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2023年03月05日

エクササイズ・・・1

令和4年(2022年)1月12日、
血液検査の結果を主治医から聞いた後、
症状の経過の紙を読んでくれた主治医と、
こんなやり取りをしました。

「ご主人と喧嘩をしたら、
症状が(一時的に)良くなったというのが、
面白いですね」

「はい。ひどかったころもそうでしたが、
なぜか喧嘩をすると良くなります」

不思議なことに、
言葉を思うように話せなかった頃から、
なぜか夫と口げんかをしている時だけは、
いつもよりも速いスピードで、
言葉がスラスラと出てくるので、
不思議に思っていました。

私がそう話すと、主治医は、
「ということはやはり、
ドーパミンとノルアドレナリンが
足りていないということですね」
と言いました。

続いて、
「運動は何かしていますか? 歩いたりとか?」
と、私に尋ねました。

「はい。歩いたり、あとは週に1回、ヨガをしています」
「ヨガですか。ヨガですと、リラックスしてしまいますね。
筋トレはしていませんか?」

ヨガではなぜだめなのだろうかと、内心疑問に思いながら、
「はい、筋トレはしていないです」
と答えました。

コロナが流行するまでの1年半くらい、
私は隣の市内にあるジムに通っていました。
しかし、コロナの影響で休館してしまったため、
筋トレができずにいたのです。

すると主治医は、
「心拍数が上がる運動をしますと、
ドーパミンが出て集中力が上がるんですよ」
と、運動の効能を教えてくれました。

ウォーキングやヨガでは、
さほど心拍数が上がらないので、
筋トレをした方が良いのだと分かりました。


脳の神経伝達物質のうち、私の体内で
やはり不足しているセロトニンは、
5HTPのサプリを飲むことで、
間接的に増やすことが可能です。


しかし、ドーパミンに関しては、
サプリなどで意図的に増やすことが
できないと諦めていましたので、
筋トレで増やせると分かり驚きました。


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2023年02月14日

血液検査の結果(2021年11月)

令和4年(2022年)1月12日のことでした。
この日、私は前年の11月下旬に受けた、
血液検査の結果を聞きに、クリニックを受診しました。

診察が始まると、まずは主治医から結果の説明を
受けたのですが、開口一番、
「結果を見ましたが、今回はそんなに悪くないですね」
と言われました。

栄養療法を開始して8年目、医師から
このように言われたのは初めてのことでした。

実際、貧血に関する数値では、
ヘモグロビンは14.1、MCVは93.3と
正常の範囲内で、貯蔵鉄である
フェリチンも42まで回復していたため、
主治医からは、
「だいぶいい値になりましたね」
と言われました。


また、これらの数値から見て、
前の主治医が「赤血球の赤ちゃん」と表していた、
作られたばかりの赤血球の大きさも、
正常の大きさを維持できているとのことでした。

ようやく、あとはフェリチンが上がるのを待つばかり、
というところまで来ました。


また、これまでの間ずっと、
糖質を控えているにもかかわらず、
クリニックでの検査でも健康診断でも、
血糖値が高めであると指摘されていたのですが、
今回は数値がすとんと下がっていました。


これに関しては、実は検査を受ける2週間ほど前、
前にこちらでご紹介したことのある、
認知症の専門家、長谷川嘉哉医師のブログに、
「血糖値を下げるには桑の葉茶が効果的」
と書かれていたので、試しに
ドラッグストアで買って飲んでいたのです。


わずか2週間程度と短期間だったことと、
実際に血糖値が下がるのかが分からず、
結果を見るまでは半信半疑でしたが、
明らかに改善していたので驚きました。


主治医にもこの話をすると、
「へぇ、そうなんですか。知りませんでした。
ぜひ続けてみて下さいね」
と言われました。


今も、ほぼ毎日桑の葉茶を飲み続けているおかげか、
血糖値は正常の範囲内を維持できています。


一方、鉄以上にまだ不足しているのは、
亜鉛とナイアシンだと言われ、
栄養療法を継続することになりました。




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2022年12月02日

笑いに関する症状について・・・4

時期がさかのぼりますが、
令和2年(2020年)の5月頃から、
時々小さな笑い声が出るようになりました。

それまでは、笑い声が出たとしても、
のどがつっかえていて、笑い声が出にくいか、
まったく笑い声が出ない状態が
長く続いていました。

しかし、ようやくその違和感が薄れてきて、
前よりも笑い声が出やすくなりました。


当時は、コロナの感染防止対策により、
職場から自宅待機を命じられており、
同時期に在宅勤務になった夫と、
毎日よく話をしたり、毎晩映画を見たりして
のんびり過ごしていました。

それが脳にとっては良かったのかもしれません。


まだはっきりとした笑い声は出ないものの、
笑いたいときに、小さいながらも
笑い声が出るというのは、気分が良いものでした。


同じ年の夏頃には、はっきりとした笑い声が
一瞬だけ出たことが、数回ありました。
また時には小さいけれど、人にも聞こえるような
大きさの笑い声が出たりもしました。


翌年、令和3年(2021年)の1月になると、
調子が良い日にはたまに「ハハ」という、
短いけれどもはっきりとした声が出たり、
笑ったときに腹筋が動く時間が
少しだけ長くなるなど、上り調子が続きました。


春には、仲が良い人と話をしている時や、
バラエティ番組を見ている時などに、
ごくたまに、短時間に何度もはっきりとした
笑い声が出ることもありました。


体や脳の調子が悪い時期は、笑えなくなったり、
笑い声が出なくなるなどの波はありましたが、
この年の終わり頃には、夫や仕事関係の人たち、
店員さんなどとの会話中に、小さいながらも
笑い声がよく出るようになりました。


笑えなくなってから9年目のことでした。


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2022年10月26日

見当識障害・・・3

以前、年や月日、曜日などの感覚が
たまに狂ってしまって、
間違えてしまうことがあると、
お伝えしたことがありました。

https://fanblogs.jp/hinketu/archive/250/0?1666784304

https://fanblogs.jp/hinketu/archive/268/0?1666784247


この症状は、高次脳機能障害の1つ、
「見当識障害」と呼ばれるもので、
見当識とは、「自分が置かれている状況を
正しく認識する」ことをいいます。



私の場合は症状がごく軽く、間違えてしまうのは
日にちや曜日だけで、出現する頻度も少なかったのですが、
認知症患者さんや症状が重い方の場合は、
時間や場所、家族などの人の認識が
できなくなる場合もあるようです。


ただ、症状が軽いとは言っても、
感覚が狂ってしまっているときには、
誤った曜日や月の感覚で物事を判断してしまうため、
失敗をしてしまうことがありました。


たとえば、令和3年の8月中、
曜日の感覚がずれてしまったことがあり、
火曜日の生ごみの日に、水曜日に出すはずの
プラスチックごみを出してしまうという
失敗を犯してしまいました。


回収が終わった後、ゴミ箱に普通のごみが
溜まっているのを見て、
曜日の誤りとごみの出し間違いに気が付いたのですが、
なかなか曜日の感覚を修正することができず、
次の週にも同じ失敗をしてしまいました。


主治医にも、この症状について伝えましたが、
特に対処法などは教わらなかったことと、
私自身、困った症状だとはさほど思っていなかったため、
特別なトレーニングは行ないませんでした。


しかし、仕事を始めてからスケジュール管理を
きちんと行うようにしていたところ、
これが回復の助けになりました。


以前は、2つの仕事を掛け持ちしていましたが、
令和4年(2022年)の春から、
在宅でオンラインで行う仕事1本に絞りました。
それに伴い、ほぼ毎日、お客さんたちと
オンライン会議システムで会話をするようになりました。


ミーティングは、毎回決まった時間に
行われるわけではなく、午前中もしくは午後、
または午前中から午後にかけて行う場合もあるなど、
日によって実施する時間帯や開始時間が異なります。


そのため、時間を間違えて信頼をなくすことがないように、
カレンダーに予定を書いておき、
毎朝、見て確認をしたり、
スマホのスケジュール機能を活用し、
開始時間前にアラームを鳴らすなど、
慎重に予定を管理するようになりました。


こうして毎日、日にちと曜日を意識して
行動する習慣がついたことにより、
見当識障害の症状を克服することができました。


調べてみたところ、
高齢者施設や医療現場などでも、
見当識障害の患者さんに対して、
毎朝、カレンダーの日付に〇をつけてもらったり、
日にちや曜日を読み上げてもらうなどの
働きかけを行うそうです。

https://info.ninchisho.net/symptom/s30#id5-1


生きていくうえで、日にちや曜日の感覚というのは、
とても大切なものですので、
きちんと取り戻すことができて良かったと思いました。




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2022年10月23日

マルチタスク・・・2

前回、マルチタスクが苦手になっていた、
平成30年(2018年)の頃の状態について、
振り返ってお伝えしました。


主治医からの指示を受けた私は、
複数のことに手を付ける場合は、

1.3つ以上は手を付けない。
2.3つすべて終わったら、次のことを行う

というルールを自分で作りました。


また、時間に余裕があるときには、
1つのことに集中して作業するように心がけました。


始めは、趣味の手芸をしているときや、
興味のある本を読んでいるときなど、
限定した場面では集中できるけれど、
それ以外では持続しにくい状況でした。


しかし、他のことをやりたいという欲求に
駆られても、ぐっと我慢をして、
1つのことを終わらせる努力をし続けているうちに、
徐々に集中力が上がっていきました。


同時に、脳トレや暗算なども続けたところ、
短期記憶力にも改善がみられました。


これらを継続して行った結果、
平成30年(2018年)の春頃から、
台所で料理を作っている間、ごく自然に
2〜3品を同時に調理できるようになってきて、
トレーニングの効果を感じることができました。


ただし当時はまだ、この能力を発揮できるのは、
作り慣れている料理を作っているときに
限定されていました。


その翌年、令和元年(2019年)から仕事を始めました。
仕事では任された業務に対して、
それぞれ期限が設けられます。


これが、私にとってはとても効果的でした。
仕事では自分がやりたい、やりたくないという
好みに関係なく、その期日までに、
何としてもやり終えなければなりません。


おかげで、仕事を続けるうちに
以前よりも長時間、机で1つの作業を
行えるようになりました。
むしろ、没頭してやり続けてしまうようになり、
運動不足に悩まされるようになったほどでした。



また、業務を通して実践的に、注意力や記憶力、
実行力を鍛える場面が増えたことも、
脳を回復させるうえでプラスになりました。


その結果、令和3年(2021年)6月ごろには、
Aの作業をしているときに、
次に行う予定のB の段取りや時間配分を考え、
同時進行でBの下準備も
行えるようになるまで回復しました。


加えて7月になると、次々と入ってきた仕事に対し、
落ち着いて優先順位を決め、1つずつ、
または同時進行で取り組みながら、
全部をこなせるようになってきました。


これは、とても大きな良い変化でした。
それまでは、優先すべき事が分かっていても、
大変だったり難しい作業だったりすると、
やる気が出なくて後回しにしてしまい、
なかなか手が付けられなかったからです。



また、仕事や家事などにおいて、
これまでのやり方から効率の良いやり方に、
工夫して変えることができるようになるなど、
仕事をこなす能力が、
元気だった頃の状態にだいぶ近づきました。


さらには、在宅で仕事を行う合間に、
掃除などの家事もこなせる日が増えてきて、
夫からも
「最近、かなり調子が良くなってきたね」
と言われるようになりました。





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2022年10月21日

マルチタスク・・・1

前回まで、令和3年(2021年)の秋から冬にかけての
ことをお伝えしていましたが、
今回は少し時期がさかのぼります。


以前、「マルチタスク」が苦手になったという
ことをお伝えしました。

「マルチタスクに関する症状」
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/335/0


マルチタスクとは、同時に複数の事柄を
同時にこなすことをいいます。


たとえば、家事を例に挙げますと、
台所でやかんなどを火にかけながら、
洗濯機を回す。さらに、お湯が沸くまでに
時間的な余裕があれば、食卓の上を拭くなど。


このマルチタスクを行うためには、

1.自分が手を付けた行動を全部覚えておく。
2.時間配分を考えながら、集中して実行する。
3.順に、もしくは交互に作業をしながら、
 最終的に全てを完了させる

ことが不可欠で、短期記憶力や集中力、遂行力など、
複数の脳の機能が使われます。


平成30年(2018年)、脳の機能が
著しく低下していた頃の私は、
2つのことに手を付けたのに、
1つのことを行っている間にもう1つを忘れてしまい、
そのまま放置してしまうことがよくありました。

https://fanblogs.jp/hinketu/archive/240/0?1666351301


また、できないくせに次々と手を付けてしまい、
結果、すべてが中途半端になって、
全部をやり終えるまでに長時間かかってしまうことも、
毎日のようにありました。

https://fanblogs.jp/hinketu/archive/228/0


当時、主治医からは対処法として、
「最後まできちんと終わらせるようにして、
集中力を鍛えて下さい」
との指示を受けました。


長くなりましたので、次回に続きます。




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2022年10月19日

体調面での良い変化

毎年、私は11月の上旬から大掃除を始めます。
令和3年(2021年)の11月もそうでした。

今は仕事をしていますので、仕事の予定が
詰まっていない日を選び、できる日に頑張って、
なるべく集中的に進めていくことにしました。


大掃除以外にも、年賀状を書いたり、
雑用や日常の家事もこなさなければならず、
ふだんよりもずっと負荷が増しました。
しかし、例年のような、
疲れが溜まっていく状態にはならず、
だいぶ体力がついてきたと感じました。


また、気温がぐっと下がった日に、
風邪をひきかけたことが何度かあったのですが、
栄養のある物を食べて早めに就寝したところ、
翌朝には治っており自分でも驚きました。


まだ、頭を使う作業を長時間行ってしまうと、
頭痛がし始めたり、強い眠気に襲われて
眠ってしまうことはありますが、
それでも、前よりは耐久性がついてきて、
回復までの時間が短くなってきたと感じていました。


言語や記憶に関する症状については、
まだ困った症状が続いており、
これといった良い変化はありませんでしたが、
基盤となる体の調子が改善しているというのは、
とても良いことだと思いました。


ただ、1つ不安な点もありました。
それは、前回お伝えした子宮筋腫に関することでした。
11月下旬から生理が始まったのですが、
出血量がとても多く、
珍しく生理痛や悪寒も起こったため、
1週間ほど体調が悪い日が続きました。


その影響で、久しぶりに頭がぼーっとして、
モヤがかかったような状態になりました。
このような日は頭の働きが鈍くなり、
普段はしないようなミスをすることが増えます。


この時もそうでした。
11月30日に用事で銀行に行った際には、
書き慣れているはずの書類を書き間違えたり、
帰りに寄ったスーパーでは、
精算機でお釣りを取り忘れたまま帰ろうとし、
店員さんが追いかけてきて渡してくれたり。

他にも小さな失敗が続きました。


認知機能が特に落ちていた時期に、
経験したことのある失敗ばかりでしたので、
久しぶりに状態が悪かった頃の自分を思い出しました。


せっかく上り調子になってきたというのに、
生理のたびに出血量が多い状態が続いたら、
また症状がぶり返してしまうのではないかと、
不安になりました。




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2022年08月29日

子宮筋腫の再発・・・1

令和3年10月中旬のことでした。
8月下旬の生理以来、約2ヶ月間にわたり
基礎体温が低く、無月経の状態が続いたため、
10月14日にかかりつけの
レディースクリニックを受診しました。


このかかりつけのクリニックには、
子宮筋腫の摘出術を受けた後に通い始めました。
院長は、ある有名な大学病院の婦人科長を
されていた方です。


とても温厚で話しやすく、1人1人の患者に対し、
時間を掛けて丁寧に向き合ってくれるので、
心から信頼していました。


さて内診の結果、「無排卵状態」だと分かりました。
ストレスや年齢的なものが影響しているのでは、
ということでした。

それだけでもショックでしたが、
さらなる衝撃が私を襲いました。
子宮内膜に近い部分に
再び子宮筋腫ができていると言われたのです。


今回は粘膜下筋腫ではなく、筋層内筋腫でしたが、
「今後、前回の時と同様に、生理痛や過多出血の症状が
出始めるかもしれない」と言われたのです。
(先生には、前回の子宮筋腫の時の話を、
初診の時から何度かお伝えしていました)

過多出血が続いた末に、出血が止まらない状態に陥った、
8年前の悪夢が脳裏をよぎりました。



後日、先生から改めて、次のような説明を受けました。
「現在の子宮筋腫の大きさは2.8センチです。
しかし3センチを超えたら、治療を受けた方が
良いのではないかと思います。


生理が来ていないことに関しては、私としては、
徐々に間隔が空いてきていますので、
薬で無理に生理を起こすよりは、自然に終わらせた方が、
筋腫がより育たなくて済むのではないかと考えています」


ただし、生理がない期間が長く続くと、
血液が子宮の中に溜まってしまうため、
3ヶ月間、生理が来なかったらホルモン剤で生理を起こし、
排出する必要があるとのことでした。


実はこの年に入ってから、昨年までと比べ、
生理期間中の出血量が増えてきたように感じていました。


先生にそう伝えると、
「今後もしも、さらに出血量が増えるようなら、
貧血の状態を調べるため、
定期的に内科で血液検査を受けた方が良いと思います。
それで、もし数値が下がり続けるようなら、
もう1度、摘出手術を受けた方が良いかもしれません」
と、勧められました。


この時に先生が言った、
「貧血は、全身に悪影響を及ぼしますので」
という言葉が心に強く残りました。
誰よりもそれを知っているのは、私自身だったからです。


家に帰ってからネットで調べ、
閉経になれば子宮筋腫の成長は止まることと、
閉経の平均年齢は50歳頃であることを知りました。


私はまだ44歳(当時)。平均年齢と同じく
50歳で閉経するならば、あと6年もある。
今のままの大きさで、止まってくれることは
恐らくないだろうと思いました。


それでも、生理の期間が2ヶ月、3ヶ月と空く回数が
増えていったら、もしかしたら逃げ切れるかもしれない。
そんな期待も抱きました。


とにかく、これ以上大きくならないように、
今は願うしかないと思いました。




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オンラインによる講習会・・・2

前回、友人に誘われて、
オンラインの論語講座を
受講してみた話を書きました。

参加してみて、他の受講者の方たちのレベルが高いことに、
カルチャーショックを受けましたが、
数日経ったころ、気づいたことがありました。

それまでの間、私はずっと、記憶の中に残っている、
過去の「色々なことが普通にできていた自分」を目標に、
脳機能を回復させるための努力を重ねてきました。

他の人と比べることも、もちろんありましたが、
それよりも常に過去の自分を意識し続けていました。


しかし今回、数名の方々と一緒に学んだことで、
皆さんのお話をきちんと理解できて、
かつ自分自身も、同じくらいに流暢に
話せるようになればいいのだなと、
自分が目指すべき新たな目標が見つかりました。


そこで、正式に仲間に入れて頂いて、
以来、毎月1回、参加するようになりました。

講習会では、毎回、各自が自分の意見を
発表する機会があります。

初めのうちは、同じ文章を読んでいるのに、
他の人たちのように深く考察したり、
他の視点から見られずに、表面的に捉えてしまったりして、
まだまだ思考力が回復していないと感じていました。


3回目の12月には、事前にまとめておいた文章以外に、
勇気を出して、その場で考えた意見も発表してみました。
そうしたら、話しているうちにまとまりがなくなり、
何を言いたいのか自分でもよく分からなくなったため、
とりあえず結論を言って話を終わりにしました。


まだ元気だった頃のように、頭の中で整理しながら
人に伝えるのは難しいと感じました。
それと、終わった後で自分が発言した内容を
思い出そうとしたのですが、
ほとんど思い出せませんでした。


これらのことはショックではありましたが、
自分は今、まだこうした状態なのだなと、
比較的、冷静に受け止めることができました。


その後、続けていく中で、1つの大きな発見がありました。
それは他の人たちも、常に理路整然と話ができる
わけではないということでした。


たとえば、時には言い間違えが発生したり、
または、途中から話の内容が脱線してしまい、
「すみません。何だかよく分からない話に
なりましたので、これで終わりにします」
と、自分で話を打ち切ったり。


自分よりも、レベルが高いと感じていた人たちの
こうした姿を見て、意外に思うと同時に、
内心、他の人たちとの差が少し縮まったような、
そんな気持ちになりました。




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2022年07月24日

オンラインによる講習会・・・1

令和3年(2021年)8月のことでした。
近所に住む中国人の友人が、
1年くらい前から参加しているという、
中華系のコミュニティについて、
色々と話をしてくれました。


そのコミュニティには、
日本人の人たちも参加しており、
料理の講習会や季節のイベントなどを
開催していること。


また、孔子の論語を学ぶ「論語教室」も
オンラインで毎月1回、開催されており、
彼女も少し前からその教室で、
中国人や日本人の参加者たちと
楽しく学んでいるとのことでした。


「のりこさんは、論語に興味はありますか?
一緒に参加してみませんか?」
と誘われ、心が動いた私は、
「はい。できれば1度参加してみたいです」
と答えました。


10月30日、初めて論語教室に参加しました。
事前に、この日に学ぶテキストの範囲を教わりましたので、
軽く意味や読み方などを調べてから臨みました。



その教室では、毎回5篇の孔子の言葉を学習します。
まず参加者は順に1人ずつ、
代表で1篇の文章と現代語訳を読み上げ、
自分なりの解釈や感想を発表します。


その後は、自由に他の人たちも
意見や感想を述べ合ったり、
合間に中国人の方が内容や時代背景、
その時の状況などについて、
詳しく説明をしてくれたりして、
みんなで一緒に理解を深めていく。
こんな流れで行われました。


初回でしたので、見学のつもりで聞いていたところ、
途中、とつぜん司会者の方から2度、名指しで当てられ、
「この文についてどう思いましたか?」
と尋ねられました。



事前に紙にまとめていた感想を読み上げたところ、
司会者から突っ込んだ質問をされてしまいました。
戸惑いながらも、何とか答えて切り抜けましたが、
久しぶりに味わう緊張感に、胸がドキドキしました。


他の参加者たちは、大学で講師をされている方や、
外資系企業に勤めている方、中国語教室の先生など
博識な方が多く、自分は場違いなところに
加わってしまったのではないかと思いました。


会話のレベルも高く、中国人の方の説明や、
他の人たちが話す感想などの内容が理解しきれず、
論語に初めてきちんと触れる私には難しいと感じました。


しかし、人前で文章を読み上げたり、
自分の感想を人に伝えるという機会は、
日常生活ではなかなかありません。
これは貴重な機会であり、続けていけば
話すトレーニングになるのではないか。

それに、本場の方から中国文化を学べるのは、
有り難いことではないだろうか、とも思いました。






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2022年06月04日

言語に関する症状について・・・2


前回、令和2年の夏頃に残っていた、
「話すこと」と「書くこと」に関する
症状について、お伝えしました。


前回の最後のところで、
「人と話す時間が増えれば増えるほど、
メールや文章を書く時間が増えれば増えるほど、
脳の言語野が刺激されるので、
症状が良くなっていくのではないか」と、
期待していたと書きました。


ところが現実は厳しく、
そう思い通りにはなりませんでした。


話しすぎても、脳が疲れて逆効果になるらしく、
少し改善しては、また症状がひどくなる
ということを繰り返し続け、
翌年の令和3年(2021年)に入っても、
ほとんど状態は変わらないままでした。


この頃からは、症状がひどくなると、
「今日はさ・・・寒い日だった」とか、
「○○にい・・・行ってきました」
のように、勝手に途中の言葉の1音目で
途切れることが多くなり、
話しにくさに悩まされました。


また、同年9月頃には、一時的ではありましたが、
「存在」が「そんさい」、
「ガイドさん」が「かいとさん」になるなど、
なぜか濁音が清音になってしまうという、
不思議な症状も初めて体験しました。


いったい何をしたら良くなるのかが
ずっと掴めずにいましたので、
言い訳になりますが、こちらのブログも
なかなか更新ができなくなりました。


劇的に良くなるのではなく、
この先も一進一退を繰り返しながら、
いつかは良くなるのだろうか。

そう思うようになっていたところ、
令和3年の冬頃から、ようやく少し、
変化の兆しが見られはじめました。

きっかけは、オンラインでの講習会でした。


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2022年04月27日

言語に関する症状について

このところ、記憶力をテーマにした投稿が
続いていましたが、今回は言語について、
お伝えしようと思います。


まず、話すことに関してですが、
令和2年(2020年)の夏頃もまだ、
下記のような症状に悩まされていました。


1.話す時に言葉がつっかえる。

2.時々、どもってしまう。

3.言いたいこととは違う、関係ない言葉が
 勝手に口から出てきてしまう。
 (「トマト」を「いちご」と言ったり、
 「映画」を「アメリカ」と言ってしまうなど)

4.言いたい単語の音を微妙に言い間違える。
 (例「きょうさいねんきん(共済年金)を
 「きょうせいねんきん」と言ってしまうなど)

4.特に、話し始めに言葉がもつれる。

5.たまに、自分でも意味の分からない言葉が、
 勝手に口から出てきてしまう。

6.話す時にぎこちなさがある。

7.話し始める時に、言いたい言葉はあるのに、
 初めの一語が出にくいことがある。


また、「書く」ことに関しても、話す時と共通した、
次のような症状が残っていました。

1.文字を書いているとき、なじみのある漢字や熟語を
 瞬時に書けないことがある。

2.存在しない漢字を書いてしまう。

3.音がよく似た漢字を間違えて書いてしまう。
  (例「買った」を「書った」と書いてしまったり、
   「路上」を「土壌」と書くなど)

5.思っていることや考えをきちんとした文章で
 表現することが難しい。


これらは全て、失語症の症状です。

これらの症状の他、
「慣用句やことわざなどを瞬時に正しく思い出せない」
「単語を思い出すまでに時間が掛かる」
という、記憶力も絡んだ症状も残っていました。


主治医からはよく、
「言語に関する症状は、
回復するまでに時間が長く掛かるんですよ」
と、診察時に言われていましたが、
本当にその通りでした。


元々の私は、人とおしゃべりをするのが
大好きだったのに、会話中、
スムーズに言いたいことを伝えたり、
書くことができない状態が、
もう何年も続いていました。


自宅で療養をしていた期間中は、
話す相手はおもに夫と友人たちでしたが、
令和元年(2019年)の冬に社会復帰をしてからは、
仕事関係の人たちとも話すようになりました。



また、自宅で自分で行っている仕事でも、
コロナ渦をきっかけに、特にこの年の夏以降、
オンラインでお客さんと交流することが増えていき、
以前よりもずっと日常生活で「話す」機会が
多くなりました。


人と話す時間が増えれば増えるほど、また、
メールや文章を書く機会が増えれば増えるほど、
脳の言語野が刺激されるので、
症状は良くなっていくのではないか。


私はそんな大きな期待感を持ちながら、
日々の仕事をこなしていました。




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2022年04月06日

バランスを意識して生活する。

英文を書くようになった7月以降、
日々の生活で行う活動がだいぶ定まり、
一定のリズムを保ちながら
過ごすようになりました。


生活の中心はやはり仕事でした。
以前から自分で行っていた仕事と、
人から依頼されて始めた仕事を
掛け持ちしていたため、
日々、やることが色々とありました。


仕事ではおもに、「人と話す」「人の話を聴く」
「文章を書く」という機能を使っていました。


仕事以外では、週に2,3度くらい、
ブレインHQでおもに脳の処理速度の
トレーニングを行っていました。


夜は、前述したように記憶力を向上させるために、
英語を書く練習。また隙間時間には、
記憶力や注意力、遂行(実行)機能を向上させるため、
アプリを使った詰め将棋や英単語の学習を続けました。



休日や、時間にゆとりがある日は、
趣味と聞き取り能力の向上を兼ねて、
録画していたドラマや映画をかなりよく見ていました。


以前に比べると、だいぶ回復はしたものの、
やはりまだ聞き取りにくい言葉や、
聞き取れない言葉があり、そのようなときには
字幕を表示させ、文字と照らし合わせながら、
その音に聞こえるまで繰り返し聞き直したり
していました。


また時々は、以前もしていたように、
俳優のセリフを口まねする、シャドーイングの
トレーニングをしていました。


その他、「文字を読む」機能を維持させるため、
時々、読書も行っていました。


このように、新たなことを始めるのではなく、
以前から行なっていて、私にとって効果的だと
感じていたことを、仕事をしながら
毎日の生活の中で根気強く続けていきました。


その際、回復する脳機能に偏りが出ないように、
なるべく活動中に使われる
脳の機能のバランスを意識しながら、
これらのことに取り組むようにしていました。




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2022年03月17日

文章を覚えるトレーニング・・・6

7月から、「書く英語 基礎編」の本を使い、
文章を覚えるトレーニングを
始めてから1ヶ月後の8月、
早くも記憶力の改善を感じる出来事を
いくつも体験しました。


まずは、8月6日朝のことでした。
自転車で出かけようとしたら、
自宅の駐輪場に自転車がありませんでした。
一瞬頭が真っ白になりましたが、
すぐにどこかに置き忘れてきたと気がつきました。


以前から時々、同様のことがありました。
前は行った場所を可能な限り頑張って思い出し、
片っ端からお店などに電話を掛けたり、
歩いて探し回ったりしていました。


しかし、この日は冷静に前日の行動を振り返り、
10秒くらいで最後に行った場所を
思い出すことができました。
すぐに行ってみると、自転車がありました。


その後も、置き忘れは時々発生しましたが、
そのたびにやはり、
すぐに思い出すことができました。



8月16日には、職場の上司から、
5日前の仕事の件でメールが届いた際、
その日に行ったことや、職場の人と交わした
会話の内容などを、割合はっきりと思い出せて、
その場で返事を送ることができました。


5日経っても、記憶がだいぶ残っていたことに、
驚くと同時にうれしさを感じました。


他にも、家の中で物が見つからないときに、
短時間で自分が置いた場所を思い出せたり、
会話中、前に覚えた内容を
正確に思い出して伝えられる回数が増えるなど、
嬉しい出来事が続きました。


毎日、こつこつと努力してきたことの成果が、
こうして分かる形で表れると、
続ける意欲が増すものです。


症状の改善に対する手応えと、
英語を学習する楽しさを味わいながら、
その後もほぼ毎晩、
夕食後に英語の勉強を続けました。


そうして、始めてから約5ヶ月後の12月9日、
とうとう1冊全部の学習が終わり、
大きな達成感を味わいました。


ただ、1回学習しただけでは、
きちんと身についていないと思いましたので、
どの文章もスラスラ書けるようになるまで続けようと思い、
数日後からは復習を始めました。






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2022年02月27日

文章を覚えるトレーニング・・・5

前回の続きです。

最初のうちは、中学1年レベルですので、
ほとんど間違えずに順調に進みました。
むしろ、物足りなく感じるくらいでした。


ところが、少しずつ進むにつれて、
中学レベルの文章であっても、
「the」を付け忘れたり、反対に必要なかったり、
表現の仕方を間違えていたりして、
ミスをするようになりました。


さらに進むと、難易度が増していき、
ネイティブが使う表現をよく知らなかったため、
添削の結果、ノートが訂正で真っ赤になることも、
珍しくなくなりました。


その日のうちに問題を解き直して復習をし、
一晩経ったその翌日、改めて同じ問題を解いてみると、
再び間違えた場合も、ペンで直す箇所が減ったり、
2回目は正解できたりと、変化が見られました。


中には、なかなか覚えられない
文章もありましたが、
3、4日間、繰り返し書くうちに、
誤答の数が減っていき、
やがては全問正解できました。


このように、怖れていたほどには、
今の自分は新しいことを覚えられない
状態ではないことが分かり、
安心すると同時に気分が明るくなりました。


元気だった頃もやっていたように、
繰り返し、繰り返し、
反復しながら前に進んでいけば、
前よりは時間が掛かるものの、
単語だけでなく文章も、
記憶に残るということが実感できたからです。


そのため、たとえ初回にノートが
訂正で真っ赤になったとしても、
落ち込むことがなくなってきて、
むしろ、前向きな気持ちで
解き続けられるようになりました。



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2022年02月10日

文章を覚えるトレーニング・・・4

文章を書くトレーニングとして選んだ
「書く英語 基礎編」の本は、
180個の項目に分かれており、
巻末には、復習を兼ねた
総合問題のテストがついていました。


180個の各項目では、
中学、高校で習う文法などについて、
丁寧な説明とともに、各10個前後の
練習問題が載っています。


加えて総合問題では、全部で約400個の
英文を書かなければならず、
つまりはこの1冊で、2000個以上の英文を
書くこととなります。
結構なボリュームの本でした。


この本の特徴は、
日本語の文章を直訳するのではなく、
ごく自然な、アメリカ人が使う言い回しで
表現できるように練習するという点にありました。


そこで、1回目は勉強のために、
各項目に丁寧に付けてくれている例文も、
全部書くことにしました。


大学ノートに、「I am ○○」という文章を
書くところから始めたのですが、
全部終わるまでに、いったいどれくらい掛かるのか。
挫折せずに、最後までやり通せるのかと、
始めた当初は不安に思っていました。







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2022年01月28日

文章を覚えるトレーニング・・・3

前回は、20年前に通っていた話し方教室での
話を書きました。今回はその続きです。


当時、私の記憶力が向上したのには、
もう1つの理由が考えられました。

その教室には、やはり先生の方針で、
「講習会の中でノートを取るのは禁止」
というルールがありました。


これについて、初回に先生は受講生たちに、
「聞いたことを全てノートに書き取ろうとすると、
そちらに意識が集中してしまって、
人の話をきちんと聴くことができない。

本当に覚えなければいけないと思う大切なことは、
ノートに書かなくても記憶に残るもの。
だから、覚えていることだけを、
家に帰ってからノートに書いてください」
と、理由を説明してくれました。


このやり方も実行し、
毎回、講習会から帰るとすぐに、
覚えたことを可能な限り思い出し、
ノートに記録し続けました。


当時、これらの2つを続けたことが、
記憶力の向上や人の話を集中して聞く能力、
聞いたことをしっかりと覚える能力の発達において、
非常に良い影響を与えたのだろうと思っています。


この経験があったのと、主治医からも、
「元のように話せるようになりたいのなら、
話す練習をしないと」
と、前から言われていたことから、
再び同じことをしてみたら、
記憶力や話す力を回復させ、
話す際のたどたどしさも軽減させられるのではないか。
そう考えました。


ところが、なかなか実行には至りませんでした。

というのも、かつては「人前で話す」という
確固たる目的があり、「話のテーマ」も
毎回、先生から与えられていました。


ところが今回は、自分でテーマから考える必要があり、
なおかつスピーチを作ったとしても、
発表する場がありませんので、張り合いがなく、
モチベーションが全く上がらなかったのです。


本当は、やった方がいいのだけれど・・・。
内心、そう思い続けていた時に出会ったのが、
「書く英語」の本でした。


「話す」と「書く」では使う機能が違うけれど、
「文章を覚えてアウトプットする」という点では、
共通しています。


「実際に書いて覚える」のと、
「頭の中で作った文章を覚えて声に出す」のでは、
明らかに後者の方がレベルが高いため、
いきなり実践するのは、今の私にはまだ
負担が大きすぎます。


そこで、まずは「書く」ことから始めるというのは、
順番として正しいだろうと思いました。


なおかつ、問題の答えを正確に覚えて
書けるように努力を重ねていけば、
記憶力も向上させることができるはず。


そう思った私は、前述のように、
「正解の文章を書けるようになるまでは、
先に進まない」というルールを設け、
さっそく実行に移しました。





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2022年01月24日

文章を覚えるトレーニング・・・2

前回は、「書く英語 基礎編」という本を
図書館で借り、英作文の勉強を始めた、
というところまでお伝えしました。


実は2年くらい前から、実行はしませんでしたが、
「書いて覚える」のではなく、
2分で話せるくらいの分量の文章を考え、
それを暗記して話すトレーニングを
したらどうだろうかと考えていました。


これには理由がありました。
ちょうど20年前、私は知人の紹介で、
ある話し方教室に8ヶ月間、
毎週通っていました。


そこの教室では、
1.スピーチの持ち時間は1人2分以内。
2.受講生はみんなの前で、紙を見ないで順番に話す。
というルールがありました。


始めに原稿を書いて、それを覚えるという
やり方の人もいましたが、
私は先生の教えに従い、
スピーチ原稿は作りませんでした。


先生が、
「原稿を完璧に覚えてしまうと、
本番で一部思い出せなかったときに、
頭が真っ白になってしまって、
何も言えなくなる場合があるからお勧めしない」
と言ったからです。


代わりに頭の中で、始めに「スピーチのテーマ」、
「出だしのスタイル」、「話の流れ」を考えてから、
肉付けしてスピーチを完成させるという、
スタイルでやり通すことにしました。


完成したスピーチは、本番までの間、
歩いている最中や、家事をしているときなどに、
繰り返し口に出して練習してから、
当日みんなの前で披露していました。
これを8ヶ月の間、ずっと続けました。


すると、最初の頃は内容が薄く、
合間に「えー」とか「あの」という言葉が
よく入っていたのが、だんだん慣れてくるに従い、
スムーズに言葉が言えるようになりました。


加えて、考えたスピーチを覚えるまでの時間が
徐々に早くなり、覚えやすくなりました。


記憶力が向上したのには、もう1つ理由がありました。
長くなりましたので、この続きは次回、お伝えします。



※仕事で忙しかったため、更新を1ヶ月以上
お休みしてしまい、申し訳ありませんでした。
今後も更新を続けますので、
気長におつきあい頂けましたらうれしいです。
よろしくお願いいたします。




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2021年12月18日

文章を覚えるトレーニング・・・1

前回は、短期記憶の症状に、
はっきりとした改善が
見られ始めたという話をお伝えしました。


症状の改善に良い効果をもたらしたと思われるのは、
緊急事態宣言下にほぼ毎日行っていた、
英単語のアプリを使った単語の学習でした。


この頃、英会話を習っているアメリカ人の先生に、
そのアプリを見せたところ、
「良いものを見つけたわね」
と褒めてくれた後で、こう言われました。
「単語を覚えたら、次は英作文の練習をするといいわ」と。


この言葉を受けて、Amazonで
英作文に関する学習本を探していた私は、
ある1冊の本を見つけました。

それは、「書く英語 基礎編」(松本亨著)
という本でした。


評価が星四つと高評価で、レビューには
「一生ものです。この本に出会えて、本当に良かった」
「この本を読んで、(海外の)取引先から
褒められる(ビジネスの)手紙が書けるようになりました」
というようなコメントが書かれていました。


ただ、この本が果たして
自分に合うかどうかは分からなかったので、
まずは図書館で借りることにしました。


数日後、届いた本を見て驚きました。
240ページもある分厚い本で、
膨大な練習問題が載っていたからです。


最後までやり通せるのだろうか。
一抹の不安を感じながらも、
ノートを買ってきた私は、
はじめに学習のルールを決めました。

1.可能な限り毎日学習する。
  ただし、無理はしない。

2.正解の文章を書けるようになるまでは、
  先に進まない。


そうして、さっそく英作文の学習を始めました。




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2021年11月24日

短期記憶に関する良い変化

令和2年(2020年)7月頃から、
あるうれしい変化が起こりました。

それは、短期記憶力の改善でした。


数多くの症状の中で、記憶力の回復が一番遅れていて、
これまでにも何度もお伝えしてきたように、
私の記憶力の低下が原因で、夫と私は
これまで様々なトラブルを体験してきました。


ところがこの頃から、まずは短期記憶力が
良くなってきていると、はっきりと
感じられる出来事が起こり始めました。


まずは仕事の場において、人と交わした会話の内容や、
相手から受けた質問内容などについて、
1〜2日以内に振り返ったときに、半分くらいは
メモを見なくても思い出せるようになってきました。


調子が良い時には、人とやり取りした時の会話を、
頭の中で部分的にいくつか
再現できるようにもなってきました。


2時間くらいであれば、人と交わした会話を
最初から最後まで、テープレコーダーのように
再現できていた元の状態と比べれば、
まだほど遠い状態ではありますが、
思い出せる時間や量が増えていると
実感できたのは、とてもうれしいことでした。


実はこれまで約1年半にわたり、
仕事が終わると毎回、自宅で時間を掛けて、
メールでその日の仕事内容の詳細について、
上司などに報告し続けてきました。


仕事の始めから終わりまでの内容について、
資料やメモを頼りに思い出し考えながら、
文章にまとめ続けてきたことが、
脳にとって、とても良いトレーニングとなり、
その効果がようやく表れ始めたのだろうと思いました。


また、ワーキングメモリの機能に関しても、
同様に良い兆しを感じさせる出来事が
ありました。


7月6日、粗大ゴミの回収をお願いするため、
市役所に電話をして申込をしたところ、
受付の方から231という受付番号を伝えられました。


この番号は、回収してもらう際に、
ゴミに貼るシールに書かないといけないため、
きちんとメモをしておきました。


ところが2日後、コンビニで回収代金を支払った後、
受け取ったシールにいざ番号を書こうとしたら、
どうやらメモをうっかりゴミ箱に捨ててしまったようで、
見つかりませんでした。


以前の状態でしたら、自力で番号を思い出すことは
できなかったでしょうが、この時は違っていました。
すぐに231を思い出すことができたのです。


念のために、市役所に電話を掛けて確認をしたら、
ちゃんと合っており、自分の記憶力に対し、
自信が少し戻りました。


これに関しては、自粛期間中に集中的に行っていた、
アプリを使った英単語学習の効果が、日常生活にも
表れ始めたのかもしれないと思いました。




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プロフィール
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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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