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2020年04月28日

筋力の増加

平成31年(2019年)3月8日のことでした。
この日、私は朝から1人でローカル線を乗り継いで、
千葉県の舞浜に出かけました。
目的地は、有名なアミューズメントパークの
すぐ近くにある劇場でした。

たまたま応募した抽選で、
そこの劇場で公開されていた、
あるミュージカルのチケットが当たったのです。


千葉県まで1人で出かけたことは1度もなく、
ちょっとした冒険でした。


今回見た作品は2部構成で作られており、
前半の2時間は出演者たちによる音楽ライブ、
後半の2時間は舞台の上演と、
合計4時間にわたりました。


またこの作品は、出演者と観客が一緒に
舞台を作り上げるというコンセプトで作られていました。
ライブ中は、出演者の人たちに教わって、
観客も一緒に歌ったり踊ったりしました。

舞台中も、事前に指示された場面で、
ペンライトを振ったり体を動かしたりと、
初めて体験することばかりで、
刺激が多い4時間でした。


人前で声を出したり、踊ったりするのは
苦手なのですが、会場の熱気に包まれているうちに、
テンションが上がって楽しく参加することができました。
また鑑賞中に2度ほど、一瞬ではありましたが
はっきりした笑い声が出るなど、
精神面にも良い変化が見られました。


このように、この頃から体力が付いてきて、
それまで以上に活発に行動するように
なってきました。


きっかけはやはり、
ジムに通うようになったことでした。


ジムの良いところは、脳トレのように、
タイムや負荷などが数値で客観的に示される
ことでした。
おかげで、より良い数値を目指し、
自分で目標を立てて取り組むことができました。


3月の中旬頃には、だいぶ体が慣れてきて、
ランニングマシーンでの走行タイムが縮まったり、
負荷を最初よりも増した状態で、
筋トレマシーンでトレーニングができるようになるなど、
筋力が少し付いてきました。
そこで、自転車漕ぎもメニューに加えました。


3月19日には、自宅で3ヶ月ぶりに握力を測ってみました。
通い始める前は12kgでしたが、
何と3ヶ月間で17kgにまで増えていて驚きました。


このまま1年間通い続けていたら、
どこまで筋力がつくのだろう。
まずは、握力25kgを目指して頑張ってみようと思い、
ジム通いがますます楽しみになりました。




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2020年04月16日

語彙や口調の変化

前に、平成29年(2017年)11月から
ふつうに話ができるようになったものの、
日常で使う語彙のレベルが
下がった状態が続いていると、
お伝えしたことがありました。


他にもう1つ、これまで書いたことは
ありませんでしたが、
ずっと気になっていた変化がありました。


それは、人と話すときに、
以前は知ってはいても
口にしたことがなかったような
俗語を口に出してしまったり、
前よりも砕けた言い方をしてしまうなど、
言葉遣いが少々悪くなってしまったことでした。


親しい友人の中には、私のこうした変化に
気づいて指摘する人もいて、このままでは
周囲の自分に対する見方が変わって
しまうのではないかと、内心、
恐れを抱いていました。


加えて、思ったことや考えたことを
パッと口にしてしまうことも頻繁にありました。

思考力が低下しているため、
おかしな内容のことを
言ってしまうことも多く、夫からはよく、
「口に出す前にいったん頭の中で、
言おうとしている内容が
おかしくないかどうか、
考えてから言いなさい」と、
叱られていました。


以前の私は、夫が言うとおり、
頭の中でよく考えてから人に
言いたいことを伝えていたのですが、
なぜか歯止めがきかなくなり、
思った瞬間に、つい考えが浅いことを
口に出してしまうのです。


親しい友人たちに対してもそうでした。
前なら、胸の内に収めていたような本音や、
言いにくいことを軽はずみに口に出してしまい、
後で反省したことが何度もありました。


幸い、問題になったことはありませんでしたが、
そのうちに大きなトラブルを引き起こしたり、
信頼をなくすのではないかと、次第に
不安を感じるようになりました。


平成31年(2019年)4月2日の診察日に、
主治医にこれらのことについて伝えました。


すると主治医は、
「語彙の記憶は残っていると思うのですが」
と言った後で、
「(脳トレのデータで)注意力が
上がっているところから考えて、
ノルアドレナリンは出ていますので、
前頭葉と側頭葉の機能低下によって、
その場にふさわしい言葉遣いを選ぶことが
できなくなっているのだと思います」
と、原因を伝えてくれました。


加えて主治医は、
「花粉症や頭痛の症状がありますし、
この間の血液検査で、
体内に炎症があることを示す
結果が出ていましたので、炎症によって
衝動性が引き起こされているのかもしれません」
と、他にも考えられる原因を伝えてくれました。


その上で、日常でできる対処法として、
青魚の摂取により、
体の炎症を抑えることができるので、
鯖やさんま、いわしなどを
積極的に食べると良いと教えてくれました。


数年前から、自分でも意識して青魚を
食べてはいましたが、
このところ少々飽きてしまい、
食べる回数が減ってしまっていました。

先生の話を聞いて、また積極的に
青魚を食べてみることにしました。



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2020年04月01日

記憶に関する症状について・・・10


前回、脳のさまざまな部位を刺激するため、
生活の中に運動を加えたほか、毎日意識して、
前日とは違うことを行うようにしたと書きました。


それが良い刺激になったのか、この頃、
細かい箇所を丁寧に掃除できるようになってきて、
だいぶすっきりと部屋が片付くようになってきました。


もう1つ、嬉しい変化がありました。
脳トレで記憶力の問題を解いているときに、
耳で聞いた言葉や画面に表示された絵柄など、
さまざまな物を記憶しやすくなったのです。


これまで、ほぼ横ばい状態だったレベルや
スコアも上がり、客観的に見ても、
記憶力が向上していることが分かりました。



少し経つと、日常生活においても、
記憶力の向上を実感できるようになってきました。

以前は毎日、予定や大事な事柄などを書いたメモを
食卓に何枚も 貼り、それを見て確認しながら
生活していたのですが、メモの数が徐々に減ってきて、
書かなくても覚えられることが増えてきたのです。
これは、とてもうれしいことでした。


ただ、良いことばかりではありませんでした。
記憶力が向上すると同時に、過去の出来事が
ふいにフラッシュバックすることが
急に増えたのです。


残念ながら、良い出来事よりも、
嫌な出来事に関する記憶の方が多く、
当時の感情も一緒に蘇ってしまい、
たびたび落ち込んだ気分に襲われました。


そうした中、私は2月24日に市で開催された、
視覚障害者に関する講習会を受講しました。


視覚障害者の方の実体験のお話を聴いた後、
1人1人、誘導の方に案内されながら、
目隠しをした状態で、誘導の方の声や
点字ブロックを頼りに、建物の中を歩いたり、
階段を上がるという貴重な体験をしました。


その約1週間後の3月4日、
受講中に走り書きをしたメモを頼りに、
視覚障害者の方のお話の内容を
文章に書き起こしてみました。


メモを見ながら、頭の中で話の流れを
思い出すうち、メモに書かなかった内容も、
大まかではありますが思い出すことができて、
話の最初から終わりまで、
記録に残すことができました。


元気だった頃と比べると、
不十分な部分もまだありますが、
ひどかった頃と比べると夢のようで、
この先、もっと良くなっていくかも
しれないと、明るい気持ちになりました。




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2020年03月18日

毎日違うことをする

平成31年(2019年)2月中旬、
ちょうどジムに通い始めた頃、
もう1つ、生活の中で意識して
行うようになったことがありました。


それは、毎日違うことをする、
ということでした。

たとえばある週は、こんな毎日を送りました。

月曜日・・・仕事で人と多く話をした。
火曜日・・・仕事の文書を作成するなど、
     文章を「書く」作業をたくさん行った。
水曜日・・・仕事が休みだったので電車に乗って外出し、
     なるべくたくさん街中を歩いた。
木曜日・・・午前中にジムに行った後、
     仕事で人と2時間話をした。
金曜日・・・朝から家の隅々まで掃除をしたり布団を干したりと、
     普段はできない家事を集中的にこなした。
土曜日・・・夫とジムに行った後、映画館に映画を見に行った。
日曜日・・・家で本や新聞を読んで過ごした。


こんな風に1日に1日、
前日とは違うことをするように心がけたのです。
特に気をつけたのが、同じ言語機能ばかりを
使いすぎないように気をつける、ということでした。


たとえば、昨日はたくさん人と話をしたから、
今日は文章を書く作業を集中的に行う。
または、文章をたくさん読むようにする、
録画しておいたテレビや映画を家で見る、など。


これには理由がありました。
この頃、一番良い状態だったのは
文章を「書く」機能で、仕事を始めてからは
資料を作ったり、報告書をメールで上司に送ったりと、
生活の中で文章を書く機会がぐんと増えました。


ただし、送る前に何度も見返したはずだったのに、
送信後に読み返すと、文章的におかしい箇所があったり、
誤字を発見したりして、落ち込んだことが何度もあり、
回復はまだまだだと感じていました。


また、「読む」機能もだいぶ回復はしていましたが、
新聞を読むのは苦痛に感じるなど、
それぞれの機能において、弱点が残っていました。


そこで、4つの機能をなるべくバランス良く
使うようにすることで、
それぞれの現在の状態を維持しつつ、
少しずつでも能力を底上げさせていこうと
思ったのです。


また、家事をきちんとこなしたり
運動を行うことで、
言語機能以外の脳の部分も
刺激するように心がけました。


これは、とても良い方法だったと思います。
脳トレを毎日していた頃は、
脳トレが生活の中心になっていて、
それ以外の部分は
代わり映えがしませんでした。

しかし、このような生活に変えてからは、
毎日が新鮮に感じられるようになり、
今までとは違う部分が刺激されていると
感じられたからです。


おかげで、生き生きとした状態になり、
精神面にもよい影響を与えていると
思いました。



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2020年02月29日

音楽と認知機能の関係

前回、2月中旬以降、週に1度、
ジム通いを始めたことを書きました。

継続的にジムに通い始めたのには、
いくつか理由がありました。

1つめには、以前にも書きましたが、
数ヶ月前から行っていた
AKB48のDVDを使ったダンスの練習が、
毎日続けるうちにマンネリ化してしまい、
効果が薄れたと感じたこと。


2つめには、自宅で仕事をする時間が増え、
運動不足が気になり始めたこと。


3つめには、民間ジムの体験教室で、
自分の筋力が弱いことに気づかされたこと。


そして4つめに、これが一番
大きな理由だったのですが、
平成30年12月9日にNHKで放映された、
「サイエンスZERO」という番組の、
「音楽が脳にもたらすうれしい効果が
科学的にわかってきた!」という
特集を見たからでした。


30分間という短い時間ながら、
番組では脳にあたえる音楽の影響について、
さまざまな側面から取り上げていました。


番組では初めに、
失語症により「スプーン」という
単語しか言えなかった女性が、
歌を利用したリハビリを続けた結果、
わずか2年で人前で話せるようになったという、
アメリカのケースを紹介しました。


続いて、日本でのケースとして、
三重大学准教授の佐藤正之先生が行った、
音楽を使った実験の結果が紹介されました。


この実験では、65歳以上の人154人を

1.週に一度、音楽を聴きながら運動を行う。
2.週に一度、音楽無しで運動を行う。
3.運動をしない。

という3つのグループに分けました。


実験の最初に全員に認知機能検査を行い、
1年間、上記の生活を続けてもらいました。

1年後、再び検査を行ったところ、
初回と比べ、Aグループでは平均8.2%、
Bグループでは平均3.6%、
認知機能検査の結果が改善していたそうです。


Aグループが聞いていた音楽は、
テンポの良い音楽で、リズムに合わせて
皆さん、楽しそうに体を動かしていました。


当時、私は週に1度、ヨガ教室に通っていましたが、
教室で流れているのは、
自律神経を整える効果があるという、
ゆったりとした優しい音色の音楽ばかりでした。


リラックスした気分になれるので、とても
気に入っていたのですが、脳のことを考えると、
テンポの良い音楽を聴きながら、
リズム良く体を動かすことも必要なのだと、
番組を見ながら思いました。


民間ジムの体験教室に参加したのは、
その番組を見た後のことでした。


スタジオでは、テンポの良い音楽が
ずっとスピーカーから流れていて、
そのリズムに合わせて運動をしている間、
ヨガをしている時とはまた違った
心地よさを感じました。


この環境を維持しながら運動を続けてみたら、
もしかしたら私の場合も、1年後に
認知機能の状態が大きく改善しているかもしれない。
そう思いました。


幸い、年明けの1月から通い始めた
市営のジムでもやはり、
民間のジムほどではないものの、
軽快な音楽が流れていました。


私は、できる限り流れてくる音楽に耳を傾け、
それに合わせて体を動かすように、
意識しながら筋トレを行うことにしました。





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2020年02月15日

ジム通い・・・2

前回、隣の市のジムに行き、
筋力マシンを使って
運動をした話を書きました。


毎週、通ってみようかなと
やる気になっていたところ、
アクシデントが起こりました。
急遽、仕事に関する大量の資料を、
1ヶ月以内に私が1人で
作ることになったのです。


思っていた以上に大変な作業で、
用事や仕事がある日以外は、
朝から晩まで1日中、
家にこもりきりになりました。


ストレスや緊張感に加え、運動不足も加わり、
体の不調がひどくなりました。


救いとなったのは、
夫が私の大変な状態を理解して、
仕事から帰宅後に家事を手伝うなど、
サポートしてくれたことでした。


これまでは、脳の機能低下が原因で、
家事に対して「大変だ」「面倒くさい」
という思いをずっと抱いており、
こなすのに時間が掛かっていました。


しかし、手際よく家事をこなす夫を見て、
「ああ、こうすれば要領よくできるのか」と
勉強になったり、
「そんなに思うほど、大変な家事ではないんだな」
と思えるようになるなど、色々な面において
私の中で良い変化が表れました。


すぐには行動を変えることはできませんでしたが、
ひと月前と比べれば、簡単な家事に関しては
効率よくこなせるようになり、
良い収穫が得られたと思いました。


努力と夫のサポートの甲斐があって、
2月中旬、予定よりも少し早く
資料が完成しました。


完成後、私はさっそくジムに毎週1度、
通い始め、それまで週に1度通っていた
ヨガと合わせて、運動の回数は
週に2回に増えました。





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ジム通いの開始・・・1

平成31年(2019年)1月14日、私は夫と一緒に、
隣の市内の体育館にあるジムに
行ってみました。

我が家の最寄り駅は、2つの市の境目となっており、
隣の市とは言っても、ジムまでは自転車で
5〜6分で行くことができます。
通い続けるには、もってこいの場所でした。


始めにスタッフから、
利用の仕方やトレーニングマシンの
使い方などを教わりました。

室内には、上半身や腕、足などの
筋力を鍛えるマシンや
ウォーキングマシーン、足こぎマシン、
ダンベルやベンチブレスなどもあり、
利用者の大半は若者とお年寄りでした。


全身をバランス良く鍛えようと思い、
ウォーキングマシンと、上半身や腕、
足の筋肉を鍛えるマシンを
一通りやってみました。
一番弱い負荷を選んだにもかかわらず、
筋力が弱いのできつく感じられました。


初回でしたので、あまり無理をしない程度に
行い、この日は終わりにしました。
体中の筋肉を使ったせいか、
疲労感を感じましたが、
同時に心地よさも感じました。

何よりも良かったのは、
ジムにいた人たちが、みな黙々と
運動をし続けていて、その姿を見て、
私も頑張ろうという前向きな気持ちに
なれたことでした。


こうして、心地よい後味を残して、
初回のジムでの運動を終えました。



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2020年02月01日

自律神経を整える方法

前回、お伝えしたように、
仕事の内容や人間関係における
緊張やストレスが原因で、体に
さまざまな症状が表れてしまいました。


その原因が、自律神経のバランスの崩れ
によるものではないかと思った私は、
バランスを整えるための方法を
ネットで調べてみました。


すると、以前から新聞広告でよく目にしていた、
その名も「聞くだけで自律神経が整う
CDブック」(小林弘幸著・アスコム)という
本についているCDが、効果が高いと
評判であることが分かりました。


you-tubeで一部を視聴してみたところ、
心地よさを感じたので、ネットで購入し、
届いた平成31年(2019年)1月12日の朝、
さっそく再生してみました。


音楽を聴き始めてしばらくすると、
これまではどうしてもほぐれなかった
緊張感が緩んできて、しばらくぶりに
しっかりと息を吐くことができました。
そして、そのまま眠ってしまいました。


これは効果があると実感した私は、
毎日聞き始めました。


このことについて、診察時に主治医にも
伝えたところ、
「自律神経のバランスを整えるために
音楽を聴くことは、良いことだと思いますよ。
さまざまな商品がありますので、
色々と試してみると良いですよ」
と言われました。



加えてもう1つ、自律神経のバランスを
整えるために、意識して行うようになった
ことがありました。

それは、深呼吸です。
ゆったりと深い呼吸を行うと、
副交感神経が働き、リラックス状態に
なるとネットに書かれていたからです。


しっかりと息を吐ききることを
意識して深呼吸を行ってみたところ、
自然とたっぷりの空気が肺に入っていき、
ひさしぶりに息をしたような、
満足感に包まれました。


以来、寝る前に音楽を聴きながら、
布団に横になって腹式呼吸を行うにしたところ、
短時間で眠気が起こるようになり、
寝付きが改善しました。


人の体は、仕組みが複雑ではあるけれど、
摂理に合ったことをすれば、きちんとした
効果が表れるのだと学びました。




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2020年01月11日

ストレスと自律神経の関係

平成31年1月上旬のことでした。
仕事の最中、上司から理不尽な理由で
怒鳴られてしまいました。

思わずむっとしたものの、感情を抑え、
その場はそれで終わりました。


これまでは、このように一時的に
気分を逆なでされることがあっても、
忘れてしまい、引きずることは
ほとんどありませんでした。


ところがこの日は違っていました。
3日間くらい、このときの
上司とのやり取りが、
頭の中で繰り返し思い出され、
そのたびに不快な感情が込み上げました。


気分の良い出来事ではありませんでしたが、
時間が経っても、言葉や感情がリアルに
記憶に残ったままであるということは、
やはり記憶力が改善していることの
表われだろうと思い、うれしさも感じました。


このように、11月に
仕事を引き受けてからというもの、
仕事そのものに対する責任や重圧だけでなく、
上司との関係においても
強いストレスと緊張感が続いていました。


それが原因で、不眠や便秘、食欲不振
などの体の不調も続いており、
1月中旬にネットで調べたところ、
ストレスによる自律神経のバランスの
崩れが原因であると分かりました。


自律神経には、交感神経と副交感神経の
2種類があります。
これらは、交互にバランスを取りながら、
自動的に全身の臓器の機能を調節しています。


バランス良く両者が働いてくれている
ときは、問題がないのですが、
どちらかが強く働き過ぎたり、
どちらかの働きが弱まったりすると、
体に不調が表れるのです。


ストレスを強く感じると、
交感神経が強く働きます。
心拍数や発汗作用などの
働きは活発になる一方、
腸の蠕動運動は弱まり、
便秘を引き起こすのだそうです。


やっかいなのは、自律神経が
「自動的に」働いているという点でした。
無意識のうちに働いてくれるということは、
自分の意識で調整することができない
ということでもあるからです。


体の不調がひどくならないうちに、
交感神経の働きを抑える方法を
見つけなければいけないと思いました。



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2019年12月24日

メモの効能

前回、物忘れの症状改善のため、
思い出せなかった言葉をメモ帳に
記録するようになったという
話をお伝えしました。


今回は、その続きです。

平成30年12月下旬から始めたのですが、
続けるうちにあることに気がつきました。
それは、思い出せないのは「固有名詞」が
ほとんどであることと、その中でも
人の名前が多いということでした。


実はこれについては、
長谷川氏も次のように書かれていました。
「そもそも思い出せなかったものは、
人名、本、映画の題名、お店の名前に集約されます。
つまり、言葉の内容や意味が思い出せないわけでなく
単純に、名称だけが思い出せないのです」


私の場合は、高次脳機能障害による失語症や
記憶障害などもありますので、
名称だけでなく、人から聞いた言葉や話の内容、
慣用句や熟語などの言葉も、
瞬時に正しく思い出せないことがありました。

また、自分がしたことの記憶が、
時間が経つと抜け落ちてしまうことも
ありました。


その他にも、作業中に人から話しかけられ、
作業を中断すると、作業を中断したまま
やり忘れてしまうという困った症状も、
まだ残っていました。


主治医によれば、この症状に関しては、
集中力や注意力の低下も関係しているとの
ことでした。


そこで、どちらにも意識を向けられるようにするため、
家で何か作業をするときにはあえてテレビをつけ、
音声に耳を傾けながら作業をするという試みを始めました。



このような状態でしたので、
長谷川氏が書かれているよりも、
複雑で重い状態なのだろうと思いましたが、
どの症状にも記憶力が大きく関わっているのは確かでした。
中でも当時、生活の中で圧倒的に困っていたのは、
名詞を思い出せないことでした。


長谷川氏は、言葉を記録した後は
時々メモ帳を見返して、記憶の弱点を補正
するようにと勧めておられましたので、
新しい言葉を書くたびに、前に書いた言葉を
読み返すようにしました。


すると、1度目は思い出せなかった言葉も、
2回目以降は思い出しやすくなっていることに
気がつきました。


手応えを感じた私は、しばらくこの方法を
続けてみることにしました。


一方、同じ月に、記憶に関してある変化が表れました。
元気だった頃によく作っていたのに、
ここ数年、全く作っていなかった料理が、
ふいに脳裏に浮かんだのです。
ただしイメージは断片的で、
作り方を思い出すことはできませんでした。


また、過去に私はラッピング講習会に通ったのですが、
人にプレゼントをあげようとしたときに、
そのことを思い出しました。


そこで、久々にラッピングをしようとしたところ、
やり方をすっかり忘れてしまっていました。


テキストや当時の書き込みなどを見ながら、
悪戦苦闘の末、見かけよく包むことができましたが、
あんなに一時期練習していたのにと思い、
忘れてしまったことにショックを受けました。


まるで、記憶喪失のような状態だと思いましたが、
「失われていた記憶」が、断片的とはいえ
数年ぶりに片鱗を見せてくれたのは、
うれしいことでもありました。



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2019年12月19日

「物忘れ」の対処法

前回、認知症の専門医である長谷川嘉哉先生の
記事から、ワーキングメモリの容量を
増やすための5つのポイントをご紹介しました。


今回は、その続きです。
長谷川医師はまた、「物忘れ」の症状への
対処法も書かれていました。

それは、「メモを活用する」というものでした。


具体的に方法をお伝えしますと、
言葉を思い出せなかったときに、
その思い出せなかった言葉をノートに
記録しておく、というものでした。


長谷川先生が、物忘れの症状に悩んでいる
患者さんたちに勧めたところ、
全員に良い効果が表れたそうです。


さっそく私も、
平成30年12月25日から、
家にあったミニサイズのメモ帳を使って、
実践してみることにしました。


この頃もまだ日常生活において、
物忘れや言葉を思い出しにくい
症状が続いていたからです。


記録に残すにあたり、
次のルールを自分で決めました。

1.すぐには思い出せなかったが、
考えたら自力で思い出すことができた
言葉には、△をつける。


2.考えても思い出せず、
人に答えを聞いたり、ネットで検索して
答えを見た場合には、×をつける


すると、このような結果になりました。
この頃の手帳から、抜粋してみますね。


京商 △
横粂弁護士 △
本田圭すけ ×
サバンナ高橋茂雄 ×
ジャスミン茶 ×
翁長元県知事 ×
清水宏保 △  
米津玄師 △




長くなりましたので、次回に続きます。






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2019年12月07日

ワーキングメモリを解放する方法

平成30年12月中のことでした。
ある日、ネットで「認知機能」について調べていたところ、
長谷川嘉哉さんという認知機能専門の医師の
「転ばぬ先の杖」というブログを見つけました。
https://yoshiya-hasegawa.com/blog/


その先生は、ブログで人気のあった
認知症関連の記事の内容をまとめた、
「認知症予防特選集」という
無料のデータをPDFで公開していました。

※ご希望の方は、先生のブログの記事の下に、
「認知症予防特選集」の案内がありますので、
そちらからダウンロードしてください。


何か役に立つ情報が載っているかも
しれないと思った私は、
さっそくダウンロードしてみました。


すると、起こりうる認知症の各症状と、
それぞれの状態を軽減するための方法が、
丁寧に解説されていました。


その中には、私が支障を感じている、
記憶障害に関する記事もありました。

まず、ワーキングメモリについては、
次のように書かれていました。


「ワーキングメモリは鍛えることよりも、
解放してあげることのほうが重要です。
なぜならワーキングメモリは
トレーニングで拡張するものではないからです。

効率よく解放してあげることで、
空いたスペースに新たな記憶を入れることが
可能になります。」


そのうえで、生活の中で次の5つのことを
心がけるようにとアドバイスしていました。

1.すぐやる
 ※やらなければいけないことで、
 すぐにできることはすぐに行う。

2.メモする
 ※やらなければいけないことに、
 優先順位を付けてメモをする。

3.書き出す
 ※すぐに手を付けられない事柄は、
 頭の中で考えていることを紙に書き出しておく。

4.ワーキングメモリに負荷をかけさせない。
 
5.慣れる
 ※ワーキングメモリを使わずに、
 無意識でもできるくらい、何度も同じことを繰り返す。
 
6.ビジュアル化する
 ※言葉で単語を覚えようとすると、
 ワーキングメモリを使うので、
 言葉をビジュアル化し、
 イメージで覚えるようにする。

注:※の説明は、長谷川先生のご説明を元に、私が
  まとめました。


このように、ワーキングメモリを使う機会を
極力少なくすることによって、
頭の中にストックしておく情報の量が減るので、
結果的にワーキングメモリの負荷を減らすことに
つながるのだと説明されていました。


この説明を読んだときに、主治医がよく私に
「脳を休ませなさい」
「無理をしないように」
と言っているのと根本は同じだと気がつきました。





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2019年11月26日

ジムの体験教室・・・2

前回、地元に新しくできたトレーニングジムで、
体験教室に参加した話を書きました。
今回はその続きです。



BGMに乗って、順調にトレーニングは
進んでいきましたが、最後のマシーンで
苦戦しました。


両腕の力を使って、おもりを持ち上げるという
トレーニングだったのですが、
なかなかおもりが持ち上がりません。


顔をゆがめながら頑張って持ち上げていると、
トレーナーの女性が、少し離れた場所にいる、
同じマシーンでトレーニング中の女性を指さし、
「あちらの方は80代の方ですが、
軽々と持ち上げていますよ」
と言われてしまいました。


見ると確かに、見かけは高齢に見える女性が、
リズムに乗って軽快におもりを持ち上げていて、
自分との大きな筋力の差を感じました。


体験教室の最後、体力測定も受けました。
先ほどのこともあり、結果に不安を感じていたところ、
意外にも、実年齢と数歳違いの
「40代後半」という結果になりました。


それはうれしかったのですが、
握力が15kgしかなく、
トレーナーの女性から、
「この握力の数値は、高齢の女性の平均と
比べても低いですよ」
と指摘されました。


終了後に説明を受けました。
そのジムは月会費が約8千円と少々高額でした。
しかし約束通り、あまり強くは勧誘されず、
あっさりと体験教室は終わりました。


ただ、トレーニング自体は楽しかったことと、
握力や上腕の筋力の弱さが分かったこと。
それから、AKBのダンスの練習に
マンネリを感じていたことから、
もっと安い値段で通えるジムがあれば、
続けてやってみたいという気持ちになりました。


帰宅後に、ネットで色々と調べてみたところ、
自宅から近い隣の市のトレーニング施設では、
1回300円で、同様に筋力マシーンを使った
トレーニングができることが分かりました。


ぜひ、通ってみたいと強く思ったその翌日、
外出中に段差でバランスを崩して転倒し、
足に全治3週間の怪我を負い、
年明けまでお預けとなってしまいました。






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ジムの体験教室・・・1

話は少しさかのぼるのですが、
仕事を始める少し前の
平成30年11月28日のことです。

この日の午前中、私は最寄り駅周辺に
散歩に出かけました。
すると、駅の近くのビルに、
新しく女性向けスポーツジムKが
開店していました。


店の前を通りかかると、
通りに立っていたスタッフの女性から、
「今、新規オープンのキャンペーンで、
体験教室を行っているのですが、
もし良かったらやってみませんか?」
と声を掛けられました。


「ヨガをしていますので」
と断ったのですが、
「無理に勧誘はしないので、
1度だけぜひ体験してみて下さい」
と再度勧められ、好奇心から
試しにやってみることにしました。


ジムの中に入った私は、驚きました。 
高齢の女性たちが10人くらいいて、
マシーンを使ったハードなトレーニングを
行っていたのです。


体験ということで、3種類のマシーンを使った
トレーニングをさせてもらうことになりました。


こちらのジムでは、
1つのマシーンでトレーニングを行った後、
ボードの上で足踏みをしてから、
次のマシーンに移る、という流れで行われ、
1つ1つの時間は30秒間と決まっていました。


テンポの良い音楽に合わせて体を動かすと、
何だか気分が盛り上がり、いつもよりも
体の動きが軽く感じられました。




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2019年11月16日

体調の悪化

前回は、仕事の初日について書きました。

職場では、その日に行った業務内容について、
報告書を提出するようにと指示を受けました。


そこで初出勤の翌日、
さっそく自宅で仕事内容を文章にまとめ、
上司となった知人にメールで送りました。


すると、数日後に上司から連絡があり、
直接会ってお話ししたのですが、
その場で仕事の進め方などについて、
細かい指導を厳しく受けました。


その際に、私が自分で考えて行なった方法は
否定されてしまい、
「次回からは、すべて私のやり方に
従って進めて下さい」
と、言われてしまいました。
それは、とてもハードルが高い内容でした。



同時に、横須賀での研修も始まりました。
研修は、週に1回のペースで2ヶ月間行われます。
横須賀までは片道2時間かかり、
研修では毎回、2時間の講義を受けました。
講義の後は、さらに2時間の個人講習も
受けることになり、1日合計8時間の長丁場でした。


それ以外にも、自宅で行わなければならない、
仕事の準備などがあります。

さらに1月中旬には、当初の予定にはなかった
仕事も加わりました。
「約1ヶ月で終わらせるように」と指示を受けたため、
自宅にいる日は、ほとんどその仕事に
掛かり切りになってしまいました。


このように、それまでのマイペースな
療養生活から一変、
急激に忙しい生活に変わってしまいました。


元気だった頃の私でしたら、大変ながらも
自分の時間を作り、息抜きをする余裕が
あったと思います。


しかしこの頃の私は、とてもそのような余裕は
ありませんでした。
果たして自分に、指示通りにすべての仕事を
こなすことができるのだろうかという不安や、
極度の緊張感から眠れなくなりました。


ようやく寝ついても、見るのは仕事の夢ばかりで、
明け方にはぱっと目が覚めてしまい、
寝不足の日々が続きました。


日中も、常に心が張り詰めている状態で、
心身が全く休まりません。
ひどい便秘にも悩まされるようになりました。


緊張と疲れとストレスから、
当然、体にも悪影響が出始めました。
鍼灸治療院の先生から、
「体の基礎が整ってきましたよ」と
言われてから1ヶ月も経たないうちに、
通い始めたときよりも、
調子が悪くなってしまいました。






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2019年11月10日

社会復帰

平成30年12月12日は、初出勤日でした。
この日に備えて事前に、出勤時間と同じ時間に
バスで下見に出かけていたため、
すんなりと職場に着くことができました。


職場では、職場の管理者をはじめ、
何人ものスタッフの方たちが出迎えて下さり、
挨拶や自己紹介をしました。


仕事内容や進め方については、
事前に知人から教わっていたので、
さほど戸惑いは感じずに、
開始することができました。


驚いたことに、これまで調子が悪い日が
ずっと続いていたのに、
この日は言葉がテンポ良くすらすらと
口から出てきました。

また、笑い声は出なかったものの、
仕事の合間には、職場の人と楽しく
談笑することもできたりと、
内心、自分でも良い状態だと感じました。


自宅に帰ると、どっと疲れが出て
眠ってしまいましたが、
幸先の良いスタートを切れたと思いました。


その2日後の13日には、
鍼灸治療院の先生から、
「全身のバランスがだんだん整ってきて、
体の基礎ができてきましたよ」
と言われました。


まだ、鼻が詰まりやすかったり、
たまに頭痛やめまいがしたりと、
気になる症状は残っていましたが、
たしかに、通い始めたときよりも
体調が良くなっていました。


今後も順調に良くなっていくだろうと、
希望を持ったのも束の間、
思わぬことが起こりました。




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2019年10月28日

脳疲労

平成30年12月5日、私はクリニックで
診察を受けました。

はじめに主治医に、この1ヶ月間の症状の
経過を書いた紙を渡し、読んで頂きました。

症状がぶり返したことを知ると、主治医は
「脳も体も疲れてしまったのですね」
と言いました。

「はい。仕事の準備をしたり、
色々考えたりしていたら、
頭がいっぱいになってしまって、他のことが
頭に入ってこなくなってしまいました」


すると主治医は、いっしょに渡した
脳トレのデータに目を通した後、
「人の言葉を聞く脳力と注意力、
それからマルチタスクも成績が低いですね。
症状と合っていますね」
と指摘しました。


自分では気づいていませんでしたが、
主治医の言葉を聞いて、
やはり脳トレのデータは、実際の状態を
きちんと反映しているのだと思いました。


この日、私は初めて主治医に、
「何だかこのところ、
失敗続きで自己嫌悪に陥って、
自分がどんどん嫌になってきました。
自信がなくなってしまいました」
と弱音を吐きました。


そして、やることを減らした方が良いかと
尋ねた私に、主治医はこう答えました。
「はい。こうした状態の時は、
やることを減らして頭を休ませた方が
良いと思います。8割に減らして下さい」


5割ではなく、「8割」と言われことは
少し意外でしたが、具体的な数字を
挙げてくれたおかげで、帰宅後、
何を減らそうかと冷静に
考えることができました。


その後、仕事に関する本を読むのを
やめたり、いろいろと考えるのをやめて、
その分を趣味の時間に充てたりと、
それまでの生活を見直しました。


しかし、新しい仕事に対する不安や緊張、
ストレスは解消されませんでした。
相変わらず失敗が続き、落ち込んでいたところ、
12月9日に夫から、
「最近、元気がないけど、どうしたの?」
と聞かれました。


思わず私は、
「最近、脳の調子が悪くて、
自分がバカになったみたいでつらい」
と本音を明かしました。


すると夫は、
「どんな状態でも、俺は大丈夫だよ」
と言ってくれました。


思いがけない、優しい言葉にうれしさがこみ上げ、
この出来事がきっかけで、落ち込んだ気分から
抜け出すことができました。




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2019年10月23日

ストレスによる認知機能の低下

前回までお伝えしたように、
仕事が決まってからというもの、
初出勤の日に向けて、
毎日、脳をたくさん使って考えたり、
悩んだりしながら準備をしました。


そうした中、11月下旬辺りから
症状に変化がありました。

頭がぼうっとした状態になってしまい、
夫に話しかけられても、上の空で
言葉がほとんど耳に入らなくなったり、
人から話しかけられた時に、
すぐに言葉が出てこなくなったり。


それだけではありませんでした。
鍼灸治療院の予約日を忘れていて行かなかったり、
人との約束の時間に遅刻したり、
お店に買い物に行ったときに、
必要な物とは別の物を買ってきてしまい、
返品交換してもらったり。

また、夫や友人との会話中、
言いたいことを順序立てて言うことが
できず、「何が言いたいのか分からない」
と言われてしまったり。

注意力も落ちて、うっかりミスも多くなり、
失敗続きで人に謝ってばかりの
毎日が続きました。


何をやっても上手くいかないので、
気持ちがどんどん沈んでいき、
自己嫌悪感が強まっていきました。


同時に、こんな状態で果たして、
仕事をきちんとこなせるのかという、
強い不安やプレッシャーにも襲われました。


新しい仕事を引き受けた時期は、
かなり回復も進んでおり、
主治医も夫も、私が社会復帰することを
後押しし、応援してくれました。


それなのに、まだ仕事を始める前の段階で、
こんなことになってしまうとは・・・。
ストレスが認知機能に悪影響を及ぼすことは、
知識として知ってはいましたが、
まさかこんなに急激にぶり返すとは
思ってもいませんでした。





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2019年10月09日

社会復帰への第一歩・・・4

初出勤の日が決まった後、
私は仕事の準備を本格的に開始しました。


仕事で使う道具や、通勤用のカバンを
店舗やネットショップで探して購入したり、
仕事関連の本を本屋で購入したり、
初日に扱う資料の予習を行ったり。


抜かりがないようにと先回りして、
今すぐには必要ではなさそうな物まで
購入したりして、今思うと、
力が入りすぎていたと思います。


そうした中、私をものすごく悩ませたのが、
職場への通勤手段でした。


職場は、私が住んでいる市の
隣の市にあるのですが、
単線のローカル線沿いにあるため、
1時間あたりの本数がとても少なく、
少々不便な場所にあったのです。


おまけに、電車の乗り換えも1回必要で、
駅の数はわずか3駅なのに、通勤時間は
1時間以上掛かってしまうことが分かりました。


そこで試しに1度、
自転車で行ってみたのですが、
距離が少々遠いうえに、
坂道ばかりで体の負担が大きく、
1日で無理だとあきらめました。


その後、最寄り駅から職場のそばまで、
バスが通っていることが分かり、
バス通勤することに決めました。


ただ、この方法にも1つ難点がありました。
やはり下見をしてみたところ、
自宅から最寄り駅のバス停までと、
降車するバス停から職場までは、
それぞれ10分以上歩かなければ
ならないことが分かったのです。



少しでも、通勤時の体の負担を減らしたいと思い、
色々と調べた末、キックスクーターを
買うことにしました。


ただ、種類がたくさんありすぎて、
こちらもすんなりとは決められませんでした。
軽さを重視するか、乗りやすさを重視するかで
悩んだり、タイヤの大きさや予算の額でも
色々と考えたりして、毎日、頭を悩ませました。



悩みに悩んだ末に、大人用の
車輪の大きなキックスクーターを
ネットショップで注文したのですが、
運の悪いことに、
届いた商品は不良品だったため、
すぐに返品交換の手続きを行いました。


替わりの商品が届いたのは、
初出勤日の1週間前のことでした。



この時点で、私は頭も心も
くたくたに疲れてしまっていました。



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2019年10月04日

社会復帰への第一歩・・・3

11月18日、仕事内容の詳しい説明を
受けるため、知人に会いました。


聞いたことを忘れやすいので、話を聞きながら
ノートに書いたのですが、書いている最中、
ちょくちょく漢字を書き間違えたり、
瞬時に字を思い出せなかったりして、
スムーズに書くことができませんでした。

何度か、存在しない漢字を書いてしまったりもして、
こんな状態で仕事ができるのだろうかと、
内心、不安を感じました。


ただ、「話を聞く」ことに関しては、
理解するスピードが前よりも速くなっており、
一通り、説明を理解することができました。


この日知人からは、12月から1月にかけて、
横須賀で5日間の研修を受けてほしいと言われました。


まだ症状が残る状態で、仕事に加えて研修も受けたりして、
脳に負担が掛かりすぎるのではないかという不安と、
「だいぶ良くなってきているから、大丈夫かもしれない」
という気持ちが半々に入り混じった状態で、
知人と別れました。


その後まもなく、初出勤日が12月12日に決まり、
少しずつ緊張感が高まっていきました。



こうした中、夫が仕事で約2週間自宅を空けました。
夫の不在中、自宅に1人でいる時間が長いと、
脳への刺激が減ってしまうため、
なるべく用事を入れて外出の機会を増やしたり、
人と会う約束をするなど、なるべく会話の機会を
増やす努力をしていました。


しかし、しだいに人の話し声が聞き取りにくくなりました。
また、話すときにもどもりが出たり、言葉がつっかえたり、
言い間違えが増えたりと、明らかに症状が
ぶり返してしまいました。


たった2週間、1人で過ごす時間が長かっただけで、
今だにあっという間に症状が悪化するのかと、
少しショックを受けました。






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プロフィール
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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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