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2017年03月07日

認知機能を回復させるための方法・・・1

前回は、栄養療法を開始したばかりの頃に、
私が自覚していた認知機能の低下や、
言語障害の症状についてお伝えしました。

正確に言いますと、それらの症状の中には、
栄養療法を開始する前から、
早いものでは鉄欠乏性貧血と診断された時点で、
すでに表れていた症状もいくつもありました。

以前もお伝えしましたように、
鉄分や亜鉛、ビタミンB群など、
出血によって失われてしまう栄養素の欠乏によって、
認知機能の低下や言語障害が
引き起こされてしまうからです。

今回は、これらの症状を回復させるうえで、
一定の効果があるとされている「ある物」を、
皆さんにご紹介しようと思います。

これから何回かに分けてお伝えする内容には、
脳に関する症状を回復させるうえで、
とても大事なポイントがいくつも含まれています。

それらを鉄欠乏性貧血で悩んでいる方たちに、
広くお伝えしたいと思ったことも、
私がこのブログを立ち上げるきっかけになりました。

今回から2回に分けて
お伝えする記事をご覧になりましたら、
私がお勧めしたことをぜひ実行してみて下さい。
お願いします。


それでは、今回の内容に入りますね。

平成27年(2015年)7月7日の朝のことでした。
朝食後、いつものようにパソコンで
メールチェックをしていたところ、
当時購読していたあるメールマガジンが、
「きょうの脳トレ」というサイトが誕生したと、
記事の中で伝えていました。

メールマガジンに、そのサイトが
リンク付けされていたので、
私は軽い気持ちでクリックしてみました。

「きょうの脳トレ」というのは、
ネット上で問題を解くことができる
脳トレ、つまりは脳力トレーニングの
サイトのことでした。

どのような問題だろうかと
興味を持った私は、
さっそく問題を解き始めました。

問題はぜんぶで5問ありました。
計算式の空欄に、演算記号(+、−、×、÷)を当てはめ、
数式を完成させる問題や、
色分けされたブロックの図形の中で、
1番数が多い色を選ぶ問題などでした。

一通り問題を解き終わると、画面には
コンピュータが測定した脳年齢が表示されました。
「58歳」でした。

年齢を見て唖然とした私は、
1日に3回まで同じ問題に挑戦できるというので、
残り2回、同じ問題を解いてみました。

すると、リベンジするつもりが、
今度は60代に脳年齢が上がってしまいました。

当時の私は、38歳でした。
実年齢よりも、20歳から30歳も上の脳年齢が
表示されたことに対し、正直、大きなショックを受けました。

その一方で、実際に問題を解いている間、
とまどってしまって回答する速度が遅かったうえに、
間違えてばかりいましたので、悔しいけれど、
コンピュータが判定した脳年齢は当たっていると思いました。

「きょうの脳トレ」を解いたことによって、
集中力や意欲、記憶力などの
認知機能全般が低下しているのは、
栄養の欠乏が原因で、一般的な50代や60代の人並の
脳の状態になっているからなのだと分かりました。

同時に、栄養療法のサプリメントを飲んでいるだけで、
自然と脳の状態が回復するわけではなく、
その栄養を使って、脳がうまく働けるように、
トレーニングをする必要があるのだと気がつきました。

この日、脳トレを解くまで、すっかり忘れていたのですが、
実は私は、元気だった頃、時間がある時にはよく、
ネットの無料サイトでパズルや脳トレの問題を解いて、
日頃から脳を鍛えていました。

なぜ、もっと早く「脳トレ」を思い出さなかったのだろう。
でも、今からでも遅くはないはず。
これから毎日、脳トレの問題を解いてみよう。

この日、私はそう強く決心しました。

この時の決心が正しかったことは、
ずっと後になって証明されるのですが、
それについてはこの先の記事で、
皆さんにお伝えしていこうと思っています。

この話には続きがあるのですが、
ひとまず今日は、この辺で終わりにしますね。



記事の最後に、「きょうの脳トレ」のリンクを
貼っておきます。

何度もお伝えしているように、
鉄欠乏性貧血に掛かると、個人差はあるでしょうが、
認知機能の低下は、誰にでも起こりうるからです。

早い段階で自分の脳の状態を知っておくことで、
仮に認知機能が低下していたとしても、
その後にさまざまな対策を立てることができます。


脳トレのリンクを貼っておきますので、
まずは問題を解いてみて、
実年齢と脳年齢との差を確認してみて
頂けたらと思います。

https://dr-noutore.jp/


※2022年現在、確認してみましたところ、
2015年当時に私が文中で紹介しました
「きょうの脳トレ」のサイトは削除されていました。

代わりに、「Dr.脳トレ」と名前を変更し、
内容も改良されていましたので、
リンク先を変更して添付させて頂きます。

是非お試し頂ければと思います。


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2017年03月05日

発話に関する言語障害・・・1

これまでお伝えしてきたように、
サプリメントを飲み始めた平成27年(2015年)4月以降、
2回目の血液検査の結果が出た
7月末までの約4ヶ月間に、
下記の症状が消失、または軽減しました。

・頭痛 ・起床時と空腹時の胃のもたれ
・頻繁に涙が出て止まらなくなる
・顔色が悪い ・イライラする
・気分の落ち込み ・音や映像による刺激を受けやすい


ただ、この頃、気になっていた症状が
いくつかありました。
それは、認知機能に関する症状と、
言語障害、特に発話に関する症状です。

認知機能に関しては、
栄養療法を開始前よりは、多少は改善が見られたものの、
下記の機能が低下していると自覚していました。

・集中力 ・意欲 ・注意力 ・記憶力
・理解力 ・判断力 
・遂行機能(物事を計画し実行に移す機能)

また、言語機能のうち、発話に関しては、
下記の症状が気になっていました。

・会話中、相手が発した言葉に対する
反応が鈍く、言葉をすぐに返せないことが多い
・会話中によくどもる
・発語のテンポが遅めである
・会話中に、言葉を思い出しにくい
・言おうとしていた言葉ではない言葉が出てきてしまう
・時々、言い間違えをしてしまう


栄養療法を開始後、徐々に言葉数が増えて、
よく人と話すようになったことで、
こうした症状が顕著になりました。

ただ、人と1対1で会話をするときは、
相手が私のペースに合わせてくれるため、
こうした症状があっても、
一応、会話は成立していました。

しかし、困ったのは複数で会話をするときでした。

具体例を挙げますと、6月28日に、
所属しているサークルの懇親会に出席しました。
出席者は8名でした。

皆さんで1つのテーブルを囲み、
食事をしながら会話をしました。

出席者たちがそれぞれ近況を報告し、
会場は和やかな雰囲気に包まれていました。
私も、ゆっくりとしたテンポではありましたが、
最近あったエピソードをお話ししました。

私が話し終えると、数名の方が感想を伝えてくれたり、
質問をしてくれたりしました。
ところが、それらに対してとっさに何も言うことができず、
うなずくことしかできませんでした。

反応が鈍いというよりは、
頭に何も言葉が浮かばなかったのです。

1対1の会話でさえも、言葉を返しにくい状態でしたから、
いつ、どこから言葉が飛んでくるか分からない、
大人数での会話では、対応しきれないのも
無理はありませんでした。

また、ほかの人たちが話している間、
集中力がすぐに途切れてしまい、
結局、何の話だったのかがよく分からないまま、
周りの反応に合わせたことも何度もありました。

他の皆さんが楽しそうに話をしているのに、
自分1人だけ会話についていくことができず、
寂しい気持ちがこみ上げました。

こうしたことも影響したのでしょう。
5時間に及んだ懇親会の間、
最後までテンションが上がらず、
1度も笑うことができませんでした。

栄養療法を開始後、
少しずつ体調が良くなっていることに、
うれしさを感じていた時期だっただけに、
この日、自分が抱える言語障害の重さを知って、
大きなショックを受けました。

認知機能の低下と合わせて、
まるで認知症の初期のような状態だと思いました。
まだ30代なのにどうしようかと、
徐々に焦りを感じるようになりました。

こうした現状を好転させてくれる、
「あるもの」と運命的な出会いを果たしたのは、
それから少し経った7月上旬のことでした。

「あるもの」については、次の記事でお伝えしようと思います。



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2017年03月01日

音や映像に関する症状の変化について

今回は以前、「鉄欠乏性貧血による症状(まとめ)」
の中で挙げました、
「音や映像などの外部刺激に対して過敏」
という症状について、
サプリメントを飲み始めた後に表れた変化を
お伝えしようと思います。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/41/0?1488363906


平成26年(2014年)の秋頃から、自宅にいるときに、
居間のテレビの音がやけに耳に響いて、
うるさく感じるようになりました。

そこで夫に、「テレビの音がうるさいから、
音量をもう少し下げてちょうだい」
と頼むのですが、なぜか毎回、
「いつもと変わらない音量だけど」
と首を傾げられました。

また、外にいるときも、
店で流れているBGMの音楽が、
大音量に聞こえてしまい、
気になって買い物どころではなくなり、
苦痛で耳を塞ぐこともありました。

当時、通っていたクリニックで、
主治医にこれらのことを伝えたのですが、
「体調が悪いせいだと思いますよ」
という回答が返ってきただけでした。

自分では、体調が悪いせいではなく、
原因が別にあるのでは、と思いましたが、
医師からそう言われると、
それ以上は何も言えませんでした。


その後、翌年の4月から栄養療法を開始し、
2回目の血液検査の結果を待っていた、
平成27年(2015年)7月11日のことでした。

この日は用事があり、都内に地下鉄で出かけました。
目的の駅に着きましたら、駅の構内で工事をしていました。
地下ですので、工事の音が構内全体に反響し、
カーンカーンカーンカーンと鳴り響いていました。

その音を聞きながら、出口に向かって歩いている時、
ふと「あっ」と思い、思わず立ち止まりました。

テレビの音でさえ、うるさく感じていたというのに、
耳をつんざくような工事の音を耳にしても、
まったく平気になっていたのです。

この「音に対して過敏で、騒音に耐えられない」
という症状は、前にビタミンB群の欠乏症状の中で、
お伝えしましたように、
ビタミンB1とB6の欠乏が原因でした。

これらのビタミンBを3ヶ月間にわたり、
150mgずつ飲み続けているうちに、
いつのまにか症状が消えてしまいました。

それからもう1つ。
これまで、こちらについては
お伝えしたことがありませんでしたが、
音に対して感覚が敏感になった辺りから、
テレビで流れる刺激的な映像に対しても、
恐怖心を感じるようになりました。

たとえば、洋画などにおいて、
敵味方に分かれて銃を撃ち合ったり、
ドーンと爆弾が落ちたりするような、
激しい戦闘場面が流れることがありますよね。

または、ドラマや映画の中で、
ガシャーンと何かが大きな物音を立てて壊れたり、
人や物が激しく動き回ったりする場面など。

そういう、非日常的で刺激的な映像が、
ふいにテレビから流れてくるたびに、
驚いて瞬間的にキャッと叫んでしまったり、
思わず頭を両手で抱えながら、
「怖い。お願いだからチャンネルを変えて」
と、夫に頼んだりと、小さな子どものように、
過剰に反応してしまっていました。

今思い返すと、テレビの中の出来事なのに、
まるで自分のすぐそばで実際に
起こっているかのように、
刺激を強く感じてしまい、
それで恐怖心を感じていたように思います。

テレビをつけていると、
ふいに強い刺激を感じる映像が流れるので、
心が安まりませんでした。

まるで果てしない距離にわたって、
ガラスの破片が散らばっている砂の上を、
おそるおそる裸足で歩き続けているような、
そんな感覚で、不安感に包まれていました。

ところがこちらの症状も、栄養療法開始から
3ヶ月が経つ頃には消えてしまい、
テレビを見ている時に、
「怖い」という言葉を口にしたり、
不安を感じることがなくなりました。

実は、「映像刺激に対して過敏に反応してしまう」
という症状については、これまでずっと、
原因が分からずじまいでした。

しかし、少し前にこのブログで、
「ビタミンB群の欠乏による症状」を取り上げるため、
改めて欠乏症状をじっくりと見直したときに、
ようやく原因が分かりました。

ビタミンB6、B12、葉酸、ビオチンの欠乏症状に、
「神経過敏」という症状と、
ビオチンの欠乏症状の中に、
「感覚が過敏」という症状があります。

これらの症状が組み合わさり、
映像や音の刺激が、通常よりも何倍も強く、
脳を刺激していたのではないかと考えています。

それにしても、振り返ってみて、
今でも残念に思っているのは、
当時の主治医に症状を伝えた際に、
「体調が悪いからだと思いますよ」のひと言で、
片付けられてしまったことです。

もし、患者が訴える症状に対して、
「なぜそんな症状が出ているのだろう」
「原因は何だろう?」
と真摯に考え、追究してくれる医師だったならば、
原因にもっと早くたどり着くことができて、
こんなにたくさんの症状を抱えずに
済んだかもしれない。
今頃、とっくに元気になっていたかもしれない。
ふと、そう思ってしまうことがあるのです。

幸い、現在の主治医は、
今もなお残っているいくつかの症状に対して、
「なぜ、その症状が出ているのだろう」
「体の中がどのような状態になっているのだろう」
と真剣に考え、薬やサプリメントを処方して下さるなど、
真摯に患者である私と向き合ってくださっています。

この医師に出会ってから、現在、4ヶ月あまりですが、
回復のスピードがぐんと上がりました。

まさに、私が考える理想の医師そのもので、
欲を言うならば、もう少し早く
この先生に出会いたかったです。

皆さんの主治医の先生は、どのようなタイプの先生ですか?

もし、症状を訴えているのに、きちんと聞いてもらえない。
「気のせいでしょう」とか「気にしすぎです」などと、
取り合ってもらえないことが多いならば、
症状が悪化する前に、病院を変えるという選択肢も、
考えてみてほしいと思います。

医師は、世の中にたくさんいます。
きっと、あなたが理想だと思う医師もいるはずです。

私のような後悔だけはしないでください。
時間は取り戻せないですので。



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2017年02月27日

サプリメントの種類と処方量2

前回は、平成27年(2015年)7月3日に受けた、
2回目の血液検査の結果について、
お伝えしました。

今回は、その結果に対して処方された、
サプリメントの種類と量について、
お伝えしますね。

2回目の処方は、下記の通りでした。
(※前回お伝えしたように、処方には、
体の状態を良くするために必要な主要栄養素と、
その栄養素が効率よく働くために必要な
補助栄養素の2種類あります)


主要栄養素量

ビタミンB1   180.7 mg
ビタミンB6   180.1.mg
ビタミンB3  1529   mg
鉄         24  mg
プロテイン
ビタミンC    1499  mg
αリポ酸       72  mg
※ビタミンCの効果を良くし、
脳内の抗酸化作用に働く栄養素です。


補助栄養素量

ビタミンB2    180.7mg
ビタミンB12   179.9ug
ビオチン      195  ug
パントテン酸    179.9mg
葉酸       1799  ug
DNA        90  mg
Lーカルニチン   150  mg 
イノシトール    479.9mg
※ビタミンB群の一種として扱われる栄養素。
細胞の正常な発育に不可欠。
トリペプタイド     2.699mg
亜鉛         14.84mg
銅           1.07mg
ビタミンD3   5000   IU
ビタミンP     119.9 mg
ビタミンE     149.9 mg
カルシウム      29.97mg
マグネシウム    104.9 mg
カリウム       59.94mg
レチノール       0.9 mg
βーカロチン       5.399 mg
セレニウム      59.94ug
クロム       104.9 ug
モリブデン      59.94ug
※肝臓や腎臓にある補酵素の働きを助け、
有害物質の分解を助ける栄養素です。
マンガン        2.97mg
ルテイン        0.0027mg
ゼアキサンチン    29.97mg
αーカロチン       0.1979mg
ヨード       104.9 mg
クリプトキサンチン  56.25ug
大豆レシチン     60   mg
ウコン        63   mg

    
以上です。
前回の処方と比べて、さらに栄養素の種類が多くなり、
ビタミンB群はすべて、処方量が増えていました。
また、プロテインの処方も加わりました。
(前回の処方はこちら
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/49/0

一方で亜鉛は、今回、血清亜鉛の数値が
正常値に回復していたため、前回の92mgから、
14.84mgにまで一気に減りました。

これらの点について、主治医からは
「今までは優先順位として、
特に足りていない栄養素を多く処方しましたが、
ある程度良くなってきたため、
栄耀バランスを取るために、亜鉛の量は減らして、
他のミネラルの処方を加えました」
という説明がありました。


今回から新たに、
目の症状に効果があると言われる
ルテインやゼアキサンチン、
それからビタミンAの1つであるαーカロチンも、
処方に加わりました。

実は、私は鉄欠乏性貧血になってから、
目のかすみや視力の低下の症状にも
悩まされていました。

眼科を受診したのですが、目には異常や問題はなく、
原因は分かりませんでした。

後で分かったのですが、
目のかすみも鉄欠乏性貧血が原因でした。

鉄分の不足により、全身に酸素を運搬する
ヘモグロビンの数が減って、脳が酸欠状態になり、
視覚中枢がうまく働かなくなるからだそうです。

また、主治医からは、
ビタミンAとタンパク質の不足も、
目のかすみの原因でしょうと言われました。
というのもタンパク質には、ビタミンをくるんで、
全身に運ぶ働きもあるからだそうです。

そのため、目の症状を良くするためには、
タンパク質とビタミンA、
両方の摂取が必要だと言われました。

ちょうどこの頃、ファンケルから
「手元のピント調節機能を助ける」と謳った、
「えんきん」というサプリメントが
発売されました。
http://www.fancl.co.jp/Items/Detail?category=02&item_code=5391a


さっそくプロテインと一緒に、試しに2ヶ月間、
「えんきん」を飲んでみましたところ、
飲み始めて丸2ヶ月経たないうちに、
目のかすみの症状が取れ、視力もだいぶ回復しました。

その後は、アメリカのサプリメントメーカー、
ピューリタンの「ルテイン6mg」を
まとめ買いして飲んでいます。

えんきんの方が、はっきりとした効果は
感じられましたが、目のかすみの症状は
すっかりなくなり、視力も維持しています。


話を戻しますが、この時の処方以降、
その時々の血液検査の結果によって、
一部、処方量が変化したり、
また、主治医が変わったことで、
新しいサプリメントが加わったりしましたが、
基本的には同じサプリメントを飲み続けています。

当時の主治医からは、
私が抱えてしまった数々の症状は、
これらのサプリメントを飲み続けることで、
時間が掛かったとしても、
徐々に良くなっていくと言われました。

実際、時間が掛かってはいますが、
症状が1つ1つ、時間が経つにつれて
軽減、もしくは消失し、
現在ではかなり少なくなりました。

ただし、精神面での症状と、
脳に関する症状に対しては、
サプリメントを飲みつつ、
医師のアドバイスを受けたり、自分で考えながら、
症状を良くするために、
さまざまな努力をし続けてきました。
(※精神面での症状に対し、行ってきたことについては、
2つ前の記事でお伝えしました。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/71/0


脳に関する症状については、この先の記事で、
じっくりと取り上げていきたいと思っています。

次回は、栄養療法を開始後、
3ヶ月が経った頃に起こった、
音に関する症状の変化についてお伝えしますね。



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2017年02月23日

2回目の血液検査の結果

栄養療法開始から、3ヶ月が経った平成27年(2015年)7月3日、
2回目の血液検査を受けました。

検査前に、医師には前回からの1ヶ月間の変化として、
下記のことなどを伝えました。

・人と話すときに、テンションが落ちにくくなってきた。
・ユニバーサルスタジオに遊びに行って以来、
日常生活で楽しいと感じることが増えてきた。
・感情の幅が広がってきて、喜怒哀楽の感情が
はっきりしてきた。
・頭皮の白髪が減って、髪に艶が出てきた。
・就寝時の手足のむずむずが、先月よりも軽減した。
など。


検査結果が出るまでの約1ヶ月間は、
それまでと同じサプリメントを飲んでいました。

結果が出たのは、7月31日のことで、
主な数値は下記の通りでした。

         前回     2回目
ヘモグロビン  13.4   13.2 
白血球数    5800   5500
赤血球数     435    438
フェリチン   65.8   73.8
網状赤血球数    16     15
(※赤血球の赤ちゃんの数)
総蛋白      7.5    7.7
アルブミン    4.6    4.8  
尿素窒素    11.1   14.1
尿酸       3.5    4.1
GOT       16     25
GPT       15     31
血清亜鉛      83    116
アルカリフォスファターゼ
         103    111
ビタミンD     23    52.8


結果を見て驚いたのは、
サプリメントを飲み始める前に、
「鉄よりも欠乏がひどい」と、
セカンドオピニオンを受けた医師から
指摘された血清亜鉛の値が、
わずか3ヶ月間で83から116へと大きく上昇し、
正常値に達していたことでした。

もう1つの亜鉛の指標である
アルカリフォスファターゼも、
数値が8上がりました。

こちらは血清亜鉛ほどの上昇は見られず、
まだ不足状態のままでした。


鉄に関する数値はといいますと、
フェリチンは8上がりましたが、
ヘモグロビンと白血球数は
下がってしまいました。

これらの数値を見たとき、私は、
なぜ優先順位の高いヘモグロビンの数値が下がり、
貯蔵鉄であるフェリチンの値が先に上がったのか、
不思議に思いました。

その疑問を解く鍵は、意外なことに、
タンパク質にありました。

今回、タンパク質が関わっている項目、
総蛋白、アルブミン、尿素窒素、尿酸の
すべての数値が上がっていました。

これは、1回目の血液検査の結果を見た医師から、
「タンパク質の摂取量を2倍に増やして下さい」
と指示をされたため、
この3ヶ月間、食事から摂るタンパク質の量を
増やしたからです。

これらの数値を見た医師は、
「タンパク質をいっぱい摂って頂いていたんですね」
と、笑顔でとても喜んで下さいました。

ただし、まだタンパク質が不足しているということで、
今回からプロテインの処方も加わりました。

先ほどお伝えした、ヘモグロビンの数値の減少と、
タンパク質の数値の上昇との関係、
それから今回、プロテインの処方が加わった理由については、
院内で食事指導をしている栄養士の先生が、
診察後に教えて下さいました。

その栄養士さんによれば、
栄養療法を開始すると、患者さんたちは皆、
初めはヘモグロビンの数値が一旦下がるそうです。

その理由は、アルブミンにありました。
アルブミンは、血管内に水分を保持したり、
血管中の血液の量や体内の水分量を保持したりする
働きをしているそうです。
http://www.ketsukyo.or.jp/plasma/albmen/alb_01.html

栄養療法開始前、私のアルブミンの数値は4.6と、
栄養士さん曰く、とても低い数値でした。
アルブミンは、体内にとって非常に大切なもので、
数値が3.8を切ってはいけないそうです。

アルブミンの数値が低いと、
当然、血液中の水分量が標準よりも少なくなり、
血液が濃縮されて、ヘモグロビンの値も高めになります。

しかし、今回、アルブミンの数値が0.2上昇し、
他のタンパク質が関わる項目も、数値が上がったことで、
体内の水分量が増加し、ヘモグロビンの数値が下がった、
との説明でした。

続いて、プロテインについてですが、
この段階で医師が処方したのには、理由がありました。

このクリニックでは、タンパク質に関する
数値が低い患者さんたちに対して、
初めのうちは、食事からきちんと摂取するようにと、
指導しているそうです。

そうして、数値が上昇した患者さんたちに対しては、
食事から摂れるタンパク質には限界があるため、
さらに数値を上げるために、
プロテインを処方しているそうです。

実は、プロテインを処方されたことに対して、
これだけ頑張って食事に気をつけても、
まだまだなのだなぁと落ち込んでいたのですが、
栄養士さんの説明を聞いて納得し、
うれしい気持ちになりました。


さて、血液検査の結果に話を戻しますが、
他に数値が変化した項目では、
肝臓に関するGOTとGPTがありました。

以前、肝臓に関する記事の中で、
GOTよりもGPTの数値が高いと、
糖分過多であることや、
数値が20以下であると、
ビタミンB群が不足しているという
ことをお伝えしました。

前回は、まさに16と15で、
ビタミンB群が不足していたわけですが、
サプリメントを飲み始めたことで、
数値が上昇しました。

今回、GPTの方が、
数値が6も高かったことについて、
医師に、糖分過多なのかと質問しましたところ、
私の場合は中性脂肪が43と、正常よりも低いため、
その心配はないだろうと言われました。

実際にこの後、ビタミンB群を
摂取し続けるうちに、これらの項目は、
理想的と言われる23と21という数値になり、
肝臓は正常の状態に回復しました。

最後に、以前もお伝えしましたが、
非常に不足していたビタミンDも、
10000IUのサプリメントの摂取により、
わずか3ヶ月間で23から52に上昇し、
正常値になりました。

ただ、50以上80以下が正常値ということで、
この後も、半量の5000IUを
飲み続けることになりました。

このビタミンD3ですが、
免疫力を活性化する、
カルシウムの吸収量を増やす、
などの働きがあります。

サプリメントに頼らない場合、
一番効果的に数値を上げる方法は、
日光に当たることです。

こちらのサイトに詳しく書かれていますが、
https://www.life-rhythm.net/why-tanning/
日焼け止めクリームを塗らずに、
日光に当たるようにすることで、
1日に必要なビタミンD3が作られるそうです。

食べものから摂取する際は、
魚全般(特に鮭)や卵黄などに
多く含まれています。

風邪を引きやすい人は、
意識して日光に当たるようにすると、
いいと思います。

これで、2回目の血液検査に関する内容は、
終わりにします。

次回は、2回目の血液検査の結果に対して、
処方されたサプリメントの種類と量について、
お伝えしようと思います。


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2017年02月20日

精神面の症状と栄養不足との関係


前回、テンションを中心に症状の変化をお伝えしました。
この原稿を書いている現在、栄養療法を受け始めてから、
2年近くが経ちましたが、今もまだ、
「笑い声が出ない」という症状を抱えています。

ただ、前述したように、ゆっくりとではありますが、
状態は回復に向かいつつあります。

今回はまず始めに、テンションも含めて
「笑うこと」に関する症状が、
具体的にどのような経過を辿ってきたのかについて、
時系列でお伝えしようと思います。


○平成27年4月(栄養療法を開始した月)
・気分が低調気味で、楽しいことがあっても
笑うことができない。
(前よりも、笑顔は増えてきた)

○平成27年(2015年)5月 
・短時間なら人と楽しく話せるようになったが、
時間が長くなると疲れてテンションが落ちてしまい、
話すのが辛くなる。

○平成27年(2015年)6月
・長時間人と話をしていても、途中でテンションが
落ちにくくなってきた。
・普段のテンションが、元気だった頃に比べると
まだ低めである。
 ただ、人と話している時には、場の雰囲気に
合わせられるようになってきた。

○平成27年(2015年)7月
・テンションが、元気だった頃に近づいてきて、
時々冗談を言ったり、たまに少し笑えたりして、
周囲の人たちと、以前のような良好な人間関係を
保てるようになってきた。 

○平成27年(2015年)9月
・普段のテンションや性格、話し方、口から出る
言葉、考え方などが、元の自分にだいぶ近づいてきた。

○平成27年(2015年)10月
・今までは、笑い声が出ても一瞬だけのことが多かったが、
バラエティ番組を見ているときや、人と話をしているときに、
たまに数秒間、小さい笑い声が出るようになった。
・だいぶ、笑いたいときに笑えるようになり、
1回はお腹を抱えて大笑いした。
(ただし、声は全く出なかった)

○平成27年(2015年)11月
・地元で開かれた大道芸の大会に、1人で出かけた。
パントマイムを見続けているうち、小声だったが、
声に出して笑うことができて、楽しんで見られた。
(※この日、隣の人にも聞こえないような、
小さな声でしたが、かすれ声で「アハハ」という
声が出ました)

○平成27年(2015年)12月
・笑ったときに、たまに小さい笑い声は出たものの、
相変わらずほとんど声は出なかった。
 ただ、全く出ないというよりは、鼻で笑うような
状態になることが多かった。
(※この頃、笑うときに鼻息が出るようになりました)

○平成28年(2016年)1月
・まだ笑い声が出なかったり、鼻で笑う状態になることが
時々あるものの、小さいながらも笑い声が出た回数が、
先月よりも多かった。

○平成28年(2016年)3月
・一瞬だけ笑い声が出るときと、女優の中村玉緒さんの
ように、のどで詰まるような笑い声が出るときがあって、
まだ普通に笑うことはできない。
・人に対して、前よりも笑顔が出やすくなってきたが、
元気だった頃に比べると、まだ表情が硬めの時が多い。

○平成28年(2016年)4月
・笑い声は相変わらずほとんど出ないものの、
テレビを見ているとき、ごくたまに、
小声だったが「ははは」という声が出たことがあった。
(※ただし、「ははは」という声は出ても、
棒読み状態で、感情を伴う笑い声ではありませんでした)

○平成28年(2016年)5月
・話が盛り上がっているときに、クスクス笑いがたまに
出るようになり、先月よりも笑い声が出やすくなってきた。

○平成28年(2016年)6月
・笑い声がほとんど出ない。
 ただ、24日に夫と話をしているときに、夫の冗談が
あまりにおかしくて、テンションが上がり、
もう少しでおなかの底から笑い声が出そうになった。
 この日以降、棒読みではない軽い笑い声が出たことが、
何度かあった。

(※この月から半年ほど、症状にほとんど変化がなくなり、
同じような状態が続きました)

○平成28年(2016年)12月
・テレビの「おもしろ珍百景」を見ている時、
面白くて笑った時に、のどから「くくくく」という
笑い声が出た。その後も1回、同じ状態になった。

○平成29年(2017年)1月
・今月は、はっきりした声ではないが、
「ふふふ」という軽い笑い声が
出たことが何度もあった。


テンションや、笑いに関する症状の変化は以上です。
この約2年間にわたり、主治医に伝えてきた、
症状の経過の記録から抜粋しました。

このように、回復の進みは非常に遅いのですが、
状態が改善しつつあることは、
皆さんにも伝わったのではないかと思います。

この約2年間、主治医とも相談して、
意識してバラエティ番組をよく見るようにしたり、
落語やお笑いのライブを聴きに出かけたり、
大道芸を見に行ったりと、
脳に刺激を与えるために、
さまざまな試みをしてきました。

また、なるべく人に会う機会を設けて、
楽しく生活するように心がけていましたら、
今年(2017年)の1月中旬頃から、
ようやくテンションの高さが、
元気だった頃とほぼ同じくらいにまで、
戻ってきました。

それに伴い、人に対して
自然な笑顔が出る回数が、
ここにきてだいぶ増えました。

また、周囲が盛り上がっているときに、
みんなと同じように、私もテンションが
上がるようになってきました。

笑っているときも、今月2月は
お腹がひくひくしたり、
笑い声が出そうで出ない状態になったことが、
何度もありました。
(普通の人が、笑いをこらえているのに
近い状態です)

ただ、いまだに心では面白いと思っていても、
笑うことができない状態になることもあり、
元気だった頃のように、
普通に笑えるようになるまでには、
まだまだ時間が掛かりそうです。


このように、テンションがなかなか上がらない、
笑いたくても笑うことができない、
という状態になってしまった背景にも、
やはり栄養不足が関係していました。

少し専門的な話になりますが、
くわしく説明しますね。

テンションが上がりにくい、
笑い声が出ないという症状が表れたのは、
脳の神経伝達物質、ドーパミンとセロトニンの量が
減少したのが原因だそうです。

ドーパミンとセロトニンは、
それぞれ別々のアミノ酸が原料となっています。

アミノ酸が神経伝達物質に変換される際には、
酵素が関係するのですが、
酵素の働きを助けているのが、
ビタミンB群の中のビタミンB6,ナイアシン、
葉酸、それから鉄とタンパク質なのです。

他の神経伝達物質も加えると、
他にも、亜鉛や銅、マグネシウム、
ビタミンCなどの栄養素も関わっているそうです。

(参考にしたページ)
http://www.kamatayoshino-cl.jp/supplement/
http://www.orthomolecular.jp/nutrition/protein/


これらの栄養素はすべて、
現在、クリニックで処方されて、
飲んでいるものです。

実は、栄養療法を受けているクリニックで、
初診のときから診て頂いていた女性の主治医は、
昨年(2016)8月にクリニックを退職されました。

9月以降は、脳の認知機能や精神科領域を
専門とされている男性医師に診て頂いています。

初診のとき、私は勇気を出して、
「また元気なときのように、
笑うことができるようになりますか?」
と、医師に質問をしてみました。

すると医師は、少し困った表情を浮かべた後で、
「少しずつ症状が改善しているなら、
気長に待つしかないですね。
回復には個人差がありますから。

でも、今飲んでいるサプリは、
ドーパミンとセロトニンを増やす働きを
しますから、飲み続けてください」
と、私の顔を見ながら、
誠実に答えて下さいました。

今はまだ、元の状態に戻れるかどうかは
分かりませんが、いつかは必ず、
また思いきり笑える日が来ると信じて、
気長に回復を待とうと思っています。

テンションや笑うことに関するお話は、
これで終わりにします。

次回は、2回目の血液検査の結果を
お伝えしようと思います。



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2017年02月17日

笑うことに関する症状

前回は、ナイアシンを集中的に飲み始めた後の、
テンションの変化についてお伝えしました。

前述したとおり、
ナイアシンを飲み始めた後、
それまではかなり低い状態だったテンションが、
元気だった頃を10とすると、
7か8くらいにまで上昇しました。

栄養療法を始める前は、鉄や亜鉛などの不足が原因で、
イライラしたり、気分が落ち込んだりして、
情緒が不安定な状態が長く続いていましたが、
ナイアシンを飲み始めて以降は、情緒が安定し、
穏やかな気分で毎日を過ごせるようになりました。

それに伴い、こわばり気味で無表情だった
顔の筋肉が少し和らいできて、
人と話しているときに、毎回ではないものの、
はにかんだような笑顔が出るようになりました。

初めのうちは、笑顔が出るようになったことに、
うれしさを感じていました。

しかし、相手が笑顔で話しかけてくれたのに、
笑顔を返せずに無表情で答えてしまうことも、
多くありました。

また、たまに出る笑顔も、いわゆる「目が笑っていない」、
ぎこちなさが残るものでした。

元気だった頃を思い返すと、人と話をするときには、
相手が初対面の人であっても、
自然と笑顔が出ていました。

周囲からも、
「いつもニコニコしているね」
「笑顔がのりちゃんのトレードマークだね」
などと、よく言われていました。

ですので、違う自分になってしまったようで、
違和感があり、人に接することに対して、
気後れを感じるようになりました。


笑いに関する症状は、
それだけではありませんでした。

テレビのバラエティ番組などを見ているとき、
心では「楽しい」「面白い」と感じているのに、
笑うことが全くできませんでした。

ごくたまに、笑うことができても、
「ふふ」という空気混じりの
小さな声が出る程度で、
それもほんの一瞬だけでした。

家族や友人などと会話をしている最中も、
周りの人たちが楽しく笑っている中、
私だけは笑うことができなくて、
気分が下がってしまいがちでした。

ただ、以前とは違って、
自分の感情やテンションの状態に、
振り回されなくなってきて、
場の雰囲気に合わせることが、
少しずつできるようになりました。

やがて、その場の楽しい雰囲気を
壊さないように、
みんなが声に出して笑ったときには、
私も笑顔を作って、口元に手を当てて、
「笑っているふり」をするようになりました。

笑い声が出ていない不自然さや、
盛り下がっている自分の感情との
ギャップによる辛さはありましたが、
自然と身につけた、私なりの対処法でした。

そうした中、平成27年(2015年)6月8日。
バラエティ番組の「SMAP SMAP」を
見ている最中に、中居正広さんと
ゲストの綾瀬はるかさんの掛け合いが
面白くて、少しですが笑い声が出ました。

その18日後の26日。
友人と電話で話をしている最中に、
友人の話を聴きながら、
声に出して2、3回、笑うことができました。

はっきりとした笑い声が出たのは、
本当に久しぶりのことでした。

これがきっかけとなり、元気だった頃のように、
間もなく、思いきり笑うことが
できるようになるかもしれない。

そう期待しました。

しかし、残念ながら、栄養療法を開始した後、
はっきりと声に出して笑うことができたのは、
当時はこの2回だけでした。

脳の「笑う」ことに関する機能が、
低下してしまったからだと考えています。

人間の体は、合理的にできていて、
長期間にわたり、安静状態などで、
機能を使わない状態が続いてしまうと、
その機能が低下してしまうという
仕組みがあるからです。

これを「廃用症候群」と言います。

廃用症候群による影響は、
いわゆる寝たきり状態によって起こる、
筋肉や骨などの衰えだけでなく、
内臓や自律神経系、脳機能など、
全身の機能に及ぶそうです。

小さい頃から、
1度、笑い出したら止まらなくて、
笑いすぎるのが悩みなどと、
冗談で言っていた私が、
まさか笑えないことで悩むように
なるとは、思ってもいませんでした。

鉄欠乏性貧血によって、
さまざまなものを失いましたが、
中でも1番つらかったのが、
笑えなくなったことでした。

ただ、まさに亀の歩みのように、
ゆっくりではありますが、
長い時間を掛けて
回復しつつはあります。

次回は、「笑えない」という症状と
栄養不足との関係や、症状の経過について
お伝えしようと思います。



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2017年02月15日

その後のテンションの状態について

前回は、ナイアシンを1050mg飲み始めた後、
約1週間に起こった変化についてお伝えしました。

今回は、その後の変化について、
テンションに焦点を当ててお伝えしようと思います。

服用後、毎日のように良い変化をもたらして
くれていたナイアシンでしたが、
2週間が経つ頃から、回復が停滞し始めました。

家族や友人たちと会話をしているときに、
初めの短時間だけは、テンションが上昇し、
笑顔で対応することができるのですが、
時間が経つと、テンションが下降してしまい、
維持することができなかったのです。

精神状態が再び悪化するのを防ぐため、
テンションが落ちてくると、
途中で退席したりしていました。

ただ、栄養療法を始める前に感じていたような、
「この場にもういたくない」
「これ以上、話をしたくない」
というような、極端な感情は湧き起こらず、
わずかずつでも良くなっていると実感できました。

その後、約1ヶ月が経つ頃には、
友人たちと話をしているときに、
ストンとテンションが
落ちてしまうことがだいぶ減りました。

6月中旬に、夫と大阪のユニバーサルスタジオに
遊びに行ったときには、
久々にテンションがポンッとはね上がり、
数時間、興奮しながらアトラクションを
楽しむこともできました。

その後、反動が起きるのではないかと
心配したのですが、
園内を出ると、緩やかにテンションが下がり、
そのまま元の状態に戻りました。


ユニバーサルスタジオに行った後は、
日常生活で「楽しい」と感じる回数が増え、
良い変化を感じていました。

ただ、テンションに関しては、
人と話す時にはまだ気分が少し落ち気味で、
元気だった頃を10とすると、
この頃は7や8の状態が続いていました。

また、人と話している最中に、
精神的な疲れを感じることも多くありました。

極端にテンションが落ちていた頃よりも、
微妙に落ちている状態の方が、
元の自分との差を意識してしまい、
常に違和感がついて回りました。


服用から2ヶ月が経った7月からは、
ナイアシンの処方量は、1050mgから
1529mgに増量されました。

医師からは、
「ビタミンB3は、本来は1日1529mgが
正しい処方なんですよ。
でも、最初から一気に処方すると良くないので、
今回から増やしました」
と説明を受けました。

1年後の平成28年7月からは、
ナイアシンの量は約600mgに減りました。
現在も、この量を毎日飲んでいます。

約半年間にわたり、栄養不足によって
どーんと落ちてしまっていたテンションが、
きちんと上がって安定するまでには、
とても長い時間が掛かりました。

ようやく最近、平成29年(2017年)2月頃から、
ほとんどテンションの高さを意識せずに、
人と話ができるまでに回復しました。

あと1歩だと感じています。

このようにテンションに関しては、
波がありつつも順調な経過を辿ってきましたが、
実は、栄養療法を開始した直後から、
私は別の大きな問題に直面していました。

それは、笑うことに関する症状でした。

次回は、このことについて、
お伝えしようと思います。



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2017年02月13日

ビタミンB3(ナイアシン)服用後の変化

9つ前の記事、「ビタミンB3(ナイアシン)の追加」の中で、
主治医の医師が、合計1050mgのビタミンB3を
処方してくれた話を書きました。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/59/0?1486977612

今回は、その後、精神面にどのような変化が
表れたかについて、お伝えしようと思います。


診察を受けた平成27年(2015年)5月8日の翌日から、
すでに購入していた、ダグラス社製とピューリタンズ社製などの
サプリメントとともに、クリニックで購入した、
ナイアシンのサプリメントを飲み始めました。

つまり、この日からサプリメントが一新したわけですが、
幸い、アメリカ製のサプリメントは、
私の体質にぴったり合ったようです。
体調がぶり返したり、
副作用が起きるなどということは、
まったくありませんでした。

ナイアシンを服用後の変化としては、
まずは、半年以上前からずっと、
平板気味でガクンと落ちていたテンションが、
初日の晩から緩やかに上がり始め、
夫と話す時の声のトーンが、やや高くなりました。

その2日後、近所の人と会話をしたときのことでした。
始めのうちはテンションが低く、
それまでのような淡々とした口調で、
相手の人と話をしていました。

ところが、20分くらい経った頃から、
急に気分が楽しくなってきて、表情が笑顔に変わり、
弾んだような口調になりました。

楽しいという感情を体で表現できたのは、
本当に久しぶりのことでした。

飲み始めて3日が経つ頃には、会話の最中に、
夫に話しかける時の「Kちゃんさぁ」という言い方や、
語尾にときどき使う「〜じゃん」という言葉、
驚いたときにすぐに言ってしまう、
「ええっ、そうなの」という言葉など、
元気だった頃の口癖が口から出てくるようになりました。

また口調にも、本来のテンポの良さが、
少し戻ってきました。

自分らしく話せるようになってきたことは、
とても大きな変化でした。


ナイアシンを服用後に表れた変化は、
これだけではありませんでした。

ちょうどこの頃、義祖母が高齢者施設に入居したり、
義母が足を骨折したり、友人が病気で入院したりと、
周囲でさまざまなことが立て続けに起こりました。

貧血の症状がひどかったこの1年あまり、
抑うつ状態が続いていたためか、
他人に対する関心を失っていました。

毎日、家事をするだけで精一杯で、
人のために何かをするということが、
ほとんどできませんでした。

ところが、義祖母や義母、友人宛てに、
それぞれ手紙を書いたり、
見舞いの品を送ったりと、
元気だった頃のように、
自分にできることを一生懸命に考えて、
対応することができました。

また、対人関係において、
もう1つ変化がありました。

同じくここ1年ほどは、
友人たちから届く手紙やメールに対して、
億劫な気持ちを抱いてしまって、
緊急のもの以外はすぐに返事を送れずに、
2、3日は放置していました。

ところが、ナイアシンを飲み始めてから
数日が経ったあたりから、
元気だった頃のように、
その日のうちに返事を送れることが
多くなりました。

こうした変化はすべて、ナイアシンを
集中的に飲み始めてから表れました。

自分自身の体験から、
ナイアシンというのは、
人が人間らしい感情を保ちながら
生きていくうえで、
欠かせない栄養素なのだということが、
よくわかりました。


このように、服用から1週間ほどは、
毎日、良い変化をもたらしてくれた
ナイアシンでしたが、
欠乏状態がよほどひどかったのでしょう。

間もなく、燃料切れのような状態を
起こしてしまいました。


続きは、次の記事でお伝えしようと思います。



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2017年02月10日

タンパク質の欠乏による症状について

今回は、タンパク質についてお伝えします。

タイトルに、「タンパク質の欠乏による症状」と
つけましたが、実際は皆さんは毎日、
卵や納豆、魚、肉などのタンパク質を含む食品を、
食べていらっしゃると思いますので、
欠乏までに至ることは稀だと思います。

ただ、ビタミンB群のところでもお伝えしましたが、
不足状態でも、体の不調は表れてきますので、
全身にどのような影響があるのかを、
タンパク質の働きとともにお伝えしますね。

参考文献「新版 薬剤師がすすめる 
    ビタミンとミネラルのとり方」(福井透著)

タンパク質

働き 

  アミノ酸が多数結合の高分子物質で、
 人には3万種あると言われる。
  体から水を除くと、残りのほとんどはタンパク質で、
 3分の1は筋肉、5分の1は骨と軟骨、10分の1は
 皮膚、残りは臓器等にある。
  繊維状のコラーゲン、ケラチン、血液凝固因子、
 筋肉繊維がある。
  球状の酵素、アルブミン、グロブリン、血色素、
 ホルモンがある。
  アルブミンとしてアミノ酸を蓄え、糖、脂肪に転換し、
 エネルギー源となる。
  酸素を運ぶヘモグロビンや鉄を運ぶトランスフェリンなど、
 輸送をうけ持つ。

欠乏症状

身体的症状

 疲れやすい、元気がない、病気にかかりやすい、
 抵抗力、免疫力が低下する、各臓器が弱る、組織が萎縮、
 食欲不振になる、体がむくむ、傷の治りが遅い、
 肝臓が弱る、顔色が悪い、貧血、冷え性、動脈が硬化しやすい、
 頻脈、心臓が不調、血圧が低下する、ぎっくり腰になりやすい
 脱毛する、爪が弱る、(爪の)伸びが悪い、便秘、下痢 など
 
精神的症状

 やる気が出ない、新しいことをする気が起こらぬ、
 ものごとを続けられない、気むずかしい、怒りっぽい、
 無感動、無関心、無気力、不機嫌になる、孤独を好む
 うつ状態になる など

脳に関する症状

 頭脳活動が低下する、知的能力が低下する


以上です。

これまで、数回にわたって、
鉄分、亜鉛、ビタミンB群、タンパク質の
各働きと欠乏症状について、
お伝えしてきました。

何度かお伝えしているように、
鉄欠乏性貧血というのは、
鉄だけの不足が原因で発症する病気ではなく、
こうした複数の栄養素の欠乏によって、
起こる病気だからです。
(厳密には、これらの栄養素以外にも、
不足してしまう栄養素はあります)


以前、私が体験した鉄欠乏性貧血の症状を、
皆さんにお伝えしました。

はじめは、なぜ数多くの症状が、
全身や心、脳にまで表れてしまったのか、
理由が分かりませんでした。

しかし、1つ、1つ、
栄養素の欠乏症状について調べた結果、
結局はすべての症状は、
鉄と亜鉛とビタミンB群とタンパク質の
欠乏症状だったことが分かりました。


皆さんにも、そのことをお伝えしたいと思い、
少々、詳細すぎるとは思いましたが、
各栄養素のおもな欠乏症状を取り上げました。


ちなみに、ビタミンB群のところで、
私に言語障害の症状が表れたのは、
ビタミンB1の欠乏が原因だと分かり、
納得したという話をお伝えしました。


しかし、それ以外にも鉄や亜鉛、
その他のビタミンB群、そしてタンパク質も、
これまでお伝えしてきたように、
欠乏により脳機能を低下させてしまいます。

そのため、ビタミンB1だけに限らず、
総合的な栄養不足が、
言語障害を含む、脳機能全体の低下を
招いたのだと、後ではっきりと知りました。


それについては、また改めて
くわしくお伝えしようと思います。


栄養素について、もっと詳しく知りたい方は、
私が参考にさせて頂いた、
「新版 薬剤師がすすめる
ビタミン・ミネラルのとり方」の本を、
ぜひ読んで頂ければと思います。


栄養素に関する、
多くの専門的な知識が得られますので、
治療の助けになってくれると思います。


次回は、ナイアシンを服用後の変化について、
お伝えしようと思います。


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2017年02月09日

ビタミンB群が多く含まれる食材

前回まで、2回にわたりビタミンB群の
不足によって引き起こされる、
欠乏症状について、取り上げました。

今回は、ビタミンB群を食事から摂る際に、
効率よく摂取できるように、
各ビタミンB群が多く含まれる食材を、
皆さんにお伝えしますね。

その前に、大事なことが2点あります。

多く含まれているからと言って、
これから紹介する食材ばかりを、
偏って食べることはしないで下さい。

前にもお伝えしましたように、
同じ食品ばかりを食べ続けていますと、
フードアレルギーになってしまう恐れがあります。

また、同じ食材ばかりを食べていると、
その食品に含まれている、
特定の栄養素ばかりを摂取し続けることになり、
栄耀バランスが崩れてしまうので、
体にとって好ましい状態とは言えません。

それから、もう1つ。
食事療法は鉄欠乏性貧血を治すうえで、
とても大切なものですが、
あくまで治療の一環として行うものです。

食材に含まれる栄養素の量だけでは、
欠乏状態にある栄養素は補いきれませんので、
過信はしないで下さい。


なぜ、このようなことをお伝えするかと言いますと、
私自身、苦い経験があるからです。

まだ、子宮筋腫(粘膜下筋腫)を摘出する前、
大量の不正出血が続いていた時期に、
私は黒きくらげを毎日、食べていました。

いくつかのネットのサイトに、
「黒きくらげには鉄分が多く含まれており、
貧血の人にはお勧めの食材です」
と、書かれていたからです。

黒きくらげに含まれる鉄分は、
「五訂日本食品標準成分表」によりますと、
100gあたり35.2mg。

一見、とても多く見えますが、
1日に食べるのは、せいぜい2個くらいです。
1個の重さを2gとすると、
2個あたりの鉄分の摂取量は約1.4mg。

非常に微々たるものなんです。

このことに気がついたのは、
鉄欠乏性貧血で緊急入院した後のことでした。

ネットの情報を鵜呑みにして、
鉄分を摂取している気になっていた
自分を、大いに反省しました。

現在は、効率よく鉄分を摂取するために、
動物性の食品ですと、赤身の牛肉やレバー、
魚でしたらブリやマグロ、カツオを
意識して食べるようにしています。

植物性の食品ですと、鉄が含まれている
ひじきや湯葉、大豆粉をよく口にしています。
(昨年、ひじきは鉄含有量が、9分の1に
訂正されてしまいましたが、0ではないのと、
好きなので食べています)

しかし、こうした食材から
鉄分を摂取するだけでは、
鉄欠乏性貧血を治すには、
限界があります。

あくまで治療の主流は、私の場合は
栄養療法におけるサプリメントの摂取であり、
食事療法はその効果を高めるためのものと、
捉えています。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、
いよいよ本題に入りますね。

8種類のビタミンB群、それぞれについて、
多く含まれる一般的な食材を、
順に挙げていきますね。

ビタミンB1(100gあたりの含有量)

1位  豚ヒレ肉 0.98
2位  生ハム(促成) 0.92
3位  生ハム(長期熟成) 0.90
3位  豚もも肉 0.90
5位  焼豚 0.85
6位  たらこ(焼き) 0.77
7位  きな粉 0.76
8位  うなぎ(かば焼) 0.75
9位  たらこ(生) 0.71
10位 豚ロース肉 0.69


○ビタミンB2(100gあたりの含有量)

1位 豚レバー(肝臓) 3.60
2位 牛レバー(肝臓) 3.00
3位 鶏レバー(肝臓) 1.80
4位 レバーペースト 1.45
5位 鶏はつ(心臓) 1.10
6位 豚肉(心臓/はつ) 0.95
7位 牛はつ(心臓) 0.90
8位 魚肉ソーセージ 0.60
9位 うなぎ(かば焼) 0.74
10位 いかなご 0.81


ビタミンB3(ナイアシン)
    (100gあたりの含有量)

1位  たらこ(生) 49.5
2位  まぐろ(びんなが) 20.7
3位  めんたいこ 19.9
4位  かつお 19.0
5位  まぐろ(きはだ) 17.5
6位  干ししいたけ(乾)16.8
7位  いわし(丸干) 15.6
8位  まぐろの赤身 14.2
9位  豚肉(レバー) 14.0
10位 牛肉(レバー) 13.5


ビタミンB5(パントテン酸)
   (100gあたりの含有量)

1位  鶏レバー(肝臓) 10.10
2位  豚レバー(肝臓) 7.19
3位  牛レバー(肝臓) 6.40
4位  鶏はつ(心臓)   4.41
5位  たまごの卵黄 4.33
6位  ひきわり納豆 4.28
7位  たらこ(焼・生) 3.68
8位  納豆 3.60
9位   鶏ささみ 3.08
10位 うなぎ(きも)  2.95


ビタミンB6(100gあたりの含有量)

1位  まぐろ(びんなが) 0.94
2位  牛肉(レバー) 0.89
3位  まぐろ/赤身 0.85
4位  いわし(丸干) 0.68
4位  鶏ひき肉 0.68
6位  鶏肉(レバー) 0.65
7位  さけ(しろ鮭) 0.64
8位  豚肉(レバー) 0.57
9位  鶏むね肉(皮なし) 0.54
10位 さんま(開き) 0.54


ビタミンB12(100gあたりの含有量)

1位  しじみ 62.4
2位  牛肉(レバー) 52.8
3位  あさり 52.4
4位  はまぐりの佃煮 45.4  
5位  鶏肉(レバー) 44.4
6位  いわし(丸干) 29.3
7位  はまぐり 28.4
8位  かき(生) 28.1
9位  豚肉(レバー) 25.2
10位 さんま(焼き) 19.3


葉酸(100gあたりの含有量)

1位  鶏レバー(肝臓) 1,300
2位  牛レバー(肝臓) 1,000
3位  豚レバー(肝臓) 810
4位  たたみいわし 300
5位  えだまめ 260
6位  モロヘイヤ 250
7位  なの花 190
8位  しゅんぎく(生) 190
9位  たまごの卵黄 140
10位 ブロッコリー・納豆・そら豆 120


ビオチン(100gあたりの含有量)

1位  豚レバー 92.3
2位  大豆  61.2
3位  くるみ 36.9
4位  えんどう豆 18
5位  モロヘイヤ 13.6
6位  菜の花 12.2
7位  大葉 5.1
8位  パセリ 4.1
9位  ミニトマト 3.6
10位 柿 2.0


以上です。

2つ以外のビタミンBにおいて、
レバーがランクに入っていた点に、
気づいて頂けましたでしょうか?

レバーは鉄分が豊富なので、
貧血に良いとよく言われますが、
実はビタミンBも豊富に含んでいるのです。

それから、亜鉛も多く含んでいます。

週に1回でも、いずれかのレバーを
食べる習慣をつけて頂くと、
体に不足している栄養素を、
効率よく摂取することができるので、
おすすめの食材です。

各ランキングを作る際には、
スーパーで気軽に購入できる食材の中から、
特に含有量が多い物を選んで、
挙げておきました。

ぜひ食材を買われるときには、
参考にしてみてくださいね。


この次は、タンパク質の欠乏によって、
引き起こされる欠乏症状について、
お伝えしようと思います。



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2017年02月07日

ビタミンB群の欠乏による症状・・・2

前回は、ビタミンB1、B2、B3、B5の
各働きと欠乏症状についてお伝えしました。

今回も引き続き、ビタミンB群の
不足によって引き起こされる、
欠乏症状についてお伝えしますね。


ビタミンB6

働き

   体タンパクの合成や造血に関与する
   脳の働きに関与する
   神経伝達物質の生成や抗アレルギー作用に関与する
   脂質の抗酸化に働く
   免疫を刺激し、がん細胞の増殖を抑制する

欠乏症状

身体的症状

   だるい、疲れやすい、感染に対し抵抗力が落ちる
   解毒力低下、タンパク質代謝の停滞、
   コレステロールが増える、血圧の上昇、神経の痛み
   まぶたのけいれん、下唇の震え
   尿に糖が出る、肝臓不調、貧血 など

精神的症状

   神経質、神経過敏、音に過敏、いらいら
   怒りっぽい、興奮しやすい、驚きやすい
   緊張しやすい、不安、うつ状態になりやすい など

脳に関する症状

   集中力が低下する、脳組織に退行変化が起きる
   学習能力の低下 など


ビタミンB12

働き

   糖質、脂質の代謝、タンパク質の合成に働く
   赤血球、白血球の生産に働き、悪性貧血を防ぐ
    ビタミンCの正常な血中レベル維持に必要
   鉄やビタミンB5の働きを助け、葉酸の再利用や
  コリン生成を助ける など

欠乏症状

身体的症状

   手足のしびれ、ふるえ、まひ
   知覚の異常、感覚の異常
   手足の感覚、温度感覚を失う
   筋力低下、筋肉痛、下肢の脱力、歩行困難
   舌がただれる、口内炎、口角のただれ
   味覚の障害、どもる、免疫力の低下 
   血糖が上昇する、肝臓の障害 など

精神的症状

   ストレスに弱くなる、うつ状態、気分がふさぐ
   いらいらする、神経過敏、意味のない恐怖感
   精神の異常、幻覚がある など

脳に関する症状

   学習能力の低下、思考遅延、集中力の低下、ぼける
   など


葉酸

働き

   アミノ酸の代謝に働く、抗体産生に働く
   細胞の新生、増殖に必須である
   胎児の正常な発育と神経管欠損症の予防に必要
   消化器系の健康、肝臓の働きを助け、皮膚の健康に必要

欠乏症状

身体的症状

   貧血、疲れやすい、体重減少、虚弱で顔が蒼白い
   むくむ、動悸、息切れ、めまい、狭心症、心筋梗塞
   血小板減少、出血傾向、傷の治癒が送れる
   筋肉の運動調整能力が低下
   舌炎、舌が赤くなり痛む、舌がつるつるすべすべ
   唇の潰瘍、口咽が痛む、食道炎、
   口内炎、口角炎、歯茎が弱る
   食欲不振、嘔吐、下痢 など

精神的症状

   神経過敏、不機嫌、うつ状態、虚脱感
   不眠、過度の幸福感、錯乱 など

脳に関する症状

   健忘症、記憶の障害 など


ビオチン

働き

   糖代謝、脂肪の合成、タンパク質を尿素に分解するのに関与
   葉酸の活性化、B5、B12利用に働く
   肝臓でコレステロール代謝に関与
   骨、骨髄、汗腺、皮膚、神経組織、血球、髪、男性性腺の
  健康維持に関与  など

欠乏症状

身体的症状

   慢性疲労症候群、脂肪肝、だるい、疲れやすい、
   免疫力低下、
   筋力が低下、筋肉が痛む、手指がふるえる
   知覚が異常、感覚が異常、過敏
   目の角、口角に発疹、乾癬
   舌炎、肌の色がくすんでくる、白髪、脱毛、肌のむくみ
   髪の成長が遅れる、止まる など

精神的症状

   気分がふさぐ、うつ状態、無気力、不眠
   不安神経症、神経過敏、感覚が過敏
   錯乱、幻覚、精神活動の抑制 など

脳に関する症状

   なし


ビタミンB群の欠乏症状は以上です。

ビタミンは、英語で「絶対不可欠な」という
意味を持つとおり、人間が生きていく上で、
欠かすことのできない栄養素です。

いくつかのビタミンB群の欠乏症状に、
貧血が含まれていたことに、
気づいて頂けましたか?

また、タンパク質の合成や肝臓の働き、
造血に関与しているビタミンBもありました。

このように、鉄欠乏性貧血を治すためには、
ビタミンB群の摂取も重要なのです。


ちなみに、「新版 薬剤師がすすめる
ビタミン・ミネラルのとり方」の冒頭には、
栄養素が不足した状態から、
欠乏症状が出現するまでの流れが、
詳細に書かれていますので、
抜粋してご紹介しますね。


以下抜粋

「ビタミン不足の体内変化」

ビタミン不足 

     ビタミン摂取不足が続くと体内で段階的変化が現れる

体内ビタミン低下

     ビタミン欠乏の初めの段階では、
    体に蓄えられているビタミンが徐々に失われ、
    血液中や尿中排泄のビタミン量の減少が見られる

生化学的変化

     体内ビタミン量がある程度以下になると、
    ビタミンの協力で行われている体内代謝反応に
    異常が起きてくる。
     ビタミンを含む酵素が減ったり、活性が低下する。
     これは、生化学的な検査の変化としてみられる。

僅かな欠乏で体調変化(潜在性欠乏症)

     体内の代謝異常が始まり、エネルギー生産の低下とか
    ビタミンが関係する色々な生理的反応が乱れてくる。
     その結果、体調の変化として現れる。
     しかし、それが栄養不足が原因で起こった、
    とは理解されにくい。
     疲れる、ゆううつ、食欲がない、眠気や不眠が
    現れるなど体の調子が良くないが、
    医者にかかるほどではない。

欠乏症 

     次の段階になると、ビタミン欠乏の
    特徴のある欠乏症が現れる

組織の病変 

     この段階でビタミンの補給がされないと、
    臓器や組織に病的変化が現れ
    ついには生命の危険が起きてくる。

 「新版 薬剤師がすすめるビタミン・ミネラルのとり方」より


ちなみに、著者は臨床実験として、健康なボランティアを対象に、
ビタミンB1だけが不足している食事を、
一定期間にわたり食べ続けてもらうという試みを行ったそうです。

すると、数日で「無気力、ゆううつ、食欲不振、
疲労感」の症状が、
1ヶ月で「心臓、胃の変調、不眠、便秘、手足のしびれ、
頭の回転が鈍る、集中力が低下する」の症状が現れ、
5ヶ月が経った頃には、「心電図が乱れ、胃酸の分泌停止」
に至ったそうです。


私は、鉄欠乏性貧血の症状に関して、
ずっと心の中で、
「鉄欠乏性貧血で緊急入院した時期よりも、
なぜヘモグロビンが12を超えた回復期の方が、
心身の症状がずっと多くて、
精神的に不安定な状態に陥ってしまったのだろう」
と疑問に思い続けていました。


本のこのページを読んで、
しばらくの間は、体内に蓄積されていた栄養素で、
多量出血により損失した分の栄養素を補っていたから、
表に現れる症状が少なかったのだと、
ようやく理解することができました。


実は、栄養療法を開始する以前も、
当時通っていたクリニックの医師に勧められ、
「舌の表面のしびれ」や、「舌の縁のぎざぎざ」の
症状を改善させる目的で、
市販のビタミンB群のサプリメントを
摂取していました。

しかし、薬局でサプリメントを見て頂けると
お分かり頂けるように、
国内で販売されているサプリメントですと、
1日分の必要摂取量程度しか、
含有されていません。

そのため、不足分を補うことができないまま、
体内に蓄積されていたビタミンB群が底をつき、
欠乏段階が進んで、
「音に過敏」「いらいら」「言語障害」などの、
ビタミンB群特有の欠乏症状が、
いくつも表れてしまったのだと思います。

あのまま放置していたら、もしかしたら自分は、
今頃、命の危機に陥っていたかもしれない。
そう思ったら、ぞっとして涙が出ました。


もしも、皆さんの中に、
ビタミンB群の欠乏症状がすでに現れてしまっている、
という方がいらっしゃいましたら、
できれば栄養療法を受けて頂きたいです。


それが無理なら、少し前にご紹介した
アメリカのサプリメントメーカーやショップで、
ビタミンB群のサプリメントを購入し、
すぐにでも補って頂けたらと願っています。

次回は、ビタミンB群が多く含まれる、
食材についてお伝えしようと思います。

  


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2017年02月05日

ビタミンB群の欠乏による症状

以前、鉄と亜鉛の欠乏症状について、
お伝えしました。

亜鉛欠乏の症状https://fanblogs.jp/hinketu/archive/53/0
鉄欠乏の症状https://fanblogs.jp/hinketu/archive/58/0

今回からは2回にわたって、
ビタミンB群の不足によって引き起こされる、
欠乏症状についてお伝えします。

ビタミンB群とは、「群」とついているように、
1つではなく、8つのビタミンBの総称です。

具体的な名称を挙げますと、
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3(ナイアシン)、
ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミン6、ビタミンB12、
葉酸、ビオチンです。

これらはそれぞれ、体内で働く場所が違うため、
欠乏症状も異なっています。

各ビタミンB群の働きと欠乏症状について、
1つずつ、お伝えしていきますね。

参考資料(これらの資料から、抜粋させて頂きました)
http://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/200907/vitamin.html
http://www.orthomolecular.jp/nutrition/vitamin_b/

新版 薬剤師がすすめるビタミン・ミネラルのとり方
             福井 透著   



ビタミンB1

働き

    糖質を体内でエネルギーに変換する
    アルコールの代謝に関係する
    脳や神経の正常な働きに関与する
    食欲を正常に保ち、胃酸の分泌を高め、消化吸収を助ける
    など

欠乏症状

身体的症状

   脚気、だるい、疲れやすい、動悸、息切れ
   食欲不振、便秘、手足の先のしびれ
   脚が重い、むくむ、スタミナ低下、免疫力低下
   頭痛、肩こり、難聴、腰痛、胸痛、腎臓の機能低下
   目が充血し、涙が出る など

精神的症状

   気分がふさぐ、うつ状態、心配性、無気力、無関心
   不安感や漠然とした恐怖感、
   音に過敏で、騒音に耐えられない
   情緒不安定、いらいら、興奮しやすい など

脳に関する症状

   頭の回転が悪くなる、判断力の低下、集中力がなくなる
   記憶障害、言語障害 など
       

ビタミンB2
   
働き
  
    脂質の代謝に関わる
    脂質をエネルギーに変える
    脳と肝臓の働きに関与する
    皮膚や粘膜の代謝に関与する
    脂肪酸の合成分解、タンパク質の合成
    目の健康、エネルギーの供給に関与 など

欠乏症状

身体的症状

    肝機能の低下、 弱い光でもまぶしく感じる
    眼精疲労、目のかすみ、涙が出る
    皮膚が日光に過敏になる、耳たぶの周りがかゆく、赤くなる
    顔にしみ、しわができる、爪がもろくなる
    皮膚病が治りにくい、唇の荒れ
    舌が腫れる、舌の先に歯形がつく
    口角がただれ、切れ、痛む 口内炎
    のどがただれ、腫れ、痛む
    体がだるい、疲れやすい など   

精神的症状
    
    いらいら、神経質、うつ状態、無気力、無力感

脳に関する症状

    記憶力の低下


ビタミンB3(ナイアシン)

働き 

    脳神経系の正常な働きに関与する
   血液循環を良くする、血管拡張作用を持つ
   薬物の代謝に関与
    皮膚や粘膜の炎症を防ぐ
    神経症状を防ぐ  など 

欠乏症状

身体的症状

    だるい、疲れやすい、痩せる    
    元気がない、低血糖、免疫力低下、解毒力低下
    足の痛み、手足のまひ
    下痢、肝臓の不調、血液循環が悪くなる
    視力障害、血圧の上昇、頭痛、貧血
    など

精神的症状

    いらいら、興奮しやすい、うつ状態
    陰気なふさぎや無関心、やる気が出ない
    うれしい、楽しいという感情を味わいにくくなる
    決断力がない、異常な恐怖心
    情緒不安定、不安感、神経過敏、不眠

脳に関する症状

    思考の障害、知能の低下
    物忘れ、記憶を喪失、思考の障害、知能の低下
    時間や場所の観念を失う
    など

ビタミンB5(パントテン酸)

働き
 
     糖質、タンパク質、脂質代謝に関与し、 
     血糖値の調整に関与
    DNAの複写に働く、神経組織、筋肉組織の生成に働く
     肝臓における薬や毒素の解毒に働く
     神経、副腎皮質の機能を正常に保つ
     皮膚や毛根に栄養を与える など

欠乏症状

身体的症状

    だるい、疲れやすい、免疫力低下、風邪にかかりやすい
    自律神経失調症になりやすい、起立性の低血圧
    頻脈、貧血、視力の低下、緑内障になりやすい
    傷の治りが遅い、排尿困難
    手足のしびれ、手足がよくちくちく痛む、足のほてり
    筋力低下、食欲不振、便秘
    など

精神的症状

    いらいら、神経質、興奮しやすい、短気、怒りっぽい
    喧嘩早い、緊張しやすい、無気力、孤独を好む
    うつ状態

脳に関する症状

    なし


今回は、半分の4つのビタミンB群について、
列記してみました。

それぞれのビタミンBごとに、多くの役割や働きがあり、
不足すると、心身や脳にさまざまな影響が表れてしまうことに、
驚きを感じた方が多かったのではないかと思います。

私が体験した鉄欠乏性貧血の症状の中で、
日常生活にもっとも大きな影響を及ぼした症状の1つが、
言語機能の低下でした。


なぜ自分は、言語機能が低下してしまったのだろうかと、
ずっと疑問に思い、理由を知りたいと思っていました。

そうした中、平成27年12月に、
「新版 薬剤師がすすめるビタミン・ミネラルのとり方」
という本に出会い、ビタミンB1の欠乏症状の中に、
「記憶や言語が障害される」という一文を見つけました。


これを読んだとき、私は「ようやく原因が見つかった」
と思い、そうだったのかと納得しました。


他にも、以前お伝えしたように、私は一時期、
テレビの物音やお店のBGMがうるさく
感じられることに悩まされていました。


やはり、ビタミンB1の欠乏症状の中に、
「音に過敏で、騒音に耐えられない」というものがあり、
ビタミンB1の不足が原因だったと分かりました。


それ以外にも、「いらいら」「うつ症状」
「記憶力や思考力の低下」など、
亜鉛や鉄の欠乏症状に共通している症状が、
ビタミンB群の欠乏によっても
引き起こされることを知りました。


ちなみに、同じく欠乏していたビタミンD3も、
欠乏すると「うつ症状」が出てしまうそうです。

このように、いくつもの栄養素の欠乏症状が、
集中して重なってしまっていたのですから、
約1年にわたり、心身に大きな打撃を受けていたのも、
無理はないと納得しました。

ビタミンB群は、水溶性ビタミンといって、
多めに摂取してしまっても、
尿中に溶けやすいので、
過剰症になりにくいのが特徴です。

その点は良いのですが、
つまりは体内に蓄積することが難しい栄養素
でもあるのです。

そのため私は、サプリメント以外にも日常の食事や、
風邪を引いたときには栄養補助食品からも、
ビタミンB群を意識して摂取するようにしています。


各ビタミンB群が、どの食材に多く含まれているかについても、
この先の記事でお伝えしますので、
皆さんにも、ぜひビタミンB群をふだんの食事から、
気をつけて摂取して頂きたいと思っています。

残りのビタミンB群については、
次回の記事でお伝えしますね。


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2017年02月03日

お勧めのサプリメントショップ


今回もサプリメントに関する記事です。

前回までの3つの記事では、
アメリカの老舗サプリメントメーカーである、
ダグラスラボラトリーズ社とピュリタンズプライド社の
2社についてお伝えしました。

今回は、メーカーではなく、
アメリカのサプリメントを安価で購入できる、
ショップに関する情報です。

栄養療法では、主要栄養素と補助栄養素の
2種類の栄養素を摂取する必要があることは、
以前、お伝えしました。

私が処方された栄養素を例に挙げますと、
主要栄養素が鉄、亜鉛、ビタミンD、ビタミンEなどで、
補助栄養素は、銅、セレニウム、マンガンなどです。

現在、私はダグラス社とピューリタンズ社の2社を中心に、
サプリメントを注文して購入していますが、
その際、これらのメーカーでは販売されていない、
もしくはたまたま品切れである、という栄養素が
出てくる場合があります。

そうした場合に、頼りにしているのが、
数多くのアメリカ製メーカーのサプリメントを
取り揃えているサプリショップです。

代表的なのが、iHerbというショップです。
http://jp.iherb.com/
サプリメントだけでなく、アメリカの1200以上のブランドと、
35000以上のブランド製品が揃っています。

商品が多いので、目移りしてしまいがちですが、
製品説明や各商品についているカスタマーレビューに目を通し、
☆が多くて、効果があったというレビューの多い商品を選び、
購入しています。

取り扱っている商品が多いため、
含有量もさまざまで、処方量に合った商品を選びやすいのも、
このお店の良いところです。

また、到着までの日数が、非常に早いのも
このお店の特徴で、クレジットカードでの注文の場合、
注文から3日以内に到着することが多いです。
急ぎの場合には、特にお勧めです。
(在庫切れの場合を除く)

ただ、1点、注意して頂きたいことがあります。
それは、アメリカ製のサプリメントだからと言っても、
すべての商品が、ダグラス社やピューリタンズ社のように、
品質保証がされていて、効果が高いとは限らない
ということです。

価格が安い商品も多いため、
つい飛びつきそうになるかもしれませんが、
購入する前に、まずはレビューをじっくり見て、
(英語が得意な方は、ぜひ英文のレビューにも目を通して下さい)
効果を感じている人が、どれくらいいるのかを、
きちんと確かめてから購入して頂きたいと思います。
 
ちなみに、購入時に下記のURLから
ショップに行って頂きますと、
割引が受けられますので、ご利用下さい。
https://secure.iherb.com/rewards/overview/
紹介アカウントID: VMF871


他には、アメリカのカリフォルニア州にお店がある、
サプマートもお勧めです。
https://supmart.com/

こちらのお店のカスタマーサポートスタッフは、
全員がアメリカ在住の日本人だそうですので、
問い合わせをされる際には、
日本語でのサポートが受けられるそうです。

こちらのお店の良いところは、
くわしい商品説明や効能が日本語で書かれていて、
分かりやすいことです。

やはり、各商品にはレビューがついていますので、
レビューにもじっくりと目を通して、
選んで頂けたらと思います。


その他にも、日本国内のアマゾンや楽天でも、
一部のアメリカ製サプリを購入することができます。

ただし、注文先はアマゾンや楽天であっても、
アメリカから発送される商品もあり、
その場合は日数が掛かってしまいますので、
その点にはご注意下さい。

私は、栄養療法を始めて、もうすぐ2年になりますが、
サプリメントメーカー以外に、
こうしたショップも利用しながら、
サプリメントの代金をなるべく抑えて、
毎回購入しています。

今まで、サプリメントを飲んで具合が悪くなったのは、
先にお伝えしたダグラスの「二価鉄+ビタミン」だけで、
それ以外の商品は問題なく摂取し続けています。

だいぶ全体の数値が良くなってきて、
検査が半年に1度になりましたので、
現在は半年分をまとめ買いしています。

今回も含め、お伝えしたサプリメントのメーカーやショップは、
アメリカ国内に本社やお店がありますので、
もしかしたら抵抗を感じるという方も
中にはいらっしゃるかもしれませんが、
思い切って、試してみて頂ければと思います。

サプリメントに関するお話は、
今回で終わりです。

次回からは、また鉄欠乏性貧血に関する内容を、
お伝えしますね。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0


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2017年02月01日

お勧めのサプリメントメーカー

前回までの2回にわたって、
アメリカの老舗サプリメントメーカー、
ダグラスラボラトリーズ社について、
お伝えしました。

ダグラス社は、豊富なラインナップで
さまざまな栄養素を提供していますが、
すべての栄養素が揃っているわけではありません。

そこで今回は、他のサプリメントメーカーの中から、
ダグラス社と同じく、私が摂取してみて、
品質が確かで、効果を感じているお勧めのメーカーを、
お伝えしようと思います。

ダグラス社と同じく、老舗で信頼のおけるサプリメーカーに、
ピューリタンズプライドという会社があります。
(URLが長すぎて、コピペできないので、
検索を掛けてホームページをご覧下さい)

日本語の公式ページを見ますと、
サプリメントの安さを前面に出しており、
少々不安を感じられるかもしれませんが、
(私も最初はそうでした)
アメリカのニューヨーク州に拠点を置く、
40年以上の歴史があるメーカーです。

1000種類以上の高品質なビタミン、
ミネラル、ハーブの商品を販売しており、
食品品質基準を満たした
サプライヤーの原材料のみを使用しているそうです。
http://www.puritan.jp/aboutpuritan.html?icid=ros-_-footer-_-about

もう1つ、ピューリタン社の特徴として挙げられるのは、
お得なまとめ買いができるところです。
どの商品も、3個買うと50%オフで、
5個買うと60%オフになります。

栄養療法の場合、栄養素の処方量が多いうえに、
摂取する期間が3〜4ヶ月間と長いため、
1種類のサプリメントをいくつも買わないといけない場合もあり、
お得にまとめ買いができるのは、経済的に非常に助かるのです。

1点、ピューリタン社に関することで、
注意して頂きたいのは、
ニューヨークから空輸で届きますので、
注文から商品の到着までに、
1週間は掛かる場合が多いことです。


初めて私がピューリタン社から購入したのは、
ビタミンDのサプリメントでした。

届いた商品を見て、粒のあまりの小ささに驚きました。
こちらに実寸代の写真がありますが、
http://www.puritan.jp/vitamin-d3-10000-iu-035872.html#icid=dropdown-_-vitaminssupplements-_-lettervitamins&start=5
縦約6mm、横約11mmしかなかったからです。

こんなに小さな粒に、本当に10000IUもの
ビタミンDが入っているのだろうか。

効果はあるのだろうか。

今、振り返ると、ピューリタン社に申し訳ないのですが、
当時はこんな半信半疑な気持ちで、
2回目の血液検査の結果が出る8月までの間、
4ヶ月間、飲み続けていました。

ところが、2回目の血液検査の結果を見て驚きました。
ビタミンDの数値が23から52へと、
きちんと上がって正常値になっていたからです。
(ビタミンDは、20未満が欠乏状態で、
正常値は50〜80の間です)

以来、サプリメントを購入する際は、
ダグラス社とピューリタンズプライド社の
商品を中心に、
購入するようになりました。

ただし、ピューリタン社に関しても、
私に効果があっても、全員の方に同じような
効果が出るとは限りませんので、
その点はご理解ご了承下さい。

この次も、お勧めのサプリメントのショップを
お伝えしますね。


これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0

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2017年01月30日

ネットで安くサプリメントを購入する方法・・・2

前回の記事は、アメリカの老舗サプリメントメーカー、
ダグラスラボラトリーズ社に関するお話でした。

記事の終わりで、ダグラス社のサプリメントを
安価で販売しているネットショップを見つけたとお伝えしました。

それは、ドクターサプリUSAというショップです。
https://usa-dr-supple.shop-pro.jp/

このショップでは、ダグラス社を筆頭に、
アメリカ国内の医師が患者に処方している、
品質の優れたサプリ、いわゆるドクターズサプリメントを
厳選して販売しています。

お店はカリフォルニア州にありますので、
注文しますと、アメリカから発送されます。
注文画面は日本語ですので、
英語が心配という方も、問題なく注文できると思います。

このショップで注文される際に、
注意して頂きたいことが3点あります。

1点目に、正規販売店ではないため、
ダグラス社の商品がすべて揃っているわけではないこと。

2点目に、アメリカから商品を直輸入する際には、
1回の注文でかかる金額が、ある一定金額を超えてしまうと、
商品代金に対して関税と国内消費税(合計約15%)が、
課税されてしまう可能性があるということ。

3点目に、商品は空輸で送られてくるため、
商品を注文してから届くまでの間に、
1〜2週間は掛かってしまうということ。

この3点を、心に留めておいて頂ければと思います。

私は、その時に必要なサプリメントの種類に応じて、
ダグラス社の東京支社から購入したり、
ドクターズサプリUSAから購入したり、
または送料の安いアマゾンで購入したりと、
臨機応変に一番安い方法で注文しています。

この後、お勧めのサプリメントをお伝えしますが、
血液検査によって処方される
サプリメントの種類や処方量は、
個々の方の体質や体調、症状などによって
違いがありますので、
あくまで参考として読んで頂ければと思います。


私が毎回購入している、ダグラス社の商品は、
「メガミン 1/3スプリット」という商品です。
https://www.d-sup.com/brand/douglas_laboratories/198/

このメガミンには、下記のような多種類の栄養素が
含まれており、効率よく摂取できるからです。

栄養成分含有量(6タブレットあたり) 

ビタミンD 10μg
カルシウム 1,000mg
マグネシウム 500mg
鉄 30mg
亜鉛 22.5mg
銅 3mg
マンガン 10mg
カリウム 95mg
クロム 200μg
セレン 100μg
ベタイン 76mg
グルタミン酸 80mg
クロライド 90mg
海藻灰 150μg

ただし、6タブレットにすると、
全体的な栄養素の摂取量が多くなりすぎるため、
2〜3タブレットを服用し、足りない鉄や亜鉛の量は、
それぞれ買い足して飲んでいます。

鉄でお勧めなのは、ダグラス社の
「タイムリリースアイアン」です。
https://www.d-sup.com/brand/douglas_laboratories/279/
この商品は、ヘム鉄ではなく、
アメリカで開発されたフェロニーロ鉄という
鉄を使用していますが、ヘム鉄と同じくらい、
吸収が良いそうです。

実際、血液検査の数値は、確実に上がっており、
品質的には問題ないと思います。

この商品の良い点は、体内で6〜8時間かけて
吸収されるように加工されているため、
鉄分を服用した際に起こりやすい、
吐き気や胃腸障害などが起こりにくいことです。

実は、私は1度だけ、
ダグラス社が家庭向けに開発した、
バイタルケアーズシリーズの「二価鉄+ビタミン」の商品を、
値段の安さに惹かれて購入したことがあります。

同じダグラス社の商品なのに、
飲み始めたその日から、吐き気や胃痛、食欲不振の
胃腸障害が起きてしまいました。


そのため、飲むのを途中で断念し、
タイムリリースアイアンに戻したところ、
胃腸障害は治まりました。
ですので、胃が弱い方、副作用が心配な方には、
タイムリリースアイアンをお勧めします。


ちなみに、「タイムリリースアイアン」は、
鉄分の含有量が1粒27mgと多めで、
「メガミン 1/3スプリット」と合わせると、
おそらく処方量を超えてしまうと思います。

私は、タイムリリースアイアンをハサミで半分に切ったり、
メガミンの量を減らしたりして、その都度調整しています。
ハサミで半分に切っても、
血液検査の結果はきちんと改善しており、
問題はありませんでした。

また、亜鉛でお勧めなのは、やはりダグラス社の
「ジンク(亜鉛)」です。
https://www.d-sup.com/brand/douglas_laboratories/38/

1カプセルあたり30mg入っており、
栄養療法向けの処方量となっています。
亜鉛のサプリメントには、独特の亜鉛臭さがあるのですが、
カプセルですので味がなく、飲みやすいのが特徴です。

3つめに、ビタミンB群でお勧めなのは、
こちらもダグラス社の「ビタミンBー100 1/4」です。
https://www.d-sup.com/brand/douglas_laboratories/195/


こちらの商品の良いところは、
もともとは1錠にビタミンB各種が、
それぞれ100mg含まれていたのを、
4分の1サイズにしたことで、
各種25mgずつになったことです。

飲みやすくなったうえに、
処方に合わせて調整しやすくなり、
とても便利になりました。
含有量は下記の通りです。

成分量(4タブレットあたり)

ビタミンB1 100mg
ビタミンB2 100mg
ビタミンB3 100mg
ビタミンB5 100mg
ビタミンB6 100mg
ビタミンB12 100μg
葉酸 400μg
フォスファティディルコリン 100mg
イノシトール 100mg
ビオチン 100μg

私は、ビタミンB3(ナイアシン)以外の
ビタミンは、大半が176mgの処方に
なっていますので、1日7錠飲んでいます。

数値が改善していけば、
量は減っていくと思いますので、
それを期待して飲み続けているところです。

一応、お勧めのサプリメントをお伝えしましたが、
個人差がありますので、私に効果があっても、
全員の方に同じように効果があるとは限りません。
その点は、ご理解ご了承頂けますようお願いいたします。


次回は、ダグラス社以外の
お勧めのサプリメントメーカーをお伝えしますね。


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ネットで安くサプリメントを購入する方法・・・1

今回から数回にわたって、
新しく栄養療法を始められる方向けに、
または始めてみようかな、と迷っていらっしゃる方向けに、
ネットで安くサプリメントを購入する方法について、
お伝えしようと思います。

以前、私がクリニックで処方された、
サプリメントの種類と処方量についてお伝えしました。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/49/0

この記事をご覧頂くとお分かり頂けるように、
栄養療法で飲むサプリメントは、
1つ1つの栄養素の処方量が非常に多いうえに、
なじみのない栄養素を指定される場合もあります。

栄養解析の結果が出た後は、おそらくクリニックで、
指定のサプリメントを勧められると思いますが、
そうしたサプリは値段が高めの場合が多いです。

そのため、もしも継続して購入し、
飲み続けるのは経済的に難しいという方には、
ネットショップで安く購入するという方法をお勧めします。

ただし、ネットショップでサプリメントを選ぶ際には、
検索すると数多くの商品が出てきてしまうため、
どの会社の商品を選んだら良いか、
迷ってしまう方がほとんどだと思います。

私自身もそうでした。

栄養療法開始後1ヶ月目は、
クリニックで購入したサプリメントを飲んでいましたが、
2ヶ月目以降はどのサプリメントを飲んだら良いのかと、
毎日、ネットで検索をしながら、悩みに悩んでいました。

そうした状況を打開して下さったのは、
実は、セカンドオピニオンを受けたクリニックの院長でした。

院長は、鉄欠乏性貧血の患者さんたちに、
アメリカのサプリメントメーカー、ダグラスラボラトリーズ社の
商品を選び、飲ませていると教えてくれたのです。

ダグラス社のサプリメントで、患者さんたちの数値が
良くなっているという院長の言葉を聞いた私は、
さっそく帰宅後に、ネットでダグラス社の
ホームページを見てみました。
https://www.d-sup.com/supplement/

すると、下記のようなことが記載されていました。

1.創立から60年以上の歴史を持つ、
老舗のサプリメントメーカーであること。

2.予防医療社会であるアメリカにおいて、
医師が患者に処方するサプリメント一筋に、
製造を続けてきたこと。

3.体温以下の低温製造を行っており、
商品には活性化された栄養や成分が、
そのまま入っていること。

4.きわめて栄養素の含有量が多いこと。

5.3つの中立的な厳しい品質管理を
受けている商品であること。


また、ダグラスラボラトリーズ社の本社は、
アメリカのペンシルバニア州にありますが、
日本支社が都内にあり、支社のホームページから
商品を購入できることも分かりました。

日本支社のスタッフは、対応がとても迅速で、
クレジットカードでの注文の場合、
注文後3日以内には商品が届きます。
(在庫切れの場合を除く)

ただし定価での購入となるため、少々値が張ってしまいます。

また、楽天やアマゾンでも
一部のダグラス製の商品は購入できますが、
正規価格であるため、割引はされていません。

そのため、私はネットでさらに調べまして、
割引価格でダグラス社の商品を販売している
ネットショップを見つけました。

長くなりましたので、続きは次の記事でお伝えしますね。


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2017年01月26日

ビタミンB3(ナイアシン)の追加

サプリメントを飲み始めてからひと月近くが経った、
平成27年(2015年)4月の終わりから5月の初めに掛けて、
わずかですが症状にまた変化がありました。

前に、栄養を全身に行き渡らせるため、
毎日2時間、昼寝をしていたとお伝えしましたが、
この頃になると、昼寝をしなくても、
1日過ごせる日が多くなりました。
少し体力がついてきたのです。

表情や感情を失い、まるで人形のように
硬くなっていた顔も、少しほぐれてきて、
ごくたまにですが、人に挨拶をした時などに、
笑顔が出るようになりました。

とはいっても、ややはにかむ程度で、
まだ「笑う」ことはできませんでした。

この頃、話すことに関して、気になることがありました。
人と会話をしている最中、話し始めは順調なのですが、
だんだん話しにくくなってきて、
言葉がつかえたり、言い間違えをしてしまうのです。

5月初めのある日のことでした。
夫とその友人と3人で、川べりを散歩しているとき、
裸足で川遊びをしている女性が見えました。

まだ、気温は低めでしたので、驚いた私は
「あ、あの女の人、裸足で川に入っているよ」
と言おうとしたのですが、なぜか口から出てきたのは、
「あ、あの女の人、裸で川に入っているよ」
という言葉でした。

慌てて、「裸足の」と言い直しましたが、
「はだしの」がなぜ「はだかの」になってしまったのだろうと、
恥ずかしさとともに疑問を感じました。

こうした言い間違えは、その後も
日常生活の中でたびたび起こりました。

実は、この症状は今も少し残っているのですが、
言語に関する症状については、
またのちほど、くわしくお伝えしようと思います。


さて、サプリメントを飲み始めてから、
ちょうど30日目の5月8日。
この日、3回目の診察がありました。

この1ヶ月間での症状の変化について、
下記の内容を医師に伝えました。

・頭痛が取れた。
・まだ涙はよく出るが、すぐに泣き止むようになった。
・飲み始める前よりもやる気が増して、できることが増えた。
・食後の胃もたれの症状が、軽減してきた。
・風邪を何度か引きかけたが、市販の薬を飲んだり、
病院に行く前に 自然に治った。
・体の疲れやすさが軽減して、昼寝の回数が減った。
・お腹が空きやすくなり、前よりもよく食べるようになった。


医師は、さっそく効果が出ていることを、
とても喜んでくれた後で、
「症状には変化が表れているようですが、
血液検査の結果に表れてくるのは、
おそらく半年後くらいになると思います」
と言いました。

その後、気になっていた、
「テンションが上がらない」という症状について、
N医師に質問をしました。

「元気だった頃は笑い上戸だったのですが、
楽しいことがあっても気分が上がらなくて、
笑うことができなくて困っています。
今のサプリを飲み続けていたら、治ってきますか?」

すると医師は、神経伝達物質の資料を私に見せながら、
「感情に関わる神経伝達物質が働くためには、
タンパク質が重要なんですね。
それ以外にも、ビタミンB3や鉄が関わっています」
と、説明をしてくれました。

そういえば前回、処方されたビタミンB群のサプリメントには、
ビタミンB3も入っており、150mgを飲んでいました。

N医師はさらに、ビタミンB3を900mg追加してくれて、
合計で1050mg、翌日から毎日飲むことになりました。

ビタミンB3を飲み始めてからの変化については、
改めてお伝えしようと思います。



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2017年01月24日

鉄欠乏による症状

前回は、栄養療法を受けるまでの間、
私がずっと苦しんでいた、
「涙がよく出る」「涙が止まらない」という症状が、
サプリメントを飲み始めて間もなく、
治まったことをお伝えしました。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/57/0

涙に関する症状は、鉄欠乏が原因でした。

わずかな刺激でも泣いてしまう症状のことを、
医学用語では「易刺激性」と言います。
文字通り、「刺激を受け易い」という症状で、
おもに、貧血気味の乳幼児に表れるようです。
http://www.beanstalksnow.co.jp/babymom/fe_importance/

それまで飲んでいた、鉄剤による非ヘム鉄から、
サプリメントのヘム鉄に変わり、
体内への鉄の吸収が良くなったことで、
短期間で「易刺激性」の症状は治まりました。

前に、涙に関する症状を含め、
私が体験した鉄欠乏性貧血の症状は、
数回に分けてお伝えしましたが、
まだ「亜鉛」のようなきちんとした形では、
お伝えしていませんでしたね。
(亜鉛の症状はこちら
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/57/0) 

そこで今回は改めて、
「鉄」の不足によって引き起こされる、
欠乏症状についてお伝えしようと思います。

ビタミンやミネラルの不足と、症状との関連性について、
私が知る限りでは1番くわしい説明が載っている、
「新版 薬剤師がすすめる
ビタミン・ミネラルのとり方」から、
抜粋させて頂きますね。


体の症状

・だるい ・疲れやすい ・虚弱 ・顔色が悪い 
・粘膜が蒼白い ・脈が早い、動悸がする
・運動すると息切れがする
・頭痛、頭重 ・肩こり ・不眠
・免疫力低下 ・スタミナ低下
・病気しやすい ・心雑音 ・低体温、冷え性、寒がり
・失神、めまい、立ちくらみ ・耳なり ・微熱 
・朝起き難い ・髪が脆い ・指や足先に刺すような痛み
・爪が裂けやすい、匙状になる 
・低色素性貧血
など。

口の症状
 
・口角炎、舌炎、舌の先が痛む ・口内炎
・舌が赤くただれ、亀裂がはいる
・舌がつるつるになる
・辛いものが舌にしみる 
・食べものが咽につかえる

胃の症状

・食欲不振、消化不良、吐き気
・食道、胃粘膜の萎縮、慢性胃炎
・無酸症、お腹が張る ・便秘、下痢

精神症状

・いらいら ・不安 ・怒りっぽい ・うつ
・神経質 ・神経が過敏

脳に関する症状

・忘れっぽい
・注意力が散漫 ・思考力が低下
・集中力が低下 ・学習能力低下
・知能障害
など。

これらの症状を見て、当てはまる症状は、
いくつくらいありましたか?
私は、亜鉛と共通している症状も含めて、
大半の症状を体験しました。

これまでの記事をご覧になって、
勘のいい方は気づかれたかもしれませんが、
実は、血液の中には鉄以外にも、亜鉛、タンパク質、
ビタミンB群などが含まれています。

前に、セカンドオピニオンを受けたクリニックの院長から、
「(鉄欠乏性貧血を治すには)鉄だけ取ってもダメなんだよ」と
言われた話を書きましたが、
それは、鉄以外にも欠乏している栄養素が、
いくつもあるからなのです。

ところが、「鉄欠乏性貧血」という病名であるために、
治療において鉄剤だけを処方して、
治療をする医師がとても多いです。

また、ネットの情報も含め、
患者本人や一般の人たちの間でも、
「鉄分を補うと治る病気」という、
誤った認識をしている人が多く、
このことも、鉄欠乏性貧血が治りにくい
一因になっていると思います。

私自身も、栄養療法を通して、
医師や看護師から教わるまでは、
血液中に含まれる鉄以外の栄養素については、
まったく知りませんでした。

そのため、鉄欠乏にばかり気を取られ、
他の栄養素をきちんと補うことができずに、
欠乏状態が進んで数多くの症状を抱えてしまうという、
結果を招いてしまいました。

栄養素の欠乏が、私たちの体に与える影響は、
私たちが考える以上にとても大きいです。

また、いったん表に出てきた欠乏症状は、
その後、その栄養素を補っても、
なかなか簡単には治らないものも多いです。

だからこそ、今、あなたが抱えている症状が、
おもに何の栄養素の不足から来ているのかを、
きちんと把握して頂いて、
早めにしっかりと補ってほしいと願っています。

ビタミンB群や、タンパク質の欠乏症状については、
また改めてお伝えします。



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2017年01月23日

感情面や泣くことに関する症状の変化について

前回までの2回にわたって、
栄養療法開始後2週間に私に起きた、
おもに身体面での変化についてお伝えしました。

頭痛や胃の不調など、一部の体の症状においては、
症状がなくなったり軽減するなど、
意外に早く改善が見られました。

一方で、精神面や脳機能に関しては、
今もまだ一部の症状が残っており、
体に比べ回復が遅いと感じています。

サプリメントを飲み始めてから約1ヶ月間、
特に私が気になっていたのは、
「テンション」と「話すこと」に関する症状でした。

テンションに関しては、数ヶ月前の冬頃から
感情の喪失に伴い、全くテンションが上がらなくなり、
ずっと低い状態が続いていました。

サプリメントを飲み始めて間もなく、
体調が少し改善したこともあり、
気分がやや明るくなった、
落ち込んだ気分から立ち直りやすくなった、
などの良い変化はありましたが、
テンションはやはりがくんと落ちたままでした。

たまに友人たちに会い、
数時間、おしゃべりをしている間も、

1.テンションが全く上がらず、会話の輪に入れなかった。

2.珍しく、テンションがほど良く上がり、
  最初は楽しくおしゃべりができていたが、
途中から疲労感を感じ、最後はほとんど話せなくなった。

3.会話の最中、テンションが上がった反動で、
帰宅後に数時間(または数日間)、
  テンションががた落ちになった。

という、これら3パターンの中の、
いずれかの状態に陥ってしまい、
心の底から友人たちとの時間を楽しむことは、
まだできませんでした。

また1番長い時間、接している夫との会話の最中も、
言葉数は以前に比べて若干、増えたものの、
テンションが落ちているために、
クールな言い方になりがちで、温かみに欠けていると、
自分自身で感じていました。

今のサプリメントを飲み続けていたら、
元気だった頃と同じように、
友だちと楽しくはしゃいだり笑ったりすることが、
いつかはできるようになるのだろうか。

飲む前と比べ、症状にほとんど変化が表れなかったので、
内心、不安に思いました。


そうした中、感情に関する症状で
たった1つだけ、大きな変化が見られたのが、
「泣くこと」に関する症状でした。

それは、平成27年(2015年)4月26日、
サプリメントを飲み始めてから18日目のことでした。

この日、夫がレンタルビデオショップから、
映画「STAND BY ME ドラえもん」の
DVDを借りてきました。

実はこの半年前、映画館にこの映画を
私1人で見に行きました。

当時、「ドラ泣き」という言葉が流行った通り、
作中は感動的なエピソードの連続でした。
見ている最中に泣いたのをきっかけに、
映画館で号泣してしまい、見終わった後も、
この日は夜寝るまで断続的に泣き続けました。

そしてこの日以来、この映画の主題歌、
秦基博の「ひまわりの約束」を
街中やテレビなどで耳にするたびに、
所構わず涙が出て止まらなくなる状態が、
しばらくの間ずっと続きました。

そうしたことがあっただけに、
借りてきたDVDを夫が自宅で見始めたとき、
また同じ状態になってしまうのではと、
心配になりました。

ところが、その心配は杞憂に終わりました。
映画を見ている間も、
エンディングで「ひまわりの約束」を
聞いている間も、涙で目が少し潤んだ程度で、
泣くまでには至らなかったのです。

これには本当に驚きました。

それまで、1年以上にわたってずっと苦しんできた、
「涙がすぐに出る」「1度泣いたら止まらない」
という症状が、サプリメントを飲み始めて、
わずか約3週間で治まってしまったのですから。

あれから約2年が経ちました。
生理前に少し涙もろくなることは今でもありますが、
やはり目が潤む程度で、
号泣したのはわずか1回だけ。
「僕と妻の1778話の物語」という映画を見たときだけです。
このときも、映画を見終わるとすぐに泣き止みました。

栄養素がきちんと補われている状態では、
大人はそう簡単に泣かないものなのだと知りました。

同時に、映画を見て何時間も泣き続けたり、
泣きすぎて過呼吸を起こしたり、
時と場所に関係なく泣き続けていた自分が、
いかに尋常でない状態だったのかを思い知りました。


もう1つ、気になっていた「話すこと」に関する
症状については、この先の記事で
お伝えしようと思います。



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プロフィール
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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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