、
ひそかな私の自慢でした。


ところが今回、夫がすぐに気がついた
カビに気がつかなかったのは、
注意力の低下が原因だろうと思いました。


そのうえ、味の異変にも気がつかずに
飲み込んでしまったことに、
私は大きなショックを受けました。






ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2018年11月19日

知的活動の増加

5月中、私は4月のパソコン教室に続き、
興味を惹かれたいくつかの講習会に参加したり、
お笑いライブに出かけたり、
好きなキャラクター、パディントンベアの
展覧会に出かけたりと、積極的に外出しました。


講習会では、風呂敷の包み方や経済の基礎知識、
アクセサリーの作り方、スマホを使った
写真撮影の仕方をそれぞれ学びました。


講習会に参加する中で浮き彫りになったのは、
言葉を聴き取る能力もですが、
聴いた言葉の意味を瞬時に理解する脳力も、
落ちているということでした。


風呂敷講習会以外は、個別で受講したのですが、
先生が口でした説明や指示を聞いて、
1度で理解できないことが何度もありました。


特に、スマホによる写真撮影の講座では、
写真に関する基礎知識がほとんどなかったため、
耳慣れない初めて聞く専門用語が多く、
言葉の聞き取りに苦労しました。


そのため、先生の言葉を1つ1つ復唱し、
確認しながらノートにメモをしたり、
作業をしたりしたのですが、
流れを遮断してばかりいることに対し、
先生に申し訳なく思うと同時に、
情けなさを感じました。


一方で、同じ時期に見に行った
パディントンベアの展覧会では約2時間、
すべての絵などの展示物や
パネルに書かれた説明文などに、
集中して目を通すことができました。


愛媛でお城や博物館を見学した際も
そうでしたが、集中力に関していえば、
今の私の場合、視覚情報の方が
持続しやすいことが分かりました。


また、経済に関する講習では、
ファイナンシャルプランナーの方が、
1つの説明が終わるたびに
クイズを出してくれたのですが、
直前に教わった内容を忘れてしまったため、
きちんと考えて答えることができませんでした。


「説明を忘れました」とは言えず、
思いついた答えを返していたのですが、
おかしな答えだったらしく、
毎回、突っ込まれたり笑われたりして
しまいました。


嫌な言い方やキツい言い方ではなく、
漫才のボケと突っ込みみたいな調子だったので、
私も思わず笑ってしまいましたが、
笑って済むような状態ではないと、
心の中では危機感を感じていました。


他にもこの月は、久しぶりに
趣味の手芸や工作もしたりと、
脳のさまざまな部位を
刺激する活動を積極的に行いました。


作業をするときも集中力が持続しやすく、
むしろ、時間が経つのも忘れて
何時間も没頭してしまいました。


一口に集中力と言っても、
行う動作や内容によって、
集中しやすかったり
途切れやすかったりすることが、
改めてよくわかりました。


このように、まだ問題は色々と
残っていましたが、この頃から、
さまざまな種類の知的活動に
時間を費やすことが、
少しずつ多くなっていきました。


毎日脳トレと、言語機能を回復させるための
訓練に明け暮れていた時期と比べれば、
脳の回復が進んでいる証拠であり、
とてもよい傾向だと思っていました。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 



2018年11月12日

記憶に関する症状について・・・2

愛媛の旅行中、さらにもう1つ、
ショックを受けたことがありました。


30日に、地元の道後温泉に入った際、
隣り合わせになった外国人の若い女性に
英語で話しかけたところ、
日本語を勉強中とのことで、1時間ほど
彼女と日本語で会話をしました。


お互い、目を合わせながら言葉を交わし、
温泉を出た後、ロビーでも夫も交えて
おしゃべりをしてから彼女とお別れしました。


その翌日。この日も温泉に行くと、
湯船でまた外国人の女性と一緒になりました。
前日の女性に似ていると感じたのですが、
違うような気もして自信が持てませんでした。


何度か、そっと顔を見て確認してみたのですが、
結局、同一人物なのか違う人なのか、
判別がつきませんでした。


他にも、夫が車を止めた場所を
忘れてしまったり、前日に食事をした
お店の場所を忘れてしまったりと、
不安を感じる場面がいくつもありました。


5月9日の診察のときに、主治医に
こうした出来事を伝え、
「今は、記憶力を回復させるために、
脳トレと暗算だけ行っていますが、
他に何かトレーニングをした方がいいですか?」
と、質問をしてみました。


すると、主治医は少し考えた後で、
「今のトレーニングを続けていたら、
良くなってくると思いますよ」
と答えてくれました。


記憶がすっぽり抜け落ちてしまうことに、
不安を抱えていたのですが、主治医によれば、
忘れたということを覚えていることと、
起こった出来事を記録できていることから、
認知症とは違うとのことでした。


そのうえで、主治医からは
「メモに取ったり記録に残すというのも、
脳のトレーニングになりますので、
ぜひ続けて下さい」
と言われました。


思い起こせば元気だった頃、私には、
人と交わした会話のやり取りや、
毎日の献立の内容、日々の出来事、
講演会や講習会で聞いた話など、
さまざまな内容について、
まめに思い出しながら記録をする
習慣がありました。


当時は、「記録に残しておきたい」
という気持ちから行っていましたが、
記憶力を鍛えるという意味で、
脳にとって良いトレーニングになって
いたのだと、主治医の話を聞いて気がつきました。


そして、現在も症状の経過について、
カレンダーにメモをしたり、
その記録を元に、主治医に見せるため
1ヶ月ごとの経過をまとめたり、
こうしてブログの記事を書いていますが、
記憶力の回復のためにも、今後も
地道に続けて行こうと思いました。






ブログ記事の無断転載を禁じます。


このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

2018年11月11日

記憶に関する症状について・・・1

平成30年4月中旬以降、
注意力や集中力の症状に良い変化が
表れる中、記憶力に関しては、
回復の兆しがほとんど見られず、
困った状態が続いていました。


ゴールデンウィーク中の
4月29日から5月2日、
夫と愛媛に旅行に出かけました。


旅行中に知ったのですが、愛媛県内には、
現存するお城が7つもありました。


子どものころから歴史が好きなので、
滞在中は、松山城と今治城と宇和島城の
3つのお城を見学し、各城内の展示物や
それぞれの説明文に目を通しました。


その後、市内の歴史博物館も2つ、
見学しました。


館内でも、じっくりと見て回っていたのですが、
博物館を出た直後、館内に何が展示されていたのかを
思い出そうとしたところ、頭が真っ白になり、
ほとんど思い出すことができませんでした。


間もなく、どこの博物館を見学したのかも
忘れてしまい、知識を得ようと努力しても、
脳にほとんど蓄積されないという現実に、
悲しさとむなしさを覚えました。


また、滞在中、地元の人と20分くらい
おしゃべりをしたのですが、別れた直後、
会話中にその人が繰り返し言っていた言葉を
思い出そうとしたところ、
やはり思い出すことができませんでした。





ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 



2018年11月02日

見当識障害・・・1

前回まで3回に亘り、平成30年4月頃に表れた、
回復の兆候についてお伝えしました。

同じ頃、日常生活で失敗をしたり、
おかしな言動をしてしまって、
夫から叱られてしまうということが、
ほとんどなくなっていました。

また、情緒的にも落ち着いてきて、
夫に対し感情的になったり、
必要以上に怒ってしまうことも
ほとんどなくなり、家庭内が
かつての明るさを取り戻しつつありました。


気を良くした私は、
さらに脳に刺激を与えようと思い、
4月24日に近所のパソコン教室を見学し、
翌日の体験教室に参加してみることにしました。


当日は、始めに先生から授業の進め方について
説明を受けた後、パソコンを使った実習を
受けました。


そこの教室では、生徒さんたちが各自、
目標や進度に合ったビデオを見ながら、
パソコンの操作の仕方を学んだり
練習をするという、
ビデオ学習を売りにしていました。


私も、ビデオに登場した先生の説明や指示に従いながら、
初体験のパワーポイントの操作を行ったのですが、
意外にもとまどいを覚えることはまったくなく、
順調に楽しく体験授業を受けることができました。


しかし、脳にとっては負担が大きかったようです。
終盤になる頃には頭も心も疲れてしまい、
家に帰るとすぐに横になりました。


それでも、初めてのことを学ぶのは、
脳にとって良い刺激になると感じた私は、
2日後の26日、他に学費が安くて、
自分のペースでのんびりと学べる
パソコン教室はないかと思い、
ネットで探してみました。


すると、市が開催している割安な
パソコン教室が見つかりました。
期間は半年間で週に1度の通学という、
負担の軽い内容に魅力を感じ、
ぜひ通ってみたいと思いました。


運良く、ちょうど募集期間中で
先着順だったため、
早速電話を掛けてみました。

電話に出た女性に、私は
「募集期間は1月から2月までだそうですが、
まだ申し込みは間に合いますか?」
と尋ねました。


言いながら、ふと壁のカレンダーを見た私は、
4月という文字を見てハッとしました。

相手の女性も、戸惑いを感じているのが
声の調子から分かり、慌てて私は
「次の募集はいつですか?」
と言い直しました。


「まだ、講習の最中ですので、
次回の募集期間は決まっておりません」
と答えてくれた女性にお礼を言うと、
すぐに電話を切りましたが、
日付の感覚を失っていたことがショックで、
しばらくの間、呆然としてしまいました。


その後、ネットで高次脳機能障害の症状を
調べてみたところ、見当識障害といって、
日付や季節が認識できないという症状が
あることが分かりました。


これなのかもしれないと思いましたが、
症状を自覚したのはこの日が初めてだったため、
あまり深刻に受け止めるのはやめて、
それまで以上にカレンダーを意識して
見るようにしようと思いました。






ブログ記事の無断転載を禁じます。


このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0 

プロフィール
のりさんの画像
のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
プロフィール
お問い合わせはこちらから https://form.os7.biz/f/192cd280/ こちらからもどうぞ QR.jpg
ファン
検索
<< 2023年03月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
最新コメント
毎日違うことをする by のり (04/01)
毎日違うことをする by 通りすがり (03/23)
鍼灸治療・・・3 by のり (03/16)
鍼灸治療・・・3 by ゆみ (03/14)
栄養の吸収と体重の関係 by のり (12/20)
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
日別アーカイブ
RSS取得
QRコード
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。